<鍋別の節電・節約比較実験調査>夏場の調理時にかかる見落としがちな消費電力は「室内の空調」 余熱を活用する「保温調理」で節電&節約&“手間”短(てまたん) 〜 保温調理鍋 カレー調理中の加熱時間は圧力鍋の約1/2 〜
[12/07/25]
提供元:@Press
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サーモス株式会社(本社:東京都港区、社長:樋田 章司)は、盛夏の家庭での調理時にかかる室内の空調エネルギーに注目をし、当社のロングセラー製品の保温調理鍋「シャトルシェフ」と普通鍋、圧力鍋、これら3種類の鍋別の節電・節約についての比較実験を行いました。
今回は、料理素材・量を同一にした状態で3種の鍋を用いて、夏の代表メニューでもあるカレーを調理し、その過程で鍋の加熱時間、調理中の室内温度を常時22〜23℃に保つために必要な空調エネルギー量について比較いたしました。その結果、以下のようなことがわかりましたのでご報告いたします。
(1) 鍋の加熱時間:保温調理鍋24分/普通鍋48分/圧力鍋53分
鍋に火をかけていた時間を各鍋比較すると、最も短かったのは保温調理鍋となりました。なお、カレーの作り方は各鍋メーカー及び使用したカレールーの調理手順に準じています。
(2) 調理中の空調エネルギー量:保温調理鍋0.215kwh/普通鍋0.36kwh/圧力鍋0.427kwh
圧力鍋は保温調理鍋の約2倍の空調エネルギーを要することがわかりました。特に、カレー調理時の圧力鍋の加熱時間は保温調理鍋の2倍という結果より、この加熱時間が圧力鍋使用時の室温上昇の原因につながっているといえるでしょう。
(3)空調にかかる電気料金:保温調理鍋5.4円/普通鍋9円/圧力鍋10.7円
これらの空調エネルギー量を電気料金に換算すると、以上のような結果になります。また、1日1回のペースで鍋料理をする生活を2か月(※)続けると仮定すると、保温調理鍋を使用した場合、圧力鍋と比較して約323円節約できます。
(※2012年7〜8月の2ヵ月=61日として計算。)
http://www.atpress.ne.jp/releases/28888/a_1.jpg
7月2日より、今夏の電力不足に備える政府の節電要請期間が、沖縄を除く全国ではじまり、今年も節電対策が必至となります。
これらの実験結果より、調理中に稼働している空調エネルギー量が最も低い鍋が、保温調理鍋ということで、夏の節電&節約対策のひとつとしても活躍が期待できそうです。
また、夏場のキッチンでの調理者の不快やストレスの1つに、「キッチンの熱気」が挙げられます。
今回の実験時では、実験室内を常時22〜23℃の状況下で調理をしましたが、調理者の手元付近の体表面温度をサーモグラフィーで計測したところ、下記のような結果になりました。
http://www.atpress.ne.jp/releases/28888/c_3.JPG
空調管理を徹底している室内であっても、調理者の最高体表面温度は35.8℃という結果になっており、調理時間が長時間になればなるほど調理者への負担は大きく、ストレスになることは想像に難くありません。
保温調理鍋は他の鍋と比べて、ガス台に向かう時間が半分な上に消火後も余熱を活用して調理ができるため、調理者への負担も軽く、手間も省ける“手間短(てまたん)”鍋ということができるでしょう。
【サーモスの真空保温調理器「シャトルシェフ」とは】
http://www.atpress.ne.jp/releases/28888/b_2.jpg
「沸とうさせずに、食材を煮る」火を使わない調理方法、それが保温調理です。
保温調理とは、短時間火にかけた後に保温して、余熱のチカラで食材に火を通す調理方法です。
つまり、料理の材料を煮込むのに、沸とうさせ続ける必要はありません。食材にはそれぞれ火が通るのに適した温度があり、例えば、牛肉は80℃を15分、じゃがいもなら85℃を20分保つことで、おいしく風味豊かに煮込んだ状態になります。
シャトルシェフなら、ステンレス魔法びんと同じ高い保温力で、どんな素材も簡単に、おいしく、楽しくクッキングできます。
注:保温容器のフタを開けずに放置した場合です。保温容器のフタを開けたり、調理鍋の中身が少ない場合は、グラフに示す保温性能が発揮できず、冷めやすくなります。
【サーモス株式会社について】 ( http://www.thermos.jp/ )
