日経BPコンサルティング調べ ――「Webブランド調査2012-秋冬」(2012年10月実施)より―― 総合ランキングで「楽天市場」が2年ぶりに首位奪還、ネット専業以外ではサントリー、ANAがベスト10入り
[12/12/21]
提供元:@Press
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日経BPコンサルティング(東京都港区)は2012年10月に実施した「Webブランド調査2012-秋冬*」の結果をまとめ(表1 http://www.atpress.ne.jp/releases/32327/1_1.JPG )、2012年12月21日に調査結果報告書を発行・発売した。企業や団体が運営する日本の主要500のWebサイトを対象に、「アクセス頻度」、「サイト・ユーザビリティ」、「コンバージョン」、「サイト・ロイヤルティ」「態度変容」、「波及効果」の6つの要素をインターネットユーザーが評価した。
■楽天市場が総合ランキングで2年ぶりに第1位に
■楽天市場、Amazon.co.jpとECサイトが上位を独占、「一般企業編」ではサントリーの企業サイトが第1位に
■ANAは、創立60周年のメッセージや、スマートフォンでのサービス拡充などのトピックスを提供、高評価に
●楽天市場が首位に返り咲き
Webサイトの支持・満足度からサイトとしてのブランド力を評価する「Webブランド指数ランキング」(表1 http://www.atpress.ne.jp/releases/32327/1_1.JPG )の第1位は、120.7ポイントを獲得した「楽天市場」だった。2010年の7月に実施した調査以来、2年ぶりに首位となった。第2位は「Amazon.co.jp」となり、ECサイトがトップ2位を占めた。第3位は前回(2012年4月実施)のトップだった「Yahoo! JAPAN」。
今回首位となった「楽天市場」(図1 http://www.atpress.ne.jp/releases/32327/3_3.JPG )は、前回からスコアの上昇が続いており、今回は特にWebサイト内で実際に行われた行動を測る指標であるコンバージョン指数が上昇した。メールマガジンへの登録・会員ページの利用増によるところが大きい。
前回首位の「Yahoo! JAPAN」(図2 http://www.atpress.ne.jp/releases/32327/4_4.JPG )は、前々回(2011年10月実施)からスコアの下降が続いている。Webサイトへの訪問頻度を示すアクセス頻度指数は依然高く、ノミネートした500サイト中第1位を堅持しているが、サイト内でのキャンペーン、会員向けページの利用など、楽天市場がポイントを伸ばしたコンバージョン指数の低下により、他の上位サイトに追い上げられる形となった。
調査結果を男女別に分け、上位サイトの評価をみると、男性では、「電機・電子、精密機器、コンピュータ」業界のサイトが上位にランクインしているのに対し、女性では、「食品、飲料、レシピ、EC」などのサイトが高く評価されていた。なお、男性にもっとも支持されたサイトは「Amazon.co.jp」であったのに対し、女性にもっとも評価されたサイトは「楽天市場」だった。「Yahoo! JAPAN」は回答者全体および女性の評価が低下したが、男性の評価はむしろ高まっている。
上位サイトの2012年後半の動きをみると、「楽天市場」は最上位ランクのダイヤモンド会員を新しく導入した(9月)。「Amazon.co.jp」は、有料会員サービスに学生向けプログラム「Amazon Student」(8月)、およびファミリー向けプログラム「Amazonファミリー」(10月)を新設した。こうした制度の細やかな改訂も、会員活性化の一因と考えられる。
●一般企業トップはサントリー。
トップページを改訂し、製品への関心やクチコミを誘発
一般企業(ネット専業除く)に限定して「Webブランド指数ランキング」(表2 http://www.atpress.ne.jp/releases/32327/2_2.JPG )をみると、第1位となったのは、前回に続き「サントリー」の企業サイトだった。スコアは84.7ポイントと、前回を6.2ポイント上回り、総合ランキングでは第7位となった。今回は特に、製品・サービスへの関心度の高まりや、クチコミの広がりなどが影響し、関連のスコアが上昇した。「サントリー」はトップページのリニューアルを施したことで、製品やソーシャルメディア公式アカウントへのリンクがクローズアップされたことも一因と考えられる。
