賃貸住宅市場レポート 首都圏版 2013年12月および 関西圏・中京圏版 2013年12月 を発表
[13/12/26]
提供元:@Press
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不動産評価Webサイト「TAS-MAP」( http://www.tas-japan.com/ )を運営する株式会社タス(所在地:東京都中央区、代表取締役社長:立野 良太郎)は、「賃貸住宅市場レポート 首都圏版 2013年12月」および「賃貸住宅市場レポート 関西圏・中京圏版 2013年12月」を発表しました。
首都圏版では「2013年第3四半期 1都3県賃貸住宅市況図」「東京23区ハイクラス賃貸住宅の市場動向」および「2013年10月期の1都3県賃貸住宅指標(空室率TVI(タス空室インデックス)、募集期間、更新確率、中途解約確率)」を掲載しています。
また関西圏・中京圏版では「関西圏・中京圏のテナント回転率」および「2013年10月期の関西圏・中京圏賃貸住宅指標(空室率TVI(タス空室インデックス)、募集期間、更新確率、中途解約確率)」を掲載しています。
これらの分析はアットホーム株式会社の賃貸住宅データを用いて行われています。
詳細PDF:「賃貸住宅市場レポート 首都圏版 2013年12月」
http://www.tas-japan.com/pdf/news/residential/Vol48_residential20131226.html
「賃貸住宅市場レポート 関西圏・中京圏版 2013年12月」
http://www.tas-japan.com/pdf/news/residential/Vol20_resikansai20131226.html
1.首都圏版の概要
(1)2013年第3四半期 1都3県賃貸住宅市況図
東京23区では、港区が「良い」→「やや良い」となりましたが、新宿区、渋谷区が「やや悪い」→「やや良い」となりました。また、さいたま市が「やや悪い」→「悪い」となりました。
トレンドが上昇を示す地域は2013年第3四半期は7地域と横ばいで推移しました。また、下降を示す地域は、2013年第2四半期の6地域から2013年第3四半期は9地域と増加しました。
消費税増税、相続税増税前の駆け込み需要により新規賃貸住宅供給量が増加しています。東京23区の中心部および東南部では、新規供給量増加を吸収できていますが、東京23区の北西部、東京市部、神奈川県、埼玉県、千葉県では吸収しきれずに空室率が悪化傾向にあります。景気の上昇に伴い、賃料は上昇傾向になることが期待されますが、供給過剰による空室率の悪化は、賃貸住宅の収益の低下要因となります。当面は市況の変化に注意が必要でしょう。
図 1都3県賃貸住宅市況図へのリンク
http://www.atpress.ne.jp/releases/41942/img_41942_1.jpg
(2)東京23区ハイクラス賃貸住宅の市場動向
タスでは、賃料単価が4,000円/m2月以上かつ専有面積が40m2以上の物件をハイクラス賃貸住宅と定義し、4,000円/m2月〜5,000円/m2月、5,000円/m2月超の2クラスに分類して、定期的に市場動向を公表しています。高級賃貸住宅としては、ケン不動産投資顧問の「家賃30万円/月以上あるいは専有面積100m2以上」という定義がありますが、5,000円/m2月超のクラスが、この定義に近いものとなります。
リーマンショック後の供給量の減少から、需給ギャップが改善傾向にあったため、両クラスとも空室率TVIは2007年をピークに改善傾向にありました。しかし、5,000円/m2月超クラスは、2011年後半から横ばい傾向、4,000円/m2月〜5,000円/m2月クラスは、2013年3月から再び悪化傾向に転じています。
4,000円/m2月〜5,000円/m2月クラスは、2010年から募集期間が微減傾向となっています。欧米系外国人のテナントを当て込んだ物件が相当数含まれていると考えられる5,000円/m2月超クラスの募集期間は、2011年中旬をピークとして減少に転じており、直近では3ヶ月半ばで推移しています。
(3)2013年10月期1都3県賃貸住宅指標
