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ジェンダー平等におけるウズベキスタンの取り組み

ウズベキスタン共和国シャヴカト・ミルジヨーエフ大統領は、主要な年次政治会議である第46回国連人権理事会においてジェンダー問題に触れ、ウズベキスタンの民主的変革の優先事項を説明し、国連人権理事会の枠組みにおける国の取り組みを発表いたしましたことをお知らせいたします。

画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/296058/LL_img_296058_1.png
ナルバーエヴァ・ウズベキスタン共和国最高議会上院議長、ウズベキスタン共和国男女共同参画保障委員会委員長

近年、ウズベキスタンでは、女性の権利、自由、正当な利益を保障し、社会および国家生活における女性の役割を強化する、ジェンダー平等の問題が国家政策のレベルにまで引き上げられています。
2021年2月22日、ウズベキスタン共和国シャヴカト・ミルジヨーエフ大統領は、主要な年次政治会議である第46回国連人権理事会においてジェンダー問題に触れ、ウズベキスタンの民主的変革の優先事項を説明し、国連人権理事会の枠組みにおける国の取り組みを次のように述べています-「我々は、ジェンダー政策の問題に関して、ウズベキスタンの社会、政治、ビジネスにおける女性の役割を根本的に高めていきます」。
さらにウズベキスタン大統領は国における民主改革の深化の優先事項、人権理事会の枠組みにおけるウズベキスタンの主要な取り組み分野を詳細に説明し、ジェンダー平等の達成に向けたウズベキスタン・国連間の協力を深めるための新たな側面を概説しました。国の経済的、政治的、社会的生活におけるジェンダー平等を促進することを目的として、2030年までにウズベキスタン共和国でジェンダー平等を達成するための戦略が策定されました。この戦略の方向性が、2030年までの期間における国連の持続可能な開発目標に従って定められたものであることは注目に値します。

これに伴い、ジェンダー平等の達成戦略は、長期的な目標課題に基づいて、主にいくつかの優先分野で実施されています。これらには、国家の業務における男女の平等な権利と機会の保障、社会経済、家族関係、子育ての分野、ならびに選挙権の保障が含まれます。またこの戦略は、ジェンダー平等を保障することを目的とした活動を考慮し、政府計画の予算編成と資金提供が見込まれています。
この分野での包括的な戦略の一環として、25の法律が採択され、女性とジェンダー平等に関する理事会とジェンダー平等保障委員会が国会上院に設立されました。ウズベキスタンの歴史の中で初めて、国会の女性議員数は国連が求める水準に達しました。この約32%という数字は、ウズベキスタンがこの指標における世界190ヵ国のうち37位になることを可能にしました。高等教育分野における女性の割合は40%であり、ビジネス分野では35%です。情報通信、イノベーション、エネルギー、エンジニアリングの分野においても女性は広く活躍しています。
さらに、女性への社会的・経済的支援ならびに専門職を提供するため、まったく新しい「女性ノート」システムが導入されました。このメカニズムにより、誰が本当に助けを必要としているかをより正確に判断し、弱者層に専門的作業を創出し、30種類以上の社会サービスを電子形式で提供することが可能となりました。

この制度により創出された雇用は、52万7,000人を数えます。そしてこの枠組みの中で、女性による起業の発展のために22万4,000人以上の女性に総額6兆9,000億スムの融資が割り当てられるとともに、国内14の地域に女性起業センターが設立されました。さらに両親またはその一人を亡くして困窮している少女や、稼ぎ手がいない独身女性を教育するための費用を負担するシステムが導入され、低所得家庭から高等教育機関へ進学する少女を対象とする助成金の数は2倍になりました。
この分野において実施された改革は、国際ランキングにおけるウズベキスタンの地位にプラスの影響を及ぼしています。特に、世界銀行の女性・ビジネス・法律指数では、2020年にウズベキスタンが女性の権利とジェンダー平等の分野で大幅な改革を実施した27か国のリストに加わり、190ヵ国中134位に上昇しました。(2019年:139位)。

ウズベキスタンの政治プロセスにおける女性の役割の向上と、2019年の選挙活動における女性参加の拡大は、国際人権機関からも認められるものです。2019年選挙のOSCE/ODIHR選挙監視団の最終報告書は、次の成果を強調しています。
・各党によって指名された候補者の総数における30パーセントの性別割り当ての遵守:女性候補者数310人(41パーセント)
・立法院における女性議員の増加(16パーセント):新たな国会における女性数の倍増(女性48人、32パーセント)
・選挙管理機関における女性数の増加:2009年の中央選挙管理委員会の女性メンバーは3名から7名に増え、選挙区管理委員会の半数を占める。

ジェンダー政策と民主化の分野におけるウズベキスタンの成果が世界に認められたことのもう一つの証左となるのが、来年ウズベキスタンでこれまでにない大規模なイベント、すなわち世界中の女性指導者の参加による第14回サミットの開催です。
近年、ウズベキスタンでは、ジェンダー平等、国家、政治、ビジネスへの女性の参加を確保するための巨大な取り組みが行われています。東ヨーロッパと中央アジアの国連人口基金の地域ディレクターであるアランアーミテージ氏によると、ジェンダー戦略実施の成功継続が、より多くの女性リーダーの出現とウズベキスタンの持続可能な社会経済的発展への鍵となります。
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