賃貸住宅市場レポート 首都圏版 2014年3月および 関西圏・中京圏版 2014年3月 を発表
[14/03/25]
提供元:@Press
提供元:@Press
不動産評価Webサイト「TAS-MAP」( http://www.tas-japan.com/ )を運営する株式会社タス(所在地:東京都中央区、代表取締役社長:立野 良太郎)は、「賃貸住宅市場レポート 首都圏版 2014年3月」および「賃貸住宅市場レポート 関西圏・中京圏版 2014年3月」を発表しました。
首都圏版では「2013年第4四半期 1都3県賃貸住宅市況図」、「東京23区ハイクラス賃貸住宅の市場動向」および「2014年1月期の1都3県賃貸住宅指標(空室率TVI(タス空室インデックス)、募集期間、更新確率、中途解約確率)」を掲載しています。
また関西圏・中京圏版では「直近の京都府空室率TVIの改善傾向について」および「2014年1月期の関西圏・中京圏賃貸住宅指標(空室率TVI(タス空室インデックス)、募集期間、更新確率、中途解約確率)」を掲載しています。
これらの分析はアットホーム株式会社の賃貸住宅データを用いて行われています。
詳細PDF:「賃貸住宅市場レポート 首都圏版 2014年3月」
http://www.tas-japan.com/pdf/news/residential/Vol51_residential20140325.html
「賃貸住宅市場レポート 関西圏・中京圏版 2014年3月」
http://www.tas-japan.com/pdf/news/residential/Vol23_resikansai20140325.html
1.首都圏版の概要
(1) 2013年第4四半期 1都3県賃貸住宅市況図
東京23区では、荒川区が「やや悪い」→「やや良い」となりましたが、江東区、品川区が「やや悪い」→「悪い」となりました。供給増加による空室率の悪化が要因です。
トレンドが上昇を示す地域は、2013年第4四半期は6地域と減少しました。また、下降を示す地域は、2013年第3四半期の9地域から2013年第4四半期は10地域と増加しました。
消費税増税、相続税増税前の駆け込み需要により新規賃貸住宅供給量が増加しています。東京23区の湾岸エリアについても、新規供給量増加を吸収できなくなってきています。賃貸住宅の賃料は空室率よりも景気動向の影響を強く受けます。アベノミクスによる景気の上昇が継続すれば、賃料は上昇傾向になることが期待されますが、空室率の悪化は、賃貸住宅の収益の低下要因となります。引き続き、市況の変化に注意が必要でしょう。
図 2013年第4四半期 1都3県賃貸住宅市況図へのリンク
http://www.atpress.ne.jp/releases/44573/img_44573_1.jpg
(2) 東京23区ハイクラス賃貸住宅の市場動向
空室率TVIは、5,000円 / m2月超クラスは、2011年後半から横ばい傾向、4,000円 / m2月〜5,000円 / m2月クラスは、2013年3月から悪化傾向です。募集期間は、4,000円 / m2月〜5,000円 / m2月クラスは2013年から3.1ヶ月前後で横ばい傾向です。5,000円 / m2月超クラスの募集期間も、2013年4月に4ヶ月を下回って以降は3.7ヶ月前後で横ばい傾向です。賃料指数は、4,000円 / m2月〜5,000円 / m2月クラスは、2011年以降回復傾向にあります。しかし、回復のスピードは遅く、リーマンショック前後の水準にはまだ戻っていません。5,000円 / m2月超クラスは、2011年以降は横ばい傾向で推移しています。
アベノミクスが始まってから1年が過ぎましたが、少なくとも5,000円 / m2月超クラスでは、賃料の上昇に結びついていません。消費税増税の影響で、テナントがより安い賃料の物件に住み替える動きが加速する可能性もあるため、4月以降の市場動向には注意が必要です。
(3) 2014年1月期1都3県賃貸住宅指標
空室率TVIは、千葉県以外の地域で前月比悪化しています。これは、相続税増税、消費税増税、アベノミクスによる景気の好転の要因により賃貸住宅の供給量が増加しているためです。首都圏では3月から4月にかけて大量の人口流入がありますので、ある程度は吸収されることが見込まれますが、今後の推移には注意が必要です。
