9月29日は、「世界ハートの日」 エドワーズ、1,000人への「心臓弁膜症に関する意識調査」結果発表― 心臓弁膜症の危険性への理解が低い事実が明らかに ―
[12/09/26]
提供元:@Press
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人工心臓弁ならびに血行動態モニタリング技術の世界的リーダー、エドワーズライフサイエンス社の日本法人、エドワーズライフサイエンス株式会社(所在地:東京都新宿区、代表取締役社長:ケイミン・ワング、以下 エドワーズ)は、9月29日の「世界ハートの日」※1に向けて、全国40歳以上の男女1,000名に対し、心臓弁膜症に関する意識調査を実施しました。
以下、調査結果をお伝えします。
1.「心臓弁膜症」の認知度は80%と高いものの、世代別では40代における認知度の低さが目立つ結果に。40代が気をつけるべきポイントは、「自分が動脈硬化予備軍だと認識する」ことと「自分の親世代は心臓弁膜症になりやすい年代だと知り、健康状態を気にかけてあげる」こと。
2.心臓弁膜症は、自覚症状がないまま悪化することがある病気だと知っているのは30%のみ。病気になっても気づけない実態が明らかに。
3.57%が、心臓弁膜症は身近な病気だとは思わない、と回答。また、高齢による動脈硬化などが原因となる病気だとは74.5%が認識せず。特別な病気だと誤解している可能性も。
調査結果PDF
http://www.edwards.com/jp/NewsRoom/Pages/20120926research.aspx
■医師の視点から見た、エドワーズ心臓弁膜症意識調査結果
イムス葛飾ハートセンター 院長 田鎖 治先生(心臓血管外科)
「今回の調査結果によると、心臓弁膜症は自分には関係のない病気、と感じている人が多いようですが、近年では年間17,000人以上の方が心臓弁膜症で手術を受けています。これは10年前の数と比べると約2倍に増えており※2、最近では決してめずらしい病気ではありません。
また、心臓弁膜症は本人が気づかないまま、進行してしまうこともある病気だということが、あまり認知されていないという結果は気になります。この病気は、はっきりした症状が出るころには重症になっており、いざ手術をしても完治しないことや、死にいたるケースもあるからです。
心臓弁膜症は、早めに病院で受診して適切な治療を受ければ治ることが多いので、明らかに以前よりも症状がひどくなってきた場合などは、「歳のせいかな?」と思っていても、ぜひ、一度医師に相談してください。また、家族や周囲の人同士で、互いに気をつけあうことも、自分では気がつかない変化を見つけることにつながります。」
【心臓弁膜症とは】
心臓の弁の働きが悪くなり、血液の流れが滞ったり、逆流したりする病気です。心臓に負担がかかる状態であるため、息切れやめまい、胸が痛くなる、などの症状のほか、ひどい場合は失神、心不全などのさまざまな状態を引き起こし、最悪の場合死にいたることもあります。自然に治ることはなく、重症になると、治療は手術によって行います。近年は、心筋梗塞のように、動脈硬化に関連した心臓弁膜症が増加しています。心臓弁膜症には、大動脈弁狭窄症や僧帽弁閉鎖不全症など、いくつかの種類があります。
【調査概要】
対象:全国の40代、50代、60代の男女、各約166人、合計1,000人
方法:40代はインターネット、その他は電話にて、2012年8月1日〜5日に実施。
1.「心臓弁膜症」の認知度は80%と高いものの、世代別では40代における認知度の低さが目立つ結果に。40代が気をつけるべきポイントは、「自分が動脈硬化予備軍だと認識する」ことと「自分の親世代は心臓弁膜症になりやすい年代だと知り、健康状態を気にかけてあげる」こと
「心臓弁膜症」の認知度は、「名前程度は知っている」「詳しく知っている」をあわせると約80%と、比較的高いものの、年代別では40代の認識が低いことが明らかになりました。
▼田鎖先生は、「40代は、23〜30歳代をピークとした体力が徐々に衰えはじめる一方で、社会的なストレスが増えてくる年代ですので、ともすれば健康を崩しやすくもあり、体の変調にいっそう気を配るべき世代です。
近年の高齢化社会を反映して、心臓弁膜症は動脈硬化が影響して発症するケースが非常に多くなっています。動脈硬化が原因ですから、歳をとれば誰もがかかるかもしれない病気と思ってよいと思います。動脈硬化は20代から始まるとも言われています。日ごろから不摂生をしない、血圧や体重、コレステロールに気をつけるなどの基本的なことを守ることが大切です。さらに、40代のご両親世代である70代〜80代は、心臓弁膜症の発症が多くなる世代です。自分の健康とともに、ご家族の健康にも意識的に気を配れるように、40代の人にはもっと心臓弁膜症を知ってほしいですね。」と述べています。
調査結果 画像1
http://www.atpress.ne.jp/releases/30229/a_1.jpg
2.心臓弁膜症は、自覚症状がないまま悪化することがある病気だと知っているのは30%のみ。病気になっても気づけない実態が明らかに。
