賃貸住宅市場レポート 首都圏版 2013年3月および 関西圏・中京圏版 2013年3月 を発表
[13/03/28]
提供元:@Press
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不動産評価Webサイト「TAS-MAP」( http://www.tas-japan.com/ )を運営する株式会社タス(所在地:東京都中央区、代表取締役社長:立野 良太郎)は、「賃貸住宅市場レポート 首都圏版 2013年3月」および「賃貸住宅市場レポート 関西圏・中京圏版 2013年3月」を発表しました。
首都圏版では「2012年第4四半期 1都3県賃貸住宅市況図」、「東京23区の空室率に悪化の兆し」および「2013年1月期の1都3県賃貸住宅指標(空室率TVI(タス空室インデックス)、募集期間、更新確率、中途解約確率)」を掲載しています。
また関西圏・中京圏版では「愛知県の間取り別築年分布」および「2013年1月期の関西圏・中京圏賃貸住宅指標(空室率TVI(タス空室インデックス)、募集期間、更新確率、中途解約確率)」を掲載しています。
これらの分析はアットホーム株式会社の賃貸住宅データを用いて行われています。
詳細PDF:「賃貸住宅市場レポート 首都圏版2013年3月」
http://www.tas-japan.com/pdf/news/residential/Vol39_residential20130328.html
「賃貸住宅市場レポート 関西圏・中京圏版2013年3月」
http://www.tas-japan.com/pdf/news/residential/Vol11_resikansai20130328.html
1.首都圏版の概要
(1) 2012年第4四半期 1都3県賃貸住宅市況図
東京23区では、江東区、荒川区が「やや良い」→「やや悪い」に、北区が「やや悪い」→「悪い」となりました。また、千葉県が「やや悪い」→「悪い」となりました。
トレンドが上昇を示す地域が第3四半期の4地域から第4四半期は2地域と減少した一方で、下降を示す地域が第3四半期の10地域から第4四半期は11地域と増加しており、減速感が強まっています。
12月に政権が交代し、アベノミクス効果で景気の底打ち感が出てきていますが、賃貸住宅市場に効果が波及するまでには時間を要します。一方で、消費税増税、相続税増税前の駆け込み需要による新規賃貸住宅供給量増加は、供給過剰状態を悪化させ、更なる市況悪化を招く不安があります。当面は市況の変化に注意が必要でしょう。
図 1都3県賃貸住宅市況図へのリンク
http://www.atpress.ne.jp/releases/34421/a_1.JPG
(2) 東京23区の空室率に悪化の兆し
東京都の貸家着工数は、リーマンショック以降は月当たり4,000戸前後で推移していましたが、2012年以降は、微増傾向です。2013年1月時点で月当たり貸家着工数は4,556戸となっており、ここ1年で10%強の増加となっています。
今後も、アベノミクス効果による景気の回復、相続税、消費税の増税前の駆け込み需要等、貸家着工数を増加させる要因が多いため、当面、着工数は増加傾向で推移するものと思われます。
一方で、東京23区の世帯数の増加スピードは落ちつつあります。3月の人口の大量流入の状況にもよりますが、現状の世帯数増加幅の減速と、着工数の増加が継続すれば、需給ギャップが拡大するため、空室率TVIの悪化が懸念されます。賃貸住宅市場の健全性を維持するためには、業界にもストックの総量を増やさない配慮が不可欠と思われます。
(3) 2013年1月期1都3県賃貸住宅指標
埼玉県のマンション系(S造、RC造、SRC造)の空室率TVIの回復傾向が鮮明になってきました。一方で、アパート系(木造、軽量鉄骨造)の空室率TVIは、引き続き高い水準で推移しています。逆に、東京市部はアパート系の空室率TVIが回復傾向にありますが、マンション系の空室率TVIは悪化傾向にあります。結果として両地域とも、空室率TVIは高い水準で推移しています。
<東京都全域>
空室率TVI(ポイント):11.84
募集期間(ヶ月) : 3.05