「サントリー」に続いたのは、ANAの「予約・空席照会・運賃案内(国内線)(以下ANA)」のサイトで、スコアは75.1ポイントを獲得。総合ランキングでは第10位となった。Webサイトに対する利便性や信頼性が評価され、サービスの購入意向も高い水準にある。「ANA」はWebサイトの大きなリニューアルはなかったものの、創立60周年のメッセージや、スマートフォンでのサービス拡充などのトピックスがサイト内で紹介されており、こうした情報提供がサービスに対する利用者の期待を高めたと思われる。
また、トップ50サイト内でもっともスコアを伸ばしたのは、第13位の「UNIQLO ユニクロ」。一般企業では第4位となった。前回と比べ9.7ポイント増の70.1ポイントを獲得し、サイトの利便性や製品・サービスへの関心度、購入意向が向上している。
全体上位サイトにおいては利用者のアクティブ度、一般企業上位サイトにおいては製品・サービスの訴求が高評価につながった。サイト上で提供している会員向けサービスの成果をはじめ、製品・サービスのマーケティングや企業広報活動におけるサイトの貢献度を本調査にて確認し、自社サイトの改善・強化にお役立ていただきたい。
(大友 直子=日経BPコンサルティング コンサルタント)
*「Webブランド調査」とは
企業や団体が運営する日本の主要500サイトについて、「アクセス頻度」、「サイト・ユーザビリティ(Webサイトの使いやすさ)」、「コンバージョン(会員登録や商品購入などサイト内で実際に行われた行動)」、「サイト・ロイヤルティ(Webサイトへの意識やリピート意向)」、「態度変容(企業イメージや購入意向への影響)」、「波及効果(Webサイト以外での行動誘発)」の6つの要素をインターネットユーザーが評価。半年ごとに実施し、回答者は毎回3万人以上と、Web評価調査としては日本最大規模である。今回の調査期間は2012年10月3日〜22日、有効回答数は37,918サンプル。
→(本リリース掲載ページ)
http://consult.nikkeibp.co.jp/consult/news/2012/1221wb/
→(報告書の内容)
http://consult.nikkeibp.co.jp/consult/wb/index.html
→(問合先)
https://bpcgi.nikkeibp.co.jp/form-cgi/formhtml.cgi?form=nbpc0309/index.html
【日経BPコンサルティング】
日経BP社全額出資の「調査・コンサルティング」「企画・編集」「制作」など、コンサルティング、コンテンツ関連のマーケティング・ソリューション提供企業。(2002年3月1日設立。資本金9,000万円)
■楽天市場が総合ランキングで2年ぶりに第1位に
■楽天市場、Amazon.co.jpとECサイトが上位を独占、「一般企業編」ではサントリーの企業サイトが第1位に
■ANAは、創立60周年のメッセージや、スマートフォンでのサービス拡充などのトピックスを提供、高評価に
●楽天市場が首位に返り咲き
Webサイトの支持・満足度からサイトとしてのブランド力を評価する「Webブランド指数ランキング」(表1 http://www.atpress.ne.jp/releases/32327/1_1.JPG )の第1位は、120.7ポイントを獲得した「楽天市場」だった。2010年の7月に実施した調査以来、2年ぶりに首位となった。第2位は「Amazon.co.jp」となり、ECサイトがトップ2位を占めた。第3位は前回(2012年4月実施)のトップだった「Yahoo! JAPAN」。
今回首位となった「楽天市場」(図1 http://www.atpress.ne.jp/releases/32327/3_3.JPG )は、前回からスコアの上昇が続いており、今回は特にWebサイト内で実際に行われた行動を測る指標であるコンバージョン指数が上昇した。メールマガジンへの登録・会員ページの利用増によるところが大きい。
前回首位の「Yahoo! JAPAN」(図2 http://www.atpress.ne.jp/releases/32327/4_4.JPG )は、前々回(2011年10月実施)からスコアの下降が続いている。Webサイトへの訪問頻度を示すアクセス頻度指数は依然高く、ノミネートした500サイト中第1位を堅持しているが、サイト内でのキャンペーン、会員向けページの利用など、楽天市場がポイントを伸ばしたコンバージョン指数の低下により、他の上位サイトに追い上げられる形となった。