心臓弁膜症は、自覚症状のないままに悪化する恐れのある病気だ、という認識をもつ人は少なく、病気になったとしても、気づけない人が、多数存在する可能性が示唆される結果となりました。
▼田鎖先生は、「心臓は筋肉でできているので、腕や足の筋肉と同様、多少の負担がかかってもそれに耐える能力があります。しかし、それに気づかずに放置してしまうと、かかり続けた負担で筋肉が弱り、気づいた時には手術で心臓弁を取り替えても元に戻らなくなってしまうこともあります。
症状があれば受診することをお勧めしますが、その症状は日常生活のちょっとした行動にヒントが隠れています。例えば、坂道や駅の階段を上るとき、息切れがしたり、途中で一息つかないと辛いと感じていませんか?わかりにくければ一年前、半年前の自分と比べてみましょう。もし辛さの原因が足腰などのせいでなければ、一度かかりつけ医に相談してみて下さい。」と述べています。
調査結果 画像2
http://www.atpress.ne.jp/releases/30229/b_2.jpg
3.57%が、心臓弁膜症は身近な病気だとは思わない、と回答。また、高齢による動脈硬化などが原因となる病気だとは74.5%が認識せず。特別な病気だと誤解している可能性も。
心臓弁膜症を身近な病気だと感じるか、という質問には「身近だとは思えない」との回答が57%を占め、他人事になりがちな病気であることがうかがえる結果となりました。
また、心臓弁膜症の原因をたずねる設問では、「生まれつきかかりやすい人がいると思う」が55%を超え、一方で「高齢による動脈硬化に関連したものだと思う」、との回答は25.5%にとどまるなど、心臓弁膜症は「特別な病気」だと、誤解されている様子もうかがえました。心臓弁膜症について、正しく理解している人が少ないことがわかります。
調査結果 画像3
http://www.atpress.ne.jp/releases/30229/c_3.jpg
▼田鎖先生は、「あまり身近に感じられないかもしれませんが、日本における心臓弁膜症の推定患者数は200〜300万人とも言われています※3。今回の調査結果でも、13.7%の人が、自分の周囲に「心臓弁膜症と診断された人がいる」と回答※4していて、実は身近な病気なのです。
生まれつきの心臓弁の異常から、心臓弁膜症になるかたもいますが、最近の心臓弁膜症の主な原因は動脈硬化です。動脈硬化は歳とともに進んでいきます。心臓弁膜症は長生きすれば誰もがかかりうる、決して特別な病気ではないことをぜひ知ってください。」と述べています。
■その他の調査結果
心臓弁膜症の説明を受けたあと、家族や友人などに自覚症状があれば、70%が受診を勧めると回答。
自分の家族や友人などに自覚症状がある場合、医師への相談を勧めるか、との質問には70%が勧めると回答。その理由は、「息切れやめまいなどが心臓弁膜症の症状かもしれないとわかったから」「場合によっては死の危険性がある病気だとわかったから」のふたつで70%を超える結果となりました。心臓弁膜症の理解が進むことが、早期受診、早期治療につながる可能性がうかがえます。
一方で、自分に自覚症状がある場合、医師に相談に行くか、との質問に「行く」と回答したのは14%にとどまり、やはり受診をするのは敷居が高いことがうかがえます。
調査結果 画像4
http://www.atpress.ne.jp/releases/30229/d_4.jpg
▼調査結果全般について、田鎖先生の感想:
「心臓弁膜症は、食生活の欧米化や高齢化が進む現代においては、誰もがかかり得る病気だということは、ぜひ認識してもらいたいポイントです。放置すると死にいたることもある大変危険な病気ですが、適切に治療することで治る病気でもあります。しかし、本人が病気であることに気が付かなければ治療を受けることはできません。
秋の行楽シーズンに入り、外出することも多くなると思います。この機会に、以前訪れたことのある場所であれば、自分や家族の疲れ具合を以前訪れた時とちょっと比べてみてください。
足腰の問題もなく、歳を差し引いても明らかに以前より疲れやすくなっている場合は要注意です。また、家族や周囲に、以前よりも外出が減ってしまった、日課の散歩などをやめてしまった、という人がいたら、ぜひその理由を確認してみてください。疲れやすくなって外出が辛い、などの場合は、かかりつけの医師への相談をお勧めします。
心臓弁膜症は、専門の医者であれば胸に聴診器をあてて見つけることができますし、心臓超音波検査(心エコー検査)を行えば、かなり詳しいことまでわかります。早期に診断し、適切な治療を受けることが心臓弁膜症から命を守る重要なポイントです」
脚注
※1 「世界ハートの日」(World Heart Day)は、世界心臓連合(World Heart Federation)が2000年に提唱した地球規模の心血管病予防キャンペーンです。毎年9月29日に、一般の人たちに、健康的な食生活や運動、禁煙による心血管病の予防を奨励することを目的にキャンペーン活動が行われています。(世界心臓連合ホームページより)
※2 Annual report by the JATS. Gen Thorac Cardiovasc Surg. 2011;59:636-67.
