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ケアネット、医師1,000人に一般名処方に対する意識を調査 “一般名処方加算”導入後1年超、半数以上の医師は現在も一般名処方を行っていない

医師・医療従事者向け情報サービスサイトを運営する株式会社ケアネット(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:大野 元泰、証券コード:2150)は2013年6月6日〜7日、当社医師会員1,000人に対し“一般名処方”に対する意識調査を実施しました。後発医薬品使用促進策の一つとして2012年4月に新設された“一般名処方加算”に関連して、現在の実施状況を尋ねたものです。その結果、実施後1年超が経過した今も半数以上の医師が一般名処方を行っていないことが明らかとなりました。以下、詳細をご報告いたします。


【結果概要】
◆昨年より比率は高まったものの、半数以上の医師は現在も一般名処方を行っていない
一般名処方の実施有無について前回調査(2012年6月)と同様に尋ねたところ、『行っている』との回答が17.4%(前回15.1%)、『一部行っている』が25.4%(同19.3%)であり、何らかの形で行っている医師は全体で42.8%(同34.4%)。診療報酬改定前後で17.2%→34.4%と倍増した前回結果と比較すると実施率はゆるやかな伸びに留まった。『行っていない』とした医師を施設別に見ると、診療所・クリニックでは39.4%、一般病院では62.9%、大学病院では71.4%に上った。
(回答医師単位の集計であり、処方箋枚数および金額は加味していません)


◆行っていない医師、最大の理由は「一般名を調べるのが手間」。煩雑さに加え、処方ミスを不安視
『行っていない』とした医師に理由を尋ねると、『一般名を調べる手間がかかるため』で42.1%、『電子カルテに一般名処方のサポート機能がなく煩雑』29.7%、『紙カルテで煩雑』10.1%と、一般名の長さ・複雑さによる処方(事務作業含む)の手間を挙げた回答が多く見られた。その点に関連して『処方ミスを起こす不安がある』も24.0%に上り、「一般名は“うろ覚え”が現実。いつでも・どこでも事故が起こる可能性がある」「専門外では覚える余裕はない」などのコメントが寄せられた。


◆「後発品の効果・供給体制に懸念」、「処方はするがどれでも良いわけではない」
後発品に対して懸念点がある医師からは『後発品の効果に疑問があるため』24.0%、『供給体制に不安があるため』8.2%といった回答が挙がった。その他『後発品も銘柄指定で処方するため』21.0%との意見があり、「後発品にも良いものや粗悪なもの、作用の強いもの弱いものなど様々で、成分では怖くて(処方箋を)書けない」といったコメントが寄せられるなど、既に後発品を処方している医師にとっても、製品を指定できない一般名処方へのハードルは高いことが明らかとなった。


【一般名処方の実施率変化】
http://www.atpress.ne.jp/releases/36514/A_1.jpg

【所属施設別実施率】
http://www.atpress.ne.jp/releases/36514/B_2.jpg

【一般名処方を行わない理由】
http://www.atpress.ne.jp/releases/36514/C_3.jpg

【回答者の勤務施設・年代】
http://www.atpress.ne.jp/releases/36514/D_4.jpg


調査タイトル:“一般名処方”に対する意識調査
調査方法  :インターネットリサーチ
調査対象  :医師・医療従事者向け専門サイト「CareNet.com」医師会員
有効回答数 :1,000サンプル
調査日時  :2013年6月6日(木)〜7日(金)


【設問詳細】
一般名処方についてお尋ねします。

2012年4月の診療報酬改定で“一般名処方加算”が新設されるなど、医療費削減策の一環として、後発医薬品の使用促進策がさまざまな形で検討・実施されています。

厚労省は今年4月5日、「後発医薬品のさらなる使用促進のためのロードマップ」を公表。
普及に関する目標値の算出方法をこれまでの“全ての医療用医薬品に占める後発品のシェア”から“後発品に置き換え可能な医薬品(長期収載品と後発品を含める)に占める後発品のシェア”に変更し、2018年3月末までにシェア60%(現在約45%)を達成するという数値目標を掲げました。

そこで先生にお尋ねします。

Q1. 先生は一般名処方を行っていますか?

・行っている
・一部行っている
・行っていない

Q2. Q1で「行っていない」と回答した先生にお尋ねします。
一般名処方を行わない理由として当てはまるものを全てお選びください。(複数回答可)

・後発品に関しても銘柄指定で処方するため
・後発品の効果に疑問があるため
・後発品の供給体制に不安があるため
・後発品を患者が嫌がるため
・慣れた薬が変更となるのを患者が嫌がるため
・一般名を調べる手間がかかるため
・処方ミスを起こす不安があるため
・紙カルテで処方が煩雑なため
・電子カルテだが一般名処方のサポート機能がなく煩雑なため
・院内処方のため
・その他

Q3. コメントをお願いします。
※コメントは添付資料よりご確認いただけます。
<添付資料> http://www.atpress.ne.jp/releases/36514/A_5.pdf


【『CareNet.com』(ケアネット・ドットコム)について】
11万人の医師会員を含む、18万人の医療従事者向け臨床医学情報専門サイトです(会員制、無料)。日々の診療に役立つ情報、“臨床力”の向上に役立つ医学・医療コンテンツを提供しています。コモンディジーズの診療アップデートを実践的に簡潔にまとめあげた『特集』、多忙な医師がスピーディーに医薬品情報(病態・作用メカニズムなど)を習得できる『薬剤情報』、世界の主要医学ニュースを紹介する『ジャーナル四天王』、各種学会レポート、動画インタビューなど、医師・医療従事者の効率的な情報収集を支援するサービスとなっています。


【株式会社ケアネット 会社概要】 http://www.carenet.co.jp
◇所在地 :〒102-0074 東京都千代田区九段南1-5-6 りそな九段ビル
◇設立  :1996年7月1日
◇代表者 :代表取締役社長 大野 元泰
◇公開市場:東証マザーズ(証券コード:2150)
◇事業内容:
<製薬企業向けの医薬営業支援サービス、マーケティング調査サービス>
・インターネットによる医薬営業支援サービス『MRPlus(R)』
・インターネットによる市場調査システム『eリサーチ(TM)』
<医師・医療従事者向けの医療コンテンツサービス>
・医師・医療従事者の生涯学習サイト『CareNet.com』(ケアネット・ドットコム)会員制・無料
http://www.carenet.com
・医学教育研修プラットホーム『CareNet CME』
http://cme.carenet.com/
・調剤薬局の薬剤師向け教育メディア『Pro ファーマ CH』
http://www.pro-pharma.jp/
・開業医向け医学情報・動画サイト『医楽座』
http://irakuza.carenet.com/
・医学映像教材『ケアネットDVD』
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