更新確率(%) :44.18
中途解約確率(%) :36.46
<東京都23区>
空室率TVI(ポイント):11.52
募集期間(ヶ月) : 3.02
更新確率(%) :43.65
中途解約確率(%) :37.01
<東京都市部>
空室率TVI(ポイント):15.34
募集期間(ヶ月) : 3.25
更新確率(%) :46.28
中途解約確率(%) :34.34
<神奈川県>
空室率TVI(ポイント):12.73
募集期間(ヶ月) : 3.48
更新確率(%) :45.38
中途解約確率(%) :37.48
<埼玉県>
空室率TVI(ポイント):15.44
募集期間(ヶ月) : 3.34
更新確率(%) :47.83
中途解約確率(%) :34.27
<千葉県>
空室率TVI(ポイント):13.00
募集期間(ヶ月) : 3.20
更新確率(%) :48.66
中途解約確率(%) :36.49
※これらの指標は、アットホーム株式会社の賃貸住宅データを用いて分析されています。
詳細はPDFファイルをご参照ください。
「賃貸住宅市場レポート 首都圏版2013年3月」
http://www.tas-japan.com/pdf/news/residential/Vol39_residential20130328.html
なお、バックナンバーは以下のページから取得可能です。
http://www.tas-japan.com/news/news.html
2.関西圏・中京圏版の概要
(1) 愛知県の間取り別築年分布
首都圏や関西圏に比較して賃料水準の低い愛知県では、面積の大きい物件の供給が一定量確保されています。間取りとしては、1990年代までは2DKや3DK、3LDKが多く供給されていましたが、2000年以降は1LDKと2LDKに供給の中心が移っています。このため、愛知県の賃貸住宅の間取り別築年分布に示すように、これらの間取りは、ほとんどが築20年以上の築古物件となっています。
図 愛知県 間取り別築年分布へのリンク
http://www.atpress.ne.jp/releases/34421/b_2.JPG
(2) 2013年1月期 関西圏・中京圏賃貸住宅指標
今回から、中京圏として、愛知県と静岡県の情報を追加しました。愛知県は、マンション系(S造、RC造、SRC造)の空室率TVIは13ポイント前後、アパート系(木造、軽量鉄骨造)の空室率TVIは33ポイント前後で微増傾向にあります。静岡県はマンション系の空室率TVIが19ポイント前後、アパート系の空室率TVIは38ポイント前後で、高い水準で微増傾向となっています。
<大阪府>
空室率TVI(ポイント): 7.97
募集期間(ヶ月) : 4.45
更新確率(%) :46.03
中途解約確率(%) :45.00
<京都府>
空室率TVI(ポイント):14.12
募集期間(ヶ月) : 5.68
更新確率(%) :22.31
中途解約確率(%) :72.75
<兵庫県>
空室率TVI(ポイント):11.65
募集期間(ヶ月) : 5.12
更新確率(%) :39.49
中途解約確率(%) :52.74
<愛知県>
空室率TVI(ポイント):15.10
募集期間(ヶ月) : 5.23
更新確率(%) :30.13
中途解約確率(%) :64.57
<静岡県>
空室率TVI(ポイント):23.07
募集期間(ヶ月) : 5.71
更新確率(%) :21.67
中途解約確率(%) :72.96
詳細はPDFファイルをご参照ください。
「賃貸住宅市場レポート 関西圏・中京圏版2013年3月」
http://www.tas-japan.com/pdf/news/residential/Vol11_resikansai20130328.html
なお、バックナンバーは以下のページから取得可能です。
http://www.tas-japan.com/news/news.html
■株式会社タスについて
インターネットによる不動産評価、および不動産情報サービス等を提供する「TAS-MAP」を運営するトヨタグループ会社のアプリケーションサービスプロバイダー(ASP)です。
会社名 : 株式会社タス(英語名 TAS Corp.)