※3 Nkomo et al. Burden of valvular heart diseases: a population-based study. The Lancet, Vol. 368 No. 9540 pp 1005-1011
※4 心臓弁膜症を「よく知っている」「知っている」と回答し、且つ心臓弁膜症の恐れのある症状を、医師に相談する気はない、と回答した人を除いた662名に対し、家族や親戚、友人、知り合いに「心臓弁膜症」と診断されたことがある人はいますか?との質問に、13.7%が「いる」と回答。
※心臓弁膜症に関する詳細な情報は、心臓弁膜症サイト( http://www.benmakusho.jp/ )でご覧いただけます。
【エドワーズライフサイエンスについて】
人工心臓弁と血行動態モニタリング技術の世界的リーダーです。
米国カリフォルニア州アーバインに拠点を置くエドワーズライフサイエンス社は、構造的心疾患分野と、クリティカルケアの分野において、臨床医の声に耳を傾け、ともに革新的な技術を発展させることで、患者さんの健康に貢献することを目指しています。
現在、世界100カ国以上で弁膜症製品、クリティカルケア製品分野でのリーダー的役割を担っています。
所在地: 〒160-0023 東京都新宿区西新宿6丁目10番1号
代表 : 代表取締役社長 ケイミン・ワング
URL : http://www.edwards.com/jp
以下、調査結果をお伝えします。
1.「心臓弁膜症」の認知度は80%と高いものの、世代別では40代における認知度の低さが目立つ結果に。40代が気をつけるべきポイントは、「自分が動脈硬化予備軍だと認識する」ことと「自分の親世代は心臓弁膜症になりやすい年代だと知り、健康状態を気にかけてあげる」こと。
2.心臓弁膜症は、自覚症状がないまま悪化することがある病気だと知っているのは30%のみ。病気になっても気づけない実態が明らかに。
3.57%が、心臓弁膜症は身近な病気だとは思わない、と回答。また、高齢による動脈硬化などが原因となる病気だとは74.5%が認識せず。特別な病気だと誤解している可能性も。
調査結果PDF
http://www.edwards.com/jp/NewsRoom/Pages/20120926research.aspx
■医師の視点から見た、エドワーズ心臓弁膜症意識調査結果
イムス葛飾ハートセンター 院長 田鎖 治先生(心臓血管外科)
「今回の調査結果によると、心臓弁膜症は自分には関係のない病気、と感じている人が多いようですが、近年では年間17,000人以上の方が心臓弁膜症で手術を受けています。これは10年前の数と比べると約2倍に増えており※2、最近では決してめずらしい病気ではありません。
また、心臓弁膜症は本人が気づかないまま、進行してしまうこともある病気だということが、あまり認知されていないという結果は気になります。この病気は、はっきりした症状が出るころには重症になっており、いざ手術をしても完治しないことや、死にいたるケースもあるからです。
心臓弁膜症は、早めに病院で受診して適切な治療を受ければ治ることが多いので、明らかに以前よりも症状がひどくなってきた場合などは、「歳のせいかな?」と思っていても、ぜひ、一度医師に相談してください。また、家族や周囲の人同士で、互いに気をつけあうことも、自分では気がつかない変化を見つけることにつながります。」
【心臓弁膜症とは】
心臓の弁の働きが悪くなり、血液の流れが滞ったり、逆流したりする病気です。心臓に負担がかかる状態であるため、息切れやめまい、胸が痛くなる、などの症状のほか、ひどい場合は失神、心不全などのさまざまな状態を引き起こし、最悪の場合死にいたることもあります。自然に治ることはなく、重症になると、治療は手術によって行います。近年は、心筋梗塞のように、動脈硬化に関連した心臓弁膜症が増加しています。心臓弁膜症には、大動脈弁狭窄症や僧帽弁閉鎖不全症など、いくつかの種類があります。
【調査概要】
対象:全国の40代、50代、60代の男女、各約166人、合計1,000人
方法:40代はインターネット、その他は電話にて、2012年8月1日〜5日に実施。
