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直木賞受賞作家推薦 長崎県の島原を舞台にした日本純文学の小説 書籍『サーカスの少女』を2021年4月20日 出版

株式会社COBOL(東京都千代田区、代表取締役:北川 達也)は、2021年4月20日に書籍『サーカスの少女』(著=植木 雅俊、画=村上 豊)を販売開始しました。

画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/256521/LL_img_256521_1.jpg
『サーカスの少女』書影


1. 書籍の特徴
■直木賞受賞作家 安部 龍太郎さん推薦
――読後に涼やかな風に吹かれた心地がする。

本作が単に心温まる童話的な作品で終わっていないのは、著者の植木 雅俊さんが日本を代表する法華経の研究家であり、子供たちが生きる姿を涅槃の目でとらえようとしているからだ。(「序文」より)
※涅槃とは、煩悩の炎を吹き消した安らかな覚りの境地のこと。

■日本純文学の小説
『サーカスの少女』は、日本純文学の作品です。
雲仙・普賢岳のふもとの自然豊かな故郷・島原を舞台にひたむきに生きる子どもたち――著者の少年時代の経験をもとに、恋愛とはいえないほどの淡い感情や、友情が描かれています。
その心温まる文章と、ストーリーによって、心の健全な成長が促されます。

■大学の入試問題に、採用されるほどの文才のある著者
2015年、北海道医療大学の国語の長文読解の入試問題に、植木 雅俊著『仏教、本当の教え』(中公新書)から出題されました。
大学の入試問題に出題されるほどの文才のある著者です。

■「島原城築城400年記念事業協賛事業」認定書籍
島原の乱の舞台となった島原城は、1624年に築城されました。
本書は、その「島原城築城400年記念事業」に2020年10月に島原市から認定されました。

■1992年、「コスモス文学新人賞」を本書『サーカスの少女』の草稿版が受賞
草稿版『サーカスの少女』は、植木先生ご自身のお子さんに向けた小話を纏めたものでした。
1992年に同内容の草稿が「コスモス文学新人賞」を受賞しました。
本書発売するにあたり、小学4年生〜大人まで読めるストーリー性のある書籍として書き直されました。


2. 書籍情報
■書籍のあらすじ
父の事業の失敗で、小学校入学を前に孝の一家は、雲仙・普賢岳の麓(ふもと)の有明海に面した城下街・島原に引っ越し、島原城のそばで新しい生活が始まった。

一六二四年の築城時以来開かれてきた初市に毎年サーカスがやってきた。

孝の家のそばの「サーカス小屋」に団員が寝泊まりし、家の前の広場は、象や、ライオンなどで動物園に早変わり。
隣の同級生・則秋と孝は、サーカスの少女・雪子と仲良しになる。

毎日のように初市を見にいったり、城のお堀に魚釣りに行ったり、則秋の祖父、梅三じいさんからいろんな話を聞いたりして、孝の心も、少女の心も大きく広がっていく。

ところが、一ヶ月後に小学校入学でありながら、両親の仕事の都合で雪子は学校に通えないかもしれないと打ち明ける。
孝は、一年前の自分の境遇を思い出し、雪子に何とかしてやりたくなった。

学校に連れて行き、自分の席に座らせ、授業のまねをして、雪子の名前の書き方も教えてやる。

しかし、十日間の初市は終わりに近付いた。
雪子は、祖父の形見である犬のぬいぐるみを残して次の興行の地へと旅立っていった。

豊かな自然と、心の温かい人に支えられて、育まれる幼い子どもたちの純粋な心を描いた自伝的小説。

小学生から大人まで心洗われる秀作。


【植木 雅俊のプロフィール】
画像2: https://www.atpress.ne.jp/releases/256521/LL_img_256521_2.jpg
植木 雅俊先生

1951年長崎県島原市生まれ。
島原高校卒。九州大学卒、同大学大学院修了。東洋大学大学院修了。
理学修士(九州大学)、文学修士(東洋大学)、人文科学博士(お茶の水女子大学)。
仏教思想研究家。日本ペンクラブ会員。

著訳書に『差別の超克』(お茶大提出博士論文、講談社学術文庫)、『梵漢和対照・現代語訳 法華経』上下巻(岩波書店、毎日出版文化賞)、『法華経とは何か』(中公新書)、『仏教学者 中村元』(角川選書)、『江戸の大詩人 元政上人』(中公叢書)、『サンスクリット版全訳 維摩経 現代語訳』(角川ソフィア文庫)、『今を生きるための仏教100話』(平凡社新書)、『梵文「法華経」翻訳語彙典』(法藏館)など多数。

2018年4月、NHK-Eテレ「100分de名著 法華経」で“指南役”を務めた。


【村上 豊のプロフィール】
1936年静岡県生まれ。
故郷の市役所に勤務した後、24歳の時に司馬遼太郎の連載小説の挿絵画家としてデビュー。

1961年 講談社さしえ賞、1983年 小学館絵画賞、1991年 ブラチスラバ世界絵本原画展金牌、1998年に第46回菊池寛賞などを受賞。

「小説現代」の創刊当時から50年以上も表紙を手掛け続けた。


【商品情報】
書籍 :サーカスの少女
出版 :株式会社COBOL
著者 :植木 雅俊
画家 :村上 豊
出版日 :2021年4月20日(火)
ISBN :978-4-909708-02-1 C8093
発行部数:5,000部
読者対象:小学生4年生から大人まで。
装丁等 :四六判ハードカバー、264ページ
価格 :1,500円+税


■本書の対象年齢
小学4年生以上で習う漢字には、「ふりがな」を振りました。
また、同じ漢字で読み方が違う場合も、新たに「ふりがな」を振っています。
そのため、小学4年生以上であれば、無理なく読み進めることができます。


【株式会社COBOL 会社概要】
会社名 :株式会社COBOL
代表者 :代表取締役 北川 達也
本社所在地:東京都千代田区神田錦町2-1-8 竹橋ビル3F
設立日 :2005年9月13日
資本金 :5,000万円
従業員数 :従業員数200名(パート含む)
売上高 :12億円(第11期目)
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