調査結果を男女別に分け、上位サイトの評価をみると、男性では、「電機・電子、精密機器、コンピュータ」業界のサイトが上位にランクインしているのに対し、女性では、「食品、飲料、レシピ、EC」などのサイトが高く評価されていた。なお、男性にもっとも支持されたサイトは「Amazon.co.jp」であったのに対し、女性にもっとも評価されたサイトは「楽天市場」だった。「Yahoo! JAPAN」は回答者全体および女性の評価が低下したが、男性の評価はむしろ高まっている。
上位サイトの2012年後半の動きをみると、「楽天市場」は最上位ランクのダイヤモンド会員を新しく導入した(9月)。「Amazon.co.jp」は、有料会員サービスに学生向けプログラム「Amazon Student」(8月)、およびファミリー向けプログラム「Amazonファミリー」(10月)を新設した。こうした制度の細やかな改訂も、会員活性化の一因と考えられる。
●一般企業トップはサントリー。
トップページを改訂し、製品への関心やクチコミを誘発
一般企業(ネット専業除く)に限定して「Webブランド指数ランキング」(表2 http://www.atpress.ne.jp/releases/32327/2_2.JPG )をみると、第1位となったのは、前回に続き「サントリー」の企業サイトだった。スコアは84.7ポイントと、前回を6.2ポイント上回り、総合ランキングでは第7位となった。今回は特に、製品・サービスへの関心度の高まりや、クチコミの広がりなどが影響し、関連のスコアが上昇した。「サントリー」はトップページのリニューアルを施したことで、製品やソーシャルメディア公式アカウントへのリンクがクローズアップされたことも一因と考えられる。
「サントリー」に続いたのは、ANAの「予約・空席照会・運賃案内(国内線)(以下ANA)」のサイトで、スコアは75.1ポイントを獲得。総合ランキングでは第10位となった。Webサイトに対する利便性や信頼性が評価され、サービスの購入意向も高い水準にある。「ANA」はWebサイトの大きなリニューアルはなかったものの、創立60周年のメッセージや、スマートフォンでのサービス拡充などのトピックスがサイト内で紹介されており、こうした情報提供がサービスに対する利用者の期待を高めたと思われる。
また、トップ50サイト内でもっともスコアを伸ばしたのは、第13位の「UNIQLO ユニクロ」。一般企業では第4位となった。前回と比べ9.7ポイント増の70.1ポイントを獲得し、サイトの利便性や製品・サービスへの関心度、購入意向が向上している。
全体上位サイトにおいては利用者のアクティブ度、一般企業上位サイトにおいては製品・サービスの訴求が高評価につながった。サイト上で提供している会員向けサービスの成果をはじめ、製品・サービスのマーケティングや企業広報活動におけるサイトの貢献度を本調査にて確認し、自社サイトの改善・強化にお役立ていただきたい。
(大友 直子=日経BPコンサルティング コンサルタント)
*「Webブランド調査」とは
企業や団体が運営する日本の主要500サイトについて、「アクセス頻度」、「サイト・ユーザビリティ(Webサイトの使いやすさ)」、「コンバージョン(会員登録や商品購入などサイト内で実際に行われた行動)」、「サイト・ロイヤルティ(Webサイトへの意識やリピート意向)」、「態度変容(企業イメージや購入意向への影響)」、「波及効果(Webサイト以外での行動誘発)」の6つの要素をインターネットユーザーが評価。半年ごとに実施し、回答者は毎回3万人以上と、Web評価調査としては日本最大規模である。今回の調査期間は2012年10月3日〜22日、有効回答数は37,918サンプル。
→(本リリース掲載ページ)
http://consult.nikkeibp.co.jp/consult/news/2012/1221wb/
→(報告書の内容)
http://consult.nikkeibp.co.jp/consult/wb/index.html
→(問合先)
https://bpcgi.nikkeibp.co.jp/form-cgi/formhtml.cgi?form=nbpc0309/index.html
【日経BPコンサルティング】
日経BP社全額出資の「調査・コンサルティング」「企画・編集」「制作」など、コンサルティング、コンテンツ関連のマーケティング・ソリューション提供企業。(2002年3月1日設立。資本金9,000万円)