白髪は染めるだけじゃない?白髪を治すメカニズムを新たに解明
[22/10/28]
提供元:@Press
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大正製薬株式会社(以下、当社)は、これまでボタンピエキス※1とブラックリバースペプチド1の組み合わせが、メラニンを作ることによって白髪改善効果を示すということを確認してきました。
当社はこのたび、Monasterium Laboratory(ドイツ・ミュンスター)※2、株式会社ネイチャーラボと共同で、新たにボタンピエキスとブラックリバースペプチド1の白髪改善効果を示すメカニズムを確認しました。
※1:当社ではミトコンドリアユビキチンリガーゼ(別名:MARCH5 以下、マイトリガーゼ)の低下が白髪発生に関与する可能性を明らかにしており、マイトリガーゼの発現を増加させることを当社が発見した植物エキス
※2:毛包特異的な色素産生メカニズムの存在を発見するなど、毛髪・皮膚科学研究の世界的な権威であるDr. Ralf Pausにより設立された研究機関
画像 : https://newscast.jp/attachments/QIfSSJ8u9ptSppywA2Qq.jpg
そもそも白髪になるメカニズムは?
なぜ黒かった髪が白髪になってしまうのでしょうか。
その答えは「メラニン」をつくる「色素細胞(メラノサイト)」にあります。
髪の黒色のもととなるメラニンはメラノサイトでつくられます。そのメラニンを髪の内部に取り込むことで黒髪になるのです。
しかし、メラノサイトは加齢に伴い何らかの原因でダメージを受けると、メラニンをつくりだすことができなかったり、メラニンを髪へ受け渡すことがうまくいかなかったりします。それが白髪の原因の一つになってしまうのです。
画像 : https://newscast.jp/attachments/teIIa4rxgKCxW0BEMkwd.jpgイメージ図
ここまで白髪になるメカニズムをご説明しましたが、次にボタンピエキスとブラックリバースペプチド1がどのように白髪を改善するのかご説明します。
新たな研究成果
ボタンピエキスは毛包のメラノサイトにおいて、メラニンをつくるメラノソームの構成タンパク質『Gp100』の量を増加させる傾向があることがわかりました。
さらにボタンピエキス及びブラックリバースペプチド1を組み合わせることで、毛包内のメラニンの量を増加させることがわかりました。
画像 : https://newscast.jp/attachments/58Hvd83TqtAeHF4HgNn1.jpgイメージ図
研究成果のまとめ
ボタンピエキス及びブラックリバースペプチド1の組み合わせは、メラノサイトでメラニンを作り出すメラノソームを形成・成熟化させ、メラニンの産生を促し白髪改善作用を発揮することが期待されています。
近い将来、白髪を染めるだけでなく、治せる時代がやってくる可能性があるのです。
当社は白髪の有用性に関する新たな知見をもとに、ボタンピエキスやブラックリバースペプチド1のほか、新たな素材の開発も進めております。
これからも白髪の治る時代を目指して研究を続けるとともに、薄毛、髪質など、頭皮・毛髪に関わるトータルでのヘアケア研究を進めてまいります。
画像 : https://newscast.jp/attachments/wUQ6IHJf5GPjnGfaT2nc.jpg
【ニュースレター】白髪は染めるだけじゃない?白髪を治すメカニズムを新たに解明.pdf
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