2012年 春 トレンドレポート 定番化した「ハロウィーン」に続き、次の歳時イベントは? 2012年の春は「イースター」が話題
[12/03/15]
提供元:@Press
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生活者の意識・実態に関する調査をおこなうトレンド総研(東京都渋谷区)は、2012年春の最新トレンドとして、「イースター」に注目しレポートします。
企業各社が秋の「ハロウィーン」を活かし、商戦を繰り広げている傾向は年々と日本でも高まってきています。欧米では既に定着している「イースター」ですが、日本でも先行していくつかの企業が「イースター」に関連する商品を販売したり、イベントを開催したりしています。2012年春、東京ディズニーランド(R)では、2010年より実施しているイースターをテーマにしたスペシャルイベント「ディズニー・イースターワンダーランド」を開催。また、B-R サーティワン アイスクリームでは、「イースターフレーバー」2種や「エッグカップサンデー」、「イースターバラエティBOX」などの限定商品を発売する、「ワンダフルイースターキャンペーン」を実施します。「イースター」をテーマにした取り組みを始める企業は日本でも年々増えており、2012年の春は、新たな商戦として「イースター」に注目する企業はさらに増えることが予想されます。
そこで、トレンド総研では20〜30代の男女300名に対しておこなった「イースターに関する意識調査」を発表するとともに、「イースター」に関する企業各社の2012年春の最新の取り組みをレポートいたします。また今回、各社に先駆けて東京ディズニーリゾート(R)で「イースター」をテーマに取り組みをおこなっている株式会社オリエンタルランド リゾートクリエイト部 吉田氏にインタビューをおこないました。
■ そもそも「イースター」とは?
「イースター」とは、毎年春分後の最初の満月の翌日曜日(2012年は4月8日(日))のおよそ1か月ほど前から始まるキリスト教の「復活祭」。多産で知られるウサギや、生命の象徴であるタマゴ(イースター・エッグ)をモチーフにしたお菓子などが登場し、春の訪れも一緒に祝うという賑やかなイベントです。欧米の家庭では、タマゴをカラフルにペイントをして楽しむ「エッグペイント」や、そのタマゴを庭や公園などに隠して探し出す「エッグハント」と呼ばれる遊びなど、様々な形で楽しまれています。さらに欧米ではイースター前後の日がお休みになる「イースター休暇」まで存在し、毎年街中でイースターをお祝いしています。
全米小売業協会(NRF)によると、アメリカで「イースター」は、「クリスマス」、「バレンタインデー」に次いで3番目に売上の大きい祝日とのこと。2011年のハロウィーンの市場規模が約69億ドルに対して、2011年のイースターの市場規模は約147億ドルと2倍以上。日本企業各社が、この「イースター」を商戦期として注目しているのにも納得です。
■ 「イースター」の認知、女性は2人に1人
まだまだ日本では定着していないように思われる「イースター」ですが、日本での認知率はどれくらいあるのでしょうか。トレンド総研では20〜30代の男女300名に「イースターに関する意識調査」をおこないました。
まず、「イースターの認知」について聞いたところ、「知っている」と答えた人は37%と3人に1人。特に女性では49%が「知っている」と答え、女性を筆頭に定着しつつあることがわかります。
次に、「知っている」と答えた方に「『イースター』と聞いて思い浮かぶものは何ですか?」と聞くと、最も多かったのは89%が答えた「タマゴ」。次いで、タマゴをカラフルにペイントをして楽しむ「エッグペイント」が64%で続き、以下、「春」(46%)、「ウサギ」(32%)、「エッグハント」(25%)となりました。イースターのモチーフである、「タマゴ」や「ウサギ」に加え、「春」のイメージがあるという人も多いようです。さらに同対象者に、「イースター」に関連した企業の商品の購入経験、イベント参加経験についても調査しました。その結果、「『イースター』に関連した商品(エッグチョコなど)を購入したことがある」という人は30%、「『イースター』に関連したイベント(エッグペイントなど)に参加したことがある」という人は23%と、企業各社の「イースター」に関する取り組みも徐々に認知されつつあることがわかりました。
