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京都精華大学 ポピュラーカルチャー学部が誕生 - 音楽とファッションの2コースで構成!ミュージシャン、プロデューサーの佐久間正英 氏ら一流のクリエイターが教員に就任 -

 京都精華大学(所在地:京都市左京区、学長:坪内 成晃)は、2013年4月に開設を予定しているポピュラーカルチャー学部の設置に関する届出書類を文部科学省に提出いたしました。この届出により、設置に係るすべての手続きが完了いたしました。本学部は音楽コース、ファッションコースの2コースから構成され、募集定員は118名です。


1.就任予定教員について

 音楽コースでは、BOOWY、GLAY、JUDY AND MARYなど、日本を代表するロックバンドのプロデュースを手掛けてきた佐久間正英 氏、ジューシィ・フルーツや小泉今日子など数多くのアーティストをプロデュースする他、音楽評論でも活躍する近田春夫 氏、「虹の都へ」「ベステンダンク」などのヒット作品を持つミュージシャン、プロデューサーの高野寛 氏、日本のヒップホップのパイオニアである「スチャダラパー」でMCを務めるミュージシャンのBOSE(ボーズ) 氏などが就任予定です。

 ファッションコースでは、自身のブランド「ナイーマ(NAiyMA)」を設立、東京コレクションでも活躍したデザイナーの柳田剛 氏、文化出版局で『ハイ・ファッション』『装苑』の雑誌編集に携わり、『ハイファッション・オンライン』のチーフディレクターを務めてきたファッションエディターの西谷真理子 氏、パタンナーの中道友子 氏などが就任予定。
 その他にも客員教授として、「はっぴいえんど」のメンバーで、「イエロー・マジック・オーケストラ(Y.M.O)」で世界中にテクノポップブームを巻き起こした細野晴臣 氏や、日本初のリミックスDJとして活躍する他、「裏原宿」と呼ばれる90年代のストリート・ファッションを牽引してきたプロデューサーの藤原ヒロシ 氏、音楽家、俳優、プロデューサー、映画監督のピエール・バルー 氏の就任を予定しています。

 なお、ポピュラーカルチャー学部特設サイト( http://www.kyoto-seika.ac.jp/popularculture/ ※4月25日15時に公開予定です。)では、就任予定教員からのメッセージを公開中です。


【ポピュラーカルチャー学部 就任予定教員(2012年4月25日現在)】
[音楽コース]
教授:佐久間正英(さくままさひで)
経歴:ミュージシャン、音楽プロデューサー。
「四人囃子」ベーシスト。PLASTICSから始まり、BOOWY、GLAY、JUDY AND MARYなど、数多くの日本を代表するロックバンドのプロデュースを手掛ける。

教授:高野寛(たかのひろし)
経歴:ミュージシャン、プロデューサー、作編曲家。
トッド・ラングレンプロデュースによる「虹の都へ」「ベステンダンク」のヒット作品を持つ。その他、鈴木慶一、坂本龍一など多数のミュージシャンのサポートギタリストなども務める。

教授:近田春夫(ちかだはるお)
経歴:ロックンローラー。
近田春夫&ハルヲフォンを始め数多くのバンドで活躍。ジューシィ・フルーツや小泉今日子など数多くのアーティストをプロデュース。その他にも『週刊文春』の連載「考えるヒット」など音楽評論でも活躍中。

教授:永田純(ながたじゅん)
経歴:音楽エージェント、プロデューサー。
矢野顕子、大貫妙子のマネジメント、細野晴臣、野宮真貴、マルセル・マルソーなどのエージェントを担当。2011年に一般社団法人ミュージック・クリエイターズ・エージェントを立ち上げ、独立して活動するミュージシャン支援を行っている。

教授:中伏木寛(なかふしきひろし)
経歴:サウンドデザイナー。
ミュージシャンとしても活動。放送、イベント、店舗におけるBGM制作なども手掛ける。

准教授:落晃子(おち あきこ)
経歴:音楽家。
高等学校、専門学校、大学等にて20年近く音楽教育現場に携わる。音楽家「RAKASU PROJECT.」としてサウンドインスタレーションや現代美術作家との共演など活動等多数。

