建設業向けクラウド型デジタル工程アプリ「GaNett(TM)」の提供開始〜建設DX関連サービスを「tateras(TM)」として新たに体系化して展開〜
[24/04/25]
提供元:@Press
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ドコモグループの法人事業ブランド「ドコモビジネス」を展開するNTTコミュニケーションズ株式会社(以下 NTT Com)は、建設業における「施工管理業務のDX」を支援するため、2024年7月1日よりクラウド型のデジタル工程アプリ「GaNett(TM)」(ガネット、以下 本アプリ)の提供を開始します。
本アプリは、2023年7月に発表した株式会社竹中工務店(以下 竹中工務店)、清水建設株式会社(以下 清水建設)との建設現場のDXの実現に向けた協業の中で検討・開発を行い、このたびNTT Comより提供を開始するものです。
また、NTT Comは、これまで建設業(特に建築領域)向けに「ドコモ建設現場IoTソリューション」として提供してきたサービスを「tateras(TM)」(タテラス)として新たに体系化し、2024年5月15日より展開します。今後は本アプリを皮切りに「tateras(TM)」のサービスラインナップをさらに充実させ、建設業のDX実現に向けた取り組みを一層推進します。
画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/393036/img_393036_6.png
1.背景
建設業界では、2024年4月から適用された時間外労働の上限規制や就業人口の減少・高齢化などの課題に直面しており、DXによる建設現場全体の生産性向上が急務となっています。
このような中、NTT Comでは、2023年7月に竹中工務店、清水建設とともに、建設現場のDX実現に向けた協業を開始し、建設現場の施工管理の根幹とも言える工程管理業務のDXに取り組んできました。工程管理業務においては、工程表が重要な役割を果たしていますが、従来の工程表は、エクセルや専用ソフトが利用されており、多様なプロジェクト関係者間における建設現場特有の工程条件の反映が不十分であったり、関係者間でのデータ共有や他システムと連携したデータ活用に課題がありました。本アプリは、現場での導入しやすさ・使いやすさにこだわり開発され、ネットワーク工程表やバー工程表が直観的に作成でき、スマートフォン/PCなどデバイスを問わずに工程表を閲覧・共有することができます。
「施工管理業務のDX」実現の第一歩として本アプリをリリースし、今後も機能拡張を継続することで、さらなるDXによる生産性向上に貢献します。
2.本アプリの主な特長
(1)リアルタイムな工程表作成と共有
工程表の作成内容はリアルタイムにクラウド上に保存されるため、最新の工程表を常に確認することができ、関係者へタイムリーに共有できます。クラウドならではの特性を活かし、複数人で工程表を同時に編集することも可能です。
画像2: https://www.atpress.ne.jp/releases/393036/img_393036_1.png
(2)工程表の情報にさまざまな属性情報を付与
工程表に、工種、協力会社、施工量、施工場所、人工などの情報を付与することで、属性情報を活用した工程管理が可能となり、従来よりも高度な工程管理を実現します。
画像3: https://www.atpress.ne.jp/releases/393036/img_393036_2.png
工程線に施工量の属性情報を付与する画面イメージ
(3)工程表の切り替え表示(24年第3四半期 提供予定)
これまで個別で作成していた総合・月間・週間工程表を関連付けて作成でき、見たい粒度で表示することが可能です。また、工程のつながりを表示したいときはネットワーク工程やバー工程で表示、表形式で表示したいときはテーブル工程で表示するなど、登録されたデータを用途に合わせて表示させることができます。合わせて、テーブル工程で修正した内容は、ネットワーク工程・バー工程・ガント工程にも同時に反映されます。
画像4: https://www.atpress.ne.jp/releases/393036/img_393036_3.png
(4)作業調整・手配アプリとの連携(24年第3四半期 提供予定)
NTT Comが提供する、協力会社に対し、各種リソースをリアルタイムに手配・共有するアプリである「tateras手配」とデータ連携することで、工程計画に合わせた手配が可能となり、作業手配の抜け漏れを減らします。また、手配の情報を各協力会社と共有・管理することで、調整の手間を大きく低減します。
画像5: https://www.atpress.ne.jp/releases/393036/img_393036_4.png
3.本アプリの今後の機能拡充予定
本アプリは、リリース後も継続的な改善・機能追加を予定しています。
(1)工程表の軸を分けた表示機能
工程表の縦軸を並べ替え、情報を共有したい相手に合わせ、工事種別・作業エリア・協力会社の軸に切り替えて表示が可能となります。
(2)APIによるデータ連携
作成した工程情報は他サービスとAPIで連携が可能となります。
今後、BIM※1モデルと工程表を連携することで、ゾーンごとの3Dモデルに対応した工程計画を並べて表示することや、4Dシュミレーション※2として活用することを進めていきます。
(3)もの決め工程・プロモーション工程※3への対応
総合工程表をはじめとする工事工程と関連させながら、施工図や製作図などの作成・承諾・製作工程を作成し、もの決め工程を管理することが可能となります。
4.本アプリの提供開始日
2024年7月1日
5.本アプリの利用料金
NTT Com営業担当者までお問い合わせください。
6.本アプリのお申し込み方法
NTT Com営業担当者までお問い合わせください。
