衝突防止補助システム「モービルアイ580」と各種クラウドシステムを連携可能に
[23/02/27]
提供元:@Press
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ジャパン・トゥエンティワン株式会社(本社:愛知県豊橋市、以下:J21)は、後付け衝突防止補助システム「モービルアイ580」が生成する警報情報を、IoTデータ通信の標準プロトコル「MQTT」経由で利用できる「先進PD(※)収集システムAPIサービス(β)」の一般利用を2023年2月より開始しました。先行して、同サービスに対応するための機能を追加した「モービルアイ580/FMS仕様」の国内出荷も開始しています。
※先進PD(先進プローブデータ):後付け型の衝突防止補助システムが生成する車両前方の情報や各種警報の発生位置などを含む先進的な車両プローブデータ
画像 : https://newscast.jp/attachments/OHcug6i912mrvvz0qsIT.jpg先進PD収集システムAPIサービス構成
画像 : https://newscast.jp/attachments/GDvayeu7a0uu9Cn2vZsc.jpgモービルアイ580/FMS仕様
「モービルアイ580」は、モービルアイ社の画像処理チップEyeQ®4を搭載したADAS(先進運転支援システム)です。主に前方衝突事故を防ぐことを目的とした既販車向け後付け型の製品で、搭載されたカメラからの映像と自車速度等から、自車前方の危険を広範囲かつ高精度で検知、警報音とアイコン表示でドライバーに警告します。主な機能は、「追突警報」「低速時追突警報」「車間警報」「車線逸脱警報」「歩行者警報」の5つの警報と「速度標識認識」です。
画像 : https://newscast.jp/attachments/cPmW2DmGuTkkV2VeFdMo.jpgモービルアイ580 - 5つの警報
「モービルアイ580/FMS仕様」は、2022年11月に国内販売を開始した「モービルアイ580」に「モービルアイFMS Push API」サポート機能を追加したものです。同API経由では通常仕様のADAS警報イベントに加えて、急加速・急ブレーキ・急ハンドル等のイベントをクラウド経由で取得することが可能です。これらのイベント情報をお客様にて収集・蓄積・分析いただくことで、車両運行の安全対策にご活用いただけると考えています。
近年、モービルアイ導入時にデジタコなどとの機器連携による安全運行支援システムを構築する例が増えており、交通事故の削減に実績を上げています。車両走行中の「ヒヤリハット」遭遇時に発生した警報数の集計や動画の取得、また車間秒数の傾向などを把握し、社用車やドライバーを一括で管理することで、運転状況の見える化とともに安全運転指導にご活用いただいています。「モービルアイFMS Push API」はモービルアイ社が提案するクラウド時代の新たな機器連携方法です。
「モービルアイFMS Push API」の利用には、同API仕様に従ったコールバックサーバーの開発が必要となります。同サーバーの開発工数やその後のサーバー運用などがデータ利用の妨げとならないよう、J21では、IoTデータ通信の標準プロトコル「MQTT」を採用した「先進PD収集システムAPIサービス(β)」を用意いたしました。同サービスをご利用いただくことで、各種IoTセンサーから情報を収集するのと同様の迅速なプロトタイプ開発やトライアルが可能となります。また、既存の運行管理システムへの組み込みも容易になると考えています。「モービルアイFMS Push API」のご契約者様は同サービスを無料でご利用いただけます。
J21では、トラック・バスなどの運輸・運送事業者、大口の社用車ユーザーを中心に、モービルアイ社製後付け製品7万台以上出荷してきました。全ての商用車の衝突事故の危険性を減らし、乗員や乗客、また歩行者や自転車との事故リスクを削減するため、これからも注力してまいります。
モービルアイFMS Push APIサービス
サービス名:モービルアイFMS Push APIサービス
利用料金:1,100円/台/月(税別1,000円/台/月)
最低利用数量:1ユーザー10台以上?
最低契約期間:1年間
車両の追加・変更にかかる費用:基本料金3,300円(税別3,000円)+550円(税別500円)×数量?
※数量は1回で追加・変更する車両の数?
※製品載替工賃は別途
データ更新頻度:20秒〜
データ項目:車両ID、緯度、経度、日時、イベント名、車速
イベント種類:FCW、PCW、HMW、LDW-L、LDW-R、UFCW、VB、急加速、急ブレーキ、急ハンドル、など
先進PD収集APIサービス(β)
サービス名:先進PD収集APIサービス(β)
利用料金:無料(要モービルアイFMS Push APIサービス)
サービス概要:MQTT/SUBベース、QoS0、ベストエフォート
MQTTバージョン: Ver. 3.1.1
以下はモービルアイFMS Push APIサービスに準拠
データ更新頻度:20秒〜
データ項目:車両ID、緯度、経度、日時、イベント名、車速
イベント種類:FCW、PCW、HMW、LDW-L、LDW-R、UFCW、VB、急加速、急ブレーキ、急ハンドル、など
モービルアイ580/FMS仕様
製品名:モービルアイ580/FMS仕様
販売価格:お問い合わせください
標準取付工賃:乗用車38,500円(税別35,000円)・中大型車 49,500円(税別45,000円)
製品保証:1年間
システム構成:メインユニット、アイウォッチ(警告表示装置)、GPSユニット
モービルアイ(Mobileye)社について
イスラエルのエルサレムに本社を置き、画像解析、機械学習、マッピングなどの保有技術を元に、先進運転支援システム(ADAS)や自動運転技術を提供するリーディングカンパニー。独自のチップセットとアルゴリズムによる同社特有のビジョンベースを基盤にしたシステムで、世界で卓越した存在です。自動車メーカー向けの衝突防止補助半導体(OEM)および一般市場向けシステム製品(AM)と自動運転向け半導体が主な製品分野。衝突防止では、累積1億台を超える出荷実績を誇り、自動車メーカーに提供する技術を後付けのアフターマーケット製品にも適用しています。2014年にNYSEへ上場し、その後インテル社により買収、2022年10月にNASDAQへ再上場しました。
ジャパン・トゥエンティワン株式会社について
1992年9月に創業し、“イノベーションを市場化する”を掲げ、イスラエルを中心に世界最先端のハイテク企業の技術や製品のビジネス開発を日本で展開。主な取り扱い製品には、自動車の後付け衝突防止補助システム「モービルアイ」、車両の運行情報を管理・分析するフリートマネジメントシステム「イトラン」、タブレットの盗難防止製品「コンピュロックス」、プログラミング学習サービス「コードモンキー」、聴力アシスト機能付き無線イヤホン「BeHear® NOW」、衛星画像データを活用した水道インフラ管理・更新のための「アステラ製品」などがあります。
Web:https://www.japan21.co.jp/
※ 製品名、サービス名などは一般に各社の商標または登録商標です。
※ 内容は発表日現在のものです。予告なしに変更されることがあります。
お問い合わせ先
ジャパン・トゥエンティワン株式会社
東京本社:東京都渋谷区神宮前6-19-13 J-6ビル4F
Tel:03-6775-7450
E-mail:info@imobile.bz
Web:https://mobileye.japan21.co.jp