違反率60%超…無秩序に氾濫する違反屋外広告物から街の景観を守れ!講演会「都市環境と広告景観〜サインの未来を一緒に考えよう!〜」ストリートデザイン研究機構が、6月29日(金)に中野サンプラザにて開催
[12/06/12]
提供元:@Press
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NPO法人ストリートデザイン研究機構(本部:東京都中野区、代表者:高橋 芳文)は「都市環境と広告景観〜サインの未来を一緒に考えよう!〜」と題した講演会を6月29日(金)午後6時半から、東京都中野区の中野サンプラザ(7階研修室)にて開催いたします。
本講演会では都市環境デザインの権威で同機構顧問の宮沢 功氏に講演いただき、企業、行政、市民など様々な立場の人を交えて「人が歩きたくなる」魅力的な街の広告景観について考え、都市環境における屋外広告物の違反設置問題に係る意識共有と改善のための啓蒙を図ってまいります。当日は全国から屋外広告物に係る行政機関、企業、市民など様々な立場の人が参加されますので、交流、情報交換していただければと考えております。
【違反率60%超。街に氾濫する違反屋外広告物】
2004年に景観法が制定され屋外広告物の問題は景観政策の中で重要な柱のひとつになっていますが、都市には未だ違法設置の屋外広告物が溢れて景観が損なわれ、全国の景観行政団体はこの問題に苦しんでいます。
2009年に京都市役所が行った屋外広告物モデル地域の違反調査によると、3,967社のうち2,511社になんらかの違反があり、違反率は63.3%にもなっています。
また、福岡市の平成22年度「屋外広告物の実態調査」によると、市内に設置された10平方メートルを超える広告塔や広告版、突き出し看板など1万1,473件のうち、市の屋外広告物条例で義務付けられている許可申請は35%程度、残りの65%は無許可広告物であることがわかっています。屋外広告物が無秩序に氾濫すると街の美観や優れた自然景観などが損なわれるおそれがあります。
この様な背景から特定非営利活動法人ストリートデザイン研究機構は、屋外広告物専門の景観整備団体を目指し、違反広告物の取り締まりと良好な広告景観の形成とコミュニティサインの研究開発を目的に活動します。コミニティサインの具体的な事例をグリーンズの著書「ソーシャルデザイン-社会をつくるグッドアイデア集」朝日出版社から引用します。
『シャッター街と化した地方の商店街は、今や日本各地ですっかり見慣れた光景です。商店街に立ち寄る事なく素通りしてしまう人が多い事が新たな問題となっています。・・・とかく人はうわさ話がすきなものです。八戸市商店街のお店一軒一軒を周り、店にまつわる「うわさ話」を取材しました。店主や店員さんの最近うれしかったことや、ちょっとした自慢、趣味や悩み等個人的なことからお店でのエピソードなどを聞き出します。そこで面白いと思ったのを「‥‥らしい」といったうわさ話風のコピーにして、黄色い吹き出し型のプレートに印刷し、店頭に貼り出します。ここの店員さんはゴルフがめちゃめちゃ上手いらしい。一見そんな他愛もないこと、と思われることでも。通りがかった人たちは、その「うわさ」を見て足を止めたり、それに端を発してお店の人と会話がうまれたりします、人々はそれまで以上に地元の商店に対して親近感や好奇心を待つようになり、それが関係を深めるきっかけになると言う斬新な仕掛けなのです。』
八戸市商店街の事例はサインの新しい可能性を示しています。講演会では講師と参加者が一緒になって都市景観の現状と課題に目を向け未来のサインについて考えていただきます。
【講演会開催概要】
開催日 :2012年6月29日(金)
時間 :18:30〜21:00(イベント) 21:30〜22:00(懇親会)
場所 :サンプラザ中野 7階研修室8
東京都新宿区新宿5-15-8
講師 :宮沢 功氏
講演内容 :「人にとって景観は何のためにあるのか」
「取り締まるだけでは解決しない違反屋外広告物問題」
「広告景観の表と裏」
「歌舞伎町・西新宿 2つの顔を持つ新宿の欲望と都市景観コント
ロール」
「広告物が持つ公共性とは」
「コミュニティサインという考え方」
「住民参加で考える屋外広告物のマネジメント」
参加費用 :会員…2,000円
一般…3,500円
定員 :50名
申込み方法:下記URLの申し込みフォームより
http://streetmarketing.jp/sd/
【ストリートデザイン研究機構とは】
特定非営利活動法人ストリートデザイン研究機構は、景観や街づくりの専門家を理事に迎え、国内外におけるストリートデザインの研究開発や、我が国における地域コミュニティ再生、地域の活性化を推進すると共に、次世代の日本にふさわしいストリート文化を構築し、新しい都市づくり、地域づくりの発展に寄与することを目的に活動しています。
【宮沢 功氏のプロフィール】
1941年東京生まれ。
1959年GKインダストリアルデザイン研究所に入所、1982年GK設計へ移籍後、取締役社長、取締役相談役を経て2009年定年退職。
入社以来ヤマハ発動機のモーターサイクルデザイン、京都信用金庫などのインテリア、大阪万博、つくば博、都市のサイン・SFを手がける。その後2004年富山ライトレール、2009年市内環状線のトータルデザインを担当し、現在は環境デザイン領域で活躍されています。
【今後の展開】
同機構は屋外広告物専門の景観整備団体を目指し、都市の違反広告物を取り締まり、美しい景観の形成に寄与する事を目指してまいります。
また各地の地元住民を対象に、都市景観の啓蒙活動を目的にした現場型のワークショップを開催し、地元住民も巻き込んだカタチでの地域の景観整備に係るガイドラインの制定、条例の作成などを見据えた活動をしてまいります。
