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2021年度「調理師養成施設入学者・留学生実態調査」データ発表


公益社団法人 全国調理師養成施設協会(会長:服部幸應、所在地:東京都渋谷区) は、従前より、全国の調理師学校に対し、入学者・留学生の実態調査を、数年おきに実施してきました。
2016年度からは調理師学校の今の実態をより正確に把握するため、毎年調査を行っています。
今年度の調査データを集計しましたので、その結果および動向をお知らせします。
調査結果のポイント
■今年度の調理師学校の留学生の入学者総数は312人で、昨年度から252人も減少しました。なお、昨年度はその前年度から108人増加して564人というこれまでの最大数となっていました。
■留学生の出身国は、中国、韓国、ベトナム、台湾が多くを占めています。
■調理師専門学校に入学した留学生を課程別にみると、1年制に対して2年制以上の課程に約3倍の人数が在籍しています。専門的な調理技術を習得したいという意識の表れであることがうかがえます。
■留学生が専攻する料理部門を調査したところ、7割以上が日本料理を専攻していました。
■調理師学校の入学者数は、ここ数年、低下している就学人口に比べて、横ばいであるといえます。
調 査 名:2021年度調理師養成施設入学者・留学生実態調査
調 査 期 間:2021年5月12日〜5月31日
調 査 対 象:全調理師養成施設271校(内269校より回答・回答率99.2%)
実 施 主 体:公益社団法人 全国調理師養成施設協会
留学生総数および留学生出身国(地域) 上位4か国(地域)
調理師学校の留学生は、昨年度に比べ一気に減少
今年度の調理師学校における留学生の入学者総数は312人で、過去最高であった昨年度に比べて、252人の減少となりました。国(地域)別では、アジア圏を中心に、23カ国(地域)から留学生が来ています。また、留学生を受け入れている学校数は、昨年度より6校減の50校でした。新型コロナウイルスの影響は否めませんが、各学校で留学生対象の新課程を設置する動きもあるので、今後の調査が必要です。
画像 : https://newscast.jp/attachments/Hkj2OLI2OPv22Ylyz4dV.jpg
留学生在籍課程
1年制でも調理師免許は取得できますが、より専門的な調理技術を習得するために、2年制以上の課程に在籍する留学生が4分の3を占めています。
画像 : https://newscast.jp/attachments/XZzruYBilLkHjncMobgg.jpg
留学生の専攻料理部門
日本料理を専攻する留学生が多い
前年度入学した留学生が、2年次進級時、または1年制卒業時に専攻する専門料理部門を調査しました。
学校によって、料理部門を専攻しないところもありますが、専攻ありの留学生のうち、日本料理を専攻した学生が7割を占める結果となりました。
画像 : https://newscast.jp/attachments/7P1bsgEnvd9Zw9fipvX3.jpg
調理師学校入学者の推移
調理師学校入学者は横ばい
調理師学校の入学者は、就学人口の低下に伴い減少してきました。
しかしながら、2016年度以前、就学人口の低下ペースに比べて著しく減少していた入学者数は、ここ数年は就学人口の低下ペースよりも緩やかになっているといえます。
今後も、引き続き調査を続けたいと考えています。
画像 : https://newscast.jp/attachments/69ucEjnwGjWO21OY4Pud.jpg
全調協(公益社団法人 全国調理師養成施設協会)とは?
1973年(昭和48)設立。全国213校の調理師養成施設(いわゆる調理師学校)を会員とし、調理師養成施設の教育を振興し、内容の充実を図ることを目的としている。
調理師養成教育は、専修学校をはじめとして、高等学校、各種学校、短期大学、大学、短期大学校などさまざまな学校群・教育課程で展開されている。
画像 : https://newscast.jp/attachments/EP7iA4dIhTrVck6yHMMI.jpg
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