最後に、「今後、イースターをテーマに企業に取り組んでほしいものは何ですか?」と聞いたところ、「エッグペイントやエッグハントが楽しめるような、小さい子供でも参加できるイベントを開催してほしい。(37歳・男性)」、「お店のディスプレイをクリスマスやハロウィーンの時のように派手にしてほしい。(28歳・女性)」、「かわいいウサギやタマゴをモチーフにしたお菓子を作ってほしい。(22歳・女性)」など、企業のイースターをテーマにした取り組みへの期待が高いことがうかがえました。
[調査概要]
調査期間:2012年2月24日(金)〜2月27日(月)
調査方法:インターネット調査
調査対象:一都三県在住の20〜30代男女 300名
■ 東京ディズニーランドでは、「パレード」や「エッグハント」プログラムを実施
欧米ほど数はないものの、イースターを商戦期として、先行して取り組んでいる企業が日本にもあります。2012年春は各社どのような取り組みをおこなうのか、最新の状況をレポートします。
東京ディズニーランドでは、2010年から「イースター」をテーマにしたスペシャルイベント「ディズニー・イースターワンダーランド」を開催しています。今年も、4月3日(火)〜6月30日(土)までの期間に開催され、この期間、パーク内はタマゴやイースターバニーをモチーフにした、パステルカラーの装飾であふれます。また、ヒントが掲載されたマップを見ながら、イースターバニーがパーク内の様々な場所に隠した「イースターエッグ」を探し出す「エッグハント・イン・東京ディズニーランド」や、パレードルートで実施されるスペシャルパレードなど、子供から大人まで楽しめるプログラムが目白押しです。
<概要>
期間:4月3日(火)〜6月30日(土)
・スペシャルパレード「ディズニー・イースターワンダーランド」
公演場所:パレードルートおよびキャッスル・フォアコート
1日2回公演、公演時間:約40分
・エッグハント・イン・東京ディズニーランド
スタンダードコース 500円(税込)
■ サーティワン アイスクリームでは、イースター限定商品を発売
B-R サーティワン アイスクリームでは、2012年3月24日(土)〜4月22日(日)の30日間、「ワンダフルイースターキャンペーン」を実施。『イースターエッグハント』、『チョコバナナ』の2種の「イースターフレーバー」や「エッグカップサンデー」、「イースターバラエティBOX」などの限定商品を発売します。さらに、サーティワンのストアディスプレイもポップでカラフルに飾りつけ、春らしさ満開のキャンペーンを展開します。
<概要>
・「イースターフレーバー」 全2種
(『イースターエッグハント』、『チョコバナナ』)
3月24日(土)〜6月末発売、シングル・レギュラーサイズ 320円(税込)〜
・「エッグカップサンデー」 全4色
3月24日(土)〜4月22日(日)発売、各450円(税込)〜
・「イースターバラエティBOX」
3月24日(土)〜4月22日(日)発売、1,380円(税込)〜
■ 15,000円のチョコレートも登場!ザ・ペニンシュラ ブティック&カフェ
ザ・ペニンシュラ ブティック&カフェでは、イースターエッグ型のチョコレートをベースにイースターバニーを可愛くアレンジした「イースターバニーチョコレート」など、イースターをテーマにしたチョコレート4種を発売。中でも注目は、特大イースターエッグに桜の花のモチーフを取り入れた「イースターエッグチョコレート フルール」。周りには、桜の形をしたチョコレートや、クマの形をしたチョコレートが付いており、エッグを割ると、中にはアマンドショコラやラズベリーを加えたマカダミアナッツチョコレートがぎっしり。イースターの期間中に自宅に飾ったり、大人数で割って楽しめます。
<概要>
期間:2012年3月19日(月)〜4月8日(日)
場所:ザ・ペニンシュラ ブティック&カフェ
(ザ・ペニンシュラ東京 地下1階)
・「イースターバニーチョコレート」
(Sサイズ) 1,500円(税込) / (Lサイズ) 4,500円(税込)
・「イースターエッグチョコレート フルール」
(Lサイズ / 高さ:約25cm) 15,000円(税込) ※S、Mサイズあり
・「イースターエッグチョコレート」
(高さ:8cm) 各1,300円(税込)
・「ペニンシュラハットイースターエッグボンボンショコラ」
(Sサイズ 7個) 2,500円(税込) / (Lサイズ 18個) 8,000円(税込)
■ 東京ディズニーリゾート担当者に聞く、「イースター」の取り組み
最後に、「イースター」に関する取り組みを先行して行っている東京ディズニーリゾートを展開する株式会社オリエンタルランド リゾートクリエイト部吉田氏に「イースター」の取り組みについてインタビューをおこないました。
■イースターをテーマにしたイベントを始めたきっかけは?