【東京都】
<全域>
空室率TVI(ポイント):12.16
募集期間(ヶ月) : 2.99
更新確率(%) :44.63
中途解約確率(%) :38.51
<23区>
空室率TVI(ポイント):11.89
募集期間(ヶ月) : 2.99
更新確率(%) :43.91
中途解約確率(%) :38.90
<市部>
空室率TVI(ポイント):15.40
募集期間(ヶ月) : 3.00
更新確率(%) :49.56
中途解約確率(%) :36.39
【神奈川県】
空室率TVI(ポイント):12.87
募集期間(ヶ月) : 3.34
更新確率(%) :46.71
中途解約確率(%) :37.72
【埼玉県】
空室率TVI(ポイント):15.49
募集期間(ヶ月) : 3.31
更新確率(%) :48.12
中途解約確率(%) :37.44
【千葉県】
空室率TVI(ポイント):13.19
募集期間(ヶ月) : 3.17
更新確率(%) :53.92
中途解約確率(%) :33.95
※これらの指標は、アットホーム株式会社の賃貸住宅データを用いて分析されています。
詳細はPDFファイルをご参照ください。
「賃貸住宅市場レポート 首都圏版 2014年3月」
http://www.tas-japan.com/pdf/news/residential/Vol51_residential20140325.html
なお、バックナンバーは以下のページから取得可能です。
http://www.tas-japan.com/news/news.html
2.関西圏・中京圏版の概要
(1) 直近の京都府空室率TVIの改善傾向について
京都府の需給ギャップは2013年4月から減少していますので、空室率TVIの改善はこれに対応したものであると解釈できます。なお、40m2未満の小ぶりな物件を中心に空室率TVIが改善しています。供給量が増加傾向にあるため、今後需給ギャップは拡大傾向に転ずると考えられますので、京都府の空室率TVIも悪化に転ずると予測できます。
図 京都府 賃貸住宅の世帯数、ストック数の増減と需給ギャップへのリンク
http://www.atpress.ne.jp/releases/44573/img_44573_2.jpg
(2) 2014年1月期 関西圏・中京圏賃貸住宅指標
空室率TVIは愛知県以外の地域で前月比微減となりました。アパート系、マンション系空室率TVIも同様の傾向です。ただし空室率TVIは、長期的にはすべての地域で、横ばい傾向で推移しています。
【大阪府】
空室率TVI(ポイント): 7.79
募集期間(ヶ月) : 4.51
更新確率(%) :37.04
中途解約確率(%) :49.61
【京都府】
空室率TVI(ポイント):13.47
募集期間(ヶ月) : 5.48
更新確率(%) :14.57
中途解約確率(%) :69.75
【兵庫県】
空室率TVI(ポイント):11.58
募集期間(ヶ月) : 5.14
更新確率(%) :23.31
中途解約確率(%) :66.27
【愛知県】
空室率TVI(ポイント):15.45
募集期間(ヶ月) : 5.46
更新確率(%) :25.89
中途解約確率(%) :62.07
【静岡県】
空室率TVI(ポイント):23.29
募集期間(ヶ月) : 6.05
更新確率(%) :23.04
中途解約確率(%) :62.82
詳細はPDFファイルをご参照ください。
「賃貸住宅市場レポート 関西圏・中京圏版 2014年3月」
http://www.tas-japan.com/pdf/news/residential/Vol23_resikansai20140325.html
なお、バックナンバーは以下のページから取得可能です。
http://www.tas-japan.com/news/news.html
■株式会社タスについて
インターネットによる不動産評価、及び不動産情報サービス等を提供する「TAS-MAP」を運営するトヨタグループ会社のアプリケーションサービスプロバイダー(ASP)です。
会社名 : 株式会社タス(英語名 TAS Corp.)
