コネクテッドカーにおけるG+D eSIMソリューション活用
[22/03/23]
提供元:@Press
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グローバル セキュリティ テクノロジー カンパニーであるGiesecke+Devrient(G+D)の技術を使用したコネクテッドカーには、2枚のeSIMカードが搭載されています。1つはテレマティクスサービス(eCall、ナビゲーション、または交通情報サービス)に使用され、もう1つは運転者の個人利用およびエンターテイメントサービスに使用されます。G+DのDSDAソリューション(Dual-SIM Dual-Active)とAirOn360(R) eSIM管理プラットフォームを技術基盤とし、BMW iXとBMW i4に搭載されており、将来的にはBMW Groupの新型モデルにも採用される予定です。
スマートフォン、スマートウォッチ、スマートホームなどのスマートデバイスには、工場出荷時にSIMが搭載されています。欧州では2018年3月から自動緊急通報システムeCallの装備が義務化されたこともあり、最近の自動車にもスマートデバイスと同じように組込型SIM(eSIM)が塔載されています。
G+DとBMWは、コネクテッドカー分野において先進的な取り組みを行っており、この度一台の車両に2つの独立したeSIMを搭載しました。これら2つのeSIMを用いたDSDAコンセプトによって、ドライバーを起点とした通信サービスの提供を実現しています。ドライバーは、BMW Groupのテレマティクスサービスのための車両とクラウドサーバとの間の通信と並行して、車両内でプライベートなデジタルサービスを利用することができ、また自動車メーカーがサービス提供するために使用する通信事業者に関係なく、ドライバー自身が契約する通信事業者の回線をパーソナルeSIMに割り当てることで好みのモバイル通信サービスを使用できます。
ドライバーは、ビデオや音楽ストリーミングなどのすべてのモバイルサービスにすぐにアクセスでき、eSIM内に複数のパーソナルeSIMプロファイルを保存することで、家族全員が車内空間においてプライベートデジタルサービスにアクセスできます。
DSDAソリューションとeSIMプロファイル管理は、単一の統合されたソリューションであるG+DのAirOn360(R) eSIM管理プラットフォームによって処理され、eSIMの安全なライフサイクル管理を実現しています。プラットフォームは、GSMA RSP(Remote SIM Provisioning)仕様に準拠しており、IPベースの最新ITアーキテクチャ標準とプロトコルを使用することでeSIM機能を提供します。
この新しいソリューションは、自動車メーカーと購入者の双方にとってメリットがあります。自動車メーカーは、1つのeSIM管理プラットフォームにて、インフォテインメントとテレマティクスサービスの両方のデータ通信サービスを個別のアカウント、料金、モバイル接続に分けて管理でき、購入者は、プライベート専用のデータ通信サービスの提供を受けることができます。
このようなネットワークの分離は、多くの国で異なる規制要件を満たすうえでも重要な役割を果たします。例えば、消費者向けISPサービス(インターネットサービスプロバイダサービス)やM2M・テレマティクスサービスのための電気通信ライセンスを発行する場合は特に重要です。
また、DSDAのおかげで、一般的だがコスト高であるBluetoothを介したスマートフォンと自動車のペアリングが不要となり、パーソナルeSIMを用いたモバイル通信にてハンズフリーシステム等を利用できるようになります。Bluetoothのペアリングに伴う課題として (1)メーカー側でのモバイルデバイス-車両間のBluetooth互換性確認が必要、(2)車両遮蔽による通信品質低下がありましたが、DSDAでは車両組込SIMおよび外部車両アンテナの利用により、高い通信品質を実現します。
G+D Mobile SecurityのCEOであるCarsten Ahrensは、「今のドライバーの車に対する期待は、昔とは違います。最新の地図と交通情報を持つナビゲーションシステムへの依存、インターネットコンテンツの視聴、車内での仕事や通話、無料充電ステーションの検索等を行います。つまり、現代のインフォテインメントシステムは、ユーザープロフィールに基づく柔軟なカスタマイズ対応、車内でのインターネットアクセス完備が必要です。G+Dは長年にわたってeSIMの分野でBMW Groupのソリューションパートナーであり、今回は新しいDSDAソリューションのパートナーでもあることを嬉しく思います。われわれは協力して、新しい種類の個別ネットワーク化されたモビリティに対する基本構想を創りだしています。」 と強調しています。
■Giesecke+Devrient(G+D)について
G+Dは、ドイツ ミュンヘンに本社を置くグローバル セキュリティ テクノロジー カンパニーです。高い志を持つ企業のパートナーとして、G+Dは、そのソリューションの高い信頼性を維持し、持続的に価値を提供します。G+Dの革新的なテクノロジーは、決済、通信、認証などの目的で利用されるデジタルインフラストラクチャを提供し、機密データを保護します。
G+Dは1852年に設立され、約11,500人の従業員を抱え、2020年度には23億1,000万ユーロの売上をあげています。また、32カ国に74社の子会社とジョイントベンチャーを展開しており、お客様と密接な関係を構築しています。詳細は当社Webサイトをご覧ください。 https://www.gi-de.com
