都内最大規模の次世代データセンター 「東京第6データセンター」の提供開始について
[13/04/23]
提供元:@Press
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NTTコミュニケーションズ(略称:NTT Com)は、東京都北区に建設した「東京第6データセンター」を2013年4月23日より提供開始します。本データセンターは、総延床面積約22,000m2(3,000ラック相当)と都内最大規模を誇り、コストパフォーマンスに優れ、利便性・耐災害性・信頼性・拡張性など最新のデータセンターに求められるあらゆる要素を備えています。
NTT Comでは、データセンターサービスの新ブランド「Nexcenter(TM)」を創設し、「東京第6データセンター」をはじめとするデータセンターサービスをグローバルに拡充していくとともに、サービスレベルの高度化や品質向上に努めていきます。
1.背景
近年、企業において、ICT環境の最適化や大規模自然災害への対応のため、クラウドサービスやICTアウトソーシング、ディザスターリカバリーなどのニーズが急速に高まっています。
こうした中、NTT Comは、これまで全世界140拠点以上(*1)、サーバールーム総面積約17万m2以上でデータセンターサービスを展開してきましたが、新たに「Nexcenter(TM)」ブランドを創設し、統一された品質の提供とサービスレベルのさらなる高度化を目指すことにしました。今後、サービス契約書、SLA(サービスレベル合意書)、カスタマーポータルなどのグローバル統一を進めるとともに、最先端の高効率空調設備の導入によるお客さまの運用コスト削減、さらに仮想ネットワーク(*2)を活用したハイブリッドクラウドなどのグローバルシームレスサービスの提供などを実現していきます。その第一弾となる主力データセンターとして、「東京第6データセンター」の提供を開始します。
2.特長(詳細な仕様は別紙参照)
(1) 従来の約半分の運用コストで利用可能な都市型データセンター
最寄りのJR山手線駅から徒歩7分で、複数駅からもアクセス可能な極めて利便性の高い立地です。交通機関が止まるような万一の事態でも、都内のお客さまオフィスから徒歩でアクセスができます。また、国内データセンターとしては初めて大型ロータリーUPS(無停電電源装置)を採用した省エネルギー・省スペース設計で、ラックへの搭載可能機器を従来の1.5倍へ拡大しました。これまでにない低廉なコスト構造の実現により、お客さまの運用コストは最大で従来の約2分の1(当社比)にすることができます。
(2) 東日本大震災クラスの災害にも耐えられる建物構造
サーバー棟は、地震の衝撃を最大80%低減する建物免震構造を採用し、東日本大震災クラスの地震でも、建物・設備やお客さま機器への影響を最小限に抑えることができます。建物は安定した硬い地盤層で支持され、液状化の心配もありません。東京湾から約10km、荒川から約2km離れており、万一の津波・洪水・高潮などに対しても、建物内への浸水を防ぐよう、建物基礎を敷地レベルより最大約1.4m高くした万全な水防対策を実施しております。
また、主要な電力・空調設備は全て冗長化して信頼性を確保しています。さらに、本データセンターは大型の通信用耐震トンネル「とう道」に直結しているので、建物に引き込まれる通信ケーブルが地震や道路掘削などにより損傷する心配がありません。
(3) 電力使用を効率化し、国内最高レベルのPUE値1.2を実現
エネルギー効率の高い水冷式空調機、電力損失の少ないロータリーUPS、建物外気温を利用して空調機の消費電力を削減する外気冷房システム、サーバー排気熱の循環を防止して空調効率を高めたエアフローマネジメント、その他の高効率な電力設備の導入などにより、国内データセンター最高レベルのPUE(電力使用効率)(*3) 1.2(*4)を実現しました。
(4)電力・空調・セキュリティなどの仕様を柔軟に変更可能
お客さまのさまざまな要望に合わせて、電力、空調、セキュリティなどの設備と運用の仕様を柔軟に変更することが可能です。例えば、コロケーションルームに備えたマルチフリーシャフトを使った建物内の電力、通信系統の異ルート化、高発熱機器の安定運用に備えた局所空調機の追加設置、一人ずつしか通行できないセキュリティゲートの追加設置・運用など、高水準の要望にも対応します。
