農業分野向けクラウドサービス「AgriSUITE」の提供開始
[13/04/22]
提供元:@Press
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株式会社日立ソリューションズ東日本(本社:宮城県仙台市、取締役社長:森 悦郎)は、このたび、農業分野において販売と生産の情報をWeb環境で一元管理し、農業法人等の生産者や販売・物流を行う販売者間で情報共有が可能なクラウドサービス「農業版 販売・生産連携プラットフォーム『AgriSUITE(アグリスイート)』」の提供を開始しました。
日立ソリューションズ東日本は、製造・流通分野で長年培ってきたサプライチェーン管理技術をベースに、「AgriSUITE」を開発し、2012年2月より試行を行ってまいりました。
また、2012年7月には、経済産業省による平成24年度地域新成長産業創出促進事業(先端農業産業化システム実証事業(先端技術活用システム実証事業))の交付決定を受け、農業の新高収益モデルの確立を目的とした農商工連携体での販売/生産管理クラウドサービスの実証実験を、宮城県東松島市の株式会社石巻青果を実証フィールドとして、2012年7月〜2013年3月に実施しました。
実証実験では、農商工関係者が情報を共有できるクラウド環境の構築や直観的かつ短時間で必要な生産情報が登録できるタブレット端末を活用した現場入力の実施に加え、日持ちがしない、生育が天候に左右されるといった農産物の特性を考慮した「需要予測/販売計画/生産計画/生育予測」情報の共有を実現し、地域内の生産者と販売者をつなぐサプライチェーン情報共有基盤の整備を行いました。
実証実験を通じて実現した「生産者と販売者間の効率的な情報共有」「生産者が生産現場からタブレット端末により情報発信を行える環境」をクラウドサービスとして提供します。
「AgriSUITE」を利用することで、販売者は、タイムリーに生産見通しや出荷状況が見えるようになるため、消費者の需要を考慮した販売計画や、需要変動に合わせた出荷計画の調整ができ、「需要と連動した適切な生産計画の立案」を実現できます。また、日々の生産状況、生育予測などの様々な情報を出力・登録できるため、市場が変化する中でも的確な生産指示、効率的な土地利用などが可能です。さらに、「AgriSUITE」の情報は、複数の生産者、流通・小売関係者、支援機関の間で共有できるため、それぞれの立場での業務効率向上と全体の経営改善につながります。
「AgriSUITE」は現在、石巻青果および関連する生産者でご利用をいただいております。今後はさらに、東北および全国の農業法人の導入を増やすと同時に、お客様のニーズに合わせた機能の改善、ユーザービリティ・アクセシビリティの向上等を図ってまいります。
尚、「AgriSUITE」の事業規模としましては、2015年度までに「AgriSUITE」単体で累計3億円の売り上げを目指します。
■「AgriSUITE」の特長
(1) 販売計画に基づいた生産計画を立案
生産者は、販売者からの注文情報を登録することで作物別の出荷計画を立てることができます。更に、出荷計画に基づいて、出荷時期、生産能力(量・品質)などを考慮した生産計画を立案できます。販売者からの注文と連動した計画的な生産ができるため、品不足や作り過ぎのリスクを回避します。
(2) 販売・生産情報の時系列連携を支援
生産者の生産情報を販売者とリアルタイムで共有することが可能です。販売者は、生産者が登録した農地の写真などの情報により、生育状況を現地に行かずに確認することができるため、出荷予定の事前把握及び事前調整が可能となります。また、病害虫発生の兆候などの生産状況を生産者と販売者が共有することができるため、迅速で正確な対応が可能となります。さらに、生産者は蓄積した過去情報を参照することにより、前作の状況の確認や今後の生育の予測を行うことができ、生産技術の向上に役立てることが可能となります。
(3) 生産現場からのスムーズな情報発信を支援
タブレット端末を利用した情報登録方式により、生産者は生産現場や、外出先で生産情報を登録することが可能となります。本システムでは、通信環境が悪い場所での登録を想定し、オフラインでデータを蓄積・参照することを可能としています。通信環境の良い場所でクラウド環境にアップロードすることにより、生産者のスムーズな情報登録を実現し、農産物の安定供給及び品質向上につながる情報の活用を支援します。
【AgriSUITE全体イメージ】
http://www.atpress.ne.jp/releases/35104/1_1.jpg
■株式会社石巻青果
営業推進部 取締役部長 菊池 和彦氏
株式会社石巻青果は生産者及び株式会社日立ソリューションズ東日本と共に、平成24年度より生産者との情報共有プラットフォームの開発を目指し活動してまいりました。
青果業界においては需要者、生産者の大型化が進みつつあり、広域流通に対応した供給体制を整える必要があります。供給力、商品調達力を強化するためには需要に基づく生産提案、商品提案が必要であり、それらを考慮したサプライチェーン管理体制を構築し、継続的、安定的な供給を行うことが求められてきます。
このような仕組みを効率的に進めるためには生産連携プラットフォーム「AgriSUITE」に期待するところは大きく、生産者の経営改善にも繋がっていくものと思います。今後も、情報共有による生産技術の向上及び、管理技術の向上を目指し生産者及び株式会社日立ソリューションズ東日本と共に活動を継続し農業の活性化に寄与してまいります。
■農業版 販売・生産連携プラットフォーム「AgriSUITE」製品紹介ページ
http://www.hitachi-solutions-east.co.jp/products/agri/
■サービスに関するお問い合わせ先
株式会社日立ソリューションズ東日本
新規事業・拡販推進部[担当:大江]