1.「心臓弁膜症」の認知度は80%と高いものの、世代別では40代における認知度の低さが目立つ結果に。40代が気をつけるべきポイントは、「自分が動脈硬化予備軍だと認識する」ことと「自分の親世代は心臓弁膜症になりやすい年代だと知り、健康状態を気にかけてあげる」こと
「心臓弁膜症」の認知度は、「名前程度は知っている」「詳しく知っている」をあわせると約80%と、比較的高いものの、年代別では40代の認識が低いことが明らかになりました。
▼田鎖先生は、「40代は、23〜30歳代をピークとした体力が徐々に衰えはじめる一方で、社会的なストレスが増えてくる年代ですので、ともすれば健康を崩しやすくもあり、体の変調にいっそう気を配るべき世代です。
近年の高齢化社会を反映して、心臓弁膜症は動脈硬化が影響して発症するケースが非常に多くなっています。動脈硬化が原因ですから、歳をとれば誰もがかかるかもしれない病気と思ってよいと思います。動脈硬化は20代から始まるとも言われています。日ごろから不摂生をしない、血圧や体重、コレステロールに気をつけるなどの基本的なことを守ることが大切です。さらに、40代のご両親世代である70代〜80代は、心臓弁膜症の発症が多くなる世代です。自分の健康とともに、ご家族の健康にも意識的に気を配れるように、40代の人にはもっと心臓弁膜症を知ってほしいですね。」と述べています。
調査結果 画像1
http://www.atpress.ne.jp/releases/30229/a_1.jpg
2.心臓弁膜症は、自覚症状がないまま悪化することがある病気だと知っているのは30%のみ。病気になっても気づけない実態が明らかに。
心臓弁膜症は、自覚症状のないままに悪化する恐れのある病気だ、という認識をもつ人は少なく、病気になったとしても、気づけない人が、多数存在する可能性が示唆される結果となりました。
▼田鎖先生は、「心臓は筋肉でできているので、腕や足の筋肉と同様、多少の負担がかかってもそれに耐える能力があります。しかし、それに気づかずに放置してしまうと、かかり続けた負担で筋肉が弱り、気づいた時には手術で心臓弁を取り替えても元に戻らなくなってしまうこともあります。
症状があれば受診することをお勧めしますが、その症状は日常生活のちょっとした行動にヒントが隠れています。例えば、坂道や駅の階段を上るとき、息切れがしたり、途中で一息つかないと辛いと感じていませんか?わかりにくければ一年前、半年前の自分と比べてみましょう。もし辛さの原因が足腰などのせいでなければ、一度かかりつけ医に相談してみて下さい。」と述べています。
調査結果 画像2
http://www.atpress.ne.jp/releases/30229/b_2.jpg
3.57%が、心臓弁膜症は身近な病気だとは思わない、と回答。また、高齢による動脈硬化などが原因となる病気だとは74.5%が認識せず。特別な病気だと誤解している可能性も。
心臓弁膜症を身近な病気だと感じるか、という質問には「身近だとは思えない」との回答が57%を占め、他人事になりがちな病気であることがうかがえる結果となりました。
また、心臓弁膜症の原因をたずねる設問では、「生まれつきかかりやすい人がいると思う」が55%を超え、一方で「高齢による動脈硬化に関連したものだと思う」、との回答は25.5%にとどまるなど、心臓弁膜症は「特別な病気」だと、誤解されている様子もうかがえました。心臓弁膜症について、正しく理解している人が少ないことがわかります。
調査結果 画像3
http://www.atpress.ne.jp/releases/30229/c_3.jpg
▼田鎖先生は、「あまり身近に感じられないかもしれませんが、日本における心臓弁膜症の推定患者数は200〜300万人とも言われています※3。今回の調査結果でも、13.7%の人が、自分の周囲に「心臓弁膜症と診断された人がいる」と回答※4していて、実は身近な病気なのです。
生まれつきの心臓弁の異常から、心臓弁膜症になるかたもいますが、最近の心臓弁膜症の主な原因は動脈硬化です。動脈硬化は歳とともに進んでいきます。心臓弁膜症は長生きすれば誰もがかかりうる、決して特別な病気ではないことをぜひ知ってください。」と述べています。