「東京ディズニーランドや東京ディズニーシー(R)では、秋ならハロウィーン、冬ならクリスマスとそれぞれ定番のイベントはありましたが、『春といえばこれ』というものは特にありませんでした。そこで、『春といえばこれ』というような定番のものを作り上げたい、そんな思いから企画をスタートさせました。中でも『イースター』をテーマにした理由は、タマゴやウサギなど、春らしいパステルカラーのモチーフがあること。『可愛い』『春らしい』といったイメージが、女性やファミリーに受けるのではないかと考えました。」
■昨年のイースターのイベント、ゲストの反応は?
「ハロウィーンやクリスマスと比べると、イースターのイベントの認知は低いものの、体験していただいたゲストの方々には良い反応を頂いています。実際に、ゲストに対して行った満足度調査ではハロウィーンと同程度の満足度がありました。具体的には、スペシャルパレードももちろん人気ですが、パーク内のタマゴを探しだすエッグハントも高い評価を頂いています。アトラクションを目的としてパークを回るだけでなく、いつもと違う目的でパークを回るということが新鮮と感じられる方は多いのではないかと思います。」
■今年のイースターのイベントの見どころは?
「イースターでの定番の楽しみとして毎年ご好評いただいている『エッグハント・イン・東京ディズニーランド』をさらに改良し、幅広いゲストに楽しんでいただけるよう工夫を加えています。また、スペシャルパレードに登場するキャラクターが付けているウサギの耳や尻尾を、ゲストの方々も一緒に付けて楽しめる商品の開発も行っています。さらに、東京ディズニーランドだけでなく、東京ディズニーシーやディズニーホテルでもイースターの要素を取り入れており、東京ディズニーリゾート全体でイースターを盛り上げていきます。」
■イースターに関する取り組みをする企業は今後増える?
「イースターはハロウィーンと同様に、タマゴやウサギといったモチーフがわかりやすく、可愛らしいので、例えば、店頭のディスプレイを装飾するお店なども増えていくのではないかと思います。今後、日本中でイースターが盛り上がっていって欲しいですね。」
■イースターのイベントにかける想いは?
「ゲストの方に、『ディズニーのイースターを楽しんでいただくこと』を継続していくことでイベントを成長させていきたいですね。まだ認知が低いですが、一度楽しんでいただいたゲストの方の評価は高いので、まずはより多くの人に一度体験して頂きたいと考えています。」
企業各社が秋の「ハロウィーン」を活かし、商戦を繰り広げている傾向は年々と日本でも高まってきています。欧米では既に定着している「イースター」ですが、日本でも先行していくつかの企業が「イースター」に関連する商品を販売したり、イベントを開催したりしています。2012年春、東京ディズニーランド(R)では、2010年より実施しているイースターをテーマにしたスペシャルイベント「ディズニー・イースターワンダーランド」を開催。また、B-R サーティワン アイスクリームでは、「イースターフレーバー」2種や「エッグカップサンデー」、「イースターバラエティBOX」などの限定商品を発売する、「ワンダフルイースターキャンペーン」を実施します。「イースター」をテーマにした取り組みを始める企業は日本でも年々増えており、2012年の春は、新たな商戦として「イースター」に注目する企業はさらに増えることが予想されます。
そこで、トレンド総研では20〜30代の男女300名に対しておこなった「イースターに関する意識調査」を発表するとともに、「イースター」に関する企業各社の2012年春の最新の取り組みをレポートいたします。また今回、各社に先駆けて東京ディズニーリゾート(R)で「イースター」をテーマに取り組みをおこなっている株式会社オリエンタルランド リゾートクリエイト部 吉田氏にインタビューをおこないました。
■ そもそも「イースター」とは?
