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音響透かしで生成AIによる偽動画を判別し悪用防止 エヴィクサーがコンテンツ保護サービス開発、試用プログラムの受け付け開始

エヴィクサー株式会社(所在地:東京都中央区新川1-17-22 松井ビル1階、代表取締役社長CEO:瀧川 淳、証券コード:4257)は、暗号化したデータを埋め込んだ特殊な音(透かし音)と、データベース上に保存されている音源の特徴点(フィンガープリント)技術を使ったコンテンツ保護サービス「EAF(Evixar Audio Forensics)」を開発、試用プログラム参加の募集を始めました。2024年1月に提供を始める予定です。これにより、生成AI(人工知能)によるディープフェイク(人物画像合成)動画の悪用を防止できます。ディープフェイクを識別できる技術開発の推進や、新サービス公開前の安全性確認の国際ルールづくりは先進7カ国(G7)の主要議題となっています。
エヴィクサーの音響通信技術は日本、米国、中国、韓国で特許を取得しており、日本政府に協力してコンテンツ保護を強化してまいります。試用プログラムは原則として無償で提供、商用段階の価格は未定です。

画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/380108/LL_img_380108_1.jpg
EAF(Evixar Audio Forensics)によるコンテンツ登録処理の流れ

画像2: https://www.atpress.ne.jp/releases/380108/LL_img_380108_2.jpg
EAF(Evixar Audio Forensics)による偽動画判定の流れ

EAF(Evixar Audio Forensics)について
「EAF」はウェブ上でシステムにユーザー登録、ログインし、動画データをアップロードすれば、システムが動画の音声に電子透かしを埋め込み、動画の音声から音響フィンガープリントデータを生成します。透かしが埋め込まれた素材をダウンロードし、各種メディアで配信してくことが可能になります。一方、疑わしい動画がSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)などで話題になった場合には、その動画をダウンロードし、システムにアップロードして透かし検出とフィンガープリントによる一致検索を行います。その結果、透かし検出がなく、フィンガープリント一致もしなければ、生成AIによる動画と判定することができます。試用プログラムの先行募集は随時、次のフォームから先着順で受け付けを行います。

「EAF(Evixar Audio Forensics)」 - ベータプログラム先行応募フォーム
https://product.evixar.com/digital-forensics

エヴィクサーは透かし音とフィンガープリントをスマートフォンやスマートグラス、ロボット端末などのデバイスが自動認識することで、デバイスをリアルタイムでコントロールする音響通信技術を開発。スマートフォンやスマートグラスで映画の字幕と音声ガイドを楽しむ無料アプリ「HELLO! MOVIE(ハロームービー)」や、映画館が貸し出す「字幕メガネ」によってバリアフリー上映を実現しています。映画館の音声・字幕ガイドは日本、米国、中国で、劇場・舞台芸術の字幕ガイドは日本、米国、韓国でそれぞれ特許を取得しています。また、ドローンからスマホに音響通信し、人が行けない場所に防災情報を提供するなど防災分野や、博物館の非接触の多言語サービスにも活用されています。

これらは、もともとのコンテンツ(映画なら本編)に手を加えることなくコントロールできるのが大きな特徴で、ディープフェイク対策への活用検討を進めてきました。すでに米国では大統領令で生成AIへの電子透かしの埋め込みを求める規制がスタートしており、エヴィクサーとしてもディープフェイク動画の悪用防止に貢献してまいります。
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