■その他の調査結果
心臓弁膜症の説明を受けたあと、家族や友人などに自覚症状があれば、70%が受診を勧めると回答。
自分の家族や友人などに自覚症状がある場合、医師への相談を勧めるか、との質問には70%が勧めると回答。その理由は、「息切れやめまいなどが心臓弁膜症の症状かもしれないとわかったから」「場合によっては死の危険性がある病気だとわかったから」のふたつで70%を超える結果となりました。心臓弁膜症の理解が進むことが、早期受診、早期治療につながる可能性がうかがえます。
一方で、自分に自覚症状がある場合、医師に相談に行くか、との質問に「行く」と回答したのは14%にとどまり、やはり受診をするのは敷居が高いことがうかがえます。
調査結果 画像4
http://www.atpress.ne.jp/releases/30229/d_4.jpg
▼調査結果全般について、田鎖先生の感想:
「心臓弁膜症は、食生活の欧米化や高齢化が進む現代においては、誰もがかかり得る病気だということは、ぜひ認識してもらいたいポイントです。放置すると死にいたることもある大変危険な病気ですが、適切に治療することで治る病気でもあります。しかし、本人が病気であることに気が付かなければ治療を受けることはできません。
秋の行楽シーズンに入り、外出することも多くなると思います。この機会に、以前訪れたことのある場所であれば、自分や家族の疲れ具合を以前訪れた時とちょっと比べてみてください。
足腰の問題もなく、歳を差し引いても明らかに以前より疲れやすくなっている場合は要注意です。また、家族や周囲に、以前よりも外出が減ってしまった、日課の散歩などをやめてしまった、という人がいたら、ぜひその理由を確認してみてください。疲れやすくなって外出が辛い、などの場合は、かかりつけの医師への相談をお勧めします。
心臓弁膜症は、専門の医者であれば胸に聴診器をあてて見つけることができますし、心臓超音波検査(心エコー検査)を行えば、かなり詳しいことまでわかります。早期に診断し、適切な治療を受けることが心臓弁膜症から命を守る重要なポイントです」
脚注
※1 「世界ハートの日」(World Heart Day)は、世界心臓連合(World Heart Federation)が2000年に提唱した地球規模の心血管病予防キャンペーンです。毎年9月29日に、一般の人たちに、健康的な食生活や運動、禁煙による心血管病の予防を奨励することを目的にキャンペーン活動が行われています。(世界心臓連合ホームページより)
※2 Annual report by the JATS. Gen Thorac Cardiovasc Surg. 2011;59:636-67.
※3 Nkomo et al. Burden of valvular heart diseases: a population-based study. The Lancet, Vol. 368 No. 9540 pp 1005-1011
※4 心臓弁膜症を「よく知っている」「知っている」と回答し、且つ心臓弁膜症の恐れのある症状を、医師に相談する気はない、と回答した人を除いた662名に対し、家族や親戚、友人、知り合いに「心臓弁膜症」と診断されたことがある人はいますか?との質問に、13.7%が「いる」と回答。
※心臓弁膜症に関する詳細な情報は、心臓弁膜症サイト( http://www.benmakusho.jp/ )でご覧いただけます。
【エドワーズライフサイエンスについて】
人工心臓弁と血行動態モニタリング技術の世界的リーダーです。
米国カリフォルニア州アーバインに拠点を置くエドワーズライフサイエンス社は、構造的心疾患分野と、クリティカルケアの分野において、臨床医の声に耳を傾け、ともに革新的な技術を発展させることで、患者さんの健康に貢献することを目指しています。
現在、世界100カ国以上で弁膜症製品、クリティカルケア製品分野でのリーダー的役割を担っています。
所在地: 〒160-0023 東京都新宿区西新宿6丁目10番1号
代表 : 代表取締役社長 ケイミン・ワング
URL : http://www.edwards.com/jp