(5) 敷地内にオフィス棟を併設
同一敷地内にお客さま用のオフィス棟(約2,000m2)を併設しました。お客さまシステムの監視保守センターやBCPオフィスとして利用しやすいように、オフィス-ラック間の通信や無停電電源も利用できます。
(6) 高品質で拡張性に優れたネットワーク環境
NTT Comの企業向けネットワークサービス「Arcstar Universal One」を始め、全世界をカバーする豊富なネットワークサービスを利用できるだけでなく、データセンター間コネクティビティや仮想ネットワークを活用することで、首都圏データセンターと海外データセンターを組み合わせたシステム拡張・分散、ディザスターリカバリーサイトなど、柔軟なシステム構築・運用が実現できます。
3.データセンターサービスの新ブランド「Nexcenter(TM)」の創設
「Nexcenter(TM)」は、NTT Comのグローバルデータセンターサービスの新ブランドです。英語のNext(次の)+Center(センター)を語源とし、お客さまの経営課題を解決するために絶えず一歩先のデータセンターサービスを提供しつづけたいという思いを込めて命名しました。
Nexcenter(TM) ロゴマーク
http://www.atpress.ne.jp/releases/35073/b_2.jpg
※「Nexcenter(TM)」は、NTT Comの日本およびその他の国において出願中の商標です。
*1:計画中のものを含む
*2:SDN/OpenFlowなどの技術を活用し、システム構成変更時の変更作業がオンデマンドかつ柔軟に可能となるネットワーク
*3:PUE(Power Usage Effectiveness) (電力使用効率)=データセンター全体の電力消費量÷ICT装置の電力消費量、PUE値が低いほど効率がよく、省エネ性能に優れている。最新のデータセンターでは、1.5以下を目指して設計されることが多い。
*4:想定条件に基づく設計値
【関連リンク】
■東京第6データセンターの建設開始について
http://www.ntt.com/release/monthNEWS/detail/20111025.html
■別紙
http://www.atpress.ne.jp/releases/35073/a_5.pdf
NTT Comでは、データセンターサービスの新ブランド「Nexcenter(TM)」を創設し、「東京第6データセンター」をはじめとするデータセンターサービスをグローバルに拡充していくとともに、サービスレベルの高度化や品質向上に努めていきます。
1.背景
近年、企業において、ICT環境の最適化や大規模自然災害への対応のため、クラウドサービスやICTアウトソーシング、ディザスターリカバリーなどのニーズが急速に高まっています。
こうした中、NTT Comは、これまで全世界140拠点以上(*1)、サーバールーム総面積約17万m2以上でデータセンターサービスを展開してきましたが、新たに「Nexcenter(TM)」ブランドを創設し、統一された品質の提供とサービスレベルのさらなる高度化を目指すことにしました。今後、サービス契約書、SLA(サービスレベル合意書)、カスタマーポータルなどのグローバル統一を進めるとともに、最先端の高効率空調設備の導入によるお客さまの運用コスト削減、さらに仮想ネットワーク(*2)を活用したハイブリッドクラウドなどのグローバルシームレスサービスの提供などを実現していきます。その第一弾となる主力データセンターとして、「東京第6データセンター」の提供を開始します。
2.特長(詳細な仕様は別紙参照)
(1) 従来の約半分の運用コストで利用可能な都市型データセンター
最寄りのJR山手線駅から徒歩7分で、複数駅からもアクセス可能な極めて利便性の高い立地です。交通機関が止まるような万一の事態でも、都内のお客さまオフィスから徒歩でアクセスができます。また、国内データセンターとしては初めて大型ロータリーUPS(無停電電源装置)を採用した省エネルギー・省スペース設計で、ラックへの搭載可能機器を従来の1.5倍へ拡大しました。これまでにない低廉なコスト構造の実現により、お客さまの運用コストは最大で従来の約2分の1(当社比)にすることができます。
