「受験うつ」受験生の76%が症状あり 12月1日に和田 秀樹教授による「受験うつ予防セミナー」を開催
[13/11/05]
提供元:@Press
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本格的な受験シーズン到来を前に、医療法人社団 翔友会(所在地:東京都港区、理事長:綿引 一)が運営する新宿メンタルクリニックは受験期のうつに関するインターネット調査を10代から20代の男女合計400人を対象に行ないました。
調査の結果、思考力・集中力・記憶力・注意力の低下や、無気力・悲観的な考え・孤立感・睡眠障害などうつの症状と見られる諸症状を感じた事があると回答したのは全体の76.6%と、高い割合でうつに現れる症状を感じている事が解りました。また、受験生の周囲で引きこもりや暴力・イライラ、すぐに「死にたい」と言う等、うつの具体的な症状を抱えた人を知っていると答えた受験生は全体の43%と、いずれも高い数値が出たことから、受験生にとってうつが身近な問題である事が調査結果から判明しました。
受験勉強中・受験中に感じた現象や気分について
http://www.atpress.ne.jp/releases/40217/x_1.jpg
受験をきっかけに周囲の人間が抱えてしまった症状について
http://www.atpress.ne.jp/releases/40217/2_2.jpg
調査期間:2013年10月23〜26日
10代〜20代の男女各200人、合計400人を対象にインターネット調査
■放っておくことで重症化、自殺に追い込まれる場合も
「受験うつ」とは、主に未成年が受験期に発症するうつ病の通称です。ストレスに弱い未成年の場合、受験によるプレッシャーから強いストレスを継続的に受けることで脳内の機能に異常をきたし、「うつ病」を発症すると考えられています。こういった受験期におけるうつ病「受験うつ」に気がつかず放置しておくと、うつ病の重症化により最悪の場合自殺に追い込まれるケースもあります。
実際、今年3月14日に警察庁生活安全局が発表した平成24年中の自殺状況資料によると、10代の自殺者の自殺動機の割合で最も多かったものが学校問題によるもので全体の33%を占めています。その中でも受験にからんだ「入試に関する悩み」「進路に関する悩み」「学業不振」が学校問題全体の69.4%と高い数字となりました。また、学校問題の次に割合が多かった項目は健康問題、その中でも38.4%はうつ病を自殺の原因としています。
※参考:平成24年中における自殺の状況資料
http://www.npa.go.jp/safetylife/seianki/H24jisatu-huroku_01.pdf
■厚生労働省から指摘された18歳未満への治療に対する問題点
今年3月29日、厚労省医薬食品局は、新規抗うつ薬として使用されているSSRI(選択型セロトニン再取り込み阻害薬)の一部の薬品に対し、18歳未満の大うつ病性障害患者への投与について、薬の有効性は確認できないことから、「適応を慎重に検討すること」を使用上の注意の中に追記するといった改訂を要請しており、「受験うつ」が身近な問題としてある14〜18歳を中心とした層には投薬治療以外の治療法を検討する必要があります。
■「受験うつ」にならない為には、また、もし症状が出てしまったら
一般社団法人 日本メンタルヘルス研究センターは、正しい「受験うつ」への対策を知って頂くことを目的に、受験生のお子様がいるご家族の方を対象として「受験うつ予防セミナー・個別相談会」を以下の要領で開催します。本セミナーでは特別講演として「受験は要領」がベストセラーとなった精神科医 和田 秀樹先生を招き、「受験うつ」についての正しい知識や、家族として受験生のお子様をどう支えていくかをテーマに講演致します。
■セミナー概要
開催日 :12月1日(日) 受付時間13:00
時間 :13:30〜16:00
対象 :受験期のうつでお悩みの方とそのご家族
会場 :東京都新宿区西新宿2-6-1 新宿住友スカイルーム47F
募集人員:先着30名様(定員に達し次第受付終了となります)
主催者 :一般社団法人 日本メンタルヘルス研究センター
参加費用:無料
申込予約:TEL 03-6279-0404(受付時間10:00〜20:00 年中無休)
特設ホームページ
http://www.shinjuku-mental.com/jyuken/seminar.html
■講師プロフィール
精神科医 和田 秀樹
http://www.hidekiwada.com/profile.html
1960年大阪市生まれ。1985年東京大学医学部卒業。
現在、国際医療福祉大学大学院教授(臨床心理学専攻)、川崎幸病院精神科顧問、一橋大学経済学部非常勤講師、和田秀樹こころと体のクリニック院長。1987年の『受験は要領』がベストセラーになって以来、大学受験の世界のオーソリティとしても知られる。和田塾緑鐵舎 塾長。
