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ケアネット、医師1,000人に当直勤務に対する意識を調査 当直の前後も通常勤務がいまだ「常識」 約35%の医師が当直が原因のヒヤリ・ハットを経験

医師・医療従事者向け情報サービスサイトを運営する株式会社ケアネット(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:大野 元泰、証券コード:2150)は、2014年3月21日、病院に勤務し、当直勤務のある医師会員1,000人に対し、当直勤務に関する調査を実施しました。詳細を報告いたします。


【結果概要】
◆当直前後とも通常勤務と答えた医師は8割を超える
回答者の平均当直回数は、1ヵ月で3.5回、当直中の平均睡眠時間はおよそ4時間34分であった。年代別に見ると、若いほど当直の回数が多く、当直中の睡眠時間も短かった。大学病院とその他の病院を比較すると、大学病院に勤務する医師のほうが当直回数が多かった。また、当直前後の勤務体系については、当直前は98.3%、当直後は83.3%が通常の勤務をしていると回答。当直後に半日勤務は12.7%、勤務なしは2.7%、当直前後ともに半日勤務や勤務なしと答えたのはわずか1%であった。ほとんどの医師が、当直時には32時間以上の連続勤務をしていることを示している。医師の当直勤務等による長時間過重労働が問題視されているが、まったく改善されていない現状が明らかとなった。

<当直の回数と当直中の睡眠時間>
http://www.atpress.ne.jp/releases/45085/img_45085_1.png
<当直前後の勤務体系>
http://www.atpress.ne.jp/releases/45085/img_45085_2.png

◆約35%の医師が当直が原因と思われるヒヤリ・ハットを経験
当直による睡眠不足や疲労が原因のヒヤリ・ハットの経験の有無を聞いたところ、34.9%の医師が「ある」と答えた。「ある」と答えた医師のほうが、当直回数が多く、当直中の睡眠時間も少ない傾向にあった。また、ヒヤリ・ハットの内容としては、「薬剤の処方(薬剤名・量など)のミス」が最も多く、そのほかにも、「診察中や手術中に眠ってしまった」「患者を間違え、指示を出した」「針刺し事故」といった回答があり、一歩間違えば、大事故につながり得る実態も浮き彫りとなった。

<ヒヤリ・ハット経験の有無>
http://www.atpress.ne.jp/releases/45085/img_45085_3.png

◆「当直明けの通常勤務はツライ」 ― 医師の悲鳴
自由回答では、「当直明けはツライ」「当直明けは休みにしてほしい」「せめて半日だけでも」「当直ではなく、夜勤だ」と当直明けの勤務に対し訴える声が多数見られた。一方で、「休むとなると、代わりがいない」「人員不足のため仕方がない」「病院の経営上やむを得ない」など医師の過酷な勤務に頼らざるを得ない現状も浮き彫りとなった。数多くの医師が勤務体制の改善や法的整備を求めている。


調査タイトル:病院勤務医の当直勤務に関する調査
調査方法  :インターネットリサーチ
調査対象  :医師・医療従事者向け専門サイト「CareNet.com」医師会員
有効回答数 :1,000サンプル
調査日時  :2014年3月21日(金)

<回答者の年代・勤務先>
http://www.atpress.ne.jp/releases/45085/img_45085_4.png


【設問設定】
「当直」についてお伺いします。
※病院に勤務され、現在、当直勤務のある先生を対象とさせていただきます。

Q1. 先生の当直の頻度をお聞かせください。月に何回当直があるのか数字を記載してください。
      回/月

Q2. 当直勤務中はどれくらいの時間、寝ることが出来ますか
※分は時間に換算してください。例えば6時間30分は6.5(時間)と記載してください。
      時間

Q3. 当直前の勤務体系はどのようになっていますか
 1.通常勤務 / 2.半日勤務 / 3.勤務なし / 4.その他( )

Q4. 当直後の勤務体系はどのようになっていますか
 1.通常勤務 / 2.半日勤務 / 3.勤務なし / 4.その他( )

Q5. 当直明けの勤務中に当直による睡眠不足や疲労が原因と思われるヒヤリ・ハット(※)を経験したことがありますか
※ヒヤリ・ハット:偶発事象で、適切な処理が行わなければ医療事故につながる可能性のあった事象
 1.ある / 2.ない

Q5. -1ある場合はどのようなことでしたか

Q6. コメントをお願いします。(当直、勤務体系などに関してのお考えや、これまでに経験されたことなど、どういったことでも結構です。)
※コメントは添付資料よりご確認いただけます。
http://www.atpress.ne.jp/releases/45085/att_45085_1.pdf


【『CareNet.com』(ケアネット・ドットコム)について】
11万人の医師会員を含む、18万人の医療従事者向け臨床医学情報専門サイトです(会員制、無料)。日々の診療に役立つ情報、“臨床力”の向上に役立つ医学・医療コンテンツを提供しています。コモンディジーズの診療アップデートを実践的に簡潔にまとめあげた『特集』、多忙な医師がスピーディーに医薬品情報(病態・作用メカニズムなど)を習得できる『薬剤情報』、世界の主要医学ニュースを紹介する『ジャーナル四天王』、各種学会レポート、動画インタビューなど、医師・医療従事者の効率的な情報収集を支援するサービスとなっています。


【株式会社ケアネット 会社概要】  http://www.carenet.co.jp
◇所在地 :〒102-0074 東京都千代田区九段南1-5-6 りそな九段ビル
◇設立  :1996年7月1日
◇代表者 :代表取締役社長 大野 元泰
◇公開市場:東証マザーズ(証券コード:2150)
◇事業内容:
<製薬企業向けの医薬営業支援サービス、マーケティング調査サービス>
・インターネットによる医薬営業支援サービス『MRPlus(R)』
・インターネットによる市場調査システム『eリサーチ(TM)』
<医師・医療従事者向けの医療コンテンツサービス>
・臨床医学情報専門サイト『CareNet.com』(ケアネット・ドットコム) 会員制・無料
http://www.carenet.com
・医療教育動画サービス『CareNeTV』(ケアネッティービー) 会員制・有料
http://carenetv.carenet.com/
・医学教育研修プラットフォーム『CareNet CME』
http://cme.carenet.com/
・調剤薬局の薬剤師向け教育メディア『Pro ファーマ CH』
http://www.pro-pharma.jp/
・医学映像教材『ケアネットDVD』
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