ITEA東京環境アレルギー研究所と共同研究 立体マスク着用で、ダニアレルゲンの侵入を約9割ブロック! 〜第63回日本アレルギー学会秋季学術大会(2013年11月29日)にて発表〜
[13/12/03]
提供元:@Press
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ユニ・チャーム株式会社(本社:東京都港区、社長:高原 豪久)は、白井 秀治氏(ITEA東京環境アレルギー研究所)、成田 泰章氏(暮らしの科学研究所)、野崎 淳夫氏(東北文化学園大学大学院)、阪口 雅弘氏(麻布大学獣医学部)の協力のもと、布団の上げ下ろしによって発生する浮遊ダニアレルゲンのマスクによる捕集率の検証を行いました。この研究成果を、2013年11月29日の第63回日本アレルギー学会秋季学術大会にて発表しました。
マスク装着による布団発塵ダニ捕集率
http://www.atpress.ne.jp/releases/41191/1_1.jpg
環境制御型実大チャンバー(暮らしの科学研究所)にて実施
■研究の背景
これからの季節、防寒や乾燥対策として暖房器具の使用が増えますが、家の中を加温加湿することで、ダニが発生しやすい環境を作ると言われています。家の中のほこりやダニ・カビなどの総称とされるハウスダストは、アレルギー疾患の原因とされていますが、中でもダニは最も大きなアレルゲンと言われ、気管支ぜんそくやアレルギー性鼻炎などの症状を引き起こす一因とされています。当社では、2003年『超立体マスク』発売以来、マスク着用における様々な研究をおこなってきました。この度、布団の上げ下ろしによって発生する浮遊ダニアレルゲンの吸入を、マスクを着用することによって予防する効果について検討し、この研究成果を、2013年11月29日の第63回日本アレルギー学会秋季学術大会にて発表しました。
■研究の概要
対象:3名(成人)
方法:マスクは、ガーゼ一般平面型(ガーゼ)、不織布製立体型(立体)、不織布製プリーツ型(プリーツ)の3種類を用いた。環境制御型大型チェンバー内で布団の上げ下ろしを行い発塵させ、被験者が全マスクを順番に着用した。個人のアレルゲン吸入量は、アレルゲン捕集用の鼻フィルターを作製し、マスクを装着した内側で鼻の穴に装着して鼻フィルターに捕集されたアレルゲン量を測定した。
実験の様子
http://www.atpress.ne.jp/releases/41191/2_2.jpg
布団上げ下ろしでハウスダストが舞う様子
http://www.atpress.ne.jp/releases/41191/3_3.jpg
ダニアレルゲン
http://www.atpress.ne.jp/releases/41191/4_4.jpg
実験のイメージは、以下のURLでもご確認頂けます。
http://www.youtube.com/watch?v=76EZZGY8I1o&feature=youtu.be
■研究の結果
マスク内の鼻フィルターに捕集されたダニアレルゲン量は、全被験者ともにマスクの着用により減少した。マスク未着用時に比べた平均吸入アレルゲン減少率は、「立体」「ガーゼ」「プリーツ」の順に優れていた。
今回の検証で、マスクを着用することで、鼻からのダニアレルゲン吸入量を減少させることが実証できた。このことより、ガーゼやプリーツタイプのマスクと比べ、立体マスクは隙間を作らない形状で、アレルゲンの侵入をより減らすことができたと考察される。また、顔の形には個人差があり隙間のでき方が異なる為、ガーゼやプリーツタイプのマスクに比べ、頬・鼻・あごにもフィットする形状の立体マスクは、アレルゲンのブロック率が安定していることも実証された。
顔とマスクの隙間面積
http://www.atpress.ne.jp/releases/41191/5_5.jpg
※マスクを着用した時の被験者A〜Cの隙間面積の合計で比較
■結論
マスクの着用はダニアレルゲンの吸入予防効果があり、その効果の大きさは、装着時の隙間面積と相関があった。
マスク装着時に顔との隙間が小さいマスクを選択し、顔との隙間が生じないように装着することが、アレルゲン吸入予防に効果があると考えられる。
■学会発表
今回の研究成果を、第63回日本アレルギー学会(日時:2013年11月29日、場所:ホテルニューオータニ)にて発表しました。
【ITEA東京環境アレルギー研究所 白井 秀治研究所長のコメント】
http://www.atpress.ne.jp/releases/41191/6_6.jpg
寝具はダニの温床となりやすく、空中に浮遊するダニアレルゲンの大きな発生源の一つです。寝具から発生するダニアレルゲン量は、通常の居間などの浮遊量に比べ、睡眠中の枕元では8〜10倍、布団の上げ下ろしを行う場合では、実に1,000倍ものダニアレルゲンが浮遊することが、阪口らによって報告されています。
この度の我々の検討では、マスクを着用することにより、個人が吸入するダニアレルゲン量が減少しました。中でも、装着時に顔との隙間が小さいマスクでは、ダニアレルゲンを吸い込む量が少ないことも確認され、家庭内におけるダニアレルゲンの吸入予防として、適切なマスク装着が有用であるということが示されました。
■当社のコメント
このたびの研究によって、立体型マスクの着用がダニハウスダスト吸入予防において、有効な手段であることがわかりました。今回の研究成果から更に隙間の少ないマスクを検討開発していくことで、ハウスダストが原因でおこる様々な症状に悩まれる多くの方の一助になると考えています。
■会社概要
社名 :ユニ・チャーム株式会社
設立 :1961年2月10日
本店 :愛媛県四国中央市金生町下分182番地
本社 :東京都港区三田3-5-27 住友不動産三田ツインビル西館
社員数 :1,228名[グループ合計10,287名](2012年3月)
