日本初!昭和大学とジョリーグッドが臨床薬剤師教育VRを共同開発!病棟薬剤師に求められる入院患者応対スキルをJOLLYGOOD+で提供
[22/11/22]
提供元:@Press
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株式会社ジョリーグッド(東京都中央区、代表取締役:上路健介、以下 ジョリーグッド)と昭和大学(東京都品川区、学長:久光正)は、薬剤師の患者応対スキル向上を目的とした「臨床薬剤師教育VR」を共同開発しました。薬学部でVR教材をセルフ製作していくのは“日本初の試み”となります。
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近年、正確性が高く、スピードの速い調剤機器による調剤業務の増加に伴い、薬剤師の業務が急激に変化しており、より高度な薬に関する知識や専門性を活用した、患者とのコミュニケーション能力が今求められています。
そのため、今回共同開発したVRコンテンツは、患者の入院から退院までの流れに沿った臨床シナリオにて、役割の変化に応じた患者とのコミュニケーション能力を様々なシチュエーションで主体的に学習することができます。
今後、昭和大学薬学部とジョリーグッドは、コンテンツ第一段となる「入院患者への初回面談及び持参薬確認」だけでなく、続編を制作していきながら、VR教材の教育効果も実証していきます。また、開発したVRコンテンツはジョリーグッドが提供する医療福祉VR総合プラットフォーム「JOLLYGOOD+(ジョリーグッドプラス)」にて公開いたします。これにより、JOLLYGOOD+会員なら全国どこの医療機関でも活用できるようになります。
※本取り組みは、昭和大学薬学部が文部科学省の令和3年度補正予算事業「ウィズコロナ時代の新たな医療に対応できる医療人材養成事業」に採択された事業の一環としての取り組みです。
■薬剤師の6人に1人がIT化で業務内容が一変
近年ITの普及により、薬剤師の6人に1人(約17%)は、主な業務が調剤業務から患者応対業務にシフトしています。また、厚生労働省が令和3年に実施した薬剤師の養成等に関する検討会(注1)では、「薬剤の調製などの対物中心の業務から、患者との関わりが多い対人業務へと変化することにより、薬物療法や健康維持・増進の支援により一層関わり、患者を支えていくことが求められる。」と正式に言及されています。
一方で、薬剤師の中でも特に病院勤務する薬剤師には、より専門的な知識と患者を通した実践経験が求められる中、薬学生はコロナ禍によりベッドサイドで学ぶ機会が減少しているのが現状です。
注1)出典:『薬剤師の養成及び資質向上等に関する検討会』(https://www.mext.go.jp/content/20210830-mxt_igaku-000017657_9.pd)
画像 : https://newscast.jp/attachments/fuIop76MYhnvNqXnX4zL.png出典:『薬剤師の需給動向把握事業における調査結果概要』(第9回薬剤師の養成及び資質向上等に関する検討会 厚生労働省 令和3年6月4日) ( https://www.mhlw.go.jp/content/11121000/000788085.pdf )
■臨床薬剤師教育VR 概要
共同開発した「臨床薬剤師教育VR」の第一段は、「入院患者への初回面談及び持参薬確認」の全2種類となります。今後は第二段として、入院患者の退院までの流れに沿った「薬効評価や副作用モニタリング」「医療スタッフへの情報提供」等のVRコンテンツを制作する予定です。なお、本コンテンツは、2022年12月1日(?)に行われる、日本臨床薬理学会学術総会のランチョンセミナーにてお披露目いたします。
<第一弾VRコンテンツ詳細>
? 臨床薬剤師教育VR「入院患者への初回面談」
肺がん疑いで入院された患者さんに対する担当薬剤師の初回面談のVRコンテンツ
? 臨床薬剤師教育VR「入院患者への持参薬確認」
肺がん疑いで入院された患者さんに対する担当薬剤師の持参薬確認のVRコンテンツ
<日本臨床薬理学会学術総会 セミナー概要>
学会名:【日本薬理学会 第96回 日本薬理学会将来構想委員会委員主催セミナー】
セミナーテーマ:「デジタル化社会における新しい研究・教育スタイルの推進」
講演名:講演2「VRを用いた医療教育の現状と未来」
日時:2022年12月1日(?)12:15〜13:15
場所:パシフィコ横浜 第5会場?413号室(60席)
■昭和大学 薬学部 薬学教育学講座 亀井大輔 准教授 コメント
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昭和大学薬学部では臨床薬剤師育成プログラムが確立されており、日々、教育プログラムの質的向上を図っています。今回、私達は、この教育プログラムにVRや映像等の最新技術を導入し、薬学生が臨床での患者応対や薬物療法の評価等のリアリティを追体験することを通して、薬剤師の実践的な臨床能力を養成することを目的とした「臨床薬剤師教育VR」シリーズの開発を行いました。
本VR教材では、VR技術の特徴を活かして、患者状態を把握するために重要な「患者の表情、仕草、身体の様子、そして病室のベッド周りの状態等」の実践的な非言語情報の収集も学修できる利点があります。
今後、VR技術を活用した教育設計は、シンプルな技能修得の目的だけでなく、患者応対スキルの修得や教育成果の評価にも応用できると考えています。
■昭和大学について(https://www.showa-u.ac.jp/)
学校法人昭和大学は、医・歯・薬・保健医療の4学部を擁する「医系総合大学」である昭和大学をはじめ、大学院、専攻科、看護専門学校を設置するとともに、8つの附属病院とクリニックを開設し、「教育」「研究」「診療」の3 分野を通して社会の文化と公共の福祉、そして人材の育成に貢献しています。
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■JOLLYGOOD+(ジョリーグッドプラス)について(https://jollygoodplus.com/about/nurse/)
JOLLYGOOD+(ジョリーグッドプラス)は、医療施設に高精細360度カメラとサーバーを常設してあらゆる症例を簡単にセルフで高精度VR化することができ、さらに様々な医療機関でセルフ制作された医療VRコンテンツを活用して臨床学習が何度でもできる総合プラットフォームです。
本サービスは、臨床実習ツールとして医科大学をはじめとする教育機関や研究センターへの導入の他、医療機器メーカーの安全教育など、全国各地の医療機関で豊富な導入実績を誇っています。
導入・問い合わせはこちら:https://jollygoodplus.com/about/contact/
■株式会社ジョリーグッドについて(https://jollygood.co.jp/)
ジョリーグッドは、高精度なVRソリューションと、VR空間のユーザー行動を解析するAIによる医療福祉向けサービスを開発するメディカルテクノロジーカンパニーです。VRやAIなどのテクノロジーにより、医療教育、障害者支援、精神疾患治療など、人の成長や社会復帰を加速し、医療の進化や人の生きがいを支えるサービスを様々な研究機関や企業の皆様と共に展開しています。
【企業理念】
テクノロジーは、それを必要とする人に使われて、初めて価値がある。
【ミッション・ビジョン・バリュー】
ミッション:『テクノロジーで人の成長を加速する』
ビジョン:『成長体験を増やし、人生を豊かなものに』
バリュー:『アップデートを楽しみ、本質と価値にこだわる』
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