所在地 : 東京都中央区八丁堀2-25-9 トヨタ八丁堀ビル7F
設立年月日: 2000年8月28日
資本金 : 1億8千万円
出資 : トヨタ自動車株式会社
朝日航洋株式会社
株式会社三友システムアプレイザル
豊田通商株式会社
Web : http://www.tas-japan.com/
首都圏版では「2012年第4四半期 1都3県賃貸住宅市況図」、「東京23区の空室率に悪化の兆し」および「2013年1月期の1都3県賃貸住宅指標(空室率TVI(タス空室インデックス)、募集期間、更新確率、中途解約確率)」を掲載しています。
また関西圏・中京圏版では「愛知県の間取り別築年分布」および「2013年1月期の関西圏・中京圏賃貸住宅指標(空室率TVI(タス空室インデックス)、募集期間、更新確率、中途解約確率)」を掲載しています。
これらの分析はアットホーム株式会社の賃貸住宅データを用いて行われています。
詳細PDF:「賃貸住宅市場レポート 首都圏版2013年3月」
http://www.tas-japan.com/pdf/news/residential/Vol39_residential20130328.html
「賃貸住宅市場レポート 関西圏・中京圏版2013年3月」
http://www.tas-japan.com/pdf/news/residential/Vol11_resikansai20130328.html
1.首都圏版の概要
(1) 2012年第4四半期 1都3県賃貸住宅市況図
東京23区では、江東区、荒川区が「やや良い」→「やや悪い」に、北区が「やや悪い」→「悪い」となりました。また、千葉県が「やや悪い」→「悪い」となりました。
トレンドが上昇を示す地域が第3四半期の4地域から第4四半期は2地域と減少した一方で、下降を示す地域が第3四半期の10地域から第4四半期は11地域と増加しており、減速感が強まっています。
12月に政権が交代し、アベノミクス効果で景気の底打ち感が出てきていますが、賃貸住宅市場に効果が波及するまでには時間を要します。一方で、消費税増税、相続税増税前の駆け込み需要による新規賃貸住宅供給量増加は、供給過剰状態を悪化させ、更なる市況悪化を招く不安があります。当面は市況の変化に注意が必要でしょう。
図 1都3県賃貸住宅市況図へのリンク
http://www.atpress.ne.jp/releases/34421/a_1.JPG
(2) 東京23区の空室率に悪化の兆し
東京都の貸家着工数は、リーマンショック以降は月当たり4,000戸前後で推移していましたが、2012年以降は、微増傾向です。2013年1月時点で月当たり貸家着工数は4,556戸となっており、ここ1年で10%強の増加となっています。
今後も、アベノミクス効果による景気の回復、相続税、消費税の増税前の駆け込み需要等、貸家着工数を増加させる要因が多いため、当面、着工数は増加傾向で推移するものと思われます。
一方で、東京23区の世帯数の増加スピードは落ちつつあります。3月の人口の大量流入の状況にもよりますが、現状の世帯数増加幅の減速と、着工数の増加が継続すれば、需給ギャップが拡大するため、空室率TVIの悪化が懸念されます。賃貸住宅市場の健全性を維持するためには、業界にもストックの総量を増やさない配慮が不可欠と思われます。
(3) 2013年1月期1都3県賃貸住宅指標
埼玉県のマンション系(S造、RC造、SRC造)の空室率TVIの回復傾向が鮮明になってきました。一方で、アパート系(木造、軽量鉄骨造)の空室率TVIは、引き続き高い水準で推移しています。逆に、東京市部はアパート系の空室率TVIが回復傾向にありますが、マンション系の空室率TVIは悪化傾向にあります。結果として両地域とも、空室率TVIは高い水準で推移しています。
<東京都全域>
空室率TVI(ポイント):11.84
募集期間(ヶ月) : 3.05
更新確率(%) :44.18
中途解約確率(%) :36.46
<東京都23区>
空室率TVI(ポイント):11.52
募集期間(ヶ月) : 3.02
更新確率(%) :43.65
中途解約確率(%) :37.01
<東京都市部>
空室率TVI(ポイント):15.34
