続々と明らかになる、MCTの健康作用「日常生活こそ、脂肪の燃焼を高めるチャンス」
[24/03/29]
提供元:@Press
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衣替えの春が近づく今、「脂肪燃焼」と聞くと皆さんは何を思い浮かべますか?昨年、脂肪燃焼に関する機能性表示届出が続々と公表されるなど、近年、注目が高まっているのが「MCT(中鎖脂肪酸油)」です。そこで、油脂研究のトップランナーである日清オイリオグループで、MCTを含めた様々な油の可能性を研究、活用に向けたプロジェクトをリードしている渡邉愼二さんにお話を伺い、その内容を「MCTプラス・コンソーシアム」サイト内にて公開いたしました。
公開先URL: https://mct-plus.jp/column/907/
◆MCTは、カロリー消費をサポートして、美味しさと健康をトレードオフしない
春になり、装いも変わることから、体形が気になる声が聞こえてきます。そこで、太ってしまうからとカロリーを抑えようとして極端な食事制限をする人がいる一方で、摂取したカロリーをエネルギーとして消費する量(代謝する力)を増やそうすることに着目する人が少ないと感じています。
そこで、肥満を解消する対策の中で近年注目されているのが、MCT(中鎖脂肪酸油)です。MCTを生活にとりいれることで、脂肪の消費を高める作用により肥満の改善や予防が期待されています。
画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/389974/LL_img_389974_1.jpg
食事を変えることなく、とりいれられる
栄養が偏ってしまったり、食べ過ぎたりすることはもちろん避けなければいけませんが、体形のことが気になってしまうと、食事を楽しむ機会が減ってしまうのではないでしょうか。MCTオイルは無味無臭のため、毎日の食生活はそのままに、続けやすいことが特徴です。継続的に取り入れることで、様々な健康作用が期待できることが研究で分かってきています。
◆続々と明らかになる、MCTの脂肪燃焼作用
これまで、MCTは1日2gの摂取で「体脂肪やウエストサイズ(※1)を減らす(※2)」ことが研究によって確認できていました。
エネルギーをより多く消費するには、運動量を増やすことをイメージする人が多いと思いますが、日常生活にも脂肪燃焼チャンスが見つけられないか、さらに研究を進めたところ、昨年、1日2.5gのMCTオイルを摂取することで「日常活動時の脂肪の燃焼を高める(※2)」ことが明らかになりました。
※1:ウエスト周囲径 ※2:BMIが高めの方
画像2: https://www.atpress.ne.jp/releases/389974/LL_img_389974_2.jpg
酸素消費量や二酸化炭素排出量から代謝を測定
特別な運動習慣がなくても、毎日行っている掃除や調理などの日常活動。そうした日常活動でも、体内の脂質、すなわち体脂肪は燃焼されています。そんな日常活動での脂質燃焼率が、MCTを摂取しているとより上がるということが、この研究で判明しました。
◆糖質と脂質で異なる燃焼タイミング!だからこそ、日常生活が脂肪燃焼チャンス
具体的にどの程度の運動量で脂肪の燃焼が高まるか。身体活動や運動の強さが安静時の何倍に相当するかを表す単位として、厚生労働省が定める「メッツ(METs)」という指標があります。
前述の研究は、「2.2METs」という、日常生活と同程度の身体活動強度で活動した際に脂肪の燃焼が高まったと考えられる結果でした。例えば、家での活動としては「皿洗い(立位):1.8」「調理や食材の準備:2.0」「洗濯物を干す・たたむ:2.0」「歩行(家の中):2.0」「身支度をする(手を洗う、髭を剃る、歯を磨く):2.0」などが相当するとされています。
画像3: https://www.atpress.ne.jp/releases/389974/LL_img_389974_3.jpg
エネルギー源となる2つの燃焼回路