7.建設DX関連サービスの体系化
デジタル工程アプリ(GaNett)の提供開始に先立ち、これまで建設業(特に建築領域)向けに「ドコモ建設現場IoTソリューション」として提供してきたサービスを「tateras(TM)」として新たに体系化し、2024年5月15日より展開します。
「tateras(TM)」には、建築業界を表す「建てる」と、業界の明日を「照らす」を掛け合わせ、未来を見渡せるようになるという意味が込められています。※4
画像6: https://www.atpress.ne.jp/releases/393036/img_393036_7.png
tateras(TM)のサービスイメージ※4
また、これに伴い、各業務アプリも以下の名称に変更します。
画像7: https://www.atpress.ne.jp/releases/393036/img_393036_5.png
8.今後の展望
本アプリを起点とし、工程管理に必要な施工管理情報をデジタル化し、蓄積したデータと生成AIを活用した工程管理の高度化により「施工管理業務のDX」を推進し、建設業界全体のプロセス革新による生産性向上や働き方改革を推進します。
NTTドコモ、NTT Com、NTTコムウェアは、ドコモグループの法人事業を統合し、法人事業ブランド「ドコモビジネス」を展開しています。「モバイル・クラウドファースト」で社会・産業にイノベーションを起こし、すべての法人のお客さま・パートナーと「あなたと世界を変えていく。」に挑戦します。
画像8: https://www.atpress.ne.jp/releases/393036/img_393036_8.png
https://www.ntt.com/business/lp/docomobusiness.html?rdl=1
NTT Comは、事業ビジョン「Re-connect X(R)」にもとづき、お客さまやパートナーとの共創によって、With/Afterコロナにおける新たな価値を定義し、社会・産業を移動・固定融合サービスやソリューションで「つなぎなおし」、サステナブルな未来の実現に貢献していきます。
画像9: https://www.atpress.ne.jp/releases/393036/img_393036_9.png
https://www.ntt.com/about-us/re-connectx.html
※1 BIM(Building Information Modeling)とは、建物のライフサイクルにおいてそのデータを3Dモデルベースで構築管理する手法です。
※2 3次元の建物のデジタルモデルであるBIMに時間軸を加えたシュミレーションです。
※3 もの決め工程・プロモーション工程は建物や施設の設計段階で工事工程を遅滞なく進めるために必要な図面・資材などの確定までのプロセスを工程化したものです。
※4 ブランドロゴやコンセプトイメージのブランディングは、NTT Comの事業変革・事業創出を担うイノベーションセンター内のデザイン組織、「KOEL」にて行っています。
画像10: https://www.atpress.ne.jp/releases/393036/img_393036_10.png
https://www.ntt.com/lp/koel
本アプリは、2023年7月に発表した株式会社竹中工務店(以下 竹中工務店)、清水建設株式会社(以下 清水建設)との建設現場のDXの実現に向けた協業の中で検討・開発を行い、このたびNTT Comより提供を開始するものです。
また、NTT Comは、これまで建設業(特に建築領域)向けに「ドコモ建設現場IoTソリューション」として提供してきたサービスを「tateras(TM)」(タテラス)として新たに体系化し、2024年5月15日より展開します。今後は本アプリを皮切りに「tateras(TM)」のサービスラインナップをさらに充実させ、建設業のDX実現に向けた取り組みを一層推進します。
画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/393036/img_393036_6.png
1.背景
建設業界では、2024年4月から適用された時間外労働の上限規制や就業人口の減少・高齢化などの課題に直面しており、DXによる建設現場全体の生産性向上が急務となっています。
このような中、NTT Comでは、2023年7月に竹中工務店、清水建設とともに、建設現場のDX実現に向けた協業を開始し、建設現場の施工管理の根幹とも言える工程管理業務のDXに取り組んできました。工程管理業務においては、工程表が重要な役割を果たしていますが、従来の工程表は、エクセルや専用ソフトが利用されており、多様なプロジェクト関係者間における建設現場特有の工程条件の反映が不十分であったり、関係者間でのデータ共有や他システムと連携したデータ活用に課題がありました。本アプリは、現場での導入しやすさ・使いやすさにこだわり開発され、ネットワーク工程表やバー工程表が直観的に作成でき、スマートフォン/PCなどデバイスを問わずに工程表を閲覧・共有することができます。
「施工管理業務のDX」実現の第一歩として本アプリをリリースし、今後も機能拡張を継続することで、さらなるDXによる生産性向上に貢献します。
2.本アプリの主な特長
(1)リアルタイムな工程表作成と共有
工程表の作成内容はリアルタイムにクラウド上に保存されるため、最新の工程表を常に確認することができ、関係者へタイムリーに共有できます。クラウドならではの特性を活かし、複数人で工程表を同時に編集することも可能です。
画像2: https://www.atpress.ne.jp/releases/393036/img_393036_1.png
(2)工程表の情報にさまざまな属性情報を付与
