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淺野健一が最先端デジタルスカルプティングを駆使した個展「phantazo」を東京で開催

世界市場においてアーティストマネジメント事業・マーケティングコンサル事業を手がける株式会社トーキョー・ダブ・エージェント(英:TOKYO DUB AGENT COMPANY,LTD.、代表取締役:高木一芳)は、最先端デジタルスカルプティングを駆使した淺野健一 個展「phantazo」を、2021年11月18日(木)から2021年12月10日(金)まで東京で開催する。

画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/280494/LL_img_280494_1.jpg
The glitch & glitch1-12

国宝級の仏像等を修復してきた伝統的技術をベースに「憑依」「一体化」をテーマにしながら、木彫にポップカルチャー的要素を融合させ、現代アートヘと昇華させる淺野健一。近年では最先端のデジタルスカルプティングを駆使し、自らクリエーションした3Dデータをベースに木彫技術と融合した新たな彫刻のあり方を追求している。

本個展ではglitch(コンピュータのバグ)を可視化したこれまで体験したことのないリアルとバーチャルの境界線を彷徨う空間を創造する。また、新作と旧作が登場するゲームも体験できる。


シミュレーション仮説というものがある。
この世界は高度に発達した文明によって作られたシミュレーションでバーチャルな世界なのではないか、という仮説。私も常々、今のこの肉体は借りてるだけという感覚になる時がある。この仮説に基づくなら、人間が想像してきたものは全てただの情報に過ぎないことになり、宗教が語ってきた天国や地獄や、神話が語ってきた神が住む世界、鬼が住む世界、そしてネット世界、バーチャル空間も全て同一線上に語れることになる。ならば民話や神話に語られる夢と現を行き交うような話は、シミュレートのバグによって生じたものではないのか。人の進化の一つの形として、機械やコンピュータとの融合がSFや都市伝説で語られ始めている。
現実世界でサイボーグとして、あるいはサイバー空間でデータとして永遠に生きるのか、そんな世界でもやはり何かを拝んで救いを求めたくなる時もあるのだろうか。そして形が変わっても永遠に生き続けることは、人にとって幸せなのか不幸なのか、天国なのか地獄なのかの2極性を表現する。
本個展では科学やテクノロジーとは対極に位置する宗教の、シンボルである偶像に3Dモデリングによるバグを起こした形を創造した。これは光背が如来の頭にめり込み、形の表面(ポリゴン)が壊れて体積がない状態。エッシャーの絵のように本来はPCの画面上でしか存在できない形である。PC上でしか存在できない形をリアルに目の当たりにすることによって夢と現の境界線を曖昧にしひいては、今この現実を生きているか?というメッセージを問いかける。個展タイトルの「phantazo」は古典ギリシャ語で「可視化する」の意。本展ではglitch(コンピュータのバグ)を可視化した。


■淺野健一個展「phantazo」
会期 : 2021年11月18日(木)〜2021年12月10日(金)
休廊日: 毎週日曜日、祝日
会場 : DUB GALLERY AKIHABARA https://www.dub-gallery.com
所在地: 東京都千代田区神田佐久間町1-14 第2AZUMAビル2階 216号室
観覧料: 500円(税込)※特典付
協賛 : eXeField Akiba/株式会社NTTe-Sports
文化庁「ARTS for the future!」補助対象事業
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