急増するメンタル疾患に対応するために、健康管理の担い手である保健師等への体系的な教育研修がスタート「保健指導メンタルアドバイザー養成研修」
[12/02/10]
提供元:@Press
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特定保健指導事業を行う株式会社保健教育センター(所在地:東京都品川区、代表取締役社長:井田 章子)と、メンタルヘルスの専門機関である株式会社フィスメック(所在地:東京都千代田区、代表取締役社長:小出 建)は、健康相談や保健指導の現場に携わる保健師・看護師・管理栄養士のためのオリジナル研修「保健指導メンタルアドバイザー養成研修」を2012年3月14日〜3月16日に東京都港区にて開催いたします。
■研修開催の背景
・うつ病等の急増に伴い、健康管理を担ってきた保健指導・健康相談の現場が混乱している
厚生労働省の患者調査では、気分障害(うつ病・躁うつ病・気分変調症等)の総患者数は、1996年の443万人に対して、2008年に1,041万人と9年間で2.4倍と急増しています。一方、うつ病等で医療機関を受診しない罹患者(上記調査に含まれない)は、罹患者全体の75%を占めるとも言われており、実際の罹患者は相当な数に達すると思われます。
また、抑うつとの関連が深いとされる自殺も1998年に3万人を突破して以降、毎年3万人台を超えています。精神疾患の労災認定件数も、途中労災認定の緩和があったものの、10年前に比べ7.3倍と急増しています。
このような中、昨年厚生労働省は、精神疾患をがん・脳卒中・心臓病・糖尿病と並ぶ「5大疾病」に位置づけ、重点対策を行うことを決めるなど、メンタル疾患への対応は、社会全体の大きな課題となっています。
精神疾患と診断されるような程度の重い人に対する治療は医師に委ねられるとしても、メンタルヘルスの問題は医師だけがかかわるものではありません。実際、企業や自治体、学校等で健康相談や保健指導を担っているのは、保健師・看護師・管理栄養士等であり、これらの専門職がメンタル疾患を持つ対象者に対応するケースは非常に多くなっています。
しかしながら、これら専門職は、生活習慣病の予防や健康管理に関しては一定のスキルを有するものの、メンタル疾患については「対象者の状況を理解できない」「コミュニケーションが十分とれない」「適切な支援ができない」等苦慮する状況が発生しています。(注1)
■保健指導メンタルアドバイザー養成研修とは
・当該分野の学識経験者が開発した保健師・看護師・管理栄養士等のためのオリジナル研修
このようなことをふまえ、株式会社保健教育センター及び株式会社フィスメックは、独立行政法人国立精神・神経医療研究センターの名誉総長である高橋 清久先生、同センター・認知行動療法センター長 大野 裕先生をはじめとする学識経験者による検討委員会(注2)を設置し、健康相談や保健指導の現場に携わる保健師・看護師・管理栄養士のためのオリジナル研修「保健指導メンタルアドバイザー養成研修」を開発、2011年12月に第1回の研修会を終了しました。
本研修会は、メンタル疾患の正しい知識、メンタル疾患を持つ方に対するコミュニケーションの取り方、対象者の状況に応じた専門機関への導き方や情報提供の手法、適切な対処方法への導き方を身につけるもので、単なる知識の習得だけでなはく、各参加者が体験した困難事例を持ち寄ったワークショップやロールプレイングなどを多数取り入れた、メンタル疾患を持つ方に遭遇する現場で役立てる内容としています。研修時間は18時間です。
第1回の研修会では、企業、学校、自治体、健診機関、保健指導機関等から40名が参加し、全体の90%を占める36人が「大いに役立つ内容であった」と回答しています。
株式会社保健教育センターと株式会社フィスメックでは、今後も継続的に「保健指導メンタルアドバイザー養成研修」を実施していく予定です。(次回開催は、2012年3月14日〜3月16日(東京都港区))
【第1回養成研修の様子】
http://www.atpress.ne.jp/releases/25368/1_1.JPG
【第1回養成研修修了者の感想】
http://www.atpress.ne.jp/releases/25368/2_2.JPG
