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ラボラティック株式会社が、組織運営の新視点「チームエンゲージメント」を提唱

ビジネスチャットツールSlackのデータを可視化し、職場のコミュニケーションを支援するラボラティック株式会社(所在地:東京都品川区、代表取締役社長:野口 麗奈)は、組織運営の新視点として、2022年9月1日、「チームエンゲージメント」の提唱を発表しました。


■日本の組織におけるエンゲージメントは、従業員からチームへとシフト
1) 従業員エンゲージメントの施策はチームや組織レベルで検討されている
2) 現状の組織の多くは、チームで成果を出すことを前提に設計されている
3) 組織のチームマネジメントは必須。チームが成果の出しやすい状態に維持管理することが、従業員エンゲージメントの基盤を醸成する


■日本の従業員エンゲージメントは5%との報告
昨今、多くの企業で、従業員エンゲージメントについての定期的なサーベイ調査などが実施され、人事の指標として活用されています。従業員(社員)エンゲージメントとは、個人と企業の双方向的な関係性を計測しており、従業員エンゲージメントスコアの高い企業は、業績指標が高いだけでなく、離職率や品質上の欠陥についても低いことが明らかになっています(*1)。従業員エンゲージメントの施策は、経営、人事、現場のマネージャーなど、施策実施の担当やレイヤーも複雑なこともあり、日本における従業員エンゲージメントは、Gallup社の調べでは、5%(*2)と世界的にも低水準で推移しているのが現状です。


■80%以上の組織は、チームで成果を出すことを前提に設計
当社が提唱するチームエンゲージメントは、チームを組織の最小単位としてとらえた指標です。すでに20年以上前から、約80%以上の企業で、全従業員の半数以上がチームで仕事をしており(*3)、昨今において見過ごすことはできません。組織の活動を鑑みた際には、チーム単位での状態を最良に保ち、チームメンバーが協働を通じ、効果的な相乗効果から高い成果を示すことが求められています。


■47%の管理職が実務で困っているのは、メンバー育成
現場のマネジメントに視点をうつすと、日本のチームにおける課題が見えてきます。組織において、マネージャーに求められている役割は、メンバーの育成(47%)・業務改善(30%)・目標達成(30%)と認識されいる一方で、管理職が実際に困っているのも、前述の役割と同様の視点であることが報告されています。また、チーム運営を担うミドルマネジメントの負荷増大が組織課題と考えている企業は、国内で5割を超えているのも現実です。(*4)


■チームの成果を最大化するために、チームエンゲージメントが必要
当社では、チームが成果を出しやすい状態なのかを、チームエンゲージメントと定義しています。当社が提唱するチームエンゲージメントは、組織が所属する部署、課(チーム)単位で、具体的な運営状況を確認する指標です。本指標では、個人とチームの結びつきや、チーム全体の成長状況を計測し、チーム間のシナジーやコラボレーション創出を促進します。当社が有する指標は、チームのマネジメントとチームメンバーの支援状況から、人材の定着・離職防止・成長状況を可視化します。チーム単位の結果の積み上げによって、組織全体の状況を確認頂くことが可能となります。


■チームエンゲージメントを支えているのは、心理的安全性と共有認知
当社が提唱するチームエンゲージメントは、2つの学術的な概念を基盤としています。1つ目は、共有認知(Shared Cognition)です。共有認知とは、チームメンバーの方向性がどれだけ揃っているかを示す概念です。2つ目は、心理的安全性(Psychological Safety)と呼ばれ、チームの他のメンバーが自分の発言を拒絶したり、罰したりしないと確信できる状態と定義された概念です。定義されたチーム状態は、チームメンバーが組織として学習し、成果と相関があることが実証されています。当社では、マネージャーの視点から共有認知を「組織の向きを揃える」と定義し、心理的安全性を「メンバーのやる気を引き出す」と言い換えています。これらの2つの視点は、メンバーによるアンケート結果とコミュニケーションデータから導出され、評価します。
さらに、各チームの状態を示すだけでなく、チームの中核をなす管理職(マネージャー)とチームメンバー、そしてチームメンバー間の状態を8つの視点から紐解いています。このような指標を提示することで、今、マネージャーがチームメンバーに対して必要な働きかけや、チームメンバー間で推進する施策を端的に理解することを可能にするのです。


■チームエンゲージメントで、私たちが実現する働き方とマネジメント
ラボラティック株式会社は、日本のみならず、世界中の全ての企業に、チームエンゲージメントをインストールをします。コロナ禍を機に、私たちの働くスタイルは一気に多様になりました。それは、オンライン・実際の出社・ハイブリッドだけでなく、その人がいる地域の制約の緩和など、多くの皆さんの生活と仕事、ライフとワークに変化をもたらしたと言えます。

出社が当然の世界から、ハイブリッドなどの働き方が浸透し、私たちの働き方はより、クラウド上やオンラインでの業務に依存することを強いられました。
しかし、実際にチームを率いるマネージャーの皆さんは、このような多様な働き方に順応を求められてきました。当社の多くのお客さまが、「雑談が減った」「メンバーの声を拾いにくい」「改善が失速しそう」と話されることからも、これまでチームで関係構築していた状態や働き方に対する不安や揺らぎが起因していることが伺えます。

私たちは、どのように不確実な状況や、困難に直面しても、チームで乗り越え、成果をだしていくことができるでしょうか?当社が提唱するチームエンゲージメントがあるチームは、テクノロジーやコミュニケーションツールを活用し、チームや組織での関係性を維持・管理しながら成果を出し続けることができます。当社は、これからもより一層、働き方に囚われることなく、成果を出せるチームが日本、ひいては、世界中に増えることで、働く全ての人が、より、働くことへの喜びと自由を享受できる社会を目指します。


<引用情報>
(1) Gallup, 2017- The Relationship between Engagement at Work and Organizational Outcomes
(2) Gallup: State of the Global Workplace: 2022 Report
(3) HR Magazine, May 1999
(4) 人材マネジメント実態調査2021より


<ラボラティック株式会社概要>
「働く」に、本当の自由を。
●会社名 : ラボラティック株式会社
●代表者 : 代表取締役社長 野口 麗奈
●資本金 : 2億円
●主要投資家: アーキタイプベンチャーズ株式会社、株式会社エルテス、
株式会社ディープコア、みずほキャピタル株式会社
●本社所在地: 東京都品川区
●創立 : 2015年
●事業内容 : Slack社によるビジネスチャットコミュニケーションの
解析を通した、組織開発・改善サービスの提供、等
●URL : https://neworg.laboratik.com/

●ソーシャルメディア アカウント
LinkedIn: https://www.linkedin.com/company/27031203
Note : https://note.com/laboratik
Facebook: https://www.facebook.com/Laboratik/
Twitter : https://twitter.com/laboratik
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