横河電機グループ アムニモ、屋外に設置可能でPoE給電に対応したLTEルーター「IoTルーター(屋外版) AR20」を10月22日より販売開始
[21/10/22]
提供元:@Press
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アムニモ株式会社(本社:東京都武蔵野市、代表取締役社長:中林 千晴、以下 アムニモ)は、様々な産業用のシステムにおいて顧客の機器からクラウドへのデータの送信を実現するために最適なLTE通信機「IoTルーター(屋外版) AR20」の販売を10月22日から開始します。
産業用IoTの普及が進むにつれて、LTE通信機を屋外に設置したいという需要も増えていますが、現在は、屋内向けに設計された装置を防水ボックスに装着するなどの方法で対応することが主流になっています。
アムニモが開発した「IoTルーター(屋外版) AR20」は、屋外使用を前提に設計された産業用LTEルーターであり、直射日光や雨水にさらされる場所に設置することが可能です。2ポート装着されているEthernetポートはPoE(※1)で電力を供給することが可能であり、監視カメラや各種のセンサーなどPoEで動作する外部装置に対して1つのケーブルによる接続で電力供給とデータの送受信を可能とします。
※1 Power over Ethernet(パワー・オーバー・イーサネット):イーサネット(Ethernet)の通信ケーブルを利用して接続先の機器に電力を供給する仕様
画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/281071/LL_img_281071_1.jpg
図1:IoTルーター(屋外版) AR20の外観図
画像2: https://www.atpress.ne.jp/releases/281071/LL_img_281071_2.jpg
図1:IoTルーター(屋外版) AR20の外観ケース
【本製品の特徴】
1、屋外に設置することを前提とした耐環境性能と高い信頼性
「IoTルーター(屋外版) AR20」はポリカーボネート製のカバーの内部に回路を実装することにより、屋外にそのまま設置できるレベルの防塵防水性能、直射日光が当たる場所にも設置可能な広い動作温度を実現しています。さらに誘導雷への対策としてSPD装置が実装されており、屋外に設置されたカメラに接続して高機能な映像ソリューションを実現することが可能です。
また「IoTルーター(屋外版) AR20」の電源回路は外部からの電源の供給における瞬停や、大きな電圧降下やノイズ等への耐性が強く、不安定な電源下での利用が可能です。
さらにセルラー通信ネットワークの障害への対処のため複数のSIMカードを装着することが可能で、通信中にネットワーク障害を検知すると、すぐに別のSIMカードを使って他キャリアの通信ネットワークに切り替えることにより短時間で通信を復旧することができます。
2、簡易な構成で産業機器の遠隔制御を実現するremote.itに対応
「IoTルーター(屋外版) AR20」は、remot3.it社が提供するリモート接続サービスに対応しており、PC等を用いた簡易な遠隔制御を実現することが可能です。remote.itはゼロトラストの思想※2に基づき設計され、信頼できるP2Pネットワークを使いSDP(Software Defined Perimeter)を実現する最新のリモートアクセスサービスです。本製品にはremote.itのクライアントアプリケーションをプレインストールしてあり、設定、利用開始までの作業が大きく短縮されます。
※2 従来の「社内は安全が高く、社外は安全性が低い」というような概念ではなく、すべての通信は信用できないと定義し、そのうえで安全な通信方式を考えて実装するという概念
画像3: https://www.atpress.ne.jp/releases/281071/LL_img_281071_3.jpg
図2:「IoTルーター(屋外版) AR20」によりremote.itを利用する際の構成図
3、監視カメラを接続してクラウド録画サービスの利用が可能
「IoTルーター(屋外版) AR20」は、ギガビットEthernetポートを2ポート実装していますが、この2ポートについて接続された外部機器に対してPoEにて電源を供給することが可能であり、PoEにて動作する監視カメラを最大2台接続することが可能です。またアムニモが提供予定のクラウド録画サービス(開発中)と併用することにより、監視カメラで撮影した映像をクラウド上のストレージに録画することができるため、映像を用いたさまざまなソリューションを実現することが可能になります。
4、クラウドアプリケーションとの連動により保守運用の手間を軽減
「IoTルーター(屋外版) AR20」はアムニモが提供するクラウドサービスであるデバイス管理システムとの連携により、保守運用に関する様々な作業をクラウド経由で実施することができるため、運用者の負担を大幅に軽減することができます。
例えば、自動初期設定の機能を利用すれば、本体をEthernetケーブル経由でインターネットに接続された状態で電源を入れるとデバイスの設定がすべて自動で行われます。またフィールドへの設置後のファームウェア更新や設定内容の変更、トラブル解析のためのログ収集、故障交換のためのデータの引継ぎ等の作業をクラウド経由で実施することが可能になります。加えて、接続したカメラを死活監視することもできます。
「IoTルーター(屋外版) AR20」は、屋外設置用のLTE通信機であり、従来は設置が困難だった場所でのお客さま機器の遠隔監視・制御を実現し、IoTを利用する領域を広げることを可能とします。先日発表した「エッジゲートウェイ(屋外版) AG20」がSSDを搭載可能でエッジ側で映像の処理加工を可能とする装置であることに対し、本製品はデバイスの価格を安く抑えることが可能で、また監視カメラを接続した場合は映像をそのままクラウドに送信してクラウド側で保存や各種処理を行なうソリューションに適しています。
【製品概要】
製品名:IoTルーター 屋外版 amnimo Rシリーズ AR20
価格 :オープンプライス
発売日:2021年10月22日
【アムニモ株式会社について】
アムニモは、横河電機株式会社の新規事業として100%出資により2018年5月に発足しました。IoT業界での知見とノウハウを持つメンバーで構成されたアムニモは、その知見やノウハウを融合させ、独自に自社設計・開発したIoTデバイスやクラウドサービスの提供を通じ、IoTとAIでつながる世界に貢献していきます。