【NPO法人概要】
名称 : NPO法人ストリートデザイン研究機構
所在地 : 〒165-0024 東京都中野区松が丘2-19-11
代表者 : 高橋 芳文
URL : http://streetmarketing.jp/sd/
本講演会では都市環境デザインの権威で同機構顧問の宮沢 功氏に講演いただき、企業、行政、市民など様々な立場の人を交えて「人が歩きたくなる」魅力的な街の広告景観について考え、都市環境における屋外広告物の違反設置問題に係る意識共有と改善のための啓蒙を図ってまいります。当日は全国から屋外広告物に係る行政機関、企業、市民など様々な立場の人が参加されますので、交流、情報交換していただければと考えております。
【違反率60%超。街に氾濫する違反屋外広告物】
2004年に景観法が制定され屋外広告物の問題は景観政策の中で重要な柱のひとつになっていますが、都市には未だ違法設置の屋外広告物が溢れて景観が損なわれ、全国の景観行政団体はこの問題に苦しんでいます。
2009年に京都市役所が行った屋外広告物モデル地域の違反調査によると、3,967社のうち2,511社になんらかの違反があり、違反率は63.3%にもなっています。
また、福岡市の平成22年度「屋外広告物の実態調査」によると、市内に設置された10平方メートルを超える広告塔や広告版、突き出し看板など1万1,473件のうち、市の屋外広告物条例で義務付けられている許可申請は35%程度、残りの65%は無許可広告物であることがわかっています。屋外広告物が無秩序に氾濫すると街の美観や優れた自然景観などが損なわれるおそれがあります。
この様な背景から特定非営利活動法人ストリートデザイン研究機構は、屋外広告物専門の景観整備団体を目指し、違反広告物の取り締まりと良好な広告景観の形成とコミュニティサインの研究開発を目的に活動します。コミニティサインの具体的な事例をグリーンズの著書「ソーシャルデザイン-社会をつくるグッドアイデア集」朝日出版社から引用します。
『シャッター街と化した地方の商店街は、今や日本各地ですっかり見慣れた光景です。商店街に立ち寄る事なく素通りしてしまう人が多い事が新たな問題となっています。・・・とかく人はうわさ話がすきなものです。八戸市商店街のお店一軒一軒を周り、店にまつわる「うわさ話」を取材しました。店主や店員さんの最近うれしかったことや、ちょっとした自慢、趣味や悩み等個人的なことからお店でのエピソードなどを聞き出します。そこで面白いと思ったのを「‥‥らしい」といったうわさ話風のコピーにして、黄色い吹き出し型のプレートに印刷し、店頭に貼り出します。ここの店員さんはゴルフがめちゃめちゃ上手いらしい。一見そんな他愛もないこと、と思われることでも。通りがかった人たちは、その「うわさ」を見て足を止めたり、それに端を発してお店の人と会話がうまれたりします、人々はそれまで以上に地元の商店に対して親近感や好奇心を待つようになり、それが関係を深めるきっかけになると言う斬新な仕掛けなのです。』
八戸市商店街の事例はサインの新しい可能性を示しています。講演会では講師と参加者が一緒になって都市景観の現状と課題に目を向け未来のサインについて考えていただきます。
【講演会開催概要】
開催日 :2012年6月29日(金)
時間 :18:30〜21:00(イベント) 21:30〜22:00(懇親会)
場所 :サンプラザ中野 7階研修室8
東京都新宿区新宿5-15-8
講師 :宮沢 功氏
講演内容 :「人にとって景観は何のためにあるのか」
「取り締まるだけでは解決しない違反屋外広告物問題」
「広告景観の表と裏」
「歌舞伎町・西新宿 2つの顔を持つ新宿の欲望と都市景観コント
ロール」
「広告物が持つ公共性とは」
「コミュニティサインという考え方」
「住民参加で考える屋外広告物のマネジメント」
参加費用 :会員…2,000円
一般…3,500円
定員 :50名
申込み方法:下記URLの申し込みフォームより
http://streetmarketing.jp/sd/
【ストリートデザイン研究機構とは】
特定非営利活動法人ストリートデザイン研究機構は、景観や街づくりの専門家を理事に迎え、国内外におけるストリートデザインの研究開発や、我が国における地域コミュニティ再生、地域の活性化を推進すると共に、次世代の日本にふさわしいストリート文化を構築し、新しい都市づくり、地域づくりの発展に寄与することを目的に活動しています。
【宮沢 功氏のプロフィール】
1941年東京生まれ。
1959年GKインダストリアルデザイン研究所に入所、1982年GK設計へ移籍後、取締役社長、取締役相談役を経て2009年定年退職。
入社以来ヤマハ発動機のモーターサイクルデザイン、京都信用金庫などのインテリア、大阪万博、つくば博、都市のサイン・SFを手がける。その後2004年富山ライトレール、2009年市内環状線のトータルデザインを担当し、現在は環境デザイン領域で活躍されています。
【今後の展開】
同機構は屋外広告物専門の景観整備団体を目指し、都市の違反広告物を取り締まり、美しい景観の形成に寄与する事を目指してまいります。
また各地の地元住民を対象に、都市景観の啓蒙活動を目的にした現場型のワークショップを開催し、地元住民も巻き込んだカタチでの地域の景観整備に係るガイドラインの制定、条例の作成などを見据えた活動をしてまいります。
【NPO法人概要】
名称 : NPO法人ストリートデザイン研究機構
所在地 : 〒165-0024 東京都中野区松が丘2-19-11
代表者 : 高橋 芳文
URL : http://streetmarketing.jp/sd/