医薬品よりも抗糖化活性の高いハーブティー素材が発見 〜甜茶(テンチャ)、ドクダミ、柿の葉、グァバ〜
[12/03/15]
提供元:@Press
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美肌と抗糖化食品の研究会(発起人:佐伯チズ)は、同志社大学大学院生命医科学研究科糖化ストレス研究センター・八木 雅之講師と共同で、皮膚の糖化による老化を予防する健康茶(ハーブティー)の探索を行いました。その結果、甜茶、ドクダミ、柿の葉、グァバの各種ハーブティー素材が、アミノグアニジン(未承認の医薬品で、AGEs[糖化反応最終生成物]の生成阻害剤)よりも非常に高い活性があることが明らかになりました。
【一次選定試験と結果】
・サンプル: 78種類の健康茶サンプルを80℃の熱水で1時間抽出
・反応条件: 0.6mg/mL I型コラーゲン(牛由来)+0.2mol/L グルコース
60℃、10日間インキュベート
・測定条件: 蛍光性AGEs測定
⇒コラーゲン中の蛍光性AGEsの生成を強く抑制する健康茶(アミノグアニジンの20倍以上の抗糖化活性)を示したものから以下の9種類を一次選定しました。
甜茶、ドクダミ、柿の葉、グァバ、シソ葉、熊笹、ドクダミ葉、ルイボス、ハマ茶。
【二次選定試験と結果】
上記で一次選定した9種類に関してアミノグアニジンと活性の強さを比較しました。評価基準は以下の3つです。
・抗糖化(コラーゲン)
・抗CML(コラーゲン)
・抗糖化(HSA)
⇒甜茶、ドクダミ、ハマ茶、柿の葉、グァバの5種が極めて高い活性を示しました。抗糖化(コラーゲン)に関しては比較対象のアミノグアニジンより54倍から8倍という活性を示しました。これらは肌に良い健康茶(ハーブティー)開発には有望な素材であることが示唆されました。
この結果を踏まえて、角層の糖化(キメの低下、くすみの原因)、コラーゲンやエラスチンの糖化(ハリ・弾力の低下、たるみ・しわの原因)を防ぐハーブティー商品企画へ向けて、「ドクダミ後発酵ブレンド茶の抗糖化活性」を検証しました。
但し、前述の試験で有望だった5種類のうち、ハマ茶(カワラケツメイ)と甜茶(テンヨウケンコウシ)は植物学上で近縁のため、活性の高い甜茶を残して4種類を対象としました。
【試験】
まずお茶そのものの商品特性から飲み続けられることが必要と考え、美味しくて、効果を実感しやすいことを重視しました。そこで風味と高い抗糖化活性のバランスから、ドクダミ後発酵茶をベースと決めました。これに柿の葉茶、甜茶、グァバ茶を1種から3種を組み合わせた8種類のお茶につきAGEs生成抑制作用を試験分析しました。美肌効果を期待するために重要なポイントは、コラーゲン中AGEsやCMLです。特に、CMLの結果を重視しました。
【結果】
●蛍光性AGEs生成抑制作用は、コラーゲン反応系において、8種類すべての組み合わせでアミノグアニジンを上回り、さらにブレンド効果も8種類全てに認められました。最も活性が高かったのは、ドクダミ後発酵茶+柿の葉+グァバの104倍でした。
●8種類のお茶は、非常に高いCML生成抑制作用を有し、特にコラーゲン反応系では顕著でありました。CML生成抑制作用において、アミノグアニジンと比べ、16項目中12項目で、20倍以上の抗AGEs活性がありました。
●CML生成抑制作用において、特に、抗AGEs活性が高かったのは、ドクダミ後発酵茶+柿の葉+甜茶と、ドクダミ後発酵茶+甜茶でありました。
⇒ドクダミ後発酵茶をベースに甜茶、柿の葉、グァバを加えることで、ドクダミ後発酵茶単体よりも美肌のための性能を向上させ、美味しい商品作りが可能なことが明らかになりました。
尚、これらの試験企画と結果は3月15日に本研究会が主催するマスコミ向けセミナーにて発表を行いました。詳細は以下をご参照ください。
WEBマガジン「美肌茶房」 http://bihadasabo.jp/
【一次選定試験と結果】
・サンプル: 78種類の健康茶サンプルを80℃の熱水で1時間抽出
・反応条件: 0.6mg/mL I型コラーゲン(牛由来)+0.2mol/L グルコース
60℃、10日間インキュベート
・測定条件: 蛍光性AGEs測定
⇒コラーゲン中の蛍光性AGEsの生成を強く抑制する健康茶(アミノグアニジンの20倍以上の抗糖化活性)を示したものから以下の9種類を一次選定しました。
甜茶、ドクダミ、柿の葉、グァバ、シソ葉、熊笹、ドクダミ葉、ルイボス、ハマ茶。
【二次選定試験と結果】
上記で一次選定した9種類に関してアミノグアニジンと活性の強さを比較しました。評価基準は以下の3つです。
・抗糖化(コラーゲン)
・抗CML(コラーゲン)
・抗糖化(HSA)
⇒甜茶、ドクダミ、ハマ茶、柿の葉、グァバの5種が極めて高い活性を示しました。抗糖化(コラーゲン)に関しては比較対象のアミノグアニジンより54倍から8倍という活性を示しました。これらは肌に良い健康茶(ハーブティー)開発には有望な素材であることが示唆されました。
この結果を踏まえて、角層の糖化(キメの低下、くすみの原因)、コラーゲンやエラスチンの糖化(ハリ・弾力の低下、たるみ・しわの原因)を防ぐハーブティー商品企画へ向けて、「ドクダミ後発酵ブレンド茶の抗糖化活性」を検証しました。
但し、前述の試験で有望だった5種類のうち、ハマ茶(カワラケツメイ)と甜茶(テンヨウケンコウシ)は植物学上で近縁のため、活性の高い甜茶を残して4種類を対象としました。
【試験】
まずお茶そのものの商品特性から飲み続けられることが必要と考え、美味しくて、効果を実感しやすいことを重視しました。そこで風味と高い抗糖化活性のバランスから、ドクダミ後発酵茶をベースと決めました。これに柿の葉茶、甜茶、グァバ茶を1種から3種を組み合わせた8種類のお茶につきAGEs生成抑制作用を試験分析しました。美肌効果を期待するために重要なポイントは、コラーゲン中AGEsやCMLです。特に、CMLの結果を重視しました。
【結果】
●蛍光性AGEs生成抑制作用は、コラーゲン反応系において、8種類すべての組み合わせでアミノグアニジンを上回り、さらにブレンド効果も8種類全てに認められました。最も活性が高かったのは、ドクダミ後発酵茶+柿の葉+グァバの104倍でした。
●8種類のお茶は、非常に高いCML生成抑制作用を有し、特にコラーゲン反応系では顕著でありました。CML生成抑制作用において、アミノグアニジンと比べ、16項目中12項目で、20倍以上の抗AGEs活性がありました。
●CML生成抑制作用において、特に、抗AGEs活性が高かったのは、ドクダミ後発酵茶+柿の葉+甜茶と、ドクダミ後発酵茶+甜茶でありました。
⇒ドクダミ後発酵茶をベースに甜茶、柿の葉、グァバを加えることで、ドクダミ後発酵茶単体よりも美肌のための性能を向上させ、美味しい商品作りが可能なことが明らかになりました。
尚、これらの試験企画と結果は3月15日に本研究会が主催するマスコミ向けセミナーにて発表を行いました。詳細は以下をご参照ください。
WEBマガジン「美肌茶房」 http://bihadasabo.jp/