准教授:BOSE(ボーズ)
経歴:ミュージシャン。
日本のヒップホップのパイオニア「スチャダラパー」のMC。ヒット作品は小沢健二との共演「今夜はブギーバック」。個人としてもテレビ、執筆など幅広いジャンルにて活動を行う。

准教授:安田昌弘(やすだまさひろ)
経歴:ポピュラー音楽研究者。
10年以上に渡り欧州にて活動。訳書に『ポピュラー音楽理論入門』、『ポピュラー音楽をつくる』。共著に『ポピュラー音楽へのまなざし』など。

講師:谷口文和(たにぐちふみかず)
経歴:ポピュラー音楽研究者。
音楽に産業やメディアの観点からアプローチした研究活動を行う。共著の『音楽未来形〜デジタル時代の音楽文化のゆくえ』のほか、『ミュージック・マガジン』誌など商業音楽専門誌などにおいても執筆活動を行う。

[ファッションコース]
教授:中道友子(なかみちともこ)
経歴:パタンナー。
文化服装学院で40年近く教鞭をとる。自身の著作『パターンマジック』は世界的にも高い評価を持ち、各国語翻訳されファッション業界での基本書として扱われている。

教授:西谷真理子(にしたにまりこ)
経歴:ファッションエディター。
文化出版局にて『ハイ・ファッション』、『装苑』の雑誌編集に携わり、『ハイファッション・オンライン』のチーフディレクターを務める。その他、ファッションに関する企画展や執筆なども手掛ける。

教授:柳田剛(やなぎだたけし)
経歴:デザイナー。
「トキオ・クマガイ」の企画を経て、自身のブランド「ナイーマ(NAiyMA)」を設立。東京コレクションなどを中心に精力的に活躍。現在はフリーランスデザイナーとしてアパレルデザイン企画に携わる。

[学部共通]
教授:斎藤光(さいとうひかる)
経歴:研究者(専門は生物学史・性科学誌・近現代文化誌)。
著書に『幻想の性 衰弱する身体』、共編著書に『性的なことば』など。最近、「京都の/と尖端少女」というテーマでモダニズムを調査中。また、日本の「カフェー」ジャンルを研究中。

准教授:大下大介(おおしもだいすけ)
経歴:プロデューサー。
映画・演劇・TVの現場制作を経て、映像制作会社にてデザイン制作に携わる。
現在、音楽フェス・店舗・商品の企画、運営を手掛ける。また、音と映像による空間演出ユニット「TEN_SEN_TEN」の一員として活動している。


客員教授:藤原ヒロシ(ふじわらひろし)
経歴:プロデューサー。
日本初のリミックスDJとして活躍し、音楽活動の他、多数のアーティストのプロデュースを手掛ける。
また「裏原宿」と呼ばれる90年代のストリート・ファッションシーンを牽引し、現在、NIKEのクリエイティブコンサルティングを務める。

客員教授:細野晴臣(ほそのはるおみ)
経歴:ミュージシャン、プロデューサー。
日本語ロックの礎とよばれる「はっぴいえんど」のメンバー。日本を代表するミュージシャン。高橋幸宏、坂本龍一とのユニット「イエロー・マジック・オーケストラ(Y.M.O)」は世界中にテクノポップブームを巻き起こす。ソロ活動の他、多数のアーティストのユニットやプロデューサーや映画音楽制作においても活躍。

客員教授:Pierre Barouh(ピエール バルー)
経歴:音楽家、俳優、プロデューサー、映画監督。
カンヌ国際映画祭グランプリ作品のフランス映画『男と女』に俳優として出演。同名の主題歌にて作詞と歌を担当。ヨーロッパ最古のインディペンデントレーベル「サラヴァ(Saravah)」主宰。