https://amnimo.com/
本文中で使用されている会社名、団体名、商品名等は、各社又は各団体の登録商標または商標です。
産業用IoTの普及が進むにつれて、LTE通信機を屋外に設置したいという需要も増えていますが、現在は、屋内向けに設計された装置を防水ボックスに装着するなどの方法で対応することが主流になっています。
アムニモが開発した「IoTルーター(屋外版) AR20」は、屋外使用を前提に設計された産業用LTEルーターであり、直射日光や雨水にさらされる場所に設置することが可能です。2ポート装着されているEthernetポートはPoE(※1)で電力を供給することが可能であり、監視カメラや各種のセンサーなどPoEで動作する外部装置に対して1つのケーブルによる接続で電力供給とデータの送受信を可能とします。
※1 Power over Ethernet(パワー・オーバー・イーサネット):イーサネット(Ethernet)の通信ケーブルを利用して接続先の機器に電力を供給する仕様
画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/281071/LL_img_281071_1.jpg
図1:IoTルーター(屋外版) AR20の外観図
画像2: https://www.atpress.ne.jp/releases/281071/LL_img_281071_2.jpg
図1:IoTルーター(屋外版) AR20の外観ケース
【本製品の特徴】
1、屋外に設置することを前提とした耐環境性能と高い信頼性
「IoTルーター(屋外版) AR20」はポリカーボネート製のカバーの内部に回路を実装することにより、屋外にそのまま設置できるレベルの防塵防水性能、直射日光が当たる場所にも設置可能な広い動作温度を実現しています。さらに誘導雷への対策としてSPD装置が実装されており、屋外に設置されたカメラに接続して高機能な映像ソリューションを実現することが可能です。
また「IoTルーター(屋外版) AR20」の電源回路は外部からの電源の供給における瞬停や、大きな電圧降下やノイズ等への耐性が強く、不安定な電源下での利用が可能です。
さらにセルラー通信ネットワークの障害への対処のため複数のSIMカードを装着することが可能で、通信中にネットワーク障害を検知すると、すぐに別のSIMカードを使って他キャリアの通信ネットワークに切り替えることにより短時間で通信を復旧することができます。
2、簡易な構成で産業機器の遠隔制御を実現するremote.itに対応
「IoTルーター(屋外版) AR20」は、remot3.it社が提供するリモート接続サービスに対応しており、PC等を用いた簡易な遠隔制御を実現することが可能です。remote.itはゼロトラストの思想※2に基づき設計され、信頼できるP2Pネットワークを使いSDP(Software Defined Perimeter)を実現する最新のリモートアクセスサービスです。本製品にはremote.itのクライアントアプリケーションをプレインストールしてあり、設定、利用開始までの作業が大きく短縮されます。
※2 従来の「社内は安全が高く、社外は安全性が低い」というような概念ではなく、すべての通信は信用できないと定義し、そのうえで安全な通信方式を考えて実装するという概念
画像3: https://www.atpress.ne.jp/releases/281071/LL_img_281071_3.jpg
図2:「IoTルーター(屋外版) AR20」によりremote.itを利用する際の構成図
3、監視カメラを接続してクラウド録画サービスの利用が可能
「IoTルーター(屋外版) AR20」は、ギガビットEthernetポートを2ポート実装していますが、この2ポートについて接続された外部機器に対してPoEにて電源を供給することが可能であり、PoEにて動作する監視カメラを最大2台接続することが可能です。またアムニモが提供予定のクラウド録画サービス(開発中)と併用することにより、監視カメラで撮影した映像をクラウド上のストレージに録画することができるため、映像を用いたさまざまなソリューションを実現することが可能になります。
4、クラウドアプリケーションとの連動により保守運用の手間を軽減
「IoTルーター(屋外版) AR20」はアムニモが提供するクラウドサービスであるデバイス管理システムとの連携により、保守運用に関する様々な作業をクラウド経由で実施することができるため、運用者の負担を大幅に軽減することができます。
例えば、自動初期設定の機能を利用すれば、本体をEthernetケーブル経由でインターネットに接続された状態で電源を入れるとデバイスの設定がすべて自動で行われます。またフィールドへの設置後のファームウェア更新や設定内容の変更、トラブル解析のためのログ収集、故障交換のためのデータの引継ぎ等の作業をクラウド経由で実施することが可能になります。加えて、接続したカメラを死活監視することもできます。
「IoTルーター(屋外版) AR20」は、屋外設置用のLTE通信機であり、従来は設置が困難だった場所でのお客さま機器の遠隔監視・制御を実現し、IoTを利用する領域を広げることを可能とします。先日発表した「エッジゲートウェイ(屋外版) AG20」がSSDを搭載可能でエッジ側で映像の処理加工を可能とする装置であることに対し、本製品はデバイスの価格を安く抑えることが可能で、また監視カメラを接続した場合は映像をそのままクラウドに送信してクラウド側で保存や各種処理を行なうソリューションに適しています。
【製品概要】
製品名:IoTルーター 屋外版 amnimo Rシリーズ AR20
価格 :オープンプライス
発売日:2021年10月22日
【アムニモ株式会社について】
アムニモは、横河電機株式会社の新規事業として100%出資により2018年5月に発足しました。IoT業界での知見とノウハウを持つメンバーで構成されたアムニモは、その知見やノウハウを融合させ、独自に自社設計・開発したIoTデバイスやクラウドサービスの提供を通じ、IoTとAIでつながる世界に貢献していきます。
https://amnimo.com/
本文中で使用されている会社名、団体名、商品名等は、各社又は各団体の登録商標または商標です。