フジワラ産業 放射線遮蔽能力に優れた高機能建材「放射線シールドボード」を開発
[13/07/12]
提供元:@Press
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津波から「人の命」を救うことを最重点課題として、津波避難タワーを始め緊急避難のための各種施設を開発・販売している環境・防災設備機器メーカーのフジワラ産業(所在地:大阪府大阪市、代表取締役:藤原 充弘、以下「当社」)は、このたび原子力発電所の事故発生時の緊急避難施設用に、放射線遮蔽能力に優れた高機能建材「放射線シールドボード」(以下「本ボード」)を開発しました。本ボードをユニットハウスや犬小屋に装着し被ばく量を許容範囲内に抑えることにより、事故発生から避難救助までの間、安全な避難場所を確保しようとするものです。
放射線の遮蔽用素材として使用されていたコンクリートや鉛板は小規模施設に適用することが困難でしたが、本ボードで使用している高機能の放射線シールドセラミックは小規模施設への対応が容易になり、身近な一般家庭向けの避難施設が実現可能となりました。
■高性能セラミック素材を利用し高い放射線遮蔽率を実現
従来の方法では放射線を遮蔽するためにコンクリートの壁や鉛の板を使用していましたが、それぞれ性能・価格面や施工性で問題があり小規模な一般家庭で利用する際に障害となっていました。
本ボードは水を混ぜ合わせると短時間で硬化する高機能セラミック素材を使用しています。このセラミック素材は米国エネルギー省が「放射性物質を封入するための容器に使用する素材」を外部の研究所に要請し10年がかりで開発したもので、高い放射線遮蔽能力を持つことが実証されています。施工性・強度・防水性など優れた性能をあわせ持っており、日本では主に高速道路やダム工事に利用されてきました。もともとは放射線を遮蔽することを目的に米国の国策として開発されたセラミックで、当社ではこの点に着目して本ボードを開発しました。
■遮蔽能力の比較(対コンクリート壁)
本ボードの遮蔽能力を比較すると次の通りになります。
<コンクリート壁:厚さ15cm>
遮蔽率:75%
年間被ばく限度到達時間(日数)(遮蔽施設内からの救出猶予時間):25.8時間(1.1日)
<放射線シールドボード:厚さ3cm>
遮蔽率:75%
年間被ばく限度到達時間(日数)(遮蔽施設内からの救出猶予時間):25.8時間(1.1日)
<放射線シールドボード:厚さ5cm>
遮蔽率:84%
年間被ばく限度到達時間(日数)(遮蔽施設内からの救出猶予時間):40.3時間(1.7日)
<放射線シールドボード:厚さ10cm>
遮蔽率:92%
年間被ばく限度到達時間(日数)(遮蔽施設内からの救出猶予時間):80.6時間(3.4日)
・時間当たりの放射線被ばく量:
2011年3月14日に福島第二原発のモニタリングポストMP-4で測定された事故後最大値(155マイクロシーベルト/時)を使用しています。
・年間放射線量被ばく限度:
年間被ばく累計1ミリシーベルトとして試算しました。
・シールドボードの厚さは、現地条件などに対応して自由に加工できます。
■放射線緊急避難施設の必要性
原子力発電所で事故が起きたときに周辺住民の被ばくを少なくするため、原子力規制庁は、すぐに避難すべきとされる半径5キロの範囲で、原発に近づかなければ避難できない地域を対象に、学校の体育館や高齢者施設などを屋内退避に使えるよう改修することになりました。
女川原子力発電所が立地している宮城県石巻市と女川町で原発事故発生時に即時に避難することが困難な半島や離島の公共施設を住民のための退避施設として活用できるように改修することが課題となっています。
同じように半島に原発が立地する宮城、静岡、福井、愛媛、それに佐賀の5つの県でも同様の対策が進められています。(以上2013年1月12日付NHKニュースより、宮城県では本年3月に補正予算計上済)
当社は、福島第1原子力発電所の深刻な状況を目の当たりに見て、放射能対策について深い関心を持ち調査・研究を続けてきました。公共施設だけではなく、一般家庭などにおいても諸般の事情から即時に避難することが困難な方々のための身近な緊急避難施設が必要であると考え、本ボードを開発しました。
本ボードには汎用性があり、その応用分野が極めて広いものと期待しています。当面民間用、その第一歩として一般家庭用を対象としたコンテナハウスや犬小屋用への活用に全力をあげてまいります。
■販売代理店募集
当社は、「放射線シールドボード」の拡販のため販売代理店を募集しています。
【会社概要】
社名 : フジワラ産業株式会社
代表者 : 代表取締役 藤原 充弘
所在地 : 大阪市西区境川1丁目4-5
設立 : 昭和55年7月
資本金 : 3,000万円
従業員数: 34名
主要製品: 水処理装置:
モノレール式汚泥かき寄せ装置、
