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救急救命士の教育VR、チーム医療連携の理解度が約2倍へ向上!専修学校14校、663名の生徒に対して実証実験を実施


 株式会社ジョリーグッド(東京都中央区、代表取締役CEO:上路健介、以下 ジョリーグッド)は、文部科学省の「令和3年度専修学校における先端技術利活用実証研究」にて採択されたVR臨床教育カリキュラムの効果検証において、一般社団法人 全国救急救命士教育施設協議会(JESA:代表理事 田中秀治)に所属する全国14校の専修学校、663名の生徒を対象に実証授業を実施した結果、VRの教育効果が認められたことを発表いたします。
 本効果検証では、救急救命士が現場で直面する救急現場から病院までの初期治療の流れや、病院内のチーム医療連携におけるVR教材を用いて検証を行い、結果としてVR教材で学んだ学生の対応の理解度が約2倍に、そして約80%の生徒の理解度が向上するなど、VR教材が改正救急救命士法下において、救命士による病院内対応の学習効果を向上させることが確認されました。
画像 : https://newscast.jp/attachments/fqpcAP1Q05m1WkmPHOgc.jpg
■救命士の臨地学習不足及び法改正による救命士の業務範囲拡大による懸念
 救急救命士の養成について、これまでも教育を受ける地域や各教育施設の指導者レベルや医療機材などにバラつきがあり、均質な教育ができないことが課題でした。さらにコロナ禍の影響で充分な臨地学習が実施できない中、改正救急救命士法が施され救急救命士の業務範囲が病院内での処置対応まで拡大しました。今後、より多くの医学的知識や経験が救急救命士に求められるようになってきています。
画像 : https://newscast.jp/attachments/CbI0zxf3GmKs27tsXNmU.png▲心肺蘇生の救急救命コンテンツ
画像 : https://newscast.jp/attachments/orNaywJ5RL8SDzNnzwxO.png▲救命救急士法改正詳細
■実証授業結果の詳細(VR教材を活用した場合の学習理解度の変化)※一部抜粋
病院前から救急搬送された心肺停止傷病者の処置を収録したVR教材を活用し、実証事業を実施しました。
【サマリー】
1.初期治療の流れについて、VR講習受講により学習理解度が47%から82%へ向上。
2.病院内のチーム連携の流れについて、VR講習受講により学習理解度が39%から80%へ向上。
3.VR講習で学習した6項目全てにおいて生徒の理解度ポイントが向上。
※一部抜粋した効果検証結果のため、対象生徒数が総数と異なります。
1.初期治療の流れについて、VR講習受講により生徒の学習理解度が約2倍の割合となった
 VR講習受講前に初期治療の流れについて十分理解していた生徒は47%であったのに対し、VR講習受講後に初期治療の流れについて十分理解していた生徒は82%となりました。
画像 : https://newscast.jp/attachments/llD3diDJ1FSTVKIFULpH.jpeg
2.病院内のチーム連携の流れについて、VR講習受講により生徒の理解度が約2倍の割合となった
 VR講習受講前に病院内のチーム連携の流れについて十分理解していた生徒は39%であったのに対し、VR講習受講後にチーム連携の流れについて十分理解していた生徒は80%となりました。
画像 : https://newscast.jp/attachments/dVQekKkExJz8pKZcwITJ.jpeg
3.VR講習受講による主観的理解度は全6項目で向上した
 「病態理解」「初期治療の流れ」「患者に対する処置」「チームの役割の違い」「医師と看護師の連携」「救急隊から病院への引き継ぎ」の6項目について、VR講習受講前後の理解度を5点満点で比較調査したところ、VR講習を受講することで総じて理解度ポイントがいずれも大きく向上しました。
画像 : https://newscast.jp/attachments/4FM5ISWmgkaJu7jpTb46.jpeg
<体験した生徒の声>
・学生の立場では現場経験は少ないのでVR教材を視聴することで、現場やERでの治療をイメージしやすく、専修学校にいる段階から現場経験が積めることは貴重で素晴らしい。
・VRなら受講者の好きな時間に積極的に情報に触れることができ、救急救命士教育にとても有用である。
・OJTのように単発ではなくVRで何回も繰り返し学習できる点が評価できる。
■一般社団法人全国救急救命士教育施設協議会(JESA) 代表理事 田中秀治先生 コメント
画像 : https://newscast.jp/attachments/LDMbaStk4z7iGejxIkne.jpeg代表理事 田中秀治先生
「これまで、救急救命士養成課程学生が現場の救急隊に活動に触れることができるのは、病院実習や救急車同乗実習など隣地実習の限られた場のみでした。それもこの数年は新型コロナウイルスの蔓延により機会が縮小され救急救命士養成教育上の大きな課題となっていました。
しかし今回のジョリーグッド社と共同開発した実写型VR教材は、専修学校生にも高い教育効果を確認できました。なによりも、全国のどの場所でも学生1人1人が楽しく臨床体験を積めたことは画期的に思います。まさに新時代の臨床教育の幕開けを感じさせます。ジョリーグッド社の高い技術力と開発に携わったJESA教員の努力と叡智に感謝もうしあげます。」
■一般社団法人全国救急救命士教育施設協議会(JESA)について(https://www.jesa-emt.jp/
一般社団法人 全国救急救命士教育施設協議会(JESA)は、救急救命医療の重要性に鑑み、救急救命士教育の質の向上と救急救命医療の発展を図り、国民全体の保健・医療及び福祉に寄与することを目的に、全国の専門学校・大学で組織した協議会です。
■オペクラウドVR(https://jollygood.co.jp/opecloud
 オペクラウドVRは、医療施設に高精細360度カメラとサーバーを常設してあらゆる症例を簡単に高精度VR化し、術者目線の技を360度視点で体験学習できるVR臨床教育プラットフォームです。必要機材の設置から撮影・編集レクチャーをジョリーグッドが行い、臨床実習VRをセルフ制作することができます。
 本サービスは、臨床実習ツールとして医科大学をはじめとする教育機関や研究センターへの導入の他、医療機器メーカーの安全教育など、全国各地の医療機関で豊富な導入実績を誇っています。
導入・問い合わせはこちら:https://opecloudvr.com/contact/
■株式会社ジョリーグッドについて(https://jollygood.co.jp/
 ジョリーグッドは、高精度なVRソリューションと、VR空間のユーザー行動を解析するAIによる医療福祉向けサービスを開発するメディカルテクノロジーカンパニーです。VRやAIなどのテクノロジーにより、医療教育、障害者支援、精神疾患治療など、人の成長や社会復帰を加速し、医療の進化や人の生きがいを支えるサービスを様々な研究機関や企業の皆様と共に展開しています。
【企業理念】
テクノロジーは、それを必要とする人に使われて、初めて価値がある。
【ミッション・ビジョン・バリュー】
ミッション:『テクノロジーで人の成長を加速する』
ビジョン:『成長体験を増やし、人生を豊かなものに。』
バリュー:『アップデートを楽しみ、本質と価値にこだわる』
画像 : https://newscast.jp/attachments/LH0ZkJ7BEQyczhZy4AF3.png
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