「イースター」とは、毎年春分後の最初の満月の翌日曜日(2012年は4月8日(日))のおよそ1か月ほど前から始まるキリスト教の「復活祭」。多産で知られるウサギや、生命の象徴であるタマゴ(イースター・エッグ)をモチーフにしたお菓子などが登場し、春の訪れも一緒に祝うという賑やかなイベントです。欧米の家庭では、タマゴをカラフルにペイントをして楽しむ「エッグペイント」や、そのタマゴを庭や公園などに隠して探し出す「エッグハント」と呼ばれる遊びなど、様々な形で楽しまれています。さらに欧米ではイースター前後の日がお休みになる「イースター休暇」まで存在し、毎年街中でイースターをお祝いしています。
全米小売業協会(NRF)によると、アメリカで「イースター」は、「クリスマス」、「バレンタインデー」に次いで3番目に売上の大きい祝日とのこと。2011年のハロウィーンの市場規模が約69億ドルに対して、2011年のイースターの市場規模は約147億ドルと2倍以上。日本企業各社が、この「イースター」を商戦期として注目しているのにも納得です。
■ 「イースター」の認知、女性は2人に1人
まだまだ日本では定着していないように思われる「イースター」ですが、日本での認知率はどれくらいあるのでしょうか。トレンド総研では20〜30代の男女300名に「イースターに関する意識調査」をおこないました。
まず、「イースターの認知」について聞いたところ、「知っている」と答えた人は37%と3人に1人。特に女性では49%が「知っている」と答え、女性を筆頭に定着しつつあることがわかります。
次に、「知っている」と答えた方に「『イースター』と聞いて思い浮かぶものは何ですか?」と聞くと、最も多かったのは89%が答えた「タマゴ」。次いで、タマゴをカラフルにペイントをして楽しむ「エッグペイント」が64%で続き、以下、「春」(46%)、「ウサギ」(32%)、「エッグハント」(25%)となりました。イースターのモチーフである、「タマゴ」や「ウサギ」に加え、「春」のイメージがあるという人も多いようです。さらに同対象者に、「イースター」に関連した企業の商品の購入経験、イベント参加経験についても調査しました。その結果、「『イースター』に関連した商品(エッグチョコなど)を購入したことがある」という人は30%、「『イースター』に関連したイベント(エッグペイントなど)に参加したことがある」という人は23%と、企業各社の「イースター」に関する取り組みも徐々に認知されつつあることがわかりました。
最後に、「今後、イースターをテーマに企業に取り組んでほしいものは何ですか?」と聞いたところ、「エッグペイントやエッグハントが楽しめるような、小さい子供でも参加できるイベントを開催してほしい。(37歳・男性)」、「お店のディスプレイをクリスマスやハロウィーンの時のように派手にしてほしい。(28歳・女性)」、「かわいいウサギやタマゴをモチーフにしたお菓子を作ってほしい。(22歳・女性)」など、企業のイースターをテーマにした取り組みへの期待が高いことがうかがえました。
[調査概要]
調査期間:2012年2月24日(金)〜2月27日(月)
調査方法:インターネット調査
調査対象:一都三県在住の20〜30代男女 300名
■ 東京ディズニーランドでは、「パレード」や「エッグハント」プログラムを実施
欧米ほど数はないものの、イースターを商戦期として、先行して取り組んでいる企業が日本にもあります。2012年春は各社どのような取り組みをおこなうのか、最新の状況をレポートします。
東京ディズニーランドでは、2010年から「イースター」をテーマにしたスペシャルイベント「ディズニー・イースターワンダーランド」を開催しています。今年も、4月3日(火)〜6月30日(土)までの期間に開催され、この期間、パーク内はタマゴやイースターバニーをモチーフにした、パステルカラーの装飾であふれます。また、ヒントが掲載されたマップを見ながら、イースターバニーがパーク内の様々な場所に隠した「イースターエッグ」を探し出す「エッグハント・イン・東京ディズニーランド」や、パレードルートで実施されるスペシャルパレードなど、子供から大人まで楽しめるプログラムが目白押しです。
<概要>
期間:4月3日(火)〜6月30日(土)
・スペシャルパレード「ディズニー・イースターワンダーランド」
公演場所:パレードルートおよびキャッスル・フォアコート
1日2回公演、公演時間:約40分
・エッグハント・イン・東京ディズニーランド
スタンダードコース 500円(税込)
■ サーティワン アイスクリームでは、イースター限定商品を発売
B-R サーティワン アイスクリームでは、2012年3月24日(土)〜4月22日(日)の30日間、「ワンダフルイースターキャンペーン」を実施。『イースターエッグハント』、『チョコバナナ』の2種の「イースターフレーバー」や「エッグカップサンデー」、「イースターバラエティBOX」などの限定商品を発売します。さらに、サーティワンのストアディスプレイもポップでカラフルに飾りつけ、春らしさ満開のキャンペーンを展開します。