「フジフロート」スカム除去装置
防災設備機器:
津波避難タワー「タスカルタワー」、
大規模津波避難施設(数千人規模の多目的避難施設、
掘削残土やがれきなどを密閉して使用)、
津波避難ステージ付歩道橋、
地震対策家具(「安心防災ベッド枠」、「防災テーブル」)、他
URL : http://www.fj-i.co.jp/
Email : info@fj-i.co.jp
放射線の遮蔽用素材として使用されていたコンクリートや鉛板は小規模施設に適用することが困難でしたが、本ボードで使用している高機能の放射線シールドセラミックは小規模施設への対応が容易になり、身近な一般家庭向けの避難施設が実現可能となりました。
■高性能セラミック素材を利用し高い放射線遮蔽率を実現
従来の方法では放射線を遮蔽するためにコンクリートの壁や鉛の板を使用していましたが、それぞれ性能・価格面や施工性で問題があり小規模な一般家庭で利用する際に障害となっていました。
本ボードは水を混ぜ合わせると短時間で硬化する高機能セラミック素材を使用しています。このセラミック素材は米国エネルギー省が「放射性物質を封入するための容器に使用する素材」を外部の研究所に要請し10年がかりで開発したもので、高い放射線遮蔽能力を持つことが実証されています。施工性・強度・防水性など優れた性能をあわせ持っており、日本では主に高速道路やダム工事に利用されてきました。もともとは放射線を遮蔽することを目的に米国の国策として開発されたセラミックで、当社ではこの点に着目して本ボードを開発しました。
■遮蔽能力の比較(対コンクリート壁)
本ボードの遮蔽能力を比較すると次の通りになります。
<コンクリート壁:厚さ15cm>
遮蔽率:75%
年間被ばく限度到達時間(日数)(遮蔽施設内からの救出猶予時間):25.8時間(1.1日)
<放射線シールドボード:厚さ3cm>
遮蔽率:75%
年間被ばく限度到達時間(日数)(遮蔽施設内からの救出猶予時間):25.8時間(1.1日)
<放射線シールドボード:厚さ5cm>
遮蔽率:84%
年間被ばく限度到達時間(日数)(遮蔽施設内からの救出猶予時間):40.3時間(1.7日)
<放射線シールドボード:厚さ10cm>
遮蔽率:92%
年間被ばく限度到達時間(日数)(遮蔽施設内からの救出猶予時間):80.6時間(3.4日)
・時間当たりの放射線被ばく量:
2011年3月14日に福島第二原発のモニタリングポストMP-4で測定された事故後最大値(155マイクロシーベルト/時)を使用しています。
・年間放射線量被ばく限度:
年間被ばく累計1ミリシーベルトとして試算しました。
・シールドボードの厚さは、現地条件などに対応して自由に加工できます。
■放射線緊急避難施設の必要性
原子力発電所で事故が起きたときに周辺住民の被ばくを少なくするため、原子力規制庁は、すぐに避難すべきとされる半径5キロの範囲で、原発に近づかなければ避難できない地域を対象に、学校の体育館や高齢者施設などを屋内退避に使えるよう改修することになりました。
女川原子力発電所が立地している宮城県石巻市と女川町で原発事故発生時に即時に避難することが困難な半島や離島の公共施設を住民のための退避施設として活用できるように改修することが課題となっています。
同じように半島に原発が立地する宮城、静岡、福井、愛媛、それに佐賀の5つの県でも同様の対策が進められています。(以上2013年1月12日付NHKニュースより、宮城県では本年3月に補正予算計上済)
当社は、福島第1原子力発電所の深刻な状況を目の当たりに見て、放射能対策について深い関心を持ち調査・研究を続けてきました。公共施設だけではなく、一般家庭などにおいても諸般の事情から即時に避難することが困難な方々のための身近な緊急避難施設が必要であると考え、本ボードを開発しました。
本ボードには汎用性があり、その応用分野が極めて広いものと期待しています。当面民間用、その第一歩として一般家庭用を対象としたコンテナハウスや犬小屋用への活用に全力をあげてまいります。
■販売代理店募集
当社は、「放射線シールドボード」の拡販のため販売代理店を募集しています。
【会社概要】
社名 : フジワラ産業株式会社
代表者 : 代表取締役 藤原 充弘
所在地 : 大阪市西区境川1丁目4-5
設立 : 昭和55年7月
資本金 : 3,000万円
従業員数: 34名
主要製品: 水処理装置:
モノレール式汚泥かき寄せ装置、
「フジフロート」スカム除去装置
防災設備機器:
津波避難タワー「タスカルタワー」、
大規模津波避難施設(数千人規模の多目的避難施設、
掘削残土やがれきなどを密閉して使用)、
津波避難ステージ付歩道橋、
地震対策家具(「安心防災ベッド枠」、「防災テーブル」)、他
URL : http://www.fj-i.co.jp/
Email : info@fj-i.co.jp