マンション系の空室率TVIは埼玉県を除きすべての地域で微増、アパート系の空室率TVIはすべての地域で微増となり、供給量増加の影響が現れてきています。今後、新年度にかけて東京23区は人口の大量な流入超過が見込まれますので、再び空室率TVIは改善傾向に向かうと考えられますが、それ以外の地域では空室率TVIが悪化する懸念があります。
【東京都】
<全域>
空室率TVI(ポイント):11.93
募集期間(ヶ月) : 3.04
更新確率(%) :43.67
中途解約確率(%) :38.81
<23区>
空室率TVI(ポイント):11.64
募集期間(ヶ月) : 3.05
更新確率(%) :42.79
中途解約確率(%) :39.61
<市部>
空室率TVI(ポイント):15.37
募集期間(ヶ月) : 3.02
更新確率(%) :49.17
中途解約確率(%) :34.42
【神奈川県】
空室率TVI(ポイント):12.91
募集期間(ヶ月) : 3.44
更新確率(%) :46.24
中途解約確率(%) :37.79
【埼玉県】
空室率TVI(ポイント):15.50
募集期間(ヶ月) : 3.36
更新確率(%) :48.52
中途解約確率(%) :35.82
【千葉県】
空室率TVI(ポイント):13.48
募集期間(ヶ月) : 3.25
更新確率(%) :52.76
中途解約確率(%) :35.46
※これらの指標は、アットホーム株式会社の賃貸住宅データを用いて分析されています。
詳細はPDFファイルをご参照ください。
「賃貸住宅市場レポート 首都圏版2013年12月」
http://www.tas-japan.com/pdf/news/residential/Vol48_residential20131226.html
なお、バックナンバーは以下のページから取得可能です。
http://www.tas-japan.com/news/news.html
2.関西圏・中京圏版の概要
(1)関西圏・中京圏のテナント回転率
回転率が低い地域は、浜松市、大阪市、神戸市等ですが、それでも30%台前半の回転率を見込む必要があることに注意が必要です。一方で、回転率が高い地域は堺市、その他京都府、静岡市等です。特に堺市は60%超の高い数値となっており、テナントの約6割が毎年入れ替わる可能性があります。テナント回転率が高いと、テナント募集費用が高くなるだけでなく、次のテナントが入居するまでの空室損失リスクが大きくなる可能性があります。
図 関西圏・中京圏のテナント回転率図へのリンク
http://www.atpress.ne.jp/releases/41942/img_41942_2.jpg
(2)2013年10月期 関西圏・中京圏賃貸住宅指標
京都府の空室率TVIがマンション系、アパート系共に改善傾向にあります。それ以外の地域では、ほぼ横ばいで推移しています。
【大阪府】
空室率TVI(ポイント): 7.98
募集期間(ヶ月) : 4.45
更新確率(%) :36.86
中途解約確率(%) :49.81
【京都府】
空室率TVI(ポイント):13.65
募集期間(ヶ月) : 5.49
更新確率(%) :14.27
中途解約確率(%) :70.55
【兵庫県】
空室率TVI(ポイント):11.74
募集期間(ヶ月) : 5.17
更新確率(%) :26.49
中途解約確率(%) :63.79
【愛知県】
空室率TVI(ポイント):15.40
募集期間(ヶ月) : 5.55
更新確率(%) :24.17
中途解約確率(%) :65.95
【静岡県】
空室率TVI(ポイント):23.40
募集期間(ヶ月) : 5.86
更新確率(%) :19.12
中途解約確率(%) :69.22
詳細はPDFファイルをご参照ください。
「賃貸住宅市場レポート 関西圏・中京圏版2013年12月」
http://www.tas-japan.com/pdf/news/residential/Vol20_resikansai20131226.html
なお、バックナンバーは以下のページから取得可能です。
http://www.tas-japan.com/news/news.html
■株式会社タスについて
インターネットによる不動産評価、および不動産情報サービス等を提供する「TAS-MAP」を運営するトヨタグループ会社のアプリケーションサービスプロバイダー(ASP)です。
会社名 : 株式会社タス(英語名 TAS Corp.)
