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〜2013年も、世間に左右されず堅実消費を継続〜 クチコミプラットフォーム「buzzLife」アンケートレポート

インタラクティブ・マーケティングをワンストップで手がける株式会社イーライフ(所在地:東京都渋谷区、代表取締役:藤原 誠一郎)は、同社が運営するクチコミプラットフォーム「buzzLife」(バズライフ、URL: http://www.buzzlife.jp/ )の会員約18万5千人に対して、来年の消費動向に関するアンケート調査を行いました。

「buzzLife」会員は、商品の新しい価値を発見する「創造的消費」を行い周囲と積極的に交わる、いわゆるアクティブ・コンシューマーの要素が強く、無報酬の活動にも関わらず「buzzLife」の諸活動に積極参加し自分の意見を発信する特徴があります。今回は「財布のひも」をテーマにアンケートを実施したところ、実に約11,710名の会員から自由記述を伴う回答が寄せられました。

※過去の「buzzLife」アンケート結果は、「buzzLife」ホームページ内でも公開しています。
URL: http://www.buzzlife.jp/special/result/archive.html


■世間の「財布のひも」は固くなる予想が多数、ゆるくなる要素は消費税

アンケートではまず、世間の「財布のひも」はどうなるか・その理由と共に、具体的にどんな行動が増えるかを尋ねました。その結果、全体の6割が「固くなる」と予想。残りも24.6%が「今年と同じ」、「ゆるくなる」は1割弱にとどまっています。
それぞれの理由としては、「固くなる」「今年と同じ」派は、景気の低迷やそれに伴う収入の減少、政治が不安定であることなどが主に挙げられてます。具体例では「買い物を控える」「安い物を買う」など、身近な消費行動を抑制する旨の表現が多く見られます。それに対して「ゆるくなる」派は、消費税率アップ前の駆け込み需要を理由に挙げ、具体例も「車」「家」など大型商品の単語が多く見られました。

■個人では世間に左右されず堅実消費

では、自分の「財布のひも」は?こちらも理由・具体例と共に尋ねたところ、世間と比べて「ゆるくなる」「固くなる」が減少し、その分「今年と同じ」が10ポイント以上増加しています。理由のFAを見ると、『景気に左右されることなく、いつも慎ましく生活しているので(40代男性)』『無駄遣いはせず、必要なことにお金を使いたい(30代女性)』など、景気や消費税などのインパクトとは無関係に、個人や家庭として必要なものを厳選して買うという姿勢がうかがえます。無駄使いをしない、安いものを買うなど細かな節約努力はするものの、すでに堅実消費を実践していて財布のひもが固い状態を実現しているため、来年も引き続き現状維持、という人達が多いのかもしれません。

・来年の、世の中の人たちの「財布のひも」は、今年に比べて“固くなる”と思いますか? それとも“ゆるくなる”と思いますか?
・来年の、あなた自身の「財布のひも」は、今年に比べて“固くなる”と思いますか? それとも“ゆるくなる”と思いますか?
http://www.atpress.ne.jp/releases/32263/1_1.png

■収入がひもの締め具合に直結、それでも削れない出費は「子ども」

また、自分の財布のひもの特徴として、収入の増減で回答傾向が明確に分かれるという、興味深い結果が出ました。Q4で「今年と同じ」と回答した人では、理由のFAを分析したところ「収入― 変わらない」がトップ、それに対して「固くなる」と回答した人では「収入― 減る」がトップとなっています。収入が現状維持か減少かが、そのまま財布のひもの固さに反映されていると言えるでしょう。
さらに、財布のひもが固くなりがちな中、子ども関連の出費は重視する傾向も明らかになりました。FA分析結果では、「ゆるくなる」「固くなる」「分からない」の上位10位以内に「子ども」「教育費」の単語があります。そしてFAを見ると、「ゆるくなる」派では『子供が生まれるので子供用品は買ってしまいそう(30代女性)』と子どもの出費増でゆるくなる旨の記述、一方「固くなる」派は『子供にお金がかかるのでそのほかは節約になると思います(40代女性)』など、財布のひもを固くする理由として子供への出費増を挙げている人が多く見られました。いずれも子ども関係の出費が増えることは同じであり、厳しい経済状況の中でも子ども関連費だけは削れないようです。

・「あなた自身の財布のひも」の理由について、具体的にお聞かせください。
http://www.atpress.ne.jp/releases/32263/2_2.png

まとめると、「世間の消費」という観点ではすぐに増税の影響を考慮する傾向にありますが、いざ自分の消費に立ち返ると、自分の収入増減や子どもにかかる費用などを念頭に財布のひもの固さ度合いを決めている様子がうかがえます。世の中はどうあれ、自分(家庭)の消費は変わらない― その姿勢そのものが堅実消費の現れ、ともいえそうです。

■堅実消費が定着、しかし不景気・節約にも飽きが?

震災後の2011年4月にイーライフが実施した調査※においては、「本当に必要な商品か考える」「長く使える商品を選ぶ」など堅実消費を展開しており、半年後その傾向がさらに強まると消費者自身が予測している結果が出ました。1年半が経過した現在、今後の消費税増税の可能性を前にしても自分自身の財布のひもは固いままという回答から、堅実消費が完全に定着した、成熟した消費者の姿が浮き彫りになりました。
ただ、一方でそろそろ不景気や節約に飽きている感じも一部に見受けられます。世間の財布のひもが「ゆるくなる」と回答した人の理由に『希望的観測です。今の状況を早く上向きにしてほしい(50代男性)』『節約ばかりの生活では虚しいです(50代女性)』など、現状への疲れと今後への希望を込めたFAが見られました。また、自分の財布のひもについても『お金は使ってこそなので、来年はもっと人生を楽しむために有意義に使いたいと思っています(30代女性)』『普段は質素に暮らしボンっと旅行に行ったり服を買ったりしたい(30代女性)』など、節約しつつもたまにはお金を使って楽しみたい旨の記述が多く見られました。景気に明るい材料が見えない中、もしかしたらこのような消費者のマインド変化が、財布のひもがゆるむきっかけになるかもしれません。

※「震災後の消費行動について」のアンケート結果は、「buzzLife」ホームページ内で公開しています。
URL: http://www.buzzlife.jp/special/result/2011/110401.html


≪調査概要≫
調査対象  :「buzzLife」会員登録者
調査地域  :全国
調査実施日 :2012年11月15日(木)〜18日(日)
有効回答者数:11,710名


【株式会社イーライフ 会社概要】
商号    : 株式会社イーライフ
代表者   : 代表取締役 藤原 誠一郎
所在地   : 〒151-0051 東京都渋谷区千駄ヶ谷1-29-9 日本パーティビル2F
設立    : 1999年9月
主な事業内容: インタラクティブ・マーケティング戦略/
        インタラクティブ・マーケティング基盤構築/
        対顧客コミュニケーション/調査・分析
URL     : http://www.elife.co.jp/
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