http://www.atpress.ne.jp/releases/25368/3_3.JPG
http://www.atpress.ne.jp/releases/25368/4_4.JPG
注1:株式会社保健教育センターでは保健指導時のメンタル疾患対応に関する困難事例を多く蓄積しており、ご要望があれば、健康相談や保健指導現場での混乱状況をご紹介することが可能です。
注2:本研修会を作成するにあたり設置した「保健指導メンタルアドバイザー養成研修」検討委員会の委員は以下の通りです。また、基本テキストの監修者は、委員長の高橋 清久先生です。
委員長/高橋 清久(独立行政法人国立精神・神経医療研究センター 名誉総長)
委員/大野 裕(独立行政法人国立精神・神経医療研究センター 認知行動療法センター長)
福田 洋(順天堂大学医学部総合心療科 准教授)
中井 貴美子(慶應大学医学部耳鼻咽喉科学教室 臨床心理士)
■研修概要
<研修時間> 1日6時間×3日の集合研修
<研修カリキュラム>
1.保健指導で活かす心理学手法/コミュニケーションに関係する心理学の基本理論を学び、心理療法について理解するとともに、実践テクニックであるコーチングの基礎を築く
2.保健指導と行動変容/保健指導におけるコミュニケーションで実践されるべき「コーチング」手法を身につける
3.脳とストレスの生理学/ストレスの反応メカニズムを理解するとともに、栄養面での問題が把握された際の食事指導についても学ぶ
4.精神疾患と治療法/うつ病をはじめとした精神疾患とその対応方法について学び、保健指導の場で戸惑わずに対応できるだけの知識を身につける。また、睡眠指導の実践についても学ぶ
5.ストレス・マネジメントと生活指導/ストレス・マネジメント法を身につけるとともに、保健指導においてストレス・コーピングによる支援が行えるようになる
6.認知ワークで促す行動変容/認知行動療法の基本を理解し、コラム法の使い方を身につける。また、対象者に「認知の歪み」がありそうな場合、そのことを気づかせるコミュニケーション・スキルの習得を目指す
<研修費用> 一人50,000円(税別)
■第2回メンタルアドバイザー養成研修申し込み方法
下記メールアドレスに、「メンタルアドバイザー受講申込み」とご記入の上、
氏名・性別・年齢・資格・住所・連絡先をお知らせください。
e-mail: mental_adviser@e-care-college.com
株式会社保健教育センター
http://www.e-care-college.com/
■研修開催の背景
・うつ病等の急増に伴い、健康管理を担ってきた保健指導・健康相談の現場が混乱している
厚生労働省の患者調査では、気分障害(うつ病・躁うつ病・気分変調症等)の総患者数は、1996年の443万人に対して、2008年に1,041万人と9年間で2.4倍と急増しています。一方、うつ病等で医療機関を受診しない罹患者(上記調査に含まれない)は、罹患者全体の75%を占めるとも言われており、実際の罹患者は相当な数に達すると思われます。
また、抑うつとの関連が深いとされる自殺も1998年に3万人を突破して以降、毎年3万人台を超えています。精神疾患の労災認定件数も、途中労災認定の緩和があったものの、10年前に比べ7.3倍と急増しています。
このような中、昨年厚生労働省は、精神疾患をがん・脳卒中・心臓病・糖尿病と並ぶ「5大疾病」に位置づけ、重点対策を行うことを決めるなど、メンタル疾患への対応は、社会全体の大きな課題となっています。
精神疾患と診断されるような程度の重い人に対する治療は医師に委ねられるとしても、メンタルヘルスの問題は医師だけがかかわるものではありません。実際、企業や自治体、学校等で健康相談や保健指導を担っているのは、保健師・看護師・管理栄養士等であり、これらの専門職がメンタル疾患を持つ対象者に対応するケースは非常に多くなっています。
しかしながら、これら専門職は、生活習慣病の予防や健康管理に関しては一定のスキルを有するものの、メンタル疾患については「対象者の状況を理解できない」「コミュニケーションが十分とれない」「適切な支援ができない」等苦慮する状況が発生しています。(注1)
■保健指導メンタルアドバイザー養成研修とは
・当該分野の学識経験者が開発した保健師・看護師・管理栄養士等のためのオリジナル研修
