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世界で唯一「クロード・モネ」の庭を再現している高知県北川村「モネの庭」マルモッタンの開園20周年記念式典を開催

「モネの庭」マルモッタンが2020年4月に開園20周年を迎え、新型コロナウイルス感染拡大防止のため延期となっていた「記念式典」を、東京オリンピック・パラリンピックの聖火ランナーが同園を訪れるのに合わせて、4月20日に開催しました。式典の出席者は関係者、マスコミのみに限定。フランス・ジヴェルニーの「クロード・モネ財団」理事長ウグ・ガル氏からの祝辞が披露されました。

画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/256492/LL_img_256492_1.jpg
20周式典の様子(ボルディゲラの庭の完成を祝ってテープカット)

高知県の東部、北川村にある「モネの庭」マルモッタンは、画家クロード・モネが晩年を過ごしたフランス・ジヴェルニーの「モネの家」から、世界で唯一、再現することを許された庭です。赤、ピンク、白、色とりどりの睡蓮が咲き誇る、印象派の巨匠クロード・モネの名画「睡蓮」と同じ風景が、人口1,300人の村の小高い丘に上に広がっています。
式典を祝うかのように、4月17日、水の庭では睡蓮が開花しました。これから夏に向けて見頃を迎え、最盛期には300輪以上が一斉に咲き誇ります。


また、20周年に合わせて新設した「ボルディゲラの庭」では、モネが描いた絵の世界と地中海の空気感が訪れる人々を楽しませてくれます。


<「クロード・モネ財団」理事長ウグ・ガル氏から祝辞の引用>
クロード・モネの天性と、彼の人生後半の眼差しの進化の多くは、日本の絵画からの発見を模写する賛美によるものです。
それを物語るのは(「モネの家」の)有名なダイニングルームの壁を飾った貴重な浮世絵のコレクションだけでなく、何よりも「水の庭」の創造です。「水の庭」は水蓮の鏡の如く着想され、二つの緑に塗られた日本の橋に囲まれ、主たる橋はモネの最も有名な作品にしばしば描かれ、薄紫と白の二つの藤の滝の下で崩れかかっているかのようです。

(中略)


ある日、美しい村(北川村)の議員たちが偉大な先駆者たちの足跡を辿りジヴェルニーを訪れたとき、セーヌ川に駆け降りるジヴェルニーの丘やノルマンディの光と、(北川村の「モネの庭」のある場所から)谷に向かう北川村の景色と太平洋の海岸が神秘的な類似点を持っていることに魅了されたのは、殆ど自然のことと言えるでしょう。

モネの庭では、シンボルである睡蓮の花が見頃を迎える他、モネが描いた絵の世界と地中海の空気感をイメージし、20周年に合わせて新設した「ボルディゲラの庭」では、四季折々の木花が楽しませてくれます。

(20年前)彼らは創意無き模倣ではなく、息づいた“オマージュ”の表現として、四国にクロード・モネの傑作を蘇らせる(庭を創る)許可を、フランス芸術アカデミー並びに当時創立されたばかりのジヴェルニーのクロード・モネ財団の理事長ヴァン・デル・ケンプ氏を説き伏せて得たのです。庭師たち、そして、両庭の責任者の間で築き上げた絆のおかげで、勇気ある賭けは可能となりました。その連繁は唯一のものであり、成功は常軌を逸したものではありません。

クロード・モネが着想を与えた庭の誕生20周年において彼の神髄が北川村で祝福を受けることを誇りに思います。携わる責任者の皆様に心から友情と感謝の意を表します。
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