IEEE、スマートグリッド向け5つの新しい標準化と標準開発プロジェクト発表 〜 スマートグリッドの新たな課題に対応、標準化の提供を継続 〜
[12/03/14]
提供元:@Press
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IEEE(アイ・トリプル・イー)は、5つの新しい標準化と1つの標準開発プロジェクトを発表しました。
これらは、世界全体でのスマートグリッドの効率的な展開を目的としています。
IEEE-SA(アイ・トリプル・イー・スタンダーズ・アソシエーション)のStandards Boardによって最近承認された、新たな標準および標準プロジェクトは、スマートグリッドに関連する100以上の現行標準または開発中の標準のIEEEポートフォリオに新たな一面を加えるものとなります。
IEEE-SAマネージング・ディレクターのジュディス・ゴールマン(Judith Gorman)は、次のように述べています。「IEEE-SAのStandards Boardによって承認された新標準は、世界中で展開しているスマートグリッド普及の副産物といえるでしょう。スマートグリッドの展開が世界中でトレンドとなっている現在、課題に対し、新たな経験やベストプラクティス、洞察が浮き彫りになってきています。IEEE-SAは、このトレンドが始まる前からスマートグリッド関連の標準化開発で世界をリードしてきました。IEEE-SAの標準化とプロジェクトは、電力消費者、電力会社、製造業者を等しく対象とした、スマートグリッドの広範囲で革新的なスマートグリッドをいち早く実現するために、引き続きより深く関わっていきたいと考えています。」
IEEE-SAから新たに発表されたスマートグリッド関連の標準化は、以下の通りです。
●IEEE C37.118.1(TM)-2011 ― 電力系統の同期フェーザ測定標準 ― 同期されたフェーザと変電所での測定頻度と電力系統の分析と運用における静的および動的状況での測定の検証に関する手法と要件を定義。IEEE C37.118.1はIEEE Standards Storeで購入できます。
●IEEE C37.118.2(TM)-2011 ― 電力系統の同期フェーザデータ転送標準 ― フェーザ測定ユニット(PMU)、フェーザ・データ・コンセントレータ(PDC)、その他電力系統アプリケーション間のリアルタイム通信のための手法(メッセージングタイプ、使用、コンテンツ、データ・フォーマットを含む)を指定。IEEE C37.118.2はIEEE Standards Storeで購入できます。
●IEEE C37.238(TM)-2011 ― IEEE標準1588電力系統アプリケーションにおける時刻精度プロトコルの使用に関する標準プロファイル ― 変電所内および地理的に広範な領域の変電所間において、Ethernet通信ネットワークを利用して時刻を正確に同期できるように設計されています。この標準は、ミッションクリティカルな電力系統の保護、制御、自動化、データ通信などのアプリケーションに正確な時刻を配信するための定評ある技術の拡張を目的としています。IEEE C37.238はIEEE Standards Storeで購入できます。
●IEEE C37.232(TM)-2011 ― タイム・シーケンス・データ・ファイル命名のための共通フォーマット(COMNAME)標準 ― 保護および測定のためのデジタル機器から生成されるタイム・シーケンス・データ(TSD)ファイルの命名方法を定義。標準プロシージャは、多数のファイルのレポート、保存、交換、アーカイブ、検索に関連する問題の解決に役立ち、主要電力会社、独立電力管理機構、製造業者の間で評価が高まっています。また、North American Electric Reliability Corporation(NERC)およびNortheast Power Coordinating Council(NPCC)からの推薦を受けており、IEEE C37.232はIEEE Standards Storeで購入できます。
●IEEE 1020(TM)-2011 ― 小型(100kVA〜5MVA)水力発電所向け制御ガイド ― ガイドの当初の策定以降に明らかになった小型水力発電所の制御に関する問題に影響する大幅な技術変化と監視要件に対応するために、既存のIEEE標準を更新。IEEE 1020はIEEE Standards Storeで購入できます。
