〜温泉酵母で“スパ”っとスカルプレボリューション〜「マイクロセンサー理論」に基づいた頭皮の温泉美容液
[14/06/17]
提供元:@Press
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ヘアケア、スキンケアに関する研究開発および総合サービスを提供する株式会社サラヴィオ化粧品(本社:大分県別府市、代表取締役社長:濱田 拓也)は、温泉酵母を用いて作成した「加水分解酵母エキス」の育毛効果についての研究を進めてまいりました。
このたび、加水分解酵母エキスの作用機構をまとめた論文が、香粧品科学研究開発の専門誌であるフレグランスジャーナル(FRAGRANCE JOURNAL、Vol.42/No.6)に掲載されました。
[リンク] http://www.fragrance-j.co.jp/magazine/fragrance.html
「加水分解酵母エキス」は、ハリ、コシ、ボリューム、細毛・抜け毛、頭皮の沁みなどでお悩みの方々にご愛顧いただいているM-1シリーズに配合されています。今回証明された数々の事実で、より一層納得して当社製品をご愛用頂ければ幸いです。
【研究の背景】
毛乳頭細胞は発毛シグナルの司令塔と言われ、常にヘアケア研究の中心的存在です。毛髪のヘアサイクル(成長期―退行期―休止期)は、毛包細胞間のシグナル伝達(細胞増殖因子などのやりとり)によって制御されています。毛乳頭細胞における発毛シグナル伝達に深く関与しているのが一次繊毛であると考えられています。
今回、私たちは、毛乳頭細胞の一次繊毛の機能を解明し、新規発毛調節機構として「マイクロセンサー理論」を提唱しました。更に、当社が開発した育毛原料である加水分解酵母エキスが、ミトコンドリア活性の向上を促し、毛乳頭細胞の一次繊毛のセンサー機能を高め、毛母細胞の増殖に関わる成長因子を増加させることを見出しました。
【論文の概要】
(1) 毛乳頭細胞の一次繊毛の可視化
単層培養した毛乳頭細胞の一次繊毛を蛍光顕微鏡観察で可視化し、繊毛長を計測することに成功しました(平均の繊毛長2.2± 1.2 μm)。さらに一次繊毛の伸長を制御する実験システムの構築にも成功しました。
(2) 一次繊毛を介した毛母細胞の活性化
一次繊毛を伸長させた毛乳頭細胞は、毛母細胞(ケラチノサイト)の細胞分裂活性を2倍以上増強させることが分かりました。
(3) 加水分解酵母エキスによる一次繊毛の伸長
加水分解酵母エキスを添加した毛乳頭細胞の一次繊毛は、55%長くなることが分かりました。また、加水分解酵母エキスを除去すると一次繊毛は元に戻り、継続して作用させると伸長効果は維持されることが確認されました。
(4) 加水分解酵母エキスによる細胞賦活化、および遊走活性の増進
加水分解酵母エキスの添加で毛乳頭細胞の代謝活性は60%上昇しました。さらに、創傷治癒の過程でみられる細胞遊走活性を測定したところ、加水分解酵母エキスは毛乳頭細胞の細胞遊走能を著しく促進させることが分かりました。
(5) ヘアサイクル関連遺伝子の発現に対する加水分解酵母エキスの制御
DNAマイクロアレイを用いた大規模な遺伝子解析(データ数6万以上)によって、加水分解酵母エキスは毛乳頭細胞から分泌される様々な細胞増殖因子(FGF-10、VEGF、PDGFなど)の発現を増強させることが判明しました。
(6) 加水分解酵母エキスによるFGF-10の増強
FGF-10は、毛髪の成長における毛母細胞の細胞増殖因子として知られています。加水分解酵母エキスを添加した毛乳頭細胞では、FGF-10の発現が著しく増強されることが明らかになりました。
(7) 加水分解酵母エキスによる細胞内エネルギーの増強
細胞遊走能や細胞増殖因子の発現は、細胞エネルギー(アデノシン三リン酸、ATP)の多大な消費を伴う細胞機能です。細胞内のATP生産工場として知られるミトコンドリアに注目して、構造および機能解析を行ったところ、加水分解酵母エキスは毛乳頭細胞の線維状ミトコンドリアの量を増やすことで、細胞内ATP量を増大させることを見出しました。
(8) マイクロセンサー理論の提唱