事業内容:ベビーケア関連製品、フェミニンケア関連製品、
ヘルスケア関連製品、化粧パフ、ハウスホールド製品、
ペットケア関連製品、産業資材、食品包材等の販売
≪消費者の方のお問い合わせ先≫
ユニ・チャーム株式会社 お客様相談センター
TEL:0120-041-062
ユニ・チャーム株式会社 ホームページアドレス
http://www.unicharm.co.jp/
マスク装着による布団発塵ダニ捕集率
http://www.atpress.ne.jp/releases/41191/1_1.jpg
環境制御型実大チャンバー(暮らしの科学研究所)にて実施
■研究の背景
これからの季節、防寒や乾燥対策として暖房器具の使用が増えますが、家の中を加温加湿することで、ダニが発生しやすい環境を作ると言われています。家の中のほこりやダニ・カビなどの総称とされるハウスダストは、アレルギー疾患の原因とされていますが、中でもダニは最も大きなアレルゲンと言われ、気管支ぜんそくやアレルギー性鼻炎などの症状を引き起こす一因とされています。当社では、2003年『超立体マスク』発売以来、マスク着用における様々な研究をおこなってきました。この度、布団の上げ下ろしによって発生する浮遊ダニアレルゲンの吸入を、マスクを着用することによって予防する効果について検討し、この研究成果を、2013年11月29日の第63回日本アレルギー学会秋季学術大会にて発表しました。
■研究の概要
対象:3名(成人)
方法:マスクは、ガーゼ一般平面型(ガーゼ)、不織布製立体型(立体)、不織布製プリーツ型(プリーツ)の3種類を用いた。環境制御型大型チェンバー内で布団の上げ下ろしを行い発塵させ、被験者が全マスクを順番に着用した。個人のアレルゲン吸入量は、アレルゲン捕集用の鼻フィルターを作製し、マスクを装着した内側で鼻の穴に装着して鼻フィルターに捕集されたアレルゲン量を測定した。
実験の様子
http://www.atpress.ne.jp/releases/41191/2_2.jpg
布団上げ下ろしでハウスダストが舞う様子
http://www.atpress.ne.jp/releases/41191/3_3.jpg
ダニアレルゲン
http://www.atpress.ne.jp/releases/41191/4_4.jpg
実験のイメージは、以下のURLでもご確認頂けます。
http://www.youtube.com/watch?v=76EZZGY8I1o&feature=youtu.be
■研究の結果
マスク内の鼻フィルターに捕集されたダニアレルゲン量は、全被験者ともにマスクの着用により減少した。マスク未着用時に比べた平均吸入アレルゲン減少率は、「立体」「ガーゼ」「プリーツ」の順に優れていた。
今回の検証で、マスクを着用することで、鼻からのダニアレルゲン吸入量を減少させることが実証できた。このことより、ガーゼやプリーツタイプのマスクと比べ、立体マスクは隙間を作らない形状で、アレルゲンの侵入をより減らすことができたと考察される。また、顔の形には個人差があり隙間のでき方が異なる為、ガーゼやプリーツタイプのマスクに比べ、頬・鼻・あごにもフィットする形状の立体マスクは、アレルゲンのブロック率が安定していることも実証された。
顔とマスクの隙間面積
http://www.atpress.ne.jp/releases/41191/5_5.jpg
※マスクを着用した時の被験者A〜Cの隙間面積の合計で比較
■結論
マスクの着用はダニアレルゲンの吸入予防効果があり、その効果の大きさは、装着時の隙間面積と相関があった。
マスク装着時に顔との隙間が小さいマスクを選択し、顔との隙間が生じないように装着することが、アレルゲン吸入予防に効果があると考えられる。
■学会発表
今回の研究成果を、第63回日本アレルギー学会(日時:2013年11月29日、場所:ホテルニューオータニ)にて発表しました。
【ITEA東京環境アレルギー研究所 白井 秀治研究所長のコメント】
http://www.atpress.ne.jp/releases/41191/6_6.jpg
寝具はダニの温床となりやすく、空中に浮遊するダニアレルゲンの大きな発生源の一つです。寝具から発生するダニアレルゲン量は、通常の居間などの浮遊量に比べ、睡眠中の枕元では8〜10倍、布団の上げ下ろしを行う場合では、実に1,000倍ものダニアレルゲンが浮遊することが、阪口らによって報告されています。
この度の我々の検討では、マスクを着用することにより、個人が吸入するダニアレルゲン量が減少しました。中でも、装着時に顔との隙間が小さいマスクでは、ダニアレルゲンを吸い込む量が少ないことも確認され、家庭内におけるダニアレルゲンの吸入予防として、適切なマスク装着が有用であるということが示されました。
■当社のコメント
このたびの研究によって、立体型マスクの着用がダニハウスダスト吸入予防において、有効な手段であることがわかりました。今回の研究成果から更に隙間の少ないマスクを検討開発していくことで、ハウスダストが原因でおこる様々な症状に悩まれる多くの方の一助になると考えています。
■会社概要
社名 :ユニ・チャーム株式会社
設立 :1961年2月10日
本店 :愛媛県四国中央市金生町下分182番地
本社 :東京都港区三田3-5-27 住友不動産三田ツインビル西館
社員数 :1,228名[グループ合計10,287名](2012年3月)
事業内容:ベビーケア関連製品、フェミニンケア関連製品、
ヘルスケア関連製品、化粧パフ、ハウスホールド製品、
ペットケア関連製品、産業資材、食品包材等の販売
≪消費者の方のお問い合わせ先≫
ユニ・チャーム株式会社 お客様相談センター
TEL:0120-041-062
ユニ・チャーム株式会社 ホームページアドレス
http://www.unicharm.co.jp/