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ESSS社とAnsys、高機能な粒子モデリングワークフローで製品の品質を大幅に向上

※本プレスリリースは、2021年4月6日に米国で発表されたニュースリリースの抄訳版です。

Ansysの次世代高忠実度シミュレーションソリューションで製品設計が20〜90倍も迅速化


【主なハイライト】
・ESSS社とAnsysは多くの産業用途において粒子運動の設計問題を解決する離散要素法(DEM)を用いたワークフローを提供しています。
・この新しいツールにより、お客様は何千もの実際の稼働シナリオにおける製品の性能をシミュレーションすることができるようになりました。

ペンシルベニア州ピッツバーグ、2021年4月6日 - ESSS社( https://www.esss.co/en/ )とAnsys(NASDAQ:ANSS)は協業して、多くの産業用途において粒子運動を迅速に解析・評価する高機能の離散要素法(DEM)を用いたワークフローを提供しています。このワークフローは産業界をリードするAnsysの主要なソルバーと連成することができ、エンジニアが短い開発期間で高信頼性の製品を設計し早期に市場に投入することを可能とします。
砂糖菓子から真空掃除機に至るまで、産業製品のほぼ70%が大量の粒状や粉体の流れが関連し、そこでは複雑な形状を持つ異なるサイズの粒子が相互に干渉しあい製品の製造効率や構造の健全性に影響を与えています。この難しい設計課題を克服するために、エンジニアは設計の初期段階においてこれらの粒子状物質の流れの挙動を評価するために構造・流動解析と連成したDEMを必要としています。

ESSS社とAnsysの新しいワークフローであるAnsys Rockyは、粒子運動の設計課題に取り組むためのロバストな3D DEMです。マルチGPUを同時に活用して大量の粒状物質の流動システムをこれまでよりも20〜90倍迅速に解析し、Ansys Rockyは妥協のない高忠実度の粒子群モデルのシミュレーションを行います。
Ansys(R) Fluent(R) ( https://www.ansys.com/products/fluids/ansys-fluent?utm_campaign=brand&utm_source=pr-newswire&utm_medium=press-release&utm_content=corp_announcement_rocky-esss_press-release_learn-more_en_global&campaignID=7013g000000krmzAAA )およびAnsys(R) Mechanical(TM) ( https://www.ansys.com/products/structures/ansys-mechanical?utm_campaign=brand&utm_source=pr-newswire&utm_medium=press-release&utm_content=corp_announcement_rocky-esss_press-release_learn-more_en_global&campaignID=7013g000000krmzAAA )とシームレスに統合することにより、Ansys Rockyは流体と構造システムの粒子状材料の運動と重力や粘着力の作用を連成させて迅速にシミュレーションし、新しい製品の信頼性をこれまで以上に向上させます。

「当社はAnsysとESSS社の契約のニュースを大変歓迎しております。ご想像いただけるように、私たちが設計し製造する多くの製品では粒子システムが関係し、本質的にマルチコンポーネントでありマルチフィジックスです。PepsiCo社のR&Dおよびエンジニアリングチームは、Ansys Fluentを用いた数値流体解析およびAnsys Rockyを用いた粒子運動の解析を行って製品品質を確保し、製造プロセスを最適化しています。その結果、これまでより無駄が少なくさらに効率的なプロセスを用いて製品開発期間が短縮され、ますます増大するより健康的で環境に優しい製品に対する要求を満たすことができます。(PepsiCo社、R&Dディレクター、Lei Zhao氏)

従来のDEMコードとは異なり、Ansys Rockyは3次元形状、2次元シェルおよびフレキシブルファイバーを含む任意の粒子形状を正確にモデル化し、エンジニアは非常に複雑な幾何学的設計に伴う難しい設計問題を迅速に解決することができるようになります。

「Ansys Rockyの持つ医薬品タブレットからポテトチップスに至るまでの大量の粒子や粉体の実際の形状をモデル化する機能により、Rockyの適用範囲は重機のようなこれまでの分野から農業、バッテリー設計や付加製造技術等の新しい分野にまで広がりました。さらに、RockyがAnsysのワークフローに統合されたことによりDEMの解析機能が設計センターとしての範囲を越え、シミュレーションが製造、オペレーションにまで適用され、企業は粒子塊や離散粒子システムを扱う材料の製造・輸送・パッケージを最適化することができるようになります。」(ESSS社、CEO、Clovis Maliska, Jr.氏)

Ansys Rockyは使い易く、移植性を有するソルバー性能およびマルチGPUアクセラレーションを提供し、粒子の運動をコスト効率よく計算することができます。

「Ansys Rockyはカスタマイゼーションおよびユーザーエクスペリエンスの統合に最新の技術進歩を取り入れて、粒子運動を伴う流体および構造力学を増強し、お客様は何千もの実際の運用シナリオにおいてその製品がどのように機能するのかを知ることができます。複雑な形状のモデリングからフレキシブルファイバーまで、Ansys RockyはそのマルチGPU機能をAnsysのフラッグシップとなるシミュレーションに結合させ、お客様は主要なバルク材の詳細を含む膨大で非常に実状に近いシミュレーションを迅速に実施することができます。」(Ansys、シニアバイスプレジデント、Shane Emswiler)


【Ansys について】
ロケットの打ち上げをご覧になったり、飛行機で空を旅したり、車を運転したり、橋を渡ったり、PCを使ったり、モバイルデバイスの画面にタッチしたり、あるいはウェアラブルデバイスを身に付けたり、されたご経験はおありでしょうか。それらの製品は、Ansysのソフトウェアを使って生み出されたものかもしれません。Ansysは、工学シミュレーションの世界的リーディングカンパニーとして、今までにない優れた製品の誕生に貢献しています。最高水準の機能と幅広さを備えた工学シミュレーションソフトウェアの提供を通じ、Ansysは、最も複雑な設計上の課題であっても解決を支援し、製品設計の可能性を想像力の限界まで押し広げています。1970年に設立されたAnsysは、本社を米国のペンシルベニア州ピッツバーグ南部に置いています。
詳細は、 https://www.ansys.com/ をご覧ください。

Ansys、ならびにANSYS, Inc.のすべてのブランド名、製品名、サービス名、機能名、ロゴ、標語は、米国およびその他の国におけるANSYS, Inc.またはその子会社の商標または登録商標です。その他すべてのブランド名、製品名、サービス名、機能名、または商標は、それぞれの所有者に帰属します。
アンシス・ジャパン株式会社(Ansys Japan K.K.)は、米国ANSYS, Inc. 100%出資の日本法人です。ANSYS, Inc.のCAEソフトウェアを日本で販売し、あわせてサービス、サポート体制を確立するために設立されました。


【ESSS社について】
Engineering Simulation and Scientific Software(ESSS)社は、10ヵ国以上でエンジニアリングシミュレーション製品とサービスを提供する革新的な企業です。25年以上の経験を有し200名以上の従業員を抱えるESSS社はしっかりとした基盤を持つAnsysチャネルパートナーでもあります。さらに、ESSS社は新しいシミュレーションツールを開発し、ESSS Instituteを運営し、エネルギー産業においてカスタマイズされたCAEの使用を広く推進しています。詳細は https://www.esss.co あるいは https://rocky.esss.co をご覧ください。

ANSS-T

画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/255402/LL_img_255402_1.jpg
Ansys CFDとAnsys Rockyを用いた医薬品錠剤コーティング工程の製品品質の確保

画像2: https://www.atpress.ne.jp/releases/255402/LL_img_255402_2.jpg
Ansys Rockyを用いたポテトチップスのパッケージ最適化
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