フジワラ産業 津波・洪水避難ステージ付歩道橋の機能拡充 道路の占用に係る規制緩和に対応!
[13/01/28]
提供元:@Press
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環境・防災設備機器メーカーのフジワラ産業(所在地:大阪府大阪市、代表取締役:藤原 充弘、以下「当社」)は、地震・津波による巨大災害に備えた防災対策に早期から取り組み、津波避難タワーはじめ高台、ビル、歩道橋、シェルターなど、地域の実情に合った避難方法を開発、提案してきました。
歩道橋についても有力な津波・洪水からの避難路と考えて、「津波・洪水避難ステージ付歩道橋」(以下「津波避難ステージ」)として開発、販売してきましたが、道路の占用に関して道路法の制約もあり、十分な展開が遅れていました。このたび法改正により道路の占用に関する規制が緩和され、道路を利用した津波避難施設が可能となりました。当社では、これを機会に津波避難ステージに付属設備を増設し機能を拡張して品揃えを充実し、地域の実情とニーズに柔軟に応えることのできる体制づくりを進めることにいたしました。
■歩道橋を津波や洪水からの避難場所として活用
東北大震災の津波状況報告によると、歩道橋の上に避難して津波から命を守ったという生々しい写真や報告が少なくありません。下記はその一部になります。
・歩道橋に上った2、3秒後、津波は道路を一気にのみ込んだ。渋滞して身動きできなかった多くの車が、歩道橋の真下にできた渦に巻き込まれていった。
・津波に押し流されて迫り来る瓦礫、車、コンテナ…。地震による津波からなんとか歩道橋の上に逃れて助かった。
・目の前から迫る津波を見て、車を捨て歩道橋に逃げた。歩道橋に昇って助かった方の話では、50人ほどの人が避難した。
津波避難タワーや津波避難ビルは、津波からの避難施設として欠かせないものですが、土地の確保と取得に費用と時間がかかる、沿岸部に利用できる高い建物がないなどの制約があります。身近なところに垂直避難場所を提供する上で、歩道橋はこうした制約を受けた時の有力な代替手段として関係者の関心を高めていました。
海岸べりの避難タワーを建てる場所がないところに、歩道橋に強度を持たせ、予想避難人数が収容できるスペースを持ったステージを確保します。そして、津波の想定高さが歩道橋よりも高い場合には2階建てとし、避難ステージを2階に設置することにより対応します。
さらに、軽自動車などが出入りできるスロープやヘリポートを設置し、高齢者や怪我をした方など歩行不可能な方々の避難路を確保すると共に、緊急の救急手当の場所とするなど、より充実した津波対策を実現することができます。
■道路法施行令及び道路整備特別措置法施行令の改正
道路上や上空、地下に一定の施設を設置し、継続して道路を使用することを「道路の占用」といい、道路の占用をする場合には道路を管理している道路管理者である国や自治体の許可を受ける必要があります。そして、その許可を得るための手続きと資料の作成に多くの時間と労力を要します。
東北大震災の経験をもとに中央防災会議の防災対策推進検討会議が、歩道橋を緊急的な避難路として整備・活用を検討する必要性を指摘するなど、道路活用の要望が高まっていました。これを受けて平成24年12月7日に道路法の施行令が一部改正・公布され、「一時的な避難場所としての機能を有する堅固な施設」が太陽光・風力発電設備と共に道路の占用することが認められ、平成25年4月1日から施行されることとなりました。
当社は、この施行令の改正を背景に、歩道橋を活用した避難ステージの付属設備、機能を強化し、現地密着型の防災対策の実現のために一歩でも前に進んでいきます。
■当社の津波・洪水避難ステージ付歩道橋(各種特許及び意匠登録 取得・申請中)
(1) 新設歩道橋タイプ
既設の歩道橋のないところに新しく津波避難ステージを建てるもので、ステージの高さ、収容人員、デザイン、照明設備その他、地域の方々のご要望を取り入れたものといたします。
(2) 既設歩道橋改良タイプ
既設の歩道橋を改良する省コストタイプです。必要に応じて歩道橋の耐震補強も合わせて行います。
・スペース拡張タイプ
既設の歩道橋のデッキプレートを予想避難人数が収容できるようにスペースを拡張したもの。
(図(1)津波・洪水避難ステージ付歩道橋 全体拡張タイプ)