所在地 : 東京都中央区八丁堀2-25-9 トヨタ八丁堀ビル7F
設立年月日: 2000年8月28日
資本金 : 1億8千万円
出資 : トヨタ自動車株式会社
朝日航洋株式会社
株式会社三友システムアプレイザル
豊田通商株式会社
Web : http://www.tas-japan.com/
首都圏版では「2013年第4四半期 1都3県賃貸住宅市況図」、「東京23区ハイクラス賃貸住宅の市場動向」および「2014年1月期の1都3県賃貸住宅指標(空室率TVI(タス空室インデックス)、募集期間、更新確率、中途解約確率)」を掲載しています。
また関西圏・中京圏版では「直近の京都府空室率TVIの改善傾向について」および「2014年1月期の関西圏・中京圏賃貸住宅指標(空室率TVI(タス空室インデックス)、募集期間、更新確率、中途解約確率)」を掲載しています。
これらの分析はアットホーム株式会社の賃貸住宅データを用いて行われています。
詳細PDF:「賃貸住宅市場レポート 首都圏版 2014年3月」
http://www.tas-japan.com/pdf/news/residential/Vol51_residential20140325.html
「賃貸住宅市場レポート 関西圏・中京圏版 2014年3月」
http://www.tas-japan.com/pdf/news/residential/Vol23_resikansai20140325.html
1.首都圏版の概要
(1) 2013年第4四半期 1都3県賃貸住宅市況図
東京23区では、荒川区が「やや悪い」→「やや良い」となりましたが、江東区、品川区が「やや悪い」→「悪い」となりました。供給増加による空室率の悪化が要因です。
トレンドが上昇を示す地域は、2013年第4四半期は6地域と減少しました。また、下降を示す地域は、2013年第3四半期の9地域から2013年第4四半期は10地域と増加しました。
消費税増税、相続税増税前の駆け込み需要により新規賃貸住宅供給量が増加しています。東京23区の湾岸エリアについても、新規供給量増加を吸収できなくなってきています。賃貸住宅の賃料は空室率よりも景気動向の影響を強く受けます。アベノミクスによる景気の上昇が継続すれば、賃料は上昇傾向になることが期待されますが、空室率の悪化は、賃貸住宅の収益の低下要因となります。引き続き、市況の変化に注意が必要でしょう。
図 2013年第4四半期 1都3県賃貸住宅市況図へのリンク
http://www.atpress.ne.jp/releases/44573/img_44573_1.jpg
(2) 東京23区ハイクラス賃貸住宅の市場動向
空室率TVIは、5,000円 / m2月超クラスは、2011年後半から横ばい傾向、4,000円 / m2月〜5,000円 / m2月クラスは、2013年3月から悪化傾向です。募集期間は、4,000円 / m2月〜5,000円 / m2月クラスは2013年から3.1ヶ月前後で横ばい傾向です。5,000円 / m2月超クラスの募集期間も、2013年4月に4ヶ月を下回って以降は3.7ヶ月前後で横ばい傾向です。賃料指数は、4,000円 / m2月〜5,000円 / m2月クラスは、2011年以降回復傾向にあります。しかし、回復のスピードは遅く、リーマンショック前後の水準にはまだ戻っていません。5,000円 / m2月超クラスは、2011年以降は横ばい傾向で推移しています。
アベノミクスが始まってから1年が過ぎましたが、少なくとも5,000円 / m2月超クラスでは、賃料の上昇に結びついていません。消費税増税の影響で、テナントがより安い賃料の物件に住み替える動きが加速する可能性もあるため、4月以降の市場動向には注意が必要です。
(3) 2014年1月期1都3県賃貸住宅指標
空室率TVIは、千葉県以外の地域で前月比悪化しています。これは、相続税増税、消費税増税、アベノミクスによる景気の好転の要因により賃貸住宅の供給量が増加しているためです。首都圏では3月から4月にかけて大量の人口流入がありますので、ある程度は吸収されることが見込まれますが、今後の推移には注意が必要です。
【東京都】
<全域>
空室率TVI(ポイント):12.16
募集期間(ヶ月) : 2.99
更新確率(%) :44.63