PRサイト(英語) https://www.gi-de.com/en/group/press/press-releases/detail/press-detail/connected-car-runs-with-g-d-technology
*2022年2月21日ドイツ、ミュンヘンで発表されたプレスリリースの抄訳です。
スマートフォン、スマートウォッチ、スマートホームなどのスマートデバイスには、工場出荷時にSIMが搭載されています。欧州では2018年3月から自動緊急通報システムeCallの装備が義務化されたこともあり、最近の自動車にもスマートデバイスと同じように組込型SIM(eSIM)が塔載されています。
G+DとBMWは、コネクテッドカー分野において先進的な取り組みを行っており、この度一台の車両に2つの独立したeSIMを搭載しました。これら2つのeSIMを用いたDSDAコンセプトによって、ドライバーを起点とした通信サービスの提供を実現しています。ドライバーは、BMW Groupのテレマティクスサービスのための車両とクラウドサーバとの間の通信と並行して、車両内でプライベートなデジタルサービスを利用することができ、また自動車メーカーがサービス提供するために使用する通信事業者に関係なく、ドライバー自身が契約する通信事業者の回線をパーソナルeSIMに割り当てることで好みのモバイル通信サービスを使用できます。
ドライバーは、ビデオや音楽ストリーミングなどのすべてのモバイルサービスにすぐにアクセスでき、eSIM内に複数のパーソナルeSIMプロファイルを保存することで、家族全員が車内空間においてプライベートデジタルサービスにアクセスできます。
DSDAソリューションとeSIMプロファイル管理は、単一の統合されたソリューションであるG+DのAirOn360(R) eSIM管理プラットフォームによって処理され、eSIMの安全なライフサイクル管理を実現しています。プラットフォームは、GSMA RSP(Remote SIM Provisioning)仕様に準拠しており、IPベースの最新ITアーキテクチャ標準とプロトコルを使用することでeSIM機能を提供します。
この新しいソリューションは、自動車メーカーと購入者の双方にとってメリットがあります。自動車メーカーは、1つのeSIM管理プラットフォームにて、インフォテインメントとテレマティクスサービスの両方のデータ通信サービスを個別のアカウント、料金、モバイル接続に分けて管理でき、購入者は、プライベート専用のデータ通信サービスの提供を受けることができます。
このようなネットワークの分離は、多くの国で異なる規制要件を満たすうえでも重要な役割を果たします。例えば、消費者向けISPサービス(インターネットサービスプロバイダサービス)やM2M・テレマティクスサービスのための電気通信ライセンスを発行する場合は特に重要です。
また、DSDAのおかげで、一般的だがコスト高であるBluetoothを介したスマートフォンと自動車のペアリングが不要となり、パーソナルeSIMを用いたモバイル通信にてハンズフリーシステム等を利用できるようになります。Bluetoothのペアリングに伴う課題として (1)メーカー側でのモバイルデバイス-車両間のBluetooth互換性確認が必要、(2)車両遮蔽による通信品質低下がありましたが、DSDAでは車両組込SIMおよび外部車両アンテナの利用により、高い通信品質を実現します。
G+D Mobile SecurityのCEOであるCarsten Ahrensは、「今のドライバーの車に対する期待は、昔とは違います。最新の地図と交通情報を持つナビゲーションシステムへの依存、インターネットコンテンツの視聴、車内での仕事や通話、無料充電ステーションの検索等を行います。つまり、現代のインフォテインメントシステムは、ユーザープロフィールに基づく柔軟なカスタマイズ対応、車内でのインターネットアクセス完備が必要です。G+Dは長年にわたってeSIMの分野でBMW Groupのソリューションパートナーであり、今回は新しいDSDAソリューションのパートナーでもあることを嬉しく思います。われわれは協力して、新しい種類の個別ネットワーク化されたモビリティに対する基本構想を創りだしています。」 と強調しています。
■Giesecke+Devrient(G+D)について
G+Dは、ドイツ ミュンヘンに本社を置くグローバル セキュリティ テクノロジー カンパニーです。高い志を持つ企業のパートナーとして、G+Dは、そのソリューションの高い信頼性を維持し、持続的に価値を提供します。G+Dの革新的なテクノロジーは、決済、通信、認証などの目的で利用されるデジタルインフラストラクチャを提供し、機密データを保護します。
G+Dは1852年に設立され、約11,500人の従業員を抱え、2020年度には23億1,000万ユーロの売上をあげています。また、32カ国に74社の子会社とジョイントベンチャーを展開しており、お客様と密接な関係を構築しています。詳細は当社Webサイトをご覧ください。 https://www.gi-de.com
PRサイト(英語) https://www.gi-de.com/en/group/press/press-releases/detail/press-detail/connected-car-runs-with-g-d-technology
*2022年2月21日ドイツ、ミュンヘンで発表されたプレスリリースの抄訳です。