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Arista、Software Defined Networkingへの対応を強化 OpenStack/OpenFlow環境でシームレスなネットワーク プロビジョニングを実現

2013年3月27日、カリフォルニア州サンタクララ発 ― アリスタネットワークスジャパン合同会社(本社:豊島区、代表取締役:カイル・チェラトン)は本日、Software Defined Networking(SDN)への対応をさらに強化するために、Arista EOS(TM)(Extensible Operating System)とOpenStack(オープンソースの代表的なクラウド・プロビジョニング/オーケストレーション・システム)とのネイティブな統合を実現したことを発表しました。さらに、OpenFlowの拡張機能に対応し、ダイレクト・フロー・ベースで設定するためのインターフェイスとデータ・プレーンのプログラム性を強化しました。Aristaのプログラマティック・インターフェイスと組み合わせることで、マルチベンダーの多種多様なネットワーク監視や、NEC、NetScout Systems、SolarWinds、Splunk、Big Switch、Cloudera、Corvil、ExtraHop Networksなどのテクノロジ・パートナーとのクラウドの統合が可能となります。

今回新たに対応した先進のSDN機能は、最新バージョンのArista EOSで利用でき、クラウド・ネットワーキングのワークフローを大幅に円滑化できます。この結果、クラウドの迅速なプロビジョニングが可能となり、通常なら数週間を要するIT部門のワークフローを数秒まで短縮できます。SDNの運用には欠かせない、ネットワークのプログラム機能をArista EOSで生かすことができます。

「Aristaは、データセンター・ネットワークのイノベーションで常に先頭を行く存在です。今回の機能は、データセンター・ネットワークの幅広いプラットフォームを初めてAPIで統合するものです。これがOpenStackと連携し、顧客が現場で抱えているプロビジョニングの問題を解決できることは、クラウド・コンピューティングの拡大を目指すこの業界がまさに待ち望んでいたものです」と、Rackspaceのバイス・プレジデント、Paul Rad氏は話しています。


SDN関連の主な新機能は次のとおりです。

・Arista EOSアプリケーション・プログラマティック・インターフェイス(eAPI)を利用して、主要なオーケストレーション・ツール/プロビジョニング・ツールやお客様のアプリケーションとの連携が可能

・AristaがOpenStack Quantumプロジェクトに提供したコードにより、物理ネットワークと仮想ネットワークのデバイスの一元的な構成が可能

・新しいモジュール型のハードウェア・ドライバー・アーキテクチャのQuantum OVSプラグインと、Aristaのドライバーのオープンソース・バージョンを提供

・EOSネイティブの新しいOpenStackプロビジョニング機能により、Quantum OVSプラグインとEOSをeAPIで接続

・外部コントローラ向けにArista EOSでOpenFlow 1.0をサポート

・ダイレクト・フロー・ベースのOpenFlow拡張でデータ・プレーンのプログラム性を強化


AristaのSDNエンジニアリング担当バイス・プレジデント、Tom Blackは次のように述べています。
「Arista EOSを拡張し、クラウドのオーケストレーション・プラットフォームと連携できるようになったことで、即応性に優れたセルフサービス型のクラウド・アーキテクチャを構築するために必要なプログラム性が高まりました。これは、Arista EOSの開発で当初から中心にあったものです。このような先進のソフトウェアからもわかるように、パブリック・クラウド事業者やプライベート・クラウドがSDNに対応するうえで、Aristaの重要性と俊敏性はますます高まっています」。


■IPとSDNの統合
Arista EOSがOpenFlowの拡張機能に新たに対応したことで、お客様にとっては、IPとOpenFlowの両方を利用する異種混合ソリューションでの柔軟性と自由度が高まります。EOSの標準のOpenFlow機能はSDNコントローラで制御でき、付加価値をもたらすOpenFlowの拡張機能も、Aristaスイッチでデータ・プレーンのフロー・テーブルの直接操作により対応できます。この結果、これまでにないオープンな環境で、アプリケーションを中心としたプログラム制御によるネットワーク・パス選択がワイヤスピードで実現されます。
さらに、Arista eAPIを通じて、リモート・システムがJSONベースのWebサービスAPIによりArista EOSに接続し、マシン間通信が可能です。OpenStack Quantumプラグインとのネイティブな連携により、業界で初めて、物理ネットワーク・トポロジを、OpenStackクラウドの仮想スイッチの構成や仮想マシンの配置と統合できます。


■提供開始時期
OpenFlow、Arista Direct Flowモード、eAPI、OpenStackに対するArista EOSのサポートは直ちに利用可能です。

テクノロジーパートナーからのコメント(アルファベット順)

・Big Switch
「Open SDNを牽引し、5年以上前のClean Slate Labに起源を持つBig Switchは、Aristaのような先進のベンダーがOpenFlowとオープンな標準に対応することを非常にうれしく思います」

Clean Slate Lab元所長、Big Switch Networks共同創業者兼CEO、Guido Appenzeller氏

・Cloudera
「クラウド・コンピューティング技術を基盤としたデータセンターの構築が各社で進む中、Hadoopベースのシステムを簡単に統合してビジネス・アナリティクスを実現できるかどうかはきわめて重要です。Aristaの最新のイノベーションによって、高度なネットワーク・プロビジョニング機能を利用してSoftware Defined Networkとのシームレスな統合が実現されたことを心強く感じています。このことは、Clouderaのエンタープライズ向け次世代データ管理ツールの機能の補完と強化につながります」