このようなことをふまえ、株式会社保健教育センター及び株式会社フィスメックは、独立行政法人国立精神・神経医療研究センターの名誉総長である高橋 清久先生、同センター・認知行動療法センター長 大野 裕先生をはじめとする学識経験者による検討委員会(注2)を設置し、健康相談や保健指導の現場に携わる保健師・看護師・管理栄養士のためのオリジナル研修「保健指導メンタルアドバイザー養成研修」を開発、2011年12月に第1回の研修会を終了しました。
本研修会は、メンタル疾患の正しい知識、メンタル疾患を持つ方に対するコミュニケーションの取り方、対象者の状況に応じた専門機関への導き方や情報提供の手法、適切な対処方法への導き方を身につけるもので、単なる知識の習得だけでなはく、各参加者が体験した困難事例を持ち寄ったワークショップやロールプレイングなどを多数取り入れた、メンタル疾患を持つ方に遭遇する現場で役立てる内容としています。研修時間は18時間です。
第1回の研修会では、企業、学校、自治体、健診機関、保健指導機関等から40名が参加し、全体の90%を占める36人が「大いに役立つ内容であった」と回答しています。
株式会社保健教育センターと株式会社フィスメックでは、今後も継続的に「保健指導メンタルアドバイザー養成研修」を実施していく予定です。(次回開催は、2012年3月14日〜3月16日(東京都港区))
【第1回養成研修の様子】
http://www.atpress.ne.jp/releases/25368/1_1.JPG
【第1回養成研修修了者の感想】
http://www.atpress.ne.jp/releases/25368/2_2.JPG
http://www.atpress.ne.jp/releases/25368/3_3.JPG
http://www.atpress.ne.jp/releases/25368/4_4.JPG
注1:株式会社保健教育センターでは保健指導時のメンタル疾患対応に関する困難事例を多く蓄積しており、ご要望があれば、健康相談や保健指導現場での混乱状況をご紹介することが可能です。
注2:本研修会を作成するにあたり設置した「保健指導メンタルアドバイザー養成研修」検討委員会の委員は以下の通りです。また、基本テキストの監修者は、委員長の高橋 清久先生です。
委員長/高橋 清久(独立行政法人国立精神・神経医療研究センター 名誉総長)
委員/大野 裕(独立行政法人国立精神・神経医療研究センター 認知行動療法センター長)
福田 洋(順天堂大学医学部総合心療科 准教授)
中井 貴美子(慶應大学医学部耳鼻咽喉科学教室 臨床心理士)
■研修概要
<研修時間> 1日6時間×3日の集合研修
<研修カリキュラム>
1.保健指導で活かす心理学手法/コミュニケーションに関係する心理学の基本理論を学び、心理療法について理解するとともに、実践テクニックであるコーチングの基礎を築く
2.保健指導と行動変容/保健指導におけるコミュニケーションで実践されるべき「コーチング」手法を身につける
3.脳とストレスの生理学/ストレスの反応メカニズムを理解するとともに、栄養面での問題が把握された際の食事指導についても学ぶ
4.精神疾患と治療法/うつ病をはじめとした精神疾患とその対応方法について学び、保健指導の場で戸惑わずに対応できるだけの知識を身につける。また、睡眠指導の実践についても学ぶ
5.ストレス・マネジメントと生活指導/ストレス・マネジメント法を身につけるとともに、保健指導においてストレス・コーピングによる支援が行えるようになる
6.認知ワークで促す行動変容/認知行動療法の基本を理解し、コラム法の使い方を身につける。また、対象者に「認知の歪み」がありそうな場合、そのことを気づかせるコミュニケーション・スキルの習得を目指す
<研修費用> 一人50,000円(税別)
■第2回メンタルアドバイザー養成研修申し込み方法
下記メールアドレスに、「メンタルアドバイザー受講申込み」とご記入の上、
氏名・性別・年齢・資格・住所・連絡先をお知らせください。
e-mail: mental_adviser@e-care-college.com
株式会社保健教育センター
http://www.e-care-college.com/