ちょっとしたことでもカラダを動かすと、体内ではエネルギーが消費されます。通常、体内でエネルギー源になるものは「糖質」と「脂質」の2種類がありますが、標準的な体形の方でも、糖質は約2,000kcal、脂質はその50倍に近い、約100,000kcalも体内に貯蔵されているのです。
カラダが動く時には「糖質と脂質、2つのエネルギー源をどんな割合で利用するか」という選択が体内で行われます。通常、軽い運動では脂質を利用する割合が高く、強めの運動ではエネルギー供給が早い糖質を利用する割合が高くなります。だからこそ、激しい運動ではない日常生活こそ脂肪燃焼チャンスなのです。
◆MCTの研究は半世紀以上、これからも様々な可能性を見つけ出す
食を通じた健康は、これまでも世界中で研究が進んできましたが、私たちのカラダに、脂質は欠かせません。先ほどご紹介したとおり、カラダを動かすエネルギー源の1つでもあり、栄養源としても、たんぱく質、炭水化物と並ぶ、三大栄養素の一つです。味覚を感じやすく・豊かにしてくれる特徴もあります。
日清オイリオグループでは、1970年ごろから、半世紀以上にもわたりMCTの研究を続けています。当初MCTは、医療現場や高齢者施設で素早くエネルギーになる特徴が注目されていましたが、今では、大学の学食やトレーニングジムなど、健康的なカラダづくりをサポートする場所でも支持されています。
これからも研究を通じて、MCTのように私たちの生活を豊かにしてくれるような、油の新しい可能性をお届けしたいと考えています。
画像4: https://www.atpress.ne.jp/releases/389974/LL_img_389974_4.jpg
研究が進む「MCTオイル」
◆今回、お話を伺ったのは…
日清オイリオグループ株式会社 中央研究所研究第7課 主管
渡邉 愼二 氏
画像5: https://www.atpress.ne.jp/releases/389974/LL_img_389974_5.jpg
渡邉 愼二 氏
1989年東京理科大学大学修士号取得、2005年お茶の水女子大学博士号取得、客員研究員。1989年日清オイリオグループ株式会社入社。油糧種子のタンパク質、脂質の機能性研究、医療用食品の研究開発に従事し、現在は、MCTの様々な栄養生理機能の研究に従事。
◆「MCTプラス・コンソーシアム」について
「MCTプラス・コンソーシアム」は、近年市場拡大を続けているMCT(中鎖脂肪酸)の健康価値や日常生活での取り入れ方を、カラダづくりの専門家による最新研究・調査などを交えながら広く発信しています。
サイトURL: https://mct-plus.jp/
公開先URL: https://mct-plus.jp/column/907/
◆MCTは、カロリー消費をサポートして、美味しさと健康をトレードオフしない
春になり、装いも変わることから、体形が気になる声が聞こえてきます。そこで、太ってしまうからとカロリーを抑えようとして極端な食事制限をする人がいる一方で、摂取したカロリーをエネルギーとして消費する量(代謝する力)を増やそうすることに着目する人が少ないと感じています。
そこで、肥満を解消する対策の中で近年注目されているのが、MCT(中鎖脂肪酸油)です。MCTを生活にとりいれることで、脂肪の消費を高める作用により肥満の改善や予防が期待されています。
画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/389974/LL_img_389974_1.jpg
食事を変えることなく、とりいれられる
栄養が偏ってしまったり、食べ過ぎたりすることはもちろん避けなければいけませんが、体形のことが気になってしまうと、食事を楽しむ機会が減ってしまうのではないでしょうか。MCTオイルは無味無臭のため、毎日の食生活はそのままに、続けやすいことが特徴です。継続的に取り入れることで、様々な健康作用が期待できることが研究で分かってきています。
◆続々と明らかになる、MCTの脂肪燃焼作用
これまで、MCTは1日2gの摂取で「体脂肪やウエストサイズ(※1)を減らす(※2)」ことが研究によって確認できていました。
エネルギーをより多く消費するには、運動量を増やすことをイメージする人が多いと思いますが、日常生活にも脂肪燃焼チャンスが見つけられないか、さらに研究を進めたところ、昨年、1日2.5gのMCTオイルを摂取することで「日常活動時の脂肪の燃焼を高める(※2)」ことが明らかになりました。
