「かえる目線」で見える世界にこだわった絵本 やぎたみこ最新刊『かえるのほんや』発売
[22/05/18]
提供元:@Press
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画像 : https://newscast.jp/attachments/RSYWr5OyPSy3tCM3raK3.jpg『かえるのほんや』書影
株式会社 PHP 研究所(京都市南区・代表取締役社長 瀬津要)は、2022年5月18日に『かえるのほんや』(やぎたみこ作・絵/税込 1430 円)を発売します。第2回リブロ絵本大賞に輝いた「ほげちゃん」シリーズで人気の絵本作家やぎたみこさんの最新刊です。やぎたみこワールドは、ディテールにこだわった描写が魅力的で、主人公が動物やぬいぐるみであっても、まるでその世界が実在しているかのように、大人も子どもも一気に惹きこまれていきます。本書の主役はかえるたち。「幼少期から親しんでいたかえるを主役に、絵本を作りたい」という、やぎさんの思いからうまれた物語です。
「かえる」は子どもの頃を思い出す特別な生きもの
過去作で、亀や犬など多くの動物を描いてきたやぎたみこさん。本書は、過去作ではあまり登場することのなかった「かえる」が主役です。やぎさんは子どもの頃、庭のアマガエルを手に乗せて遊んでいたといいます。年月が経ち、『おはぎちゃん』(偕成社)で庭に住む生き物の一員として「かえる」を描いた時、どこか懐かしい気持ちになり、今度は「かえる」を主役にして作品を作ってみたい、とアイデアを温めていました。
こだわったのは、かえる目線での“本の材料”
『かえるのほんや』は、子どもたちが読書に親しみを感じられるようにという思いも込めて、本屋さんという設定になりました。かえるたちは、本を売るだけでなく、お話を作ったり製本作業もしています。やぎさんが特別こだわったのは、かえるたちが「森の中にあるものだけで、本を作る」場面。想像力を全開にして精緻なタッチで描いたのが、草の根を漉いた紙、色とりどりの花や実からとった絵具、へびの抜けがらや蓮の茎の糸で織った布の表紙などです。この場面のために、「森の中に生えている植物、落ちている物、住んでいる他の動物などから手に入る物などを想像し、具体的に何がふさわしいかを調べて決めました」と述べています。
画像 : https://newscast.jp/attachments/AtwbkRV0cYmsnaJfjkdL.png本文より
『かえるのほんや』について
著者
やぎたみこ
兵庫県生まれ。武蔵野美術短期大学卒。イラストレーターのかたわら絵本を学び、第27回講談社絵本新人賞佳作を受賞。「大人もいっしょに楽しめる、子どものための絵本」の制作をつづけている。絵本の作品に「ぼげちゃん」シリーズ(偕成社)、『くうたん』(講談社)、『もぐてんさん』(岩崎書店)、『どんめくり』(ブロンズ新社)などがある。千葉県松戸市在住。
書誌情報
著者:やぎたみこ
定価:1430円(10%税込)
発売日:2022年5月18日
対象:幼年から
判型:B5判変型上製
ページ数:32頁
ISBN:978-4-569-88054-9
発行:株式会社PHP研究所
かえるのほんや | やぎたみこ作・絵 | 書籍 | PHP研究所 : https://www.php.co.jp/books/detail.php?isbn=978-4-569-88054-9