・避難ステージ増設タイプ
既設のデッキプレートをそのまま残して、津波避難のためのステージを増設するタイプです。歩道橋の高さと同じ高さの避難ステージを増設する「同一床面型」、予想される津波が歩道橋の高さを上回る場合に歩道橋より高いところに避難ステージを増設する「高床型」があります。
(図(2)津波・洪水避難ステージ付歩道橋 増設タイプ)
(3) 拡張機能付き避難ステージ兼用歩道橋
車椅子や軽4輪車が通ることのできるスロープを取り付けるなど、避難ステージの設備と機能を強化した大型の避難ステージです。地元の方々のアイディアやニーズを取り入れた、現地密着型の避難ステージの実現を目指します。
(図(3)拡張機能付き避難ステージ兼用歩道橋の例)
主な拡張設備及び機能
・スロープの取り付け
スロープを取り付けることにより、車椅子の方や歩行困難な方の避難が容易になります。
簡易救急車を準備することにより、病気や怪我をした方の救助や応急手当に備えることもできます。
・ヘリポート
ドクターヘリや緊急避難あるいは物資輸送用のヘリポートを準備することにより、避難ステージは単なる一時的な避難場所から現地における災害対応施設へと大幅に役割を強化することができます。
・備蓄センター
災害に備えて、水や食料品、応急手当て用器具備品などの備蓄センターとして活用できます。
・太陽光発電を利用した照明装置
地震・津波による停電に備えることができます。
・固縛装置付き駐車場
車両の津波による流出や衝突の被害から守るため、歩道橋の下あるいは避難ステージの入り口付近の道路脇にスペースをつくり、固縛装置付き駐車場を設置します。
・平時は多目的広場として活用
市民の集い・コンサートなど住民の方々の文化活動や交流の場としてステージを活用することができます。
【会社概要】
社名 : フジワラ産業株式会社
代表者 : 代表取締役 藤原 充弘
所在地 : 大阪市西区境川1丁目4-5
設立 : 昭和55年7月
資本金 : 3,000万円
従業員数: 34名
事業概要: 水処理装置
(モノレール式汚泥かき寄せ装置、「フジフロート」スカム除去装置)
防災設備・機器
(津波避難タワー「タスカルタワー」、小規模(複数家族用)津波非難タワー「複数家族用やぐら」、地震対策家具「安心防災ベッド枠」・「防災テーブル」)
その他 開発製品
URL : http://www.fj-i.co.jp
Email : info@fj-i.co.jp
歩道橋についても有力な津波・洪水からの避難路と考えて、「津波・洪水避難ステージ付歩道橋」(以下「津波避難ステージ」)として開発、販売してきましたが、道路の占用に関して道路法の制約もあり、十分な展開が遅れていました。このたび法改正により道路の占用に関する規制が緩和され、道路を利用した津波避難施設が可能となりました。当社では、これを機会に津波避難ステージに付属設備を増設し機能を拡張して品揃えを充実し、地域の実情とニーズに柔軟に応えることのできる体制づくりを進めることにいたしました。
■歩道橋を津波や洪水からの避難場所として活用
東北大震災の津波状況報告によると、歩道橋の上に避難して津波から命を守ったという生々しい写真や報告が少なくありません。下記はその一部になります。
・歩道橋に上った2、3秒後、津波は道路を一気にのみ込んだ。渋滞して身動きできなかった多くの車が、歩道橋の真下にできた渦に巻き込まれていった。
・津波に押し流されて迫り来る瓦礫、車、コンテナ…。地震による津波からなんとか歩道橋の上に逃れて助かった。
・目の前から迫る津波を見て、車を捨て歩道橋に逃げた。歩道橋に昇って助かった方の話では、50人ほどの人が避難した。
津波避難タワーや津波避難ビルは、津波からの避難施設として欠かせないものですが、土地の確保と取得に費用と時間がかかる、沿岸部に利用できる高い建物がないなどの制約があります。身近なところに垂直避難場所を提供する上で、歩道橋はこうした制約を受けた時の有力な代替手段として関係者の関心を高めていました。
海岸べりの避難タワーを建てる場所がないところに、歩道橋に強度を持たせ、予想避難人数が収容できるスペースを持ったステージを確保します。そして、津波の想定高さが歩道橋よりも高い場合には2階建てとし、避難ステージを2階に設置することにより対応します。
