GfK Japan調べ:ヘッドセット販売動向
[12/06/15]
提供元:@Press
提供元:@Press
ジーエフケー マーケティングサービス ジャパン株式会社(所在地:東京都中野区、代表取締役社長:朝比奈 進)は、家電量販店、総合量販店、およびインターネットにおけるヘッドセット(*)の販売動向を発表した。
(*)ヘッドセット:マイク付きヘッドフォン(ステレオ、モノラル)
【概要】
・2011年度(2011年4月-2012年3月)のヘッドセット市場は、数量前年比23%増、金額前年比25%増。
・音楽視聴に適した製品が増加。カナルタイプは、数量構成比35%と2010年度から12%ポイント伸長。
・インターネット経由での販売が拡大、Bluetooth対応製品など高単価製品の構成比は店頭より高い。
【用途の広がりと認知度向上により市場は数量・金額共に拡大】
2011年度、ヘッドセット市場は数量前年比23%増、金額前年比25%増を記録した(図1)。この背景には従来からの車載用のアクセサリやスカイプ、チャットなどの音声通信に加え、携帯電話、スマートフォンでの通話や音楽視聴など、使用用途が広がったことがある。また、スマートフォン対応を謳った製品が急増し、展示が音響機器売場だけでなく通信機器売場へ広がったことも、製品の認知度向上に貢献したと言える。参入メーカーは増加しており、2011年度は前年度より20%近く多い、国内外約190ブランドの販売実績が集計された。
(図1)チャネル別 販売数量
http://www.atpress.ne.jp/releases/28041/a_1.jpg
【音楽使用に適したステレオタイプ、カナルタイプが伸長】
再生方式別にみると、2011年度ではステレオ方式が数量構成比59%へ拡大した(図2)。また、装着タイプ別では、カナルタイプが2010年度から12%ポイント増の同35%へ伸長した。従来はPCの通話用等として、モノラル方式やヘッドバンド・耳かけタイプなどの構成比が高かったが、音楽データ取り込み時の操作性・利便性に優れたスマートフォンの増加により、音楽視聴により適した製品が拡大していると考えられる。また、コードが邪魔にならないBluetooth対応製品も3割近くまで伸長した。利用シーンの広がりに伴い、ヘッドセットは外出先でも使いやすいデザイン、機能など、付加価値の高い製品が選ばれる傾向が強まっていると言える。
(図2)タイプ別数量構成比
http://www.atpress.ne.jp/releases/28041/b_2.jpg
【高価格帯製品比率はインターネットが上回る】
2011年度の販売チャネル別構成比を見ると、数量ベースでは店頭が約8割を占め、インターネットは2割未満にとどまった。しかしながら、インターネットは高価格帯製品の販売比率が高いため、金額ベースでは3割弱を占めた。
実売価格5,000円以上の数量構成比は店頭の6%に対し、インターネットでは28%、更にBluetooth対応製品の構成比については、インターネットは48%と、店頭の23%を上回った(図3)。また、ノイズキャンセリング対応製品の構成比も、インターネットは前年度から2倍近く伸長し5%へ達した。
2011年度のインターネットの成長率は数量ベースで36%増と店頭の同20%増を上回っており、今後の動向が一層注目される。
(図3)2011年度販売チャネル別 数量構成比
http://www.atpress.ne.jp/releases/28041/c_3.jpg
≪GfK Japanのデータについて≫
全国有力家電量販店より、毎日POSデータを収集。モデル別であらゆるカテゴリーの動向を調査している。多くの市場データが出荷時点を捉えているのに対し、販売時点で実需を細かく追っているのが特徴である。
また、同様に総合量販店(GMS)や地域家電店、インターネットチャネルなどからも販売データを収集している。
※弊社名を報道にて引用頂く場合は、正式社名のほか、「GfK Japan」、「ジーエフケー ジャパン」、「GfKジャパン」の略記でも結構です。
■ジーエフケー マーケティングサービス ジャパン株式会社
URL: http://www.gfkrt.com/japan/
(*)ヘッドセット:マイク付きヘッドフォン(ステレオ、モノラル)
【概要】
・2011年度(2011年4月-2012年3月)のヘッドセット市場は、数量前年比23%増、金額前年比25%増。
・音楽視聴に適した製品が増加。カナルタイプは、数量構成比35%と2010年度から12%ポイント伸長。
・インターネット経由での販売が拡大、Bluetooth対応製品など高単価製品の構成比は店頭より高い。
【用途の広がりと認知度向上により市場は数量・金額共に拡大】
2011年度、ヘッドセット市場は数量前年比23%増、金額前年比25%増を記録した(図1)。この背景には従来からの車載用のアクセサリやスカイプ、チャットなどの音声通信に加え、携帯電話、スマートフォンでの通話や音楽視聴など、使用用途が広がったことがある。また、スマートフォン対応を謳った製品が急増し、展示が音響機器売場だけでなく通信機器売場へ広がったことも、製品の認知度向上に貢献したと言える。参入メーカーは増加しており、2011年度は前年度より20%近く多い、国内外約190ブランドの販売実績が集計された。
(図1)チャネル別 販売数量
http://www.atpress.ne.jp/releases/28041/a_1.jpg
【音楽使用に適したステレオタイプ、カナルタイプが伸長】
再生方式別にみると、2011年度ではステレオ方式が数量構成比59%へ拡大した(図2)。また、装着タイプ別では、カナルタイプが2010年度から12%ポイント増の同35%へ伸長した。従来はPCの通話用等として、モノラル方式やヘッドバンド・耳かけタイプなどの構成比が高かったが、音楽データ取り込み時の操作性・利便性に優れたスマートフォンの増加により、音楽視聴により適した製品が拡大していると考えられる。また、コードが邪魔にならないBluetooth対応製品も3割近くまで伸長した。利用シーンの広がりに伴い、ヘッドセットは外出先でも使いやすいデザイン、機能など、付加価値の高い製品が選ばれる傾向が強まっていると言える。
(図2)タイプ別数量構成比
http://www.atpress.ne.jp/releases/28041/b_2.jpg
【高価格帯製品比率はインターネットが上回る】
2011年度の販売チャネル別構成比を見ると、数量ベースでは店頭が約8割を占め、インターネットは2割未満にとどまった。しかしながら、インターネットは高価格帯製品の販売比率が高いため、金額ベースでは3割弱を占めた。
実売価格5,000円以上の数量構成比は店頭の6%に対し、インターネットでは28%、更にBluetooth対応製品の構成比については、インターネットは48%と、店頭の23%を上回った(図3)。また、ノイズキャンセリング対応製品の構成比も、インターネットは前年度から2倍近く伸長し5%へ達した。
2011年度のインターネットの成長率は数量ベースで36%増と店頭の同20%増を上回っており、今後の動向が一層注目される。
(図3)2011年度販売チャネル別 数量構成比
http://www.atpress.ne.jp/releases/28041/c_3.jpg
≪GfK Japanのデータについて≫
全国有力家電量販店より、毎日POSデータを収集。モデル別であらゆるカテゴリーの動向を調査している。多くの市場データが出荷時点を捉えているのに対し、販売時点で実需を細かく追っているのが特徴である。
また、同様に総合量販店(GMS)や地域家電店、インターネットチャネルなどからも販売データを収集している。
※弊社名を報道にて引用頂く場合は、正式社名のほか、「GfK Japan」、「ジーエフケー ジャパン」、「GfKジャパン」の略記でも結構です。
■ジーエフケー マーケティングサービス ジャパン株式会社
URL: http://www.gfkrt.com/japan/