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節電対策ランキング、「ウォシュレットを使わない」が好成績!“感覚”で節電する主婦ほど、実は節電できていないことも判明〜節電2年目の今年、レコード節電の必要性が浮き彫りに〜

マーケティングリサーチサービスを提供する株式会社ネオマーケティング(本社所在地:東京都渋谷区、代表取締役:橋本 光伸)は、電力不足や電気料金の値上げ問題で話題になっている節電への意識を調査するため、20代〜60代の主婦500人に対し、「節電意識調査」を実施いたしました。


■主婦の9割、「今後、さらに値上げされると思う」
 〜9月からの電気料金値上げ決定を受けて〜

2012年7月25日、東京電力株式会社は電気料金値上げの認可が降りたことを発表し、ついに9月1日からの値上げが決定しました。値上げを受け入れたくないという声が多く聞かれる中、“今後も電気料金は値上げされると思うか”を尋ねた(単一回答)ところ、「さらに値上げされると思う」が37.6%、「どちらかといえば、さらに値上げされると思う」が52.2%と、値上げされると思っているとの回答が約9割となりました。

これまでも家庭の財布の紐を握る主婦にとって電気料金は悩みの種でしたが、今後の値上げを受け、さらにシビアになっていくことが予想されます。電力不足への“協力的節電”から、“家計のため・生活のための節電”へ。節電と私達の生活は切っても切れない関係になりそうです。

▼今後さらに電気料金は値上げされると思いますか。
http://www.atpress.ne.jp/releases/29261/1_1.jpg


■家庭での節電対策ランキング、1位「照明をこまめに消す」
〜「ウォシュレットを使わない」が「テレビコンセントを抜く」を上回る〜

家庭で使用される電気機器は、テレビ、冷房機器(クーラー)、調理器具、トイレ(ウォシュレットなど)、お風呂(給湯機器)、パソコン、照明など数多くありますが、「“意識”して節電しているもの」について尋ねました(複数回答可)。
その結果、1位「照明をこまめに消す(得票数:465)」2位「冷房の温度を上げる(同:455)」と、特に夏に電気代がかさむ「冷房」や、日常生活で必ず使う「照明」に非常に気を配っていることが明らかに。

上記2つの回答以外では、“節電”から連想しやすい「パソコンの電源を落とす(同:227)」「冷蔵庫の開閉を早くする(同:292)」がほぼ同じ得票数となりましたが、逆に“節電”にはすぐには結びつかない「ウォシュレットを使わない(同:130)」が「テレビのコンセントを抜く(同:104)」よりも意識されているという面白い結果も。

さらに自由回答では、「炊飯器を使わず、ガスで炊く(40代)」「電気がまは使わないで土鍋でご飯を炊く(60代)」と、昨年の計画停電時にも話題になった“ごはんのガス炊き”を節電対策として引き続き実行している主婦や、「充電が必要な用品は、タイマーをセットして、過充電しない(30代)」という徹底節電主婦や、一方で「普段通りで節電になっていると思う(50代)」という自信満々主婦もおり、一言に「節電」といっても取り組む意識や対応は個人で大きな開きがあることがわかりました。

▼意識して節電しているものは何ですか。
http://www.atpress.ne.jp/releases/29261/2_2.jpg


■主婦の約9割が「感覚で節電」。
しかし「結局節電できていない」という声は約7割も・・・

「家庭で何に意識して節電しているか」は明確になりましたが、では実際のところ、“きちんと節電できているかどうか”と把握するために主婦はどのような行動をとっているのでしょうか?

「節電効果を把握するためにどのような行動をしていますか(単一回答)」と尋ねたところ、「感覚で節電している」という回答が86%となり、「機器・サービスなどを使って電気使用量を把握している」「電気メーターをチェックするなどして自分で電気使用量を把握している」という回答は14%にとどまりました。
さらに「感覚で節電している」と回答した人に、「料金明細を見てそれほど節電ができていなかったと思ったことがある?(単一回答)」と尋ねたところ、実に66.7%が「はい」と回答。感覚に頼ってしまうことで結局節電につながっていないと感じている主婦が多いという結果に。

▼節電効果を把握するためにどのような行動をしていますか。
http://www.atpress.ne.jp/releases/29261/3_3.jpg


■「電気使用量計測機」などを使って節電する主婦、
 実に8割以上が節電効果を実感

一方、「業者の機器・サービスなどを使って電気使用量を把握している」と回答した人に、「使用する前とした後で、どのくらい節電に効果があったか」と尋ねたところ、機器やサービス導入前に比べて「5%節電できた」が57.7%、「10%節電できた」が23.1%と、合計で8割以上の主婦が節電効果を実感しています。

機器・サービスなしの節電は、結局のところ「節電できている“だろう”」という憶測でしかなく、実は節電の努力をしていても一切節電につながっていないという可能性も十分にありえます(今回の意識調査では節電を実感していないという声が実際に聞かれました)。この状況を踏まえると、効率的・効果的に節電をするためにも、電気使用料を“見える化”できることは家計に大きなプラスの影響をもたらすといえそうです。

▼使用する前とした後で、どのくらい節電の効果がありましたか。
http://www.atpress.ne.jp/releases/29261/4_4.jpg


■今後は"感覚"ではなく、節電の"見える化"が求められる時代へ
 〜「感覚節電」から「レコード節電」へ〜

「節電できていると思うか(単一回答)」という設問では、「はい(66.6%)」「いいえ(33.4%)」という結果が得られました。さらに「いいえ」と答えた167人に対して、自由回答形式で「節電できていないと思う理由」を尋ねたところ、「節電しているつもりだが、電気料金は高くなっている(60代)」「なるべく意識しているが、なかなか電気代が減らないので(30代)」「アバウトなやり方で、徹底していないから(40代)」など、“感覚的“なやり方のために節電できていないと感じている方は多くいます。

対して、「はい」と答えた333人には「節電できていると思う理由(自由回答)」を尋ねたところ、その理由として「昨年比40%減を達成しているから(50代)」「昨年との電気料金の比較(30代)」や、中には、昨年の東日本大震災以降「電気料金の請求書をノートに貼って、前年の同じ月で使用量と電気料金を比較できるようにしている(50代)」という強者も。節電をしっかりとできている人ほど、電力の見える化により、節電効果を把握しようと努力をしているようです。

【レコード節電とは】
日々の利用している電力・電気料金を細かく記録、見える化することで、自分の家庭で消費している電力・料金を自覚し、日常生活の電気の使い方を改善するというもの。

※日々摂取する食物とそのカロリーを記録することで、食生活の改善につなげるレコーディングダイエットの考えと似た考え方。


今回の調査では、節電を“感覚”に頼ってしまい、結局できていない主婦が多くみられる結果となりました。しかし節電への意識が高い主婦がほとんどであることを踏まえると、今後、電気使用量を把握できる(見える化)機器やサービスを使う主婦も増えそうです。


【調査概要】
調査内容 :節電意識調査
調査地域 :1都3県(東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県)
調査対象者:20代〜60代の主婦
調査方法 :インターネット調査
調査主体 :株式会社ネオマーケティング
調査期間 :2012年7月23日(月)〜2012年7月24日(火)
有効回答数:500サンプル
回答者属性:20代、30代、40代、50代、60代 各100名
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