主な著書『「あれこれ考えて動けない」をやめる9つの習慣』(大和書房)『医療のからくり』(文春文庫)、『受験は要領』(PHP文庫)『心と向き合う 臨床心理学』(朝日新書)などがある。
調査の結果、思考力・集中力・記憶力・注意力の低下や、無気力・悲観的な考え・孤立感・睡眠障害などうつの症状と見られる諸症状を感じた事があると回答したのは全体の76.6%と、高い割合でうつに現れる症状を感じている事が解りました。また、受験生の周囲で引きこもりや暴力・イライラ、すぐに「死にたい」と言う等、うつの具体的な症状を抱えた人を知っていると答えた受験生は全体の43%と、いずれも高い数値が出たことから、受験生にとってうつが身近な問題である事が調査結果から判明しました。
受験勉強中・受験中に感じた現象や気分について
http://www.atpress.ne.jp/releases/40217/x_1.jpg
受験をきっかけに周囲の人間が抱えてしまった症状について
http://www.atpress.ne.jp/releases/40217/2_2.jpg
調査期間:2013年10月23〜26日
10代〜20代の男女各200人、合計400人を対象にインターネット調査
■放っておくことで重症化、自殺に追い込まれる場合も
「受験うつ」とは、主に未成年が受験期に発症するうつ病の通称です。ストレスに弱い未成年の場合、受験によるプレッシャーから強いストレスを継続的に受けることで脳内の機能に異常をきたし、「うつ病」を発症すると考えられています。こういった受験期におけるうつ病「受験うつ」に気がつかず放置しておくと、うつ病の重症化により最悪の場合自殺に追い込まれるケースもあります。
実際、今年3月14日に警察庁生活安全局が発表した平成24年中の自殺状況資料によると、10代の自殺者の自殺動機の割合で最も多かったものが学校問題によるもので全体の33%を占めています。その中でも受験にからんだ「入試に関する悩み」「進路に関する悩み」「学業不振」が学校問題全体の69.4%と高い数字となりました。また、学校問題の次に割合が多かった項目は健康問題、その中でも38.4%はうつ病を自殺の原因としています。
※参考:平成24年中における自殺の状況資料
http://www.npa.go.jp/safetylife/seianki/H24jisatu-huroku_01.pdf
■厚生労働省から指摘された18歳未満への治療に対する問題点
今年3月29日、厚労省医薬食品局は、新規抗うつ薬として使用されているSSRI(選択型セロトニン再取り込み阻害薬)の一部の薬品に対し、18歳未満の大うつ病性障害患者への投与について、薬の有効性は確認できないことから、「適応を慎重に検討すること」を使用上の注意の中に追記するといった改訂を要請しており、「受験うつ」が身近な問題としてある14〜18歳を中心とした層には投薬治療以外の治療法を検討する必要があります。
■「受験うつ」にならない為には、また、もし症状が出てしまったら
一般社団法人 日本メンタルヘルス研究センターは、正しい「受験うつ」への対策を知って頂くことを目的に、受験生のお子様がいるご家族の方を対象として「受験うつ予防セミナー・個別相談会」を以下の要領で開催します。本セミナーでは特別講演として「受験は要領」がベストセラーとなった精神科医 和田 秀樹先生を招き、「受験うつ」についての正しい知識や、家族として受験生のお子様をどう支えていくかをテーマに講演致します。
■セミナー概要
開催日 :12月1日(日) 受付時間13:00
時間 :13:30〜16:00
対象 :受験期のうつでお悩みの方とそのご家族
会場 :東京都新宿区西新宿2-6-1 新宿住友スカイルーム47F
募集人員:先着30名様(定員に達し次第受付終了となります)
主催者 :一般社団法人 日本メンタルヘルス研究センター
参加費用:無料
申込予約:TEL 03-6279-0404(受付時間10:00〜20:00 年中無休)
特設ホームページ
http://www.shinjuku-mental.com/jyuken/seminar.html
■講師プロフィール
精神科医 和田 秀樹
http://www.hidekiwada.com/profile.html
1960年大阪市生まれ。1985年東京大学医学部卒業。
現在、国際医療福祉大学大学院教授(臨床心理学専攻)、川崎幸病院精神科顧問、一橋大学経済学部非常勤講師、和田秀樹こころと体のクリニック院長。1987年の『受験は要領』がベストセラーになって以来、大学受験の世界のオーソリティとしても知られる。和田塾緑鐵舎 塾長。
主な著書『「あれこれ考えて動けない」をやめる9つの習慣』(大和書房)『医療のからくり』(文春文庫)、『受験は要領』(PHP文庫)『心と向き合う 臨床心理学』(朝日新書)などがある。