「大阪第5データセンター」の建設開始について〜関西エリアにおけるクラウド・データセンター需要の拡大に対応〜
[14/06/10]
提供元:@Press
提供元:@Press
NTTコミュニケーションズ株式会社(略称:NTT Com)は、大阪市内で5番目の「大阪第5データセンター」の建設を開始します。
本データセンターは、大阪市の中心部に位置し、サーバールーム面積約3,700m2(1,600ラック相当)を2015年度第4四半期より提供開始予定です。
1. 背景
近年、企業において想定を超える自然災害への対策やエネルギー消費の見直しなどにより、ICTアウトソーシングや事業継続性を高めるディザスタ・リカバリ対策、クラウドコンピューティングなどのニーズが急速に高まっています。
NTT Comは、これまでも需要の拡大に対応し、日本国内主要都市や海外拠点で、データセンターや関連サービスを拡充してきました。特に大阪は、金融や製造業などを中心に本社機能を関西圏に集積する企業増加に伴うシステム規模の拡大や、首都圏のデータセンターのバックアップサイトとしての利用増などから、今後の成長が大きく見込まれるため、大阪市内に新たなデータセンターを建設するものです。
「大阪第5データセンター」の外観イメージ
http://www.atpress.ne.jp/releases/47136/img_47136_1.jpg
2. 概要・特長
「大阪第5データセンター」は、Nexcenter(*1)ブランドの下で高い品質の保証された、関西エリアにおける大規模データセンターです。コストパフォーマンスに優れた先進のファシリティ&オペレーションの提供、各種設備や運用仕様を柔軟に変更できるなど、「高品質」、「低コスト」、「柔軟性」を統合した次世代データセンターサービスを提供します。また、本データセンターは、NTT Comが提供するクラウド基盤と仮想ネットワーク(*2)で接続することにより、クラウドサービスとコロケーションサービスを併用したハイブリッドクラウド環境を手軽に実現できます。
(別紙)「大阪第5データセンター」建設の概要
http://www.atpress.ne.jp/releases/47136/att_47136_1.pdf
(1) 最新の技術・ベストプラクティスを適用し、低コスト運用を実現
NTT Comグループが持つ世界各国での豊富なデータセンター設計・運用経験に基づき自社設計した、エネルギー効率の高い水冷式空調機、壁面吹き出し空調方式、建物外気温を利用して空調機の消費電力を削減する外気冷房システム、高効率な電力設備を導入し、関西圏では初めて、全国でもトップレベルのPUE(電力使用効率)(*3)「1.3(設計値)」を実現します。
ほかにも、既存建物基礎の有効活用、剛性を保ちつつ鋼材量を減少できるメガストラクチャー構造の採用、効率的な設備レイアウトなどにより建設費を削減します。
これらにより、これまで提供中の同クラスのデータセンターより約30%低コスト化を実現します。
(2) 高利便性、「とう道」直結、異なる変電所からの受電で、
BCP拠点としても最適な最高クラスのディザスタ・リカバリ性能を実現
大阪市内中心地に位置し、新大阪駅をはじめとする複数駅からのアクセスが可能な利便性の高い立地です。公共交通機関が止まるなどの万が一の事態でも、全大阪市内および近郊から徒歩でアクセスすることが可能です。
阪神・淡路大震災や東日本大震災クラスの地震でも建物に支障がない免震構造を採用、さらに直下にある上町断層地震時に生じる大きな上下振動を抑える制振装置を配置しており、お客さまの機器への影響を最小限にできます。また、本データセンターは、大型の通信用耐震トンネル「とう道」に直結することにより、建物に引き込まれる通信ケーブルが地震や道路掘削などにより損傷する心配がありません。
敷地は大阪湾から約6km、淀川から約3km離れており、南海トラフ地震により想定される津波、洪水、高潮などの水害が発生しても、電力設備、通信設備、サーバールーム、その他の重要設備は全て建物2階以上(地面より7m以上)に設置されるため、データセンターの運用継続が可能です。
さらに、異なる変電所から異ルートで電力供給を受けることにより、極めて高い電力供給信頼性を実現します。
加えて、建物内には、バックアップ電源やサーバールーム間の通信接続環境も整えたオフィスルーム(約43m2)をご用意することで、東京をはじめとする他都市のBCP拠点としてご活用いただけます。