世界で初めて魔法びんを製品化して以来、サーモスは優れた断熱技術とユニークな発想で、真空断熱マグ、保温弁当箱など生活を快適にする製品を皆様にご提供しています。魔法びんの高度な真空断熱技術に生活快適発想をプラスしたサーモスのさまざまな製品は、世界120ヶ国以上で愛されています。
実験概要および結果の詳細につきましては、下記ををご覧ください。
●調査概要●
◇実験場所:環境リサーチ株式会社 省エネ実験室
◇実験期間:平成24年6月12日(火)〜6月15日(金)
◇実験会社:環境リサーチ株式会社
◇実験目的
調理調理鍋「シャトルシェフ」、普通鍋、圧力鍋3種の鍋を用いて、室内環境・料理素材・量を同一にした状態でカレー調理し、各鍋の加熱時間とその際に生じる空調エネルギーを測定。各鍋の省エネルギー効果とこれに伴う冷房負荷低減効果を比較する。
◇実験方法
実験室を常時22℃〜23℃に保った状態で、実験を実施。実験の際にかかるガス加熱エネルギー量と空調エネルギー量、電気料金を測定。(※電力料金は25円/kwhとして、加熱ガスの料金はガスの熱エネルギーを電力料金に換算。)
◇測定条件
(1)加熱方法 :LPガスにて同一条件で加熱
(2)室温測定方法:熱電対を使用し、実験室内2箇所にて測定
(3)冷房方法 :東芝製冷房(ROA-AP805HS1)を各実験で22℃、23℃に設定し使用
(4)電力測定方法:パナソニック電工社製エコパワーメータ(KW1M-H)にて測定
◇使用機器
・実験に使用した鍋
http://www.atpress.ne.jp/releases/28888/d_4.jpg
●保温調理鍋「シャトルシェフ」
保温調理鍋は、調理鍋とそれを保温する保温容器の2つの構成で、保温容器は魔法びんと同じ高真空断熱構造のため、料理の材料を沸騰後、余熱で調理ができる調理器具。
なお、保温調理とは、短時間火にかけた後に保温して、余熱を利用して食材に火を通す調理方法。
●普通鍋
今回の実験では、シャトルシェフの調理鍋を使用。
●圧力鍋
圧力鍋は、空気や液体が逃げないように密封した容器を加熱し、大気圧以上の圧力を加えて(加圧)、封入した液体の沸点を高めることで、食材を通常より高い温度と圧力の下で、比較的短時間でより美味しく調理するための調理器具。
・LPガス
・ガステーブル(リンナイ社製 KGD 800SL)
・サーモグラフィー(FLIR 社製 CPA-SC620)
・データロガー(GRAPHTEC 社製 midi LOGGER GL220)
・高精度電子台はかり(ViBRA 社製 HJ-K)
・熱電対(T型)
・全天日射量計(英弘精機社製 MS-402)
【本製品に関するお問い合わせ先】
サーモス株式会社 お客様相談室
TEL:0256-92-6696
今回は、料理素材・量を同一にした状態で3種の鍋を用いて、夏の代表メニューでもあるカレーを調理し、その過程で鍋の加熱時間、調理中の室内温度を常時22〜23℃に保つために必要な空調エネルギー量について比較いたしました。その結果、以下のようなことがわかりましたのでご報告いたします。
(1) 鍋の加熱時間:保温調理鍋24分/普通鍋48分/圧力鍋53分
鍋に火をかけていた時間を各鍋比較すると、最も短かったのは保温調理鍋となりました。なお、カレーの作り方は各鍋メーカー及び使用したカレールーの調理手順に準じています。
(2) 調理中の空調エネルギー量:保温調理鍋0.215kwh/普通鍋0.36kwh/圧力鍋0.427kwh
圧力鍋は保温調理鍋の約2倍の空調エネルギーを要することがわかりました。特に、カレー調理時の圧力鍋の加熱時間は保温調理鍋の2倍という結果より、この加熱時間が圧力鍋使用時の室温上昇の原因につながっているといえるでしょう。
(3)空調にかかる電気料金:保温調理鍋5.4円/普通鍋9円/圧力鍋10.7円
これらの空調エネルギー量を電気料金に換算すると、以上のような結果になります。また、1日1回のペースで鍋料理をする生活を2か月(※)続けると仮定すると、保温調理鍋を使用した場合、圧力鍋と比較して約323円節約できます。
(※2012年7〜8月の2ヵ月=61日として計算。)
http://www.atpress.ne.jp/releases/28888/a_1.jpg
7月2日より、今夏の電力不足に備える政府の節電要請期間が、沖縄を除く全国ではじまり、今年も節電対策が必至となります。
これらの実験結果より、調理中に稼働している空調エネルギー量が最も低い鍋が、保温調理鍋ということで、夏の節電&節約対策のひとつとしても活躍が期待できそうです。
また、夏場のキッチンでの調理者の不快やストレスの1つに、「キッチンの熱気」が挙げられます。