所在地 : 東京都中央区八丁堀2-25-9 トヨタ八丁堀ビル7F
設立年月日: 2000年8月28日
資本金 : 1億8千万円
出資 : トヨタ自動車株式会社
朝日航洋株式会社
株式会社三友システムアプレイザル
豊田通商株式会社
Web : http://www.tas-japan.com/
首都圏版では「2013年第3四半期 1都3県賃貸住宅市況図」「東京23区ハイクラス賃貸住宅の市場動向」および「2013年10月期の1都3県賃貸住宅指標(空室率TVI(タス空室インデックス)、募集期間、更新確率、中途解約確率)」を掲載しています。
また関西圏・中京圏版では「関西圏・中京圏のテナント回転率」および「2013年10月期の関西圏・中京圏賃貸住宅指標(空室率TVI(タス空室インデックス)、募集期間、更新確率、中途解約確率)」を掲載しています。
これらの分析はアットホーム株式会社の賃貸住宅データを用いて行われています。
詳細PDF:「賃貸住宅市場レポート 首都圏版 2013年12月」
http://www.tas-japan.com/pdf/news/residential/Vol48_residential20131226.html
「賃貸住宅市場レポート 関西圏・中京圏版 2013年12月」
http://www.tas-japan.com/pdf/news/residential/Vol20_resikansai20131226.html
1.首都圏版の概要
(1)2013年第3四半期 1都3県賃貸住宅市況図
東京23区では、港区が「良い」→「やや良い」となりましたが、新宿区、渋谷区が「やや悪い」→「やや良い」となりました。また、さいたま市が「やや悪い」→「悪い」となりました。
トレンドが上昇を示す地域は2013年第3四半期は7地域と横ばいで推移しました。また、下降を示す地域は、2013年第2四半期の6地域から2013年第3四半期は9地域と増加しました。
消費税増税、相続税増税前の駆け込み需要により新規賃貸住宅供給量が増加しています。東京23区の中心部および東南部では、新規供給量増加を吸収できていますが、東京23区の北西部、東京市部、神奈川県、埼玉県、千葉県では吸収しきれずに空室率が悪化傾向にあります。景気の上昇に伴い、賃料は上昇傾向になることが期待されますが、供給過剰による空室率の悪化は、賃貸住宅の収益の低下要因となります。当面は市況の変化に注意が必要でしょう。
図 1都3県賃貸住宅市況図へのリンク
http://www.atpress.ne.jp/releases/41942/img_41942_1.jpg
(2)東京23区ハイクラス賃貸住宅の市場動向
タスでは、賃料単価が4,000円/m2月以上かつ専有面積が40m2以上の物件をハイクラス賃貸住宅と定義し、4,000円/m2月〜5,000円/m2月、5,000円/m2月超の2クラスに分類して、定期的に市場動向を公表しています。高級賃貸住宅としては、ケン不動産投資顧問の「家賃30万円/月以上あるいは専有面積100m2以上」という定義がありますが、5,000円/m2月超のクラスが、この定義に近いものとなります。
リーマンショック後の供給量の減少から、需給ギャップが改善傾向にあったため、両クラスとも空室率TVIは2007年をピークに改善傾向にありました。しかし、5,000円/m2月超クラスは、2011年後半から横ばい傾向、4,000円/m2月〜5,000円/m2月クラスは、2013年3月から再び悪化傾向に転じています。
4,000円/m2月〜5,000円/m2月クラスは、2010年から募集期間が微減傾向となっています。欧米系外国人のテナントを当て込んだ物件が相当数含まれていると考えられる5,000円/m2月超クラスの募集期間は、2011年中旬をピークとして減少に転じており、直近では3ヶ月半ばで推移しています。
(3)2013年10月期1都3県賃貸住宅指標
マンション系の空室率TVIは埼玉県を除きすべての地域で微増、アパート系の空室率TVIはすべての地域で微増となり、供給量増加の影響が現れてきています。今後、新年度にかけて東京23区は人口の大量な流入超過が見込まれますので、再び空室率TVIは改善傾向に向かうと考えられますが、それ以外の地域では空室率TVIが悪化する懸念があります。
【東京都】
<全域>
空室率TVI(ポイント):11.93
