カナダ・オンタリオ州、免疫細胞療法のイノベーションを支援
[14/04/28]
提供元:@Press
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カナダ・オンタリオ州政府は、本日、2021年までに年間100億カナダドル(約9,300億円)の収益を生み出すと予想されている免疫細胞療法を、さらに支援していく方針を発表しました。
オンタリオ州は2003年以来、免疫細胞療法の研究とイノベーションに38億カナダドル(約3,534億円)以上を投資してきました。今回は新たに、この産業の新興セクターとされる、マックマスター大学(同州 ハミルトン市)と、ドイツのフラウンホファー細胞療法・免疫研究所の共同プロジェクトセンターに、400万カナダドル(約3億7,200万円)を投資します。
共同プロジェクトでは、免疫細胞療法を手動から自動生産に変えるべく、日夜開発に励む生物医工学・高度製造業の発展を推進します。
自動生産という革新的な技術が開発されれば、がんなどの退行性疾患を治療するコストを大幅に下げることが可能になります。
なお、共同プロジェクトセンターはハミルトン市に拠点を構え、高い能力を持った人々のために70〜100人の雇用を創出し、世界中からトップレベルの科学者や企業研究者を集めることで、オンタリオ州を生命科学センターの先進地として位置付けることが期待されています。2016年の初めに運用を開始する予定です。
オンタリオ州政府経済開発省、エリック・ホスキンズ(Eric Hoskins)大臣は、次のように述べています。
「急速に発展する免疫細胞療法に焦点を当て、マックマスター大学と、フラウンホファー細胞療法・免疫研究所のコラボレーション(共同プロジェクト)を支援できることは大変喜ばしい。」
マックマスター大学、パトリック・ディーン(Patrick Deane)学長 兼 副総長は、次のように述べています。
「マックマスターは、生命科学と生物医工学における強力な研究の中心にいます。オンタリオ州の投資は、我々の才能やリソースを最大限活用し、世界市場に向けた研究事業化の加速を可能にしてくれます。フラウンホファーとのパートナーシップは高価値の雇用を創出するだけでなく、オンタリオ州民の健康を高め、次世代のリーダーを養うことに役立つでしょう。」
フラウンホファー細胞療法・免疫研究所、フランク・エムリッヒ(Frank Emmrich)所長は、以下のように述べています。
「ハミルトン市とマックマスター大学の、バイオテクノロジー分野における産業創出の努力および研究開発能力に感銘を受け、共同プロジェクトを進めることに賛同しました。今回の構想は、オンタリオ州に経済的恩恵をもたらすはずです。細胞療法の重要性を理解してくれた州政府の姿勢を高く評価するとともに、有益な未来を確実にするための支援に感謝しています。」
※為替レートは1カナダドル=93円で計算しています。
■オンタリオ州について
オンタリオ州はカナダ経済の中心地となっており、カナダ全体のGDPの38%、人口の39%、カナダの輸出品の39%がオンタリオ州に集中しています。あらゆる規模の事業者に対する財政面や事業面でのサポート体制、イノベーションや研究開発を促進させる資金支援プログラム、G7の中で最も高い教育水準を誇る労働力などをベースにして、オンタリオ州は、カナダ最大の経済圏、かつ、北米でトップ10の経済圏となっています。
約200社の日系企業が、オンタリオ州に投資しており、ホンダ、トヨタ、日産、三菱重工業、カプコン、コーエイ、アステラス製薬、武田薬品工業、キャノンなどの主要企業が現地法人を置いています。日本はオンタリオ州の5番目の貿易相手国となっており、また、当州への海外資本投資額のうち、日本からの投資額が約9%を占めます。
オンタリオ州は2003年以来、免疫細胞療法の研究とイノベーションに38億カナダドル(約3,534億円)以上を投資してきました。今回は新たに、この産業の新興セクターとされる、マックマスター大学(同州 ハミルトン市)と、ドイツのフラウンホファー細胞療法・免疫研究所の共同プロジェクトセンターに、400万カナダドル(約3億7,200万円)を投資します。
共同プロジェクトでは、免疫細胞療法を手動から自動生産に変えるべく、日夜開発に励む生物医工学・高度製造業の発展を推進します。
自動生産という革新的な技術が開発されれば、がんなどの退行性疾患を治療するコストを大幅に下げることが可能になります。
なお、共同プロジェクトセンターはハミルトン市に拠点を構え、高い能力を持った人々のために70〜100人の雇用を創出し、世界中からトップレベルの科学者や企業研究者を集めることで、オンタリオ州を生命科学センターの先進地として位置付けることが期待されています。2016年の初めに運用を開始する予定です。
オンタリオ州政府経済開発省、エリック・ホスキンズ(Eric Hoskins)大臣は、次のように述べています。
「急速に発展する免疫細胞療法に焦点を当て、マックマスター大学と、フラウンホファー細胞療法・免疫研究所のコラボレーション(共同プロジェクト)を支援できることは大変喜ばしい。」
マックマスター大学、パトリック・ディーン(Patrick Deane)学長 兼 副総長は、次のように述べています。
「マックマスターは、生命科学と生物医工学における強力な研究の中心にいます。オンタリオ州の投資は、我々の才能やリソースを最大限活用し、世界市場に向けた研究事業化の加速を可能にしてくれます。フラウンホファーとのパートナーシップは高価値の雇用を創出するだけでなく、オンタリオ州民の健康を高め、次世代のリーダーを養うことに役立つでしょう。」
フラウンホファー細胞療法・免疫研究所、フランク・エムリッヒ(Frank Emmrich)所長は、以下のように述べています。
「ハミルトン市とマックマスター大学の、バイオテクノロジー分野における産業創出の努力および研究開発能力に感銘を受け、共同プロジェクトを進めることに賛同しました。今回の構想は、オンタリオ州に経済的恩恵をもたらすはずです。細胞療法の重要性を理解してくれた州政府の姿勢を高く評価するとともに、有益な未来を確実にするための支援に感謝しています。」
※為替レートは1カナダドル=93円で計算しています。
■オンタリオ州について
オンタリオ州はカナダ経済の中心地となっており、カナダ全体のGDPの38%、人口の39%、カナダの輸出品の39%がオンタリオ州に集中しています。あらゆる規模の事業者に対する財政面や事業面でのサポート体制、イノベーションや研究開発を促進させる資金支援プログラム、G7の中で最も高い教育水準を誇る労働力などをベースにして、オンタリオ州は、カナダ最大の経済圏、かつ、北米でトップ10の経済圏となっています。
約200社の日系企業が、オンタリオ州に投資しており、ホンダ、トヨタ、日産、三菱重工業、カプコン、コーエイ、アステラス製薬、武田薬品工業、キャノンなどの主要企業が現地法人を置いています。日本はオンタリオ州の5番目の貿易相手国となっており、また、当州への海外資本投資額のうち、日本からの投資額が約9%を占めます。