さらに、IEEE-SAは、スマートグリッドに関連する既存標準開発プロジェクトの対象と目的を変更。IEEE P1409(TM) ― 定格1kV〜38kVの配電系統における電力特性改善のための電力工学の適用に関するドラフトガイド ― 新たな技術である「カスタムパワー」と、電力特性および制御の改善への応用に関する詳細なガイドラインと性能を、紹介および定義するために開発中の標準です。IEEE P1409はIEEE Standards Storeで購入できます。
IEEE-SAについて、詳しくはFacebook( http://www.facebook.com/ieeesa )でご覧になれます。また、Twitterでフォローするには http://www.twitter.com/ieeesa を、Standards Insight Blogをお読みになるには http://www.standardsinsight.com をそれぞれご覧ください。
■IEEE-SAとは
IEEE Standards Association(IEEE-SA)は、電力・エネルギーや情報技術、通信から、交通、医学・医療、さらにはナノ技術といった新しい分野やサイバーセキュリティなど、広範な業界における業界標準規格を主導的に策定しています。世界的に認識されているIEEE-SAは、国際電気標準会議(IEC)、国際標準化機構(ISO)、および国際電気通信連合(ITU)と戦略的関係を持ち、より多くの国際標準化への道を提供しながら、世界貿易機関(WTO)が定めるすべての標準開発機関(SDO)の条件に対応しています。IEEE-SAは、900以上の現行標準と500以上の開発中の標準を有しています。
詳しくは http://standards.ieee.org/ をご覧ください。
■IEEEについて
IEEEは、世界最大の技術専門家の組織であり、人類に恩恵をもたらす技術の進展に貢献しています。160カ国、40万人以上のエンジニアや技術専門家の会員を擁する非営利団体で、論文誌の発行、国際会議の開催、技術標準化などを行うとともに、活動を通じて世界中の工学やその他の技術専門職のための信用性の高い「声」として役立っています。
IEEEは、電気・電子工学およびコンピューターサイエンス分野における世界の文献の30%を出版、1,300近い現行標準を策定し、年間1,000を超える国際会議を開催しています。
詳しくは http://www.ieee.org をご覧ください。
これらは、世界全体でのスマートグリッドの効率的な展開を目的としています。
IEEE-SA(アイ・トリプル・イー・スタンダーズ・アソシエーション)のStandards Boardによって最近承認された、新たな標準および標準プロジェクトは、スマートグリッドに関連する100以上の現行標準または開発中の標準のIEEEポートフォリオに新たな一面を加えるものとなります。
IEEE-SAマネージング・ディレクターのジュディス・ゴールマン(Judith Gorman)は、次のように述べています。「IEEE-SAのStandards Boardによって承認された新標準は、世界中で展開しているスマートグリッド普及の副産物といえるでしょう。スマートグリッドの展開が世界中でトレンドとなっている現在、課題に対し、新たな経験やベストプラクティス、洞察が浮き彫りになってきています。IEEE-SAは、このトレンドが始まる前からスマートグリッド関連の標準化開発で世界をリードしてきました。IEEE-SAの標準化とプロジェクトは、電力消費者、電力会社、製造業者を等しく対象とした、スマートグリッドの広範囲で革新的なスマートグリッドをいち早く実現するために、引き続きより深く関わっていきたいと考えています。」
IEEE-SAから新たに発表されたスマートグリッド関連の標準化は、以下の通りです。
●IEEE C37.118.1(TM)-2011 ― 電力系統の同期フェーザ測定標準 ― 同期されたフェーザと変電所での測定頻度と電力系統の分析と運用における静的および動的状況での測定の検証に関する手法と要件を定義。IEEE C37.118.1はIEEE Standards Storeで購入できます。
●IEEE C37.118.2(TM)-2011 ― 電力系統の同期フェーザデータ転送標準 ― フェーザ測定ユニット(PMU)、フェーザ・データ・コンセントレータ(PDC)、その他電力系統アプリケーション間のリアルタイム通信のための手法(メッセージングタイプ、使用、コンテンツ、データ・フォーマットを含む)を指定。IEEE C37.118.2はIEEE Standards Storeで購入できます。