さらに、軽自動車などが出入りできるスロープやヘリポートを設置し、高齢者や怪我をした方など歩行不可能な方々の避難路を確保すると共に、緊急の救急手当の場所とするなど、より充実した津波対策を実現することができます。
■道路法施行令及び道路整備特別措置法施行令の改正
道路上や上空、地下に一定の施設を設置し、継続して道路を使用することを「道路の占用」といい、道路の占用をする場合には道路を管理している道路管理者である国や自治体の許可を受ける必要があります。そして、その許可を得るための手続きと資料の作成に多くの時間と労力を要します。
東北大震災の経験をもとに中央防災会議の防災対策推進検討会議が、歩道橋を緊急的な避難路として整備・活用を検討する必要性を指摘するなど、道路活用の要望が高まっていました。これを受けて平成24年12月7日に道路法の施行令が一部改正・公布され、「一時的な避難場所としての機能を有する堅固な施設」が太陽光・風力発電設備と共に道路の占用することが認められ、平成25年4月1日から施行されることとなりました。
当社は、この施行令の改正を背景に、歩道橋を活用した避難ステージの付属設備、機能を強化し、現地密着型の防災対策の実現のために一歩でも前に進んでいきます。
■当社の津波・洪水避難ステージ付歩道橋(各種特許及び意匠登録 取得・申請中)
(1) 新設歩道橋タイプ
既設の歩道橋のないところに新しく津波避難ステージを建てるもので、ステージの高さ、収容人員、デザイン、照明設備その他、地域の方々のご要望を取り入れたものといたします。
(2) 既設歩道橋改良タイプ
既設の歩道橋を改良する省コストタイプです。必要に応じて歩道橋の耐震補強も合わせて行います。
・スペース拡張タイプ
既設の歩道橋のデッキプレートを予想避難人数が収容できるようにスペースを拡張したもの。
(図(1)津波・洪水避難ステージ付歩道橋 全体拡張タイプ)
・避難ステージ増設タイプ
既設のデッキプレートをそのまま残して、津波避難のためのステージを増設するタイプです。歩道橋の高さと同じ高さの避難ステージを増設する「同一床面型」、予想される津波が歩道橋の高さを上回る場合に歩道橋より高いところに避難ステージを増設する「高床型」があります。
(図(2)津波・洪水避難ステージ付歩道橋 増設タイプ)
(3) 拡張機能付き避難ステージ兼用歩道橋
車椅子や軽4輪車が通ることのできるスロープを取り付けるなど、避難ステージの設備と機能を強化した大型の避難ステージです。地元の方々のアイディアやニーズを取り入れた、現地密着型の避難ステージの実現を目指します。
(図(3)拡張機能付き避難ステージ兼用歩道橋の例)
主な拡張設備及び機能
・スロープの取り付け
スロープを取り付けることにより、車椅子の方や歩行困難な方の避難が容易になります。
簡易救急車を準備することにより、病気や怪我をした方の救助や応急手当に備えることもできます。
・ヘリポート
ドクターヘリや緊急避難あるいは物資輸送用のヘリポートを準備することにより、避難ステージは単なる一時的な避難場所から現地における災害対応施設へと大幅に役割を強化することができます。
・備蓄センター
災害に備えて、水や食料品、応急手当て用器具備品などの備蓄センターとして活用できます。
・太陽光発電を利用した照明装置
地震・津波による停電に備えることができます。
・固縛装置付き駐車場
車両の津波による流出や衝突の被害から守るため、歩道橋の下あるいは避難ステージの入り口付近の道路脇にスペースをつくり、固縛装置付き駐車場を設置します。
・平時は多目的広場として活用
市民の集い・コンサートなど住民の方々の文化活動や交流の場としてステージを活用することができます。
【会社概要】
社名 : フジワラ産業株式会社
代表者 : 代表取締役 藤原 充弘
所在地 : 大阪市西区境川1丁目4-5
設立 : 昭和55年7月
資本金 : 3,000万円
従業員数: 34名
事業概要: 水処理装置
(モノレール式汚泥かき寄せ装置、「フジフロート」スカム除去装置)
防災設備・機器
(津波避難タワー「タスカルタワー」、小規模(複数家族用)津波非難タワー「複数家族用やぐら」、地震対策家具「安心防災ベッド枠」・「防災テーブル」)
その他 開発製品
URL : http://www.fj-i.co.jp
Email : info@fj-i.co.jp