募集期間(ヶ月) : 3.25
更新確率(%) :46.28
中途解約確率(%) :34.34
<神奈川県>
空室率TVI(ポイント):12.73
募集期間(ヶ月) : 3.48
更新確率(%) :45.38
中途解約確率(%) :37.48
<埼玉県>
空室率TVI(ポイント):15.44
募集期間(ヶ月) : 3.34
更新確率(%) :47.83
中途解約確率(%) :34.27
<千葉県>
空室率TVI(ポイント):13.00
募集期間(ヶ月) : 3.20
更新確率(%) :48.66
中途解約確率(%) :36.49
※これらの指標は、アットホーム株式会社の賃貸住宅データを用いて分析されています。
詳細はPDFファイルをご参照ください。
「賃貸住宅市場レポート 首都圏版2013年3月」
http://www.tas-japan.com/pdf/news/residential/Vol39_residential20130328.html
なお、バックナンバーは以下のページから取得可能です。
http://www.tas-japan.com/news/news.html
2.関西圏・中京圏版の概要
(1) 愛知県の間取り別築年分布
首都圏や関西圏に比較して賃料水準の低い愛知県では、面積の大きい物件の供給が一定量確保されています。間取りとしては、1990年代までは2DKや3DK、3LDKが多く供給されていましたが、2000年以降は1LDKと2LDKに供給の中心が移っています。このため、愛知県の賃貸住宅の間取り別築年分布に示すように、これらの間取りは、ほとんどが築20年以上の築古物件となっています。
図 愛知県 間取り別築年分布へのリンク
http://www.atpress.ne.jp/releases/34421/b_2.JPG
(2) 2013年1月期 関西圏・中京圏賃貸住宅指標
今回から、中京圏として、愛知県と静岡県の情報を追加しました。愛知県は、マンション系(S造、RC造、SRC造)の空室率TVIは13ポイント前後、アパート系(木造、軽量鉄骨造)の空室率TVIは33ポイント前後で微増傾向にあります。静岡県はマンション系の空室率TVIが19ポイント前後、アパート系の空室率TVIは38ポイント前後で、高い水準で微増傾向となっています。
<大阪府>
空室率TVI(ポイント): 7.97
募集期間(ヶ月) : 4.45
更新確率(%) :46.03
中途解約確率(%) :45.00
<京都府>
空室率TVI(ポイント):14.12
募集期間(ヶ月) : 5.68
更新確率(%) :22.31
中途解約確率(%) :72.75
<兵庫県>
空室率TVI(ポイント):11.65
募集期間(ヶ月) : 5.12
更新確率(%) :39.49
中途解約確率(%) :52.74
<愛知県>
空室率TVI(ポイント):15.10
募集期間(ヶ月) : 5.23
更新確率(%) :30.13
中途解約確率(%) :64.57
<静岡県>
空室率TVI(ポイント):23.07
募集期間(ヶ月) : 5.71
更新確率(%) :21.67
中途解約確率(%) :72.96
詳細はPDFファイルをご参照ください。
「賃貸住宅市場レポート 関西圏・中京圏版2013年3月」
http://www.tas-japan.com/pdf/news/residential/Vol11_resikansai20130328.html
なお、バックナンバーは以下のページから取得可能です。
http://www.tas-japan.com/news/news.html
■株式会社タスについて
インターネットによる不動産評価、および不動産情報サービス等を提供する「TAS-MAP」を運営するトヨタグループ会社のアプリケーションサービスプロバイダー(ASP)です。
会社名 : 株式会社タス(英語名 TAS Corp.)
所在地 : 東京都中央区八丁堀2-25-9 トヨタ八丁堀ビル7F
設立年月日: 2000年8月28日
資本金 : 1億8千万円
出資 : トヨタ自動車株式会社
朝日航洋株式会社
株式会社三友システムアプレイザル
豊田通商株式会社
Web : http://www.tas-japan.com/