(3) 西日本地域のネットワーク集約拠点である大阪堂島エリアと
同等の理想的なネットワーク環境
関西エリアのIX(*4)拠点である大阪堂島エリアの既存データセンターと「とう道」により光ファイバーを直結。お客さまは本データセンターを、大阪堂島エリアと同等の低遅延かつ高品質ネットワーク接続環境をご利用いただけます
高速・大容量のインターネットバックボーン、「Arcstar Universal One」など全世界をカバーする豊富なネットワークサービスを利用できるだけでなく、全世界のデータセンターやクラウドサービスを組み合わせた柔軟なシステム拡張が実現できます。
また本データセンターでは、SDN(*5)を活用したコロケーション接続サービス(*6)を利用することにより、Bizホスティング Enterprise Cloudとの接続が可能で、お客さまは、クラウドやコロケーション間の距離や設備環境を意識せず、ハイブリッドクラウド環境として一体的に運用することができます。
*1:データセンターサービス ブランド「Nexcenter(TM)」
(ブランドロゴ)
http://www.atpress.ne.jp/releases/47136/img_47136_2.jpg
グローバル品質でフルサポート、先進のデータセンターサービスで、お客さまのビジネスを加速します。
*2:SDN/OpenFlowなどの技術を活用し、システム構成変更時の変更作業がオンデマンドかつ柔軟に可能となるネットワーク
*3:PUE(Power Usage Effectiveness)(電力使用効率)=データセンター全体の電力消費量÷ICT装置の電力消費量、PUE値が低いほど効率がよく、省エネ性能に優れている。最新のデータセンターでは、1.5以下を目指して設計されることが多い。
*4:Internet Exchange
複数のインターネットサービスプロバイダなどを接続するインターネット上の相互接続点。
*5:Software-Defined Networking
ネットワークをソフトウェアで制御する概念。
*6:Bizホスティング Enterprise Cloud 1拠点に対し、指定コロケーションラックへの1接続分は無料でご利用いただけます。なお、複数のコロケーションラックへ接続する場合は、2接続目から月額料金96,000円(税別、初期費用は無料)がかかります
本データセンターは、大阪市の中心部に位置し、サーバールーム面積約3,700m2(1,600ラック相当)を2015年度第4四半期より提供開始予定です。
1. 背景
近年、企業において想定を超える自然災害への対策やエネルギー消費の見直しなどにより、ICTアウトソーシングや事業継続性を高めるディザスタ・リカバリ対策、クラウドコンピューティングなどのニーズが急速に高まっています。
NTT Comは、これまでも需要の拡大に対応し、日本国内主要都市や海外拠点で、データセンターや関連サービスを拡充してきました。特に大阪は、金融や製造業などを中心に本社機能を関西圏に集積する企業増加に伴うシステム規模の拡大や、首都圏のデータセンターのバックアップサイトとしての利用増などから、今後の成長が大きく見込まれるため、大阪市内に新たなデータセンターを建設するものです。
「大阪第5データセンター」の外観イメージ
http://www.atpress.ne.jp/releases/47136/img_47136_1.jpg
2. 概要・特長
「大阪第5データセンター」は、Nexcenter(*1)ブランドの下で高い品質の保証された、関西エリアにおける大規模データセンターです。コストパフォーマンスに優れた先進のファシリティ&オペレーションの提供、各種設備や運用仕様を柔軟に変更できるなど、「高品質」、「低コスト」、「柔軟性」を統合した次世代データセンターサービスを提供します。また、本データセンターは、NTT Comが提供するクラウド基盤と仮想ネットワーク(*2)で接続することにより、クラウドサービスとコロケーションサービスを併用したハイブリッドクラウド環境を手軽に実現できます。
(別紙)「大阪第5データセンター」建設の概要
http://www.atpress.ne.jp/releases/47136/att_47136_1.pdf
(1) 最新の技術・ベストプラクティスを適用し、低コスト運用を実現