〒980-0014 仙台市青葉区本町2-16-10
電話 : 022-266-2297(ダイヤルイン)
E-Mail: hse-info@hitachi-solutions.com
【ホームページ】 http://www.hitachi-solutions-east.co.jp/
以上
日立ソリューションズ東日本は、製造・流通分野で長年培ってきたサプライチェーン管理技術をベースに、「AgriSUITE」を開発し、2012年2月より試行を行ってまいりました。
また、2012年7月には、経済産業省による平成24年度地域新成長産業創出促進事業(先端農業産業化システム実証事業(先端技術活用システム実証事業))の交付決定を受け、農業の新高収益モデルの確立を目的とした農商工連携体での販売/生産管理クラウドサービスの実証実験を、宮城県東松島市の株式会社石巻青果を実証フィールドとして、2012年7月〜2013年3月に実施しました。
実証実験では、農商工関係者が情報を共有できるクラウド環境の構築や直観的かつ短時間で必要な生産情報が登録できるタブレット端末を活用した現場入力の実施に加え、日持ちがしない、生育が天候に左右されるといった農産物の特性を考慮した「需要予測/販売計画/生産計画/生育予測」情報の共有を実現し、地域内の生産者と販売者をつなぐサプライチェーン情報共有基盤の整備を行いました。
実証実験を通じて実現した「生産者と販売者間の効率的な情報共有」「生産者が生産現場からタブレット端末により情報発信を行える環境」をクラウドサービスとして提供します。
「AgriSUITE」を利用することで、販売者は、タイムリーに生産見通しや出荷状況が見えるようになるため、消費者の需要を考慮した販売計画や、需要変動に合わせた出荷計画の調整ができ、「需要と連動した適切な生産計画の立案」を実現できます。また、日々の生産状況、生育予測などの様々な情報を出力・登録できるため、市場が変化する中でも的確な生産指示、効率的な土地利用などが可能です。さらに、「AgriSUITE」の情報は、複数の生産者、流通・小売関係者、支援機関の間で共有できるため、それぞれの立場での業務効率向上と全体の経営改善につながります。
「AgriSUITE」は現在、石巻青果および関連する生産者でご利用をいただいております。今後はさらに、東北および全国の農業法人の導入を増やすと同時に、お客様のニーズに合わせた機能の改善、ユーザービリティ・アクセシビリティの向上等を図ってまいります。
尚、「AgriSUITE」の事業規模としましては、2015年度までに「AgriSUITE」単体で累計3億円の売り上げを目指します。
■「AgriSUITE」の特長
(1) 販売計画に基づいた生産計画を立案
生産者は、販売者からの注文情報を登録することで作物別の出荷計画を立てることができます。更に、出荷計画に基づいて、出荷時期、生産能力(量・品質)などを考慮した生産計画を立案できます。販売者からの注文と連動した計画的な生産ができるため、品不足や作り過ぎのリスクを回避します。
(2) 販売・生産情報の時系列連携を支援
生産者の生産情報を販売者とリアルタイムで共有することが可能です。販売者は、生産者が登録した農地の写真などの情報により、生育状況を現地に行かずに確認することができるため、出荷予定の事前把握及び事前調整が可能となります。また、病害虫発生の兆候などの生産状況を生産者と販売者が共有することができるため、迅速で正確な対応が可能となります。さらに、生産者は蓄積した過去情報を参照することにより、前作の状況の確認や今後の生育の予測を行うことができ、生産技術の向上に役立てることが可能となります。
(3) 生産現場からのスムーズな情報発信を支援
タブレット端末を利用した情報登録方式により、生産者は生産現場や、外出先で生産情報を登録することが可能となります。本システムでは、通信環境が悪い場所での登録を想定し、オフラインでデータを蓄積・参照することを可能としています。通信環境の良い場所でクラウド環境にアップロードすることにより、生産者のスムーズな情報登録を実現し、農産物の安定供給及び品質向上につながる情報の活用を支援します。
【AgriSUITE全体イメージ】
http://www.atpress.ne.jp/releases/35104/1_1.jpg
■株式会社石巻青果
営業推進部 取締役部長 菊池 和彦氏
株式会社石巻青果は生産者及び株式会社日立ソリューションズ東日本と共に、平成24年度より生産者との情報共有プラットフォームの開発を目指し活動してまいりました。
青果業界においては需要者、生産者の大型化が進みつつあり、広域流通に対応した供給体制を整える必要があります。供給力、商品調達力を強化するためには需要に基づく生産提案、商品提案が必要であり、それらを考慮したサプライチェーン管理体制を構築し、継続的、安定的な供給を行うことが求められてきます。
このような仕組みを効率的に進めるためには生産連携プラットフォーム「AgriSUITE」に期待するところは大きく、生産者の経営改善にも繋がっていくものと思います。今後も、情報共有による生産技術の向上及び、管理技術の向上を目指し生産者及び株式会社日立ソリューションズ東日本と共に活動を継続し農業の活性化に寄与してまいります。
■農業版 販売・生産連携プラットフォーム「AgriSUITE」製品紹介ページ
http://www.hitachi-solutions-east.co.jp/products/agri/
■サービスに関するお問い合わせ先
株式会社日立ソリューションズ東日本
新規事業・拡販推進部[担当:大江]
〒980-0014 仙台市青葉区本町2-16-10
電話 : 022-266-2297(ダイヤルイン)
E-Mail: hse-info@hitachi-solutions.com
【ホームページ】 http://www.hitachi-solutions-east.co.jp/
以上