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医療機関の待合室におけるデジタルサイネージについての調査報告 患者への広報番組により“患者からの質問行動が増えた”などの影響を確認

株式会社メディアコンテンツファクトリー(本社:福岡県福岡市、代表取締役:毛塚 牧人、以下 同社)は2012年12月から2013年1月にかけて、同社が全国800施設の医療機関に展開する「患者向け待合室デジタルサイネージ『メディキャスター』(以下 サイネージ)」の利用ユーザーに対してアンケート調査を行い、174件の回答を集めました。


■調査結果のまとめ
<サイネージで患者広報・啓蒙を行うことで、医療機関が感じた効果>
・5割以上の医療機関で、患者からの病気や検査についての質問が増加。

・医療機関の長年の課題である「待ち時間に対する不満」の軽減に約4割の医療機関が成功。

・3割以上の医療機関で患者の診察内容の理解度がアップ。

<サイネージの導入目的と利用満足度>
・導入の目的は「患者への広報」が約9割、「待ち時間対策」が約8割と多い。

・医療機関の利用満足度は約8割(非常に満足・満足)、約2割が「普通」、不満足度は0%(「やや不満」「不満」)。


■調査概要
調査目的:サイネージの医療機関における効果と満足度調査
調査機関:2012年12月〜2013年1月
調査方法:FAX調査
調査対象:サイネージを利用する医療機関174施設


■調査結果
<サイネージで患者広報・啓蒙を行うことで、医療機関が感じた効果(複数回答)>
・5割以上の医療機関で、患者からの病気や検査についての質問が増加。
51%の医療機関が“病気や検査についての質問が増えた”と回答。サイネージで健康に関するコンテンツを患者に見せることが、医師への質問行動を促していると考えられます。さらに13%の医療機関が「検査や治療の件数が増えた」と回答しており、実際の診療にもつながっています。13%と低い数値になっているのは、質問・相談から実際に治療や検査に進む必要がある患者がそれほど多くないことによるものと考えられます。

・医療機関の長年の課題である「待ち時間に対する不満」の軽減に約4割の医療機関が成功。
39%の医療機関が“待ち時間に対する不満が減った”と回答。サイネージによる医療機関に特化した情報発信が常に不満要因の上位に上がる「待ち時間の不満」を解消できていると考えられます。

・3割以上の医療機関で診察内容の理解度がアップ。
33%の医療機関が“診察内容の理解度が上がった”と回答。待合室デジタルサイネージを使って患者に事前に病気等の情報を伝えておくことで、インフォームドコンセント(医師が十分に説明した上で患者と合意すること)の質向上にもつながる「患者の理解」がアップすることが分かりました。

同社が2011年4月から6月にかけて調査した「待合室デジタルサイネージの視聴率と来院者意識調査」の結果から、待合室デジタルサイネージは非常に患者の視聴率が高く、患者の求める情報・役立つ情報を提供できるツールであることが分かっており、その結果としてこのような結果が出たことが考えられます。

参考資料1
病院待合室でのサイネージ視聴率と来院者意識の調査結果(プレスリリース)
https://www.atpress.ne.jp/releases/34536/b_5.pdf

参考資料2
『メディキャスター』ユーザーインタビュー資料
https://www.atpress.ne.jp/releases/34536/a_6.pdf


<待合室デジタルサイネージの導入目的(複数回答)と利用満足度(単独回答)>
・導入の目的は「患者への広報」が約9割、「待ち時間対策」が約8割と多い。
88%の医療機関が「患者への広報」、79%が「待ち時間対策」を導入目的に挙げており、どうしても発生してしまう待ち時間と、患者に対して十分に自院の広報を行えていないことに対する関心が非常に高いことがうかがえます。また、「増患・集患」は10%とそれほど多くありませんが、今回の調査で50%以上の医療機関で患者の質問が増え、さらに13%で実際に検査や治療の件数が増えており、デジタルサイネージの増患への有効性が認知されれば、増患・集患が目的の導入も増えてくることが予想されます。


・医療機関の利用満足度は約8割(非常に満足・満足)、約2割が「普通」、不満足度は0%(「やや不満」「不満」)。
デジタルサイネージを利用する医療機関の利用満足度は「非常に満足」「満足」を合わせて78%となっています。その他の回答では「普通」が22%、「やや不満」「不満」は0%で、不満を持っている医療機関は全くありませんでした。


◆患者向け待合室デジタルサイネージ『メディキャスター』について
『メディキャスター』は、患者向けの各種コンテンツを配信するデジタルサイネージシステムです。ユーザー医療機関独自の「広報コンテンツ」は同社が制作し、同社が保有する2,000以上の医療・健康系コンテンツと合わせてスケジューリングし、各医療機関にインターネットで配信しています。サービス開始15年、全国800施設にサービスを提供しており、総月間視聴者は患者・付き添いを含め300万人にのぼります。


◆メディアコンテンツファクトリーについて
1998年の創業より医療機関に特化したデジタルサイネージシステム『メディキャスター』を全国展開。800施設以上の医療機関にコンテンツ制作・医療番組配信サービスを提供しています。

【企業サイト】
http://www.mediacontentsfactory.com/

【医療機関向けサイト】
http://www.media-cf.co.jp/
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