※1:ウエスト周囲径 ※2:BMIが高めの方
画像2: https://www.atpress.ne.jp/releases/389974/LL_img_389974_2.jpg
酸素消費量や二酸化炭素排出量から代謝を測定
特別な運動習慣がなくても、毎日行っている掃除や調理などの日常活動。そうした日常活動でも、体内の脂質、すなわち体脂肪は燃焼されています。そんな日常活動での脂質燃焼率が、MCTを摂取しているとより上がるということが、この研究で判明しました。
◆糖質と脂質で異なる燃焼タイミング!だからこそ、日常生活が脂肪燃焼チャンス
具体的にどの程度の運動量で脂肪の燃焼が高まるか。身体活動や運動の強さが安静時の何倍に相当するかを表す単位として、厚生労働省が定める「メッツ(METs)」という指標があります。
前述の研究は、「2.2METs」という、日常生活と同程度の身体活動強度で活動した際に脂肪の燃焼が高まったと考えられる結果でした。例えば、家での活動としては「皿洗い(立位):1.8」「調理や食材の準備:2.0」「洗濯物を干す・たたむ:2.0」「歩行(家の中):2.0」「身支度をする(手を洗う、髭を剃る、歯を磨く):2.0」などが相当するとされています。
画像3: https://www.atpress.ne.jp/releases/389974/LL_img_389974_3.jpg
エネルギー源となる2つの燃焼回路
ちょっとしたことでもカラダを動かすと、体内ではエネルギーが消費されます。通常、体内でエネルギー源になるものは「糖質」と「脂質」の2種類がありますが、標準的な体形の方でも、糖質は約2,000kcal、脂質はその50倍に近い、約100,000kcalも体内に貯蔵されているのです。
カラダが動く時には「糖質と脂質、2つのエネルギー源をどんな割合で利用するか」という選択が体内で行われます。通常、軽い運動では脂質を利用する割合が高く、強めの運動ではエネルギー供給が早い糖質を利用する割合が高くなります。だからこそ、激しい運動ではない日常生活こそ脂肪燃焼チャンスなのです。
◆MCTの研究は半世紀以上、これからも様々な可能性を見つけ出す
食を通じた健康は、これまでも世界中で研究が進んできましたが、私たちのカラダに、脂質は欠かせません。先ほどご紹介したとおり、カラダを動かすエネルギー源の1つでもあり、栄養源としても、たんぱく質、炭水化物と並ぶ、三大栄養素の一つです。味覚を感じやすく・豊かにしてくれる特徴もあります。
日清オイリオグループでは、1970年ごろから、半世紀以上にもわたりMCTの研究を続けています。当初MCTは、医療現場や高齢者施設で素早くエネルギーになる特徴が注目されていましたが、今では、大学の学食やトレーニングジムなど、健康的なカラダづくりをサポートする場所でも支持されています。
これからも研究を通じて、MCTのように私たちの生活を豊かにしてくれるような、油の新しい可能性をお届けしたいと考えています。
画像4: https://www.atpress.ne.jp/releases/389974/LL_img_389974_4.jpg
研究が進む「MCTオイル」
◆今回、お話を伺ったのは…
日清オイリオグループ株式会社 中央研究所研究第7課 主管
渡邉 愼二 氏
画像5: https://www.atpress.ne.jp/releases/389974/LL_img_389974_5.jpg
渡邉 愼二 氏
1989年東京理科大学大学修士号取得、2005年お茶の水女子大学博士号取得、客員研究員。1989年日清オイリオグループ株式会社入社。油糧種子のタンパク質、脂質の機能性研究、医療用食品の研究開発に従事し、現在は、MCTの様々な栄養生理機能の研究に従事。
◆「MCTプラス・コンソーシアム」について
「MCTプラス・コンソーシアム」は、近年市場拡大を続けているMCT(中鎖脂肪酸)の健康価値や日常生活での取り入れ方を、カラダづくりの専門家による最新研究・調査などを交えながら広く発信しています。
サイトURL: https://mct-plus.jp/