2.新学部設置の目的について

 マンガ、アニメ、音楽、ファッションなど「ポピュラーカルチャー」として括られる領域の中でも、とりわけ音楽とファッションは、若い世代にとって自分の世界観やアイデンティティの形成に深くつながる領域です。にもかかわらず、これらの領域はこれまで高等教育機関で正面から取り扱われることがほとんどありませんでした。本学はこの社会的、文化的に大きな意義をもつ2領域を教育研究分野として確立することに、日本の大学として初めて取り組みます。
 音楽、ファッションともに、メディアと産業システムの激しい変化のなかにあります。両分野において求められるのは、時代の先端を切り拓くクリエイター。演奏やデザインといった技術の習得だけでなく、現代社会とそこに生きる人間に対する理論的考察をも重視し、新しい文化を創造するクリエイターを育てます。


3.新学部のカリキュラムについて

ポピュラーカルチャー学部の3つの特徴
■音楽、ファッションをそれぞれ「つくる」「届ける」「考える」の3本柱で学ぶ。
■音楽コース、ファッションコースが領域を越えてともに学ぶ授業がある。
■一流のクリエイターである教員が直接指導する。

[学部共通]
 「つくる」技術に加え、音楽・ファションと社会をつなぐ「届ける」、音楽・ファッションを社会的に位置づける「考える」力も養います。音楽やファッションの歴史やビジネスモデル、マーケティング、批評についてなど、理論の側面からも学ぶのが、大きな特徴です。3年次以降には、自分の思考に合わせ、「つくる」「届ける」「考える」のどの力をより伸ばしていくのかを考え、ゼミや授業を選択していきます。
 また、両コースがともに学ぶ「領域横断基礎演習」「企画演習」などの科目では、ファッションイベントや音楽イベント、Webコンテンツ、雑誌などを手段に、自分たちの音楽、ファッションを社会へ発信していくカリキュラムを設けています。

[音楽コース]
 音楽コースでは、ポップスやロック、クラブミュージックをはじめとした「ポピュラー音楽」に取り組み、新しい時代に必要な音楽のつくり方を基礎から学びます。

●1年生:まずは「つくる」ことに焦点をあてる。録音機材で収録したり、曲をバラして作り直すなど、曲づくりや音づくりの基礎を学ぶ。

●2年生:音響スタジオでのレコーディングや歌詞つきの作編曲に取り組むなど、1年次の「つくる」作業を一歩進める。また同時に「届ける」に特化した実習も行う。雑誌の編集やWebでの音楽配信、あるいはイベント運営などのプロジェクトを通じた発信手段も身につける。

●3年生:「つくる」「届ける」「考える」を軸に、クラスに分かれて各自のテーマを絞り込む。音楽イベントを企画し、レーベルを立ち上げて、Webで音楽情報を発信することも想定。

●4年生:指導教員と相談を繰り返し、4年間の集大成となる卒業制作を完成させる。また、作品制作だけでなく、制作物の発信や販売も視野に入れる。

[ファッションコース]
 ファッションコースでは、実際にショーをプロデュースするプロジェクトや、服のデザインからブランド設立までを体験する授業も実施します。

●1年生:まずは手を動かし、服づくりを好きになることから始める。ファッションデザインの原型となるパターンの基礎を知り、シャツやワンピースなどの制作実習も行う。また、ファッションについての固定概念を柔らかくするため、さまざまなジャンルの作品鑑賞やファッション批評も学ぶ。

●2年生:ジャケットをはじめとした複雑な服のデザインやパターンに取り組み、服づくりの基礎知識や基本的なテクニックを身につける。また、Webや雑誌などのメディアで発信する手法など、届けるための表現手段についても学んでいく。

●3年生:各自の興味に応じたクラスに分かれる。ファッションブランドを立ち上げたり、立体裁断、パターンなどの技術を深めたり、ショップの空間演出や展覧会の企画も行う。

●4年生:これまで身につけた知識と技術を駆使し、卒業制作に取り組む。服のデザインと制作、ショーの企画やプロデュース、ファッション史を踏まえた新しいファッション論の展開など、その成果を結実させる。


4.想定される進路

[音楽コース]
ミュージシャン、ソングライター、サウンドデザイナー、音楽プロデューサー、音楽ライター、音楽サイトや雑誌の編集者、イベント企画者など

[ファッションコース]
ファッションデザイナー、アパレルブランドプロデューサー、スタイリスト、ファッションサイトや雑誌の編集者、ショー・イベントプロデューサーなど
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