Cloudera CTO、Amr Awadallah氏

・Corvil
「SDNはお客様に価値をもたらす重要な取り組みです。ネットワークの稼働状況とパフォーマンスを管理するときに、当社の監視システムで得られるインテリジェンスを生かして制御のレベルを高めることができるからです。Aristaは今回の発表で、SDNの活用に向けて次なる大きな1歩を踏み出しました。Aristaのチームと協力し、お互いのお客様の価値創造に向けて今回の新機能を活用するのが楽しみです」

Corvil 製品管理担当バイス・プレジデント、Donal O'Sullivan氏

・ExtraHop Networks
「Aristaの先進のSDN対応により、OpenFlowおよびOpenStack環境においてExtraHopをはじめとするソリューションのスムーズな統合がいっそう促進されます。ExtraHopはIT運用のインテリジェンスを扱い、SDNの伝迭データから複数階層にわたる相関関係を割り出して可視化を実現できる唯一のベンダーです。その意味で、今回のリリースを非常に喜ばしく思います。Aristaのコントロール・プレーンからSDNのトラフィックを迅速にプロビジョニングし、ExtraHopに転送できるようになるため、アプリケーション、ネットワーク、インフラストラクチャのすべての階層にわたるリアルタイムの分析と可視化が可能となり、それをエンドユーザーのエクスペリエンスに自動で反映できます」

ExtraHop Networks マーケティングおよびビジネス開発担当シニア・バイス・プレジデント、Erik Giesa氏

・NEC
「新しいアプリケーションが登場し、ビジネス要件が常に変化する中、NECのお客様の間でも、データセンターのネットワークに対する要求は高まっています。Aristaの今回の発表や、OpenFlowなどのオープンなAPIに対する同社のコミットメントは、NECのProgrammableFlow(R)コントローラとの組み合わせによって、ネットワーク自動化のレベルを高めることにつながり、運用コストの削減や、新しいアプリケーションとサービスのプロビジョニングに要する時間の短縮にもつながります」

NEC Corporation of America(NEC) ITプラットフォーム・グループ、ビジネス開発担当ディレクター、Don Clark氏

・NetScout Systems
「NetScout Systemsは、クラウド・コンピューティング・データセンターのパフォーマンス管理とサービス・デリバリ管理の分野で業界をリードし、今年初めには、パフォーマンス管理企業として初めてSDN推進団体のメンバーに加わりました。当社はArista Networksと力を合わせて、仮想化クラウド・コンピューティングの課題に取り組んでいます。Aristaの新しいSDN機能は、NetScoutのパケット・フロー技術と相乗効果を発揮し、高度な可視化と制御によって、クラウド規模のコンピューティングを成功へと導くことができます」

NetScout Systems マーケティング担当バイス・プレジデント、Steven Shalita氏

・Rackspace
「Aristaは、データセンター・ネットワークのイノベーションで常に先頭を行く存在です。今回の機能は、データセンター・ネットワークの幅広いプラットフォームを初めてAPIで統合するものです。これがOpenStackと連携し、顧客が現場で抱えているプロビジョニングの問題を解決できるのは、クラウド・コンピューティングの拡大を目指すこの業界がまさに待ち望んでいたものです」

Rackspace バイス・プレジデント、Paul Rad氏

・SolarWinds
「SolarWindsとAristaの共通の目標は、クラウド環境とデータセンターのパフォーマンス管理と可視性の強化に向けて、IT担当者を支えることです。AristaのEnhanced OpenFlow、eApi、OpenStack統合と、SolarWindsの強力で経済的なネットワーク管理ソフトウェア・ソリューションを組み合わせて活用することは、連携動作するネットワーク・ファブリックをクラウド本来の速度で管理することを目指すIT担当者にとって、欠かせない武器となります」

SolarWinds 製品担当バイス・プレジデント、Sanjay Castelino氏

・Splunk
「クラウド・コンピューティングとSoftware Defined Networkingによってデータセンターの変革が進む中、お客様は、大規模な分散クラウド・インフラ全体の可視化を必要としています。SplunkRのソフトウェアは、ネットワーク・トラフィックのデータをアプリケーションやクラウド・インフラのデータに照らし合わせ、分析およびビジュアル化して、相関関係を割り出すことができます。Aristaの新しいSDN機能とSplunkのソフトウェアの機能を組み合わせることで、クラウド環境から新たな洞察を引き出し、ビジネス・サービスに及ぶ影響をつかむことができます」

Splunk ビジネス開発担当シニア・バイス・プレジデント、Bill Gaylord氏


■Aristaについて
Aristaは、大規模なデータセンターとコンピューティング環境に特化したSDCN(Software Defined Cloud Networking)ソリューション企業として設立されました。さまざまな受賞歴を誇るAristaの先進の10GbEスイッチは、従来の概念を覆すスケーラビリティ、堅牢性、価格性能比を備え、世界中のクラウド・ネットワーキングで100万ポート以上に導入されています。Aristaのプラットフォームの中核となるのは、世界屈指のネットワーク・オペレーティング・システムであるEOSです。Arista Networksの製品は、販売パートナー、システム・インテグレータ、リセラーを通じて、世界各地でご利用いただけます。
今回の発表に関連する詳細情報やリソースについては、次のWebサイトをご覧ください。
http://www.aristanetworks.com


* Arista EOSは、Arista Network Inc.の登録商標です。
* 本文中に記載の社名、製品名はすべて各社の商標または登録商標です。
* 日本では、取り扱わない製品、サービスもございます。
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