飯島瓦屋根工事、社寺の耐震改修として土葺き工法からの葺き替え工事を推進
[12/02/28]
提供元:@Press
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飯島瓦屋根工事(所在地:埼玉県深谷市、1893年創業、代表者:飯島 武雄)は、華蔵寺(埼玉県深谷市)の土葺き工法による鐘楼門を葺き替えることにより、単位面積当たりの屋根重量を72.6%軽減いたしました。これまで耐震改修が進んでいなかった社寺建築物における耐震性向上を推進し、合わせて本葺き仕様一体瓦(以下、一体瓦)の採用により、社寺建築物の価値向上を実現します。
※「本葺き工法」、「一体瓦工法」については資料1を、「土葺き工法」については資料2をご参照願います。
資料1: http://www.atpress.ne.jp/releases/25299/1_5.pdf
資料2: http://www.atpress.ne.jp/releases/25299/2_6.pdf
■背景
東日本大震災によって多くの住宅が被害を受けたことは記憶に新しいところです。当該震災をきっかけとして、一般住宅においては耐震改修を促進するための措置が行政を中心として行われていますが、社寺においてはまだこうした取り組みがなされていません。社寺は構造上地震に抵抗するための耐力壁を効果的に設けることが難しいなどの問題が存在しますが、屋根の軽量化が耐震改修に効果的なケースが多数存在します。
■社寺建築物において耐力壁を効果的に設けることが困難な理由
社寺の代表的な建物である本堂を例に挙げます。
・入口が含まれる壁面は開口部がほとんどで、あまり耐力壁を設けることができない
・他の外周部壁面においては、十分耐力壁を設けることが可能ですが、住宅とは違い、本堂内の空間には耐力壁を設けることは困難
・4つの外周部壁面の1つに耐力壁を用いることができないことにより、耐力壁のバランスも良くない
■葺き替えることが耐震化につながる社寺建築物
社寺建築物は建築後数100年にわたり利用されることが珍しくなく、戦前に建てられたものの中には土葺き工法により工事されたものが多くあります。こうした建物は土葺き工法によって屋根重量が最新の工法を採用した場合の数倍に達していることから、重量増の原因となる土葺き工法で施工された屋根を最新の工法で葺き替えて軽量化することが耐震改修を図る有力かつ、現実的な手段となります。
■軽量化の効果
土葺き工法のm2あたりの総重量は189.4kg、一体瓦工法の場合は52.0kg。72.5%の軽量化に成功しています。その要因は次の2点を挙げることができます。
・土葺き工法におけるm2あたり重量の63.4%を占める葺き土の重量を、一体瓦工法では40分の1に減らすことができる
・一体瓦工法では、工事に必要な瓦の枚数自体も減らすことができ、瓦の重量自体も土葺き工法の70.6%に抑えることができる
※数値に関しては資料3ご参照願います。当社試算の数値となります。
資料3: http://www.atpress.ne.jp/releases/25299/3_7.pdf
■社寺建築物の価値向上
屋根は社寺の顔ともいえる存在です。現在、文化財級の社寺では本葺き工法を採用しているケースが多く、その理由は仕上がりの重厚感にあります。屋根の仕上がりが社寺建築物の価値を左右する好例です。一体瓦工法と本葺き工法を一般の方が見分けることは困難で、一体瓦工法の採用により、屋根を壮麗に仕上げ、社寺建築物の価値を向上させることが可能です。
※写真1、2、3、4の華蔵寺鐘楼門の葺き替え前、葺き替え後の画像をご参照願います。
写真1: http://www.atpress.ne.jp/releases/25299/1_1.jpg
写真2: http://www.atpress.ne.jp/releases/25299/2_2.jpg
写真3: http://www.atpress.ne.jp/releases/25299/3_3.jpg
写真4: http://www.atpress.ne.jp/releases/25299/4_4.jpg
■一体瓦工法に対する市場の反応