(2) 東日本大震災クラスの災害にも耐えられる建物構造
サーバー棟は、地震の衝撃を最大80%低減する建物免震構造を採用し、東日本大震災クラスの地震でも、建物・設備やお客さま機器への影響を最小限に抑えることができます。建物は安定した硬い地盤層で支持され、液状化の心配もありません。東京湾から約10km、荒川から約2km離れており、万一の津波・洪水・高潮などに対しても、建物内への浸水を防ぐよう、建物基礎を敷地レベルより最大約1.4m高くした万全な水防対策を実施しております。
また、主要な電力・空調設備は全て冗長化して信頼性を確保しています。さらに、本データセンターは大型の通信用耐震トンネル「とう道」に直結しているので、建物に引き込まれる通信ケーブルが地震や道路掘削などにより損傷する心配がありません。
(3) 電力使用を効率化し、国内最高レベルのPUE値1.2を実現
エネルギー効率の高い水冷式空調機、電力損失の少ないロータリーUPS、建物外気温を利用して空調機の消費電力を削減する外気冷房システム、サーバー排気熱の循環を防止して空調効率を高めたエアフローマネジメント、その他の高効率な電力設備の導入などにより、国内データセンター最高レベルのPUE(電力使用効率)(*3) 1.2(*4)を実現しました。
(4)電力・空調・セキュリティなどの仕様を柔軟に変更可能
お客さまのさまざまな要望に合わせて、電力、空調、セキュリティなどの設備と運用の仕様を柔軟に変更することが可能です。例えば、コロケーションルームに備えたマルチフリーシャフトを使った建物内の電力、通信系統の異ルート化、高発熱機器の安定運用に備えた局所空調機の追加設置、一人ずつしか通行できないセキュリティゲートの追加設置・運用など、高水準の要望にも対応します。
(5) 敷地内にオフィス棟を併設
同一敷地内にお客さま用のオフィス棟(約2,000m2)を併設しました。お客さまシステムの監視保守センターやBCPオフィスとして利用しやすいように、オフィス-ラック間の通信や無停電電源も利用できます。
(6) 高品質で拡張性に優れたネットワーク環境
NTT Comの企業向けネットワークサービス「Arcstar Universal One」を始め、全世界をカバーする豊富なネットワークサービスを利用できるだけでなく、データセンター間コネクティビティや仮想ネットワークを活用することで、首都圏データセンターと海外データセンターを組み合わせたシステム拡張・分散、ディザスターリカバリーサイトなど、柔軟なシステム構築・運用が実現できます。
3.データセンターサービスの新ブランド「Nexcenter(TM)」の創設
「Nexcenter(TM)」は、NTT Comのグローバルデータセンターサービスの新ブランドです。英語のNext(次の)+Center(センター)を語源とし、お客さまの経営課題を解決するために絶えず一歩先のデータセンターサービスを提供しつづけたいという思いを込めて命名しました。
Nexcenter(TM) ロゴマーク
http://www.atpress.ne.jp/releases/35073/b_2.jpg
※「Nexcenter(TM)」は、NTT Comの日本およびその他の国において出願中の商標です。
*1:計画中のものを含む
*2:SDN/OpenFlowなどの技術を活用し、システム構成変更時の変更作業がオンデマンドかつ柔軟に可能となるネットワーク
*3:PUE(Power Usage Effectiveness) (電力使用効率)=データセンター全体の電力消費量÷ICT装置の電力消費量、PUE値が低いほど効率がよく、省エネ性能に優れている。最新のデータセンターでは、1.5以下を目指して設計されることが多い。
*4:想定条件に基づく設計値
【関連リンク】
■東京第6データセンターの建設開始について
http://www.ntt.com/release/monthNEWS/detail/20111025.html
■別紙
http://www.atpress.ne.jp/releases/35073/a_5.pdf