NTT Comグループが持つ世界各国での豊富なデータセンター設計・運用経験に基づき自社設計した、エネルギー効率の高い水冷式空調機、壁面吹き出し空調方式、建物外気温を利用して空調機の消費電力を削減する外気冷房システム、高効率な電力設備を導入し、関西圏では初めて、全国でもトップレベルのPUE(電力使用効率)(*3)「1.3(設計値)」を実現します。
ほかにも、既存建物基礎の有効活用、剛性を保ちつつ鋼材量を減少できるメガストラクチャー構造の採用、効率的な設備レイアウトなどにより建設費を削減します。
これらにより、これまで提供中の同クラスのデータセンターより約30%低コスト化を実現します。
(2) 高利便性、「とう道」直結、異なる変電所からの受電で、
BCP拠点としても最適な最高クラスのディザスタ・リカバリ性能を実現
大阪市内中心地に位置し、新大阪駅をはじめとする複数駅からのアクセスが可能な利便性の高い立地です。公共交通機関が止まるなどの万が一の事態でも、全大阪市内および近郊から徒歩でアクセスすることが可能です。
阪神・淡路大震災や東日本大震災クラスの地震でも建物に支障がない免震構造を採用、さらに直下にある上町断層地震時に生じる大きな上下振動を抑える制振装置を配置しており、お客さまの機器への影響を最小限にできます。また、本データセンターは、大型の通信用耐震トンネル「とう道」に直結することにより、建物に引き込まれる通信ケーブルが地震や道路掘削などにより損傷する心配がありません。
敷地は大阪湾から約6km、淀川から約3km離れており、南海トラフ地震により想定される津波、洪水、高潮などの水害が発生しても、電力設備、通信設備、サーバールーム、その他の重要設備は全て建物2階以上(地面より7m以上)に設置されるため、データセンターの運用継続が可能です。
さらに、異なる変電所から異ルートで電力供給を受けることにより、極めて高い電力供給信頼性を実現します。
加えて、建物内には、バックアップ電源やサーバールーム間の通信接続環境も整えたオフィスルーム(約43m2)をご用意することで、東京をはじめとする他都市のBCP拠点としてご活用いただけます。
(3) 西日本地域のネットワーク集約拠点である大阪堂島エリアと
同等の理想的なネットワーク環境
関西エリアのIX(*4)拠点である大阪堂島エリアの既存データセンターと「とう道」により光ファイバーを直結。お客さまは本データセンターを、大阪堂島エリアと同等の低遅延かつ高品質ネットワーク接続環境をご利用いただけます
高速・大容量のインターネットバックボーン、「Arcstar Universal One」など全世界をカバーする豊富なネットワークサービスを利用できるだけでなく、全世界のデータセンターやクラウドサービスを組み合わせた柔軟なシステム拡張が実現できます。
また本データセンターでは、SDN(*5)を活用したコロケーション接続サービス(*6)を利用することにより、Bizホスティング Enterprise Cloudとの接続が可能で、お客さまは、クラウドやコロケーション間の距離や設備環境を意識せず、ハイブリッドクラウド環境として一体的に運用することができます。
*1:データセンターサービス ブランド「Nexcenter(TM)」
(ブランドロゴ)
http://www.atpress.ne.jp/releases/47136/img_47136_2.jpg
グローバル品質でフルサポート、先進のデータセンターサービスで、お客さまのビジネスを加速します。
*2:SDN/OpenFlowなどの技術を活用し、システム構成変更時の変更作業がオンデマンドかつ柔軟に可能となるネットワーク
*3:PUE(Power Usage Effectiveness)(電力使用効率)=データセンター全体の電力消費量÷ICT装置の電力消費量、PUE値が低いほど効率がよく、省エネ性能に優れている。最新のデータセンターでは、1.5以下を目指して設計されることが多い。
*4:Internet Exchange
複数のインターネットサービスプロバイダなどを接続するインターネット上の相互接続点。
*5:Software-Defined Networking
ネットワークをソフトウェアで制御する概念。
*6:Bizホスティング Enterprise Cloud 1拠点に対し、指定コロケーションラックへの1接続分は無料でご利用いただけます。なお、複数のコロケーションラックへ接続する場合は、2接続目から月額料金96,000円(税別、初期費用は無料)がかかります