<概要>
・「イースターフレーバー」 全2種
(『イースターエッグハント』、『チョコバナナ』)
3月24日(土)〜6月末発売、シングル・レギュラーサイズ 320円(税込)〜
・「エッグカップサンデー」 全4色
3月24日(土)〜4月22日(日)発売、各450円(税込)〜
・「イースターバラエティBOX」
3月24日(土)〜4月22日(日)発売、1,380円(税込)〜
■ 15,000円のチョコレートも登場!ザ・ペニンシュラ ブティック&カフェ
ザ・ペニンシュラ ブティック&カフェでは、イースターエッグ型のチョコレートをベースにイースターバニーを可愛くアレンジした「イースターバニーチョコレート」など、イースターをテーマにしたチョコレート4種を発売。中でも注目は、特大イースターエッグに桜の花のモチーフを取り入れた「イースターエッグチョコレート フルール」。周りには、桜の形をしたチョコレートや、クマの形をしたチョコレートが付いており、エッグを割ると、中にはアマンドショコラやラズベリーを加えたマカダミアナッツチョコレートがぎっしり。イースターの期間中に自宅に飾ったり、大人数で割って楽しめます。
<概要>
期間:2012年3月19日(月)〜4月8日(日)
場所:ザ・ペニンシュラ ブティック&カフェ
(ザ・ペニンシュラ東京 地下1階)
・「イースターバニーチョコレート」
(Sサイズ) 1,500円(税込) / (Lサイズ) 4,500円(税込)
・「イースターエッグチョコレート フルール」
(Lサイズ / 高さ:約25cm) 15,000円(税込) ※S、Mサイズあり
・「イースターエッグチョコレート」
(高さ:8cm) 各1,300円(税込)
・「ペニンシュラハットイースターエッグボンボンショコラ」
(Sサイズ 7個) 2,500円(税込) / (Lサイズ 18個) 8,000円(税込)
■ 東京ディズニーリゾート担当者に聞く、「イースター」の取り組み
最後に、「イースター」に関する取り組みを先行して行っている東京ディズニーリゾートを展開する株式会社オリエンタルランド リゾートクリエイト部吉田氏に「イースター」の取り組みについてインタビューをおこないました。
■イースターをテーマにしたイベントを始めたきっかけは?
「東京ディズニーランドや東京ディズニーシー(R)では、秋ならハロウィーン、冬ならクリスマスとそれぞれ定番のイベントはありましたが、『春といえばこれ』というものは特にありませんでした。そこで、『春といえばこれ』というような定番のものを作り上げたい、そんな思いから企画をスタートさせました。中でも『イースター』をテーマにした理由は、タマゴやウサギなど、春らしいパステルカラーのモチーフがあること。『可愛い』『春らしい』といったイメージが、女性やファミリーに受けるのではないかと考えました。」
■昨年のイースターのイベント、ゲストの反応は?
「ハロウィーンやクリスマスと比べると、イースターのイベントの認知は低いものの、体験していただいたゲストの方々には良い反応を頂いています。実際に、ゲストに対して行った満足度調査ではハロウィーンと同程度の満足度がありました。具体的には、スペシャルパレードももちろん人気ですが、パーク内のタマゴを探しだすエッグハントも高い評価を頂いています。アトラクションを目的としてパークを回るだけでなく、いつもと違う目的でパークを回るということが新鮮と感じられる方は多いのではないかと思います。」
■今年のイースターのイベントの見どころは?
「イースターでの定番の楽しみとして毎年ご好評いただいている『エッグハント・イン・東京ディズニーランド』をさらに改良し、幅広いゲストに楽しんでいただけるよう工夫を加えています。また、スペシャルパレードに登場するキャラクターが付けているウサギの耳や尻尾を、ゲストの方々も一緒に付けて楽しめる商品の開発も行っています。さらに、東京ディズニーランドだけでなく、東京ディズニーシーやディズニーホテルでもイースターの要素を取り入れており、東京ディズニーリゾート全体でイースターを盛り上げていきます。」
■イースターに関する取り組みをする企業は今後増える?
「イースターはハロウィーンと同様に、タマゴやウサギといったモチーフがわかりやすく、可愛らしいので、例えば、店頭のディスプレイを装飾するお店なども増えていくのではないかと思います。今後、日本中でイースターが盛り上がっていって欲しいですね。」
■イースターのイベントにかける想いは?
「ゲストの方に、『ディズニーのイースターを楽しんでいただくこと』を継続していくことでイベントを成長させていきたいですね。まだ認知が低いですが、一度楽しんでいただいたゲストの方の評価は高いので、まずはより多くの人に一度体験して頂きたいと考えています。」