中途解約確率(%) :38.51
<23区>
空室率TVI(ポイント):11.89
募集期間(ヶ月) : 2.99
更新確率(%) :43.91
中途解約確率(%) :38.90
<市部>
空室率TVI(ポイント):15.40
募集期間(ヶ月) : 3.00
更新確率(%) :49.56
中途解約確率(%) :36.39
【神奈川県】
空室率TVI(ポイント):12.87
募集期間(ヶ月) : 3.34
更新確率(%) :46.71
中途解約確率(%) :37.72
【埼玉県】
空室率TVI(ポイント):15.49
募集期間(ヶ月) : 3.31
更新確率(%) :48.12
中途解約確率(%) :37.44
【千葉県】
空室率TVI(ポイント):13.19
募集期間(ヶ月) : 3.17
更新確率(%) :53.92
中途解約確率(%) :33.95
※これらの指標は、アットホーム株式会社の賃貸住宅データを用いて分析されています。
詳細はPDFファイルをご参照ください。
「賃貸住宅市場レポート 首都圏版 2014年3月」
http://www.tas-japan.com/pdf/news/residential/Vol51_residential20140325.html
なお、バックナンバーは以下のページから取得可能です。
http://www.tas-japan.com/news/news.html
2.関西圏・中京圏版の概要
(1) 直近の京都府空室率TVIの改善傾向について
京都府の需給ギャップは2013年4月から減少していますので、空室率TVIの改善はこれに対応したものであると解釈できます。なお、40m2未満の小ぶりな物件を中心に空室率TVIが改善しています。供給量が増加傾向にあるため、今後需給ギャップは拡大傾向に転ずると考えられますので、京都府の空室率TVIも悪化に転ずると予測できます。
図 京都府 賃貸住宅の世帯数、ストック数の増減と需給ギャップへのリンク
http://www.atpress.ne.jp/releases/44573/img_44573_2.jpg
(2) 2014年1月期 関西圏・中京圏賃貸住宅指標
空室率TVIは愛知県以外の地域で前月比微減となりました。アパート系、マンション系空室率TVIも同様の傾向です。ただし空室率TVIは、長期的にはすべての地域で、横ばい傾向で推移しています。
【大阪府】
空室率TVI(ポイント): 7.79
募集期間(ヶ月) : 4.51
更新確率(%) :37.04
中途解約確率(%) :49.61
【京都府】
空室率TVI(ポイント):13.47
募集期間(ヶ月) : 5.48
更新確率(%) :14.57
中途解約確率(%) :69.75
【兵庫県】
空室率TVI(ポイント):11.58
募集期間(ヶ月) : 5.14
更新確率(%) :23.31
中途解約確率(%) :66.27
【愛知県】
空室率TVI(ポイント):15.45
募集期間(ヶ月) : 5.46
更新確率(%) :25.89
中途解約確率(%) :62.07
【静岡県】
空室率TVI(ポイント):23.29
募集期間(ヶ月) : 6.05
更新確率(%) :23.04
中途解約確率(%) :62.82
詳細はPDFファイルをご参照ください。
「賃貸住宅市場レポート 関西圏・中京圏版 2014年3月」
http://www.tas-japan.com/pdf/news/residential/Vol23_resikansai20140325.html
なお、バックナンバーは以下のページから取得可能です。
http://www.tas-japan.com/news/news.html
■株式会社タスについて
インターネットによる不動産評価、及び不動産情報サービス等を提供する「TAS-MAP」を運営するトヨタグループ会社のアプリケーションサービスプロバイダー(ASP)です。
会社名 : 株式会社タス(英語名 TAS Corp.)
所在地 : 東京都中央区八丁堀2-25-9 トヨタ八丁堀ビル7F
設立年月日: 2000年8月28日
資本金 : 1億8千万円
出資 : トヨタ自動車株式会社
朝日航洋株式会社
株式会社三友システムアプレイザル
豊田通商株式会社
Web : http://www.tas-japan.com/