今回の実験時では、実験室内を常時22〜23℃の状況下で調理をしましたが、調理者の手元付近の体表面温度をサーモグラフィーで計測したところ、下記のような結果になりました。
http://www.atpress.ne.jp/releases/28888/c_3.JPG
空調管理を徹底している室内であっても、調理者の最高体表面温度は35.8℃という結果になっており、調理時間が長時間になればなるほど調理者への負担は大きく、ストレスになることは想像に難くありません。
保温調理鍋は他の鍋と比べて、ガス台に向かう時間が半分な上に消火後も余熱を活用して調理ができるため、調理者への負担も軽く、手間も省ける“手間短(てまたん)”鍋ということができるでしょう。
【サーモスの真空保温調理器「シャトルシェフ」とは】
http://www.atpress.ne.jp/releases/28888/b_2.jpg
「沸とうさせずに、食材を煮る」火を使わない調理方法、それが保温調理です。
保温調理とは、短時間火にかけた後に保温して、余熱のチカラで食材に火を通す調理方法です。
つまり、料理の材料を煮込むのに、沸とうさせ続ける必要はありません。食材にはそれぞれ火が通るのに適した温度があり、例えば、牛肉は80℃を15分、じゃがいもなら85℃を20分保つことで、おいしく風味豊かに煮込んだ状態になります。
シャトルシェフなら、ステンレス魔法びんと同じ高い保温力で、どんな素材も簡単に、おいしく、楽しくクッキングできます。
注:保温容器のフタを開けずに放置した場合です。保温容器のフタを開けたり、調理鍋の中身が少ない場合は、グラフに示す保温性能が発揮できず、冷めやすくなります。
【サーモス株式会社について】 ( http://www.thermos.jp/ )
世界で初めて魔法びんを製品化して以来、サーモスは優れた断熱技術とユニークな発想で、真空断熱マグ、保温弁当箱など生活を快適にする製品を皆様にご提供しています。魔法びんの高度な真空断熱技術に生活快適発想をプラスしたサーモスのさまざまな製品は、世界120ヶ国以上で愛されています。
実験概要および結果の詳細につきましては、下記ををご覧ください。
●調査概要●
◇実験場所:環境リサーチ株式会社 省エネ実験室
◇実験期間:平成24年6月12日(火)〜6月15日(金)
◇実験会社:環境リサーチ株式会社
◇実験目的
調理調理鍋「シャトルシェフ」、普通鍋、圧力鍋3種の鍋を用いて、室内環境・料理素材・量を同一にした状態でカレー調理し、各鍋の加熱時間とその際に生じる空調エネルギーを測定。各鍋の省エネルギー効果とこれに伴う冷房負荷低減効果を比較する。
◇実験方法
実験室を常時22℃〜23℃に保った状態で、実験を実施。実験の際にかかるガス加熱エネルギー量と空調エネルギー量、電気料金を測定。(※電力料金は25円/kwhとして、加熱ガスの料金はガスの熱エネルギーを電力料金に換算。)
◇測定条件
(1)加熱方法 :LPガスにて同一条件で加熱
(2)室温測定方法:熱電対を使用し、実験室内2箇所にて測定
(3)冷房方法 :東芝製冷房(ROA-AP805HS1)を各実験で22℃、23℃に設定し使用
(4)電力測定方法:パナソニック電工社製エコパワーメータ(KW1M-H)にて測定
◇使用機器
・実験に使用した鍋
http://www.atpress.ne.jp/releases/28888/d_4.jpg
●保温調理鍋「シャトルシェフ」
保温調理鍋は、調理鍋とそれを保温する保温容器の2つの構成で、保温容器は魔法びんと同じ高真空断熱構造のため、料理の材料を沸騰後、余熱で調理ができる調理器具。
なお、保温調理とは、短時間火にかけた後に保温して、余熱を利用して食材に火を通す調理方法。
●普通鍋
今回の実験では、シャトルシェフの調理鍋を使用。
●圧力鍋
圧力鍋は、空気や液体が逃げないように密封した容器を加熱し、大気圧以上の圧力を加えて(加圧)、封入した液体の沸点を高めることで、食材を通常より高い温度と圧力の下で、比較的短時間でより美味しく調理するための調理器具。
・LPガス
・ガステーブル(リンナイ社製 KGD 800SL)
・サーモグラフィー(FLIR 社製 CPA-SC620)
・データロガー(GRAPHTEC 社製 midi LOGGER GL220)
・高精度電子台はかり(ViBRA 社製 HJ-K)
・熱電対(T型)
・全天日射量計(英弘精機社製 MS-402)
【本製品に関するお問い合わせ先】
サーモス株式会社 お客様相談室
TEL:0256-92-6696