手術前の患者説明にiPad動画ツールを活用 安曇野赤十字病院で4月より実証実験開始へ 手術を受ける患者の理解促進と医師の負担軽減を目指す
[13/04/10]
提供元:@Press
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安曇野赤十字病院(長野県安曇野市、以下 同院)と株式会社メディアコンテンツファクトリー(本社:福岡県福岡市、代表取締役:毛塚 牧人、以下 同社)は共同で、腰部脊柱管狭窄症の手術を受ける患者に対して説明を行う「iPad動画ツール」の実証実験を2013年4月より開始します。
2012年より、同院と同社にて、腰部脊柱管狭窄症の患者説明用動画を共同で制作しており、患者が手術前に医師の説明を受ける前に、病気の内容や治療法、手術のリスクなどを動画で学習することで、医師の説明への理解度が向上し、納得した上で手術・治療に臨めるようになることが想定されます。また、従来は全ての説明を医師が行なっており、説明に1時間以上もかかっていましたが、一部領域を患者が事前に学習することにより、医師の負担軽減も目指します。
<iPad動画ツールの使用風景>
http://www.atpress.ne.jp/releases/34543/1_1.JPG
<手術説明コンテンツ(動画)>
http://www.atpress.ne.jp/releases/34543/2_2.jpg
■イメージしづらい内容を、3D動画を使ってわかりやすく
体の仕組みや背骨、神経などは目に見えるものではなく、患者にとって非常にイメージしづらい領域ですが、3Dを活用した動画で説明することで、視覚的に理解することが可能となります。今回、同院整形外科と同社にて共同で制作した動画は以下の通りです。
1.腰痛や下肢のしびれ概要
2.背骨の仕組み
3.神経の仕組み
4.腰痛の原因となる病気
5.腰部脊柱管狭窄症の原因と症状
6.腰部脊柱管狭窄症の診断と治療方針
7.腰部脊柱管狭窄症の手術について
■3ヶ月程度の実証実験で患者アンケートを実施、その後他の手術領域へも展開
今回は2013年4月より実証実験を開始し、実際に活用した患者へのアンケート調査も合わせて行います。アンケートでは、患者の病気への理解度や医師による説明の理解度なども調査し、実際に動画を活用することで患者の理解度が向上するか、医師の負担が軽減されるかを調査します。実証実験終了後の評価において、一定の評価が得られた後には、椎間板ヘルニアなど他の手術領域への展開も想定しています。
■将来的には病診連携にも活用
患者は初期に症状を訴えた場合、近隣のクリニックや診療所を受診し、その後手術が必要な場合に手術可能な病院を紹介されます。従来は、実際に診察や執刀を行う医師の説明と齟齬がないように、クリニックなどにおける受診の初期段階ではあまり詳細な説明ができませんでしたが、今回の動画説明ツールを活用することで、クリニックなどでも詳しい患者説明を行った上で、病院へスムーズに紹介することが可能となります。今回の取り組みが成功すれば、地域基幹病院にて制作した動画やスライドなどをクリニックに展開し、病診連携の一助となることが期待できます。
2012年より、同院と同社にて、腰部脊柱管狭窄症の患者説明用動画を共同で制作しており、患者が手術前に医師の説明を受ける前に、病気の内容や治療法、手術のリスクなどを動画で学習することで、医師の説明への理解度が向上し、納得した上で手術・治療に臨めるようになることが想定されます。また、従来は全ての説明を医師が行なっており、説明に1時間以上もかかっていましたが、一部領域を患者が事前に学習することにより、医師の負担軽減も目指します。
<iPad動画ツールの使用風景>
http://www.atpress.ne.jp/releases/34543/1_1.JPG
<手術説明コンテンツ(動画)>
http://www.atpress.ne.jp/releases/34543/2_2.jpg
■イメージしづらい内容を、3D動画を使ってわかりやすく
体の仕組みや背骨、神経などは目に見えるものではなく、患者にとって非常にイメージしづらい領域ですが、3Dを活用した動画で説明することで、視覚的に理解することが可能となります。今回、同院整形外科と同社にて共同で制作した動画は以下の通りです。
1.腰痛や下肢のしびれ概要
2.背骨の仕組み
3.神経の仕組み
4.腰痛の原因となる病気
5.腰部脊柱管狭窄症の原因と症状
6.腰部脊柱管狭窄症の診断と治療方針
7.腰部脊柱管狭窄症の手術について
■3ヶ月程度の実証実験で患者アンケートを実施、その後他の手術領域へも展開
今回は2013年4月より実証実験を開始し、実際に活用した患者へのアンケート調査も合わせて行います。アンケートでは、患者の病気への理解度や医師による説明の理解度なども調査し、実際に動画を活用することで患者の理解度が向上するか、医師の負担が軽減されるかを調査します。実証実験終了後の評価において、一定の評価が得られた後には、椎間板ヘルニアなど他の手術領域への展開も想定しています。
■将来的には病診連携にも活用
患者は初期に症状を訴えた場合、近隣のクリニックや診療所を受診し、その後手術が必要な場合に手術可能な病院を紹介されます。従来は、実際に診察や執刀を行う医師の説明と齟齬がないように、クリニックなどにおける受診の初期段階ではあまり詳細な説明ができませんでしたが、今回の動画説明ツールを活用することで、クリニックなどでも詳しい患者説明を行った上で、病院へスムーズに紹介することが可能となります。今回の取り組みが成功すれば、地域基幹病院にて制作した動画やスライドなどをクリニックに展開し、病診連携の一助となることが期待できます。