工程表に、工種、協力会社、施工量、施工場所、人工などの情報を付与することで、属性情報を活用した工程管理が可能となり、従来よりも高度な工程管理を実現します。
画像3: https://www.atpress.ne.jp/releases/393036/img_393036_2.png
工程線に施工量の属性情報を付与する画面イメージ
(3)工程表の切り替え表示(24年第3四半期 提供予定)
これまで個別で作成していた総合・月間・週間工程表を関連付けて作成でき、見たい粒度で表示することが可能です。また、工程のつながりを表示したいときはネットワーク工程やバー工程で表示、表形式で表示したいときはテーブル工程で表示するなど、登録されたデータを用途に合わせて表示させることができます。合わせて、テーブル工程で修正した内容は、ネットワーク工程・バー工程・ガント工程にも同時に反映されます。
画像4: https://www.atpress.ne.jp/releases/393036/img_393036_3.png
(4)作業調整・手配アプリとの連携(24年第3四半期 提供予定)
NTT Comが提供する、協力会社に対し、各種リソースをリアルタイムに手配・共有するアプリである「tateras手配」とデータ連携することで、工程計画に合わせた手配が可能となり、作業手配の抜け漏れを減らします。また、手配の情報を各協力会社と共有・管理することで、調整の手間を大きく低減します。
画像5: https://www.atpress.ne.jp/releases/393036/img_393036_4.png
3.本アプリの今後の機能拡充予定
本アプリは、リリース後も継続的な改善・機能追加を予定しています。
(1)工程表の軸を分けた表示機能
工程表の縦軸を並べ替え、情報を共有したい相手に合わせ、工事種別・作業エリア・協力会社の軸に切り替えて表示が可能となります。
(2)APIによるデータ連携
作成した工程情報は他サービスとAPIで連携が可能となります。
今後、BIM※1モデルと工程表を連携することで、ゾーンごとの3Dモデルに対応した工程計画を並べて表示することや、4Dシュミレーション※2として活用することを進めていきます。
(3)もの決め工程・プロモーション工程※3への対応
総合工程表をはじめとする工事工程と関連させながら、施工図や製作図などの作成・承諾・製作工程を作成し、もの決め工程を管理することが可能となります。
4.本アプリの提供開始日
2024年7月1日
5.本アプリの利用料金
NTT Com営業担当者までお問い合わせください。
6.本アプリのお申し込み方法
NTT Com営業担当者までお問い合わせください。
7.建設DX関連サービスの体系化
デジタル工程アプリ(GaNett)の提供開始に先立ち、これまで建設業(特に建築領域)向けに「ドコモ建設現場IoTソリューション」として提供してきたサービスを「tateras(TM)」として新たに体系化し、2024年5月15日より展開します。
「tateras(TM)」には、建築業界を表す「建てる」と、業界の明日を「照らす」を掛け合わせ、未来を見渡せるようになるという意味が込められています。※4
画像6: https://www.atpress.ne.jp/releases/393036/img_393036_7.png
tateras(TM)のサービスイメージ※4
また、これに伴い、各業務アプリも以下の名称に変更します。
画像7: https://www.atpress.ne.jp/releases/393036/img_393036_5.png
8.今後の展望
本アプリを起点とし、工程管理に必要な施工管理情報をデジタル化し、蓄積したデータと生成AIを活用した工程管理の高度化により「施工管理業務のDX」を推進し、建設業界全体のプロセス革新による生産性向上や働き方改革を推進します。
NTTドコモ、NTT Com、NTTコムウェアは、ドコモグループの法人事業を統合し、法人事業ブランド「ドコモビジネス」を展開しています。「モバイル・クラウドファースト」で社会・産業にイノベーションを起こし、すべての法人のお客さま・パートナーと「あなたと世界を変えていく。」に挑戦します。
画像8: https://www.atpress.ne.jp/releases/393036/img_393036_8.png
https://www.ntt.com/business/lp/docomobusiness.html?rdl=1
NTT Comは、事業ビジョン「Re-connect X(R)」にもとづき、お客さまやパートナーとの共創によって、With/Afterコロナにおける新たな価値を定義し、社会・産業を移動・固定融合サービスやソリューションで「つなぎなおし」、サステナブルな未来の実現に貢献していきます。
画像9: https://www.atpress.ne.jp/releases/393036/img_393036_9.png
https://www.ntt.com/about-us/re-connectx.html
※1 BIM(Building Information Modeling)とは、建物のライフサイクルにおいてそのデータを3Dモデルベースで構築管理する手法です。
※2 3次元の建物のデジタルモデルであるBIMに時間軸を加えたシュミレーションです。
※3 もの決め工程・プロモーション工程は建物や施設の設計段階で工事工程を遅滞なく進めるために必要な図面・資材などの確定までのプロセスを工程化したものです。
※4 ブランドロゴやコンセプトイメージのブランディングは、NTT Comの事業変革・事業創出を担うイノベーションセンター内のデザイン組織、「KOEL」にて行っています。
画像10: https://www.atpress.ne.jp/releases/393036/img_393036_10.png
https://www.ntt.com/lp/koel