当社が一体瓦を積極的に展開し始めた2000年以降、社寺の新築物件の受注件数のうち75.0%が一体瓦での施工です。一体瓦を提案したことが決め手になって受注に至ったケース、また、本堂の葺替えをご検討の太田のご住職からは製品名そのものについて意見を求められたことがあり、当社の商圏である群馬県東毛地区、埼玉県北部地域の社寺では、一体瓦についての認識が深まっていると考えられます。
■一体瓦の特徴
・土葺き工法と比較して屋根が軽量化することができる
・本葺き工法に近い重厚感のある仕上がりが可能
・本葺き工法に使う2種類、3枚の瓦が1体化しているので本葺き工法に比べて屋根が丈夫になり、また工程が簡略化されることに伴い、工期の短縮が可能であるとともに工事費用の圧縮が可能
■当社が一体瓦による葺き替え工事を積極展開する理由
・現在でも土葺き工法のままで、葺きかえられていない社寺建築物はかなり存在し、こうした建物においても耐震化を進め、後世に残すべき建築物を保護したいと考えていること
・少子高齢化により社寺の財政状況が悪化して行くことは必至の情勢であり、建築物の寿命を延ばすという意味でも古い社寺の葺き替え工事が必要であること
・社寺の建築物の見せ場である屋根の高付加価値化により後世に価値の高いものを残したいと考えていること
・長引く不況の結果、一般住宅においてはローコスト化が進み本当の建築というものから乖離しつつあり、私たちなりの建築を後世に残したいと考えていること
■今回の工事について
これまでにも華蔵寺においては深谷市重要文化財である大日堂をはじめとして複数の工事に携わった経緯もあり、ご住職から本葺きについて意見を求められた際には、一体瓦をご提案いたしました。ポイントは以下の2点です。
・今回工事の完了した鐘楼門では、屋根勾配が急で本葺き工法よりも丈夫な一体瓦工法の方が適していると判断したこと
・築後323年経過しているため、本葺きよりも軽量化が図れる一体瓦が適していると判断したこと
■今後の取り組み
従来の本葺きとの比較では大幅なコスト削減に成功している一体瓦ですが、一般住宅に用いられる日本瓦を用いた工法との比較ではまだ割高感があるため、当社の施工データをもとにメーカー側とさらなる製品の向上をはかり、一層のコスト削減を実現する所存です。
■飯島瓦屋根工事 会社概要
(1)商号 : 飯島瓦屋根工事
(2)代表者 : 飯島 武雄
(3)所在地 : 埼玉県深谷市新井348-13
(4)設立年月日 : 1893年
(5)主な事業内容: 瓦屋根工事
(6)URL : http://www.yane-reform.jp
※「本葺き工法」、「一体瓦工法」については資料1を、「土葺き工法」については資料2をご参照願います。
資料1: http://www.atpress.ne.jp/releases/25299/1_5.pdf
資料2: http://www.atpress.ne.jp/releases/25299/2_6.pdf
■背景
東日本大震災によって多くの住宅が被害を受けたことは記憶に新しいところです。当該震災をきっかけとして、一般住宅においては耐震改修を促進するための措置が行政を中心として行われていますが、社寺においてはまだこうした取り組みがなされていません。社寺は構造上地震に抵抗するための耐力壁を効果的に設けることが難しいなどの問題が存在しますが、屋根の軽量化が耐震改修に効果的なケースが多数存在します。
■社寺建築物において耐力壁を効果的に設けることが困難な理由
社寺の代表的な建物である本堂を例に挙げます。
・入口が含まれる壁面は開口部がほとんどで、あまり耐力壁を設けることができない
・他の外周部壁面においては、十分耐力壁を設けることが可能ですが、住宅とは違い、本堂内の空間には耐力壁を設けることは困難
・4つの外周部壁面の1つに耐力壁を用いることができないことにより、耐力壁のバランスも良くない
■葺き替えることが耐震化につながる社寺建築物
社寺建築物は建築後数100年にわたり利用されることが珍しくなく、戦前に建てられたものの中には土葺き工法により工事されたものが多くあります。こうした建物は土葺き工法によって屋根重量が最新の工法を採用した場合の数倍に達していることから、重量増の原因となる土葺き工法で施工された屋根を最新の工法で葺き替えて軽量化することが耐震改修を図る有力かつ、現実的な手段となります。
■軽量化の効果
