マクニカ、AIモデルや学習データに含まれるリスクを洗い出し AI/LLMを守るセキュリティプラットフォーム 「DeepKeep」の取り扱いを開始
[24/06/17]
提供元:@Press
提供元:@Press
株式会社マクニカ(本社:神奈川県横浜市、代表取締役社長:原 一将、以下マクニカ)は、AIネイティブSecurity を掲げるDeepKeep Ltd.(本社:イスラエル、CEO & Founder:Rony Ohayon、以下DeepKeep)と販売代理店契約を締結したことを本日発表いたします。これによりAIのセキュリティや信頼性を確保し、お客様のAI活用とビジネスの成果を支援してまいります。
■AIとLLMの社会実装の加速と今後の課題
AIの進化は幅広い業界に影響を及ぼしており、特に近年、生成AIの出現により自然言語処理能力が向上し、多くの業務が自動化されています。今後数十年で現在人が行っている半数の業務が自動化される見込みもあり、大きな期待が寄せられています。一方、AIの導入が進むにつれ、AIモデルへの悪意のある攻撃や意図せぬ情報漏洩など、さまざまなリスクが顕在化しており、AIのセキュリティと信頼性をいかに確保するかが大きな課題となっています。
従来のセキュリティは、ネットワーク全体の安全性とデータ保護に重点を置いていますが、AIセキュリティは、それに加えてAIモデルの信頼性や公平性の確保が必要となります。両者のリスク管理と対策は異なり、技術的専門性と対応策においても異なるアプローチが求められます。
■AIネイティブ Security & Trustプラットフォーム DeepKeep
DeepKeepのAIネイティブ Security & Trustプラットフォームは、AI、LLM、コンピュータービジョンモデルに関するセキュリティリスクや推論の信頼性の課題を包括的に解消します。
具体的には、AIを安全・安心に使うための4つの機能を備えています。
1 リスクアセスメント
自動化されたペネトレーションテストの実施
・モデル・データをアップロードし、検査項目を指定するだけの簡単設定
・脆弱性の評価
・ポイズニングとバックドアの検出
・発見した課題に対して、優先順位を付けて、推奨事項の提示
2 予防
課題に対するセキュリティ強化策の提示
・発見した課題に対処するための前処理・後処理
・AIモデルの修復提案
3 検知
モデル性能を損なわない検知ソリューション
・リアルタイムの検知
・事後の検知
・異常値などの検出
4 緩和
AIファイアウォールによる緩和策の提供
・検知時のアクセス制限
・リアルタイムのアラート発報
・セキュリティオペレーションセンターとの連携
<AIを安全・安心に使っていただくための4つの機能>
画像 : https://newscast.jp/attachments/HgkDjRuDNztrtOELo5d2.png
また発見したリスクは、優先度をつけて表示されるためリスク管理チームは迅速に対応策を検討し、必要な場合には即座に対策を講じることが可能です。
画像 : https://newscast.jp/attachments/IQqHo650KRbKsKZwPqXT.png
マクニカでは、AI TRiSM(Trust, Risk and Security Management)と呼ばれる領域に対し、brighter AI(次世代匿名加工技術)、PrivateAI(個人情報匿名化)とラインナップを揃え、お客様の要望や課題に沿ったソリューションを提供しています。これらにDeepKeepを加えることで、AIのリスクに対応し、AIの信頼性を高めるための取り組みをさらに進めてまいります。
画像 : https://newscast.jp/attachments/brlbBGselzLGZr69t8cP.png
【製品の詳細はこちら】
https://www.macnica.co.jp/business/dx/manufacturers/deepkeep/
【製品に関するお問合せ先はこちら】
株式会社マクニカ DeepKeep担当
TEL:045-476-2010
E-mail:deepkeep-biz@macnica.co.jp
なお、本日よりセキュリティに特化したオンラインカンファレンス「Macnica Security Forum 2024(MSF2024)」を開催しています。DeepKeepのご紹介をしていますので、ぜひご視聴ください。
【MSF2024 詳細・お申込みはこちら】
https://msf2024.macnica.co.jp/?pcode=int_pr_deepkeep
【開催概要】
名称:Macnica Security Forum 2024(MSF2024)
日程:2024年6月17日(月)〜 7月15日(月)
形式:オンライン ※事前登録制
テーマ:セキュリティをビジネスの原動力へ
参加費:無料
主催:株式会社マクニカ
※本文中に記載の社名及び製品名は、株式会社マクニカおよび各社の商標または登録商標です。
※ニュースリリースに掲載されている情報(製品価格、仕様等を含む)は、発表日現在の情報です。その後予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご承知ください。
DeepKeep Ltd.について
DeepKeepは機械学習パイプラインを保護することで、安全、公平、正確、説明可能で信頼できるAIセキュリティソリューションを提供しています。これには、リスク評価、予防、検出、監視、緩和におけるビジョン・データ・モデル、LLM、表形式モデルが含まれます。多様なソース・ドメイン、モデル、データセットと無限のコンテンツ生成を保護できるのは、生成型AIで構築されたAIネイティブ・セキュリティだけです。DeepKeepのエンタープライズソフトウェアプラットフォームは、機械学習モデルの研究開発段階から導入、製品ライフサイクル全体にわたってセキュリティと信頼性を提供します。
■会社名:DeepKeep, Ltd.
■設 立:2022年
■本社所在地:Israel
■代表者:Rony Ohay, Founder & CEO
■ウェブサイト: https:// www.deepkeep.ai/
株式会社マクニカについて
マクニカは、半導体、サイバーセキュリティをコアとして、最新のテクノロジーをトータルに取り扱う、サービス・ソリューションカンパニーです。世界26か国/地域92拠点で事業を展開、50年以上の歴史の中で培った技術力とグローバルネットワークを活かし、AIやIoT、自動運転など最先端技術の発掘・提案・実装を手掛けています。
マクニカについて:www.macnica.co.jp