募集期間(ヶ月) : 3.04
更新確率(%) :43.67
中途解約確率(%) :38.81
<23区>
空室率TVI(ポイント):11.64
募集期間(ヶ月) : 3.05
更新確率(%) :42.79
中途解約確率(%) :39.61
<市部>
空室率TVI(ポイント):15.37
募集期間(ヶ月) : 3.02
更新確率(%) :49.17
中途解約確率(%) :34.42
【神奈川県】
空室率TVI(ポイント):12.91
募集期間(ヶ月) : 3.44
更新確率(%) :46.24
中途解約確率(%) :37.79
【埼玉県】
空室率TVI(ポイント):15.50
募集期間(ヶ月) : 3.36
更新確率(%) :48.52
中途解約確率(%) :35.82
【千葉県】
空室率TVI(ポイント):13.48
募集期間(ヶ月) : 3.25
更新確率(%) :52.76
中途解約確率(%) :35.46
※これらの指標は、アットホーム株式会社の賃貸住宅データを用いて分析されています。
詳細はPDFファイルをご参照ください。
「賃貸住宅市場レポート 首都圏版2013年12月」
http://www.tas-japan.com/pdf/news/residential/Vol48_residential20131226.html
なお、バックナンバーは以下のページから取得可能です。
http://www.tas-japan.com/news/news.html
2.関西圏・中京圏版の概要
(1)関西圏・中京圏のテナント回転率
回転率が低い地域は、浜松市、大阪市、神戸市等ですが、それでも30%台前半の回転率を見込む必要があることに注意が必要です。一方で、回転率が高い地域は堺市、その他京都府、静岡市等です。特に堺市は60%超の高い数値となっており、テナントの約6割が毎年入れ替わる可能性があります。テナント回転率が高いと、テナント募集費用が高くなるだけでなく、次のテナントが入居するまでの空室損失リスクが大きくなる可能性があります。
図 関西圏・中京圏のテナント回転率図へのリンク
http://www.atpress.ne.jp/releases/41942/img_41942_2.jpg
(2)2013年10月期 関西圏・中京圏賃貸住宅指標
京都府の空室率TVIがマンション系、アパート系共に改善傾向にあります。それ以外の地域では、ほぼ横ばいで推移しています。
【大阪府】
空室率TVI(ポイント): 7.98
募集期間(ヶ月) : 4.45
更新確率(%) :36.86
中途解約確率(%) :49.81
【京都府】
空室率TVI(ポイント):13.65
募集期間(ヶ月) : 5.49
更新確率(%) :14.27
中途解約確率(%) :70.55
【兵庫県】
空室率TVI(ポイント):11.74
募集期間(ヶ月) : 5.17
更新確率(%) :26.49
中途解約確率(%) :63.79
【愛知県】
空室率TVI(ポイント):15.40
募集期間(ヶ月) : 5.55
更新確率(%) :24.17
中途解約確率(%) :65.95
【静岡県】
空室率TVI(ポイント):23.40
募集期間(ヶ月) : 5.86
更新確率(%) :19.12
中途解約確率(%) :69.22
詳細はPDFファイルをご参照ください。
「賃貸住宅市場レポート 関西圏・中京圏版2013年12月」
http://www.tas-japan.com/pdf/news/residential/Vol20_resikansai20131226.html
なお、バックナンバーは以下のページから取得可能です。
http://www.tas-japan.com/news/news.html
■株式会社タスについて
インターネットによる不動産評価、および不動産情報サービス等を提供する「TAS-MAP」を運営するトヨタグループ会社のアプリケーションサービスプロバイダー(ASP)です。
会社名 : 株式会社タス(英語名 TAS Corp.)
所在地 : 東京都中央区八丁堀2-25-9 トヨタ八丁堀ビル7F
設立年月日: 2000年8月28日
資本金 : 1億8千万円
出資 : トヨタ自動車株式会社
朝日航洋株式会社
株式会社三友システムアプレイザル
豊田通商株式会社
Web : http://www.tas-japan.com/