土葺き工法のm2あたりの総重量は189.4kg、一体瓦工法の場合は52.0kg。72.5%の軽量化に成功しています。その要因は次の2点を挙げることができます。
・土葺き工法におけるm2あたり重量の63.4%を占める葺き土の重量を、一体瓦工法では40分の1に減らすことができる
・一体瓦工法では、工事に必要な瓦の枚数自体も減らすことができ、瓦の重量自体も土葺き工法の70.6%に抑えることができる
※数値に関しては資料3ご参照願います。当社試算の数値となります。
資料3: http://www.atpress.ne.jp/releases/25299/3_7.pdf
■社寺建築物の価値向上
屋根は社寺の顔ともいえる存在です。現在、文化財級の社寺では本葺き工法を採用しているケースが多く、その理由は仕上がりの重厚感にあります。屋根の仕上がりが社寺建築物の価値を左右する好例です。一体瓦工法と本葺き工法を一般の方が見分けることは困難で、一体瓦工法の採用により、屋根を壮麗に仕上げ、社寺建築物の価値を向上させることが可能です。
※写真1、2、3、4の華蔵寺鐘楼門の葺き替え前、葺き替え後の画像をご参照願います。
写真1: http://www.atpress.ne.jp/releases/25299/1_1.jpg
写真2: http://www.atpress.ne.jp/releases/25299/2_2.jpg
写真3: http://www.atpress.ne.jp/releases/25299/3_3.jpg
写真4: http://www.atpress.ne.jp/releases/25299/4_4.jpg
■一体瓦工法に対する市場の反応
当社が一体瓦を積極的に展開し始めた2000年以降、社寺の新築物件の受注件数のうち75.0%が一体瓦での施工です。一体瓦を提案したことが決め手になって受注に至ったケース、また、本堂の葺替えをご検討の太田のご住職からは製品名そのものについて意見を求められたことがあり、当社の商圏である群馬県東毛地区、埼玉県北部地域の社寺では、一体瓦についての認識が深まっていると考えられます。
■一体瓦の特徴
・土葺き工法と比較して屋根が軽量化することができる
・本葺き工法に近い重厚感のある仕上がりが可能
・本葺き工法に使う2種類、3枚の瓦が1体化しているので本葺き工法に比べて屋根が丈夫になり、また工程が簡略化されることに伴い、工期の短縮が可能であるとともに工事費用の圧縮が可能
■当社が一体瓦による葺き替え工事を積極展開する理由
・現在でも土葺き工法のままで、葺きかえられていない社寺建築物はかなり存在し、こうした建物においても耐震化を進め、後世に残すべき建築物を保護したいと考えていること
・少子高齢化により社寺の財政状況が悪化して行くことは必至の情勢であり、建築物の寿命を延ばすという意味でも古い社寺の葺き替え工事が必要であること
・社寺の建築物の見せ場である屋根の高付加価値化により後世に価値の高いものを残したいと考えていること
・長引く不況の結果、一般住宅においてはローコスト化が進み本当の建築というものから乖離しつつあり、私たちなりの建築を後世に残したいと考えていること
■今回の工事について
これまでにも華蔵寺においては深谷市重要文化財である大日堂をはじめとして複数の工事に携わった経緯もあり、ご住職から本葺きについて意見を求められた際には、一体瓦をご提案いたしました。ポイントは以下の2点です。
・今回工事の完了した鐘楼門では、屋根勾配が急で本葺き工法よりも丈夫な一体瓦工法の方が適していると判断したこと
・築後323年経過しているため、本葺きよりも軽量化が図れる一体瓦が適していると判断したこと
■今後の取り組み
従来の本葺きとの比較では大幅なコスト削減に成功している一体瓦ですが、一般住宅に用いられる日本瓦を用いた工法との比較ではまだ割高感があるため、当社の施工データをもとにメーカー側とさらなる製品の向上をはかり、一層のコスト削減を実現する所存です。
■飯島瓦屋根工事 会社概要
(1)商号 : 飯島瓦屋根工事
(2)代表者 : 飯島 武雄
(3)所在地 : 埼玉県深谷市新井348-13
(4)設立年月日 : 1893年
(5)主な事業内容: 瓦屋根工事
(6)URL : http://www.yane-reform.jp