●IEEE C37.238(TM)-2011 ― IEEE標準1588電力系統アプリケーションにおける時刻精度プロトコルの使用に関する標準プロファイル ― 変電所内および地理的に広範な領域の変電所間において、Ethernet通信ネットワークを利用して時刻を正確に同期できるように設計されています。この標準は、ミッションクリティカルな電力系統の保護、制御、自動化、データ通信などのアプリケーションに正確な時刻を配信するための定評ある技術の拡張を目的としています。IEEE C37.238はIEEE Standards Storeで購入できます。
●IEEE C37.232(TM)-2011 ― タイム・シーケンス・データ・ファイル命名のための共通フォーマット(COMNAME)標準 ― 保護および測定のためのデジタル機器から生成されるタイム・シーケンス・データ(TSD)ファイルの命名方法を定義。標準プロシージャは、多数のファイルのレポート、保存、交換、アーカイブ、検索に関連する問題の解決に役立ち、主要電力会社、独立電力管理機構、製造業者の間で評価が高まっています。また、North American Electric Reliability Corporation(NERC)およびNortheast Power Coordinating Council(NPCC)からの推薦を受けており、IEEE C37.232はIEEE Standards Storeで購入できます。
●IEEE 1020(TM)-2011 ― 小型(100kVA〜5MVA)水力発電所向け制御ガイド ― ガイドの当初の策定以降に明らかになった小型水力発電所の制御に関する問題に影響する大幅な技術変化と監視要件に対応するために、既存のIEEE標準を更新。IEEE 1020はIEEE Standards Storeで購入できます。
さらに、IEEE-SAは、スマートグリッドに関連する既存標準開発プロジェクトの対象と目的を変更。IEEE P1409(TM) ― 定格1kV〜38kVの配電系統における電力特性改善のための電力工学の適用に関するドラフトガイド ― 新たな技術である「カスタムパワー」と、電力特性および制御の改善への応用に関する詳細なガイドラインと性能を、紹介および定義するために開発中の標準です。IEEE P1409はIEEE Standards Storeで購入できます。
IEEE-SAについて、詳しくはFacebook( http://www.facebook.com/ieeesa )でご覧になれます。また、Twitterでフォローするには http://www.twitter.com/ieeesa を、Standards Insight Blogをお読みになるには http://www.standardsinsight.com をそれぞれご覧ください。
■IEEE-SAとは
IEEE Standards Association(IEEE-SA)は、電力・エネルギーや情報技術、通信から、交通、医学・医療、さらにはナノ技術といった新しい分野やサイバーセキュリティなど、広範な業界における業界標準規格を主導的に策定しています。世界的に認識されているIEEE-SAは、国際電気標準会議(IEC)、国際標準化機構(ISO)、および国際電気通信連合(ITU)と戦略的関係を持ち、より多くの国際標準化への道を提供しながら、世界貿易機関(WTO)が定めるすべての標準開発機関(SDO)の条件に対応しています。IEEE-SAは、900以上の現行標準と500以上の開発中の標準を有しています。
詳しくは http://standards.ieee.org/ をご覧ください。
■IEEEについて
IEEEは、世界最大の技術専門家の組織であり、人類に恩恵をもたらす技術の進展に貢献しています。160カ国、40万人以上のエンジニアや技術専門家の会員を擁する非営利団体で、論文誌の発行、国際会議の開催、技術標準化などを行うとともに、活動を通じて世界中の工学やその他の技術専門職のための信用性の高い「声」として役立っています。
IEEEは、電気・電子工学およびコンピューターサイエンス分野における世界の文献の30%を出版、1,300近い現行標準を策定し、年間1,000を超える国際会議を開催しています。
詳しくは http://www.ieee.org をご覧ください。