毛乳頭細胞の一次繊毛の伸長に伴って、より多くの発毛シグナル分子が産出されて、毛髪のもとである毛母細胞や頭皮の土台である線維芽細胞を活性化することで、健やかな毛髪の成長が促進されることが示唆されました。この新しい、発毛調節機構を「マイクロセンサー理論」と名付けました。
【今後の研究】
これまで頭皮の血行促進や男性ホルモン阻害剤などの育毛効果を持つ数々の原料が開発されてきましたが、依然として多くの方々が毛髪のトラブルで悩んでおられます。当社で開発した「加水分解酵母エキス」は全く新しい作用機序を示します。今回提唱した「マイクロセンサー理論」は、皮膚やその他の組織においても応用が可能であると考えています。今回確立した理論や手技をより多くの分野に発展させて、様々な問題で悩んでおられる方のお役に立てるような商品開発を繰り広げてまいります。
【著者】
松島一幸、末松実佳、御筆千絵、加世田国与士
【論文発表に使用した資料(抜粋)】
<毛乳頭細胞の一次繊毛(左:対照、中:伸長させた細胞)、および一次繊毛の伸長に伴う毛母細胞の活性化(右)>
http://www.atpress.ne.jp/releases/47595/img_47595_1.jpg
<加水分解酵母エキスによる育毛関連遺伝子の発現増強(左、右上)、およびミトコンドリアの構造変化(右下)>
http://www.atpress.ne.jp/releases/47595/img_47595_2.jpg
<毛乳頭細胞の一次繊毛を介した細胞間シグナル伝達、および加水分解酵母エキスによる発毛活性化機構(マイクロセンサー理論)>
http://www.atpress.ne.jp/releases/47595/img_47595_3.jpg
■会社概要
名称 : 株式会社サラヴィオ化粧品
所在地 : 大分県別府市大字鶴見1356-6
代表者 : 代表取締役社長 濱田 拓也
設立 : 2006年7月20日
資本金 : 6,300万円
業務内容: スキンケア、ヘアケア、ヘルスケア
化粧品、健康食品の製造販売
URL : http://www.saravio.jp
このたび、加水分解酵母エキスの作用機構をまとめた論文が、香粧品科学研究開発の専門誌であるフレグランスジャーナル(FRAGRANCE JOURNAL、Vol.42/No.6)に掲載されました。
[リンク] http://www.fragrance-j.co.jp/magazine/fragrance.html
「加水分解酵母エキス」は、ハリ、コシ、ボリューム、細毛・抜け毛、頭皮の沁みなどでお悩みの方々にご愛顧いただいているM-1シリーズに配合されています。今回証明された数々の事実で、より一層納得して当社製品をご愛用頂ければ幸いです。
【研究の背景】
毛乳頭細胞は発毛シグナルの司令塔と言われ、常にヘアケア研究の中心的存在です。毛髪のヘアサイクル(成長期―退行期―休止期)は、毛包細胞間のシグナル伝達(細胞増殖因子などのやりとり)によって制御されています。毛乳頭細胞における発毛シグナル伝達に深く関与しているのが一次繊毛であると考えられています。
今回、私たちは、毛乳頭細胞の一次繊毛の機能を解明し、新規発毛調節機構として「マイクロセンサー理論」を提唱しました。更に、当社が開発した育毛原料である加水分解酵母エキスが、ミトコンドリア活性の向上を促し、毛乳頭細胞の一次繊毛のセンサー機能を高め、毛母細胞の増殖に関わる成長因子を増加させることを見出しました。
【論文の概要】
(1) 毛乳頭細胞の一次繊毛の可視化
単層培養した毛乳頭細胞の一次繊毛を蛍光顕微鏡観察で可視化し、繊毛長を計測することに成功しました(平均の繊毛長2.2± 1.2 μm)。さらに一次繊毛の伸長を制御する実験システムの構築にも成功しました。
(2) 一次繊毛を介した毛母細胞の活性化
一次繊毛を伸長させた毛乳頭細胞は、毛母細胞(ケラチノサイト)の細胞分裂活性を2倍以上増強させることが分かりました。
(3) 加水分解酵母エキスによる一次繊毛の伸長
加水分解酵母エキスを添加した毛乳頭細胞の一次繊毛は、55%長くなることが分かりました。また、加水分解酵母エキスを除去すると一次繊毛は元に戻り、継続して作用させると伸長効果は維持されることが確認されました。
(4) 加水分解酵母エキスによる細胞賦活化、および遊走活性の増進
加水分解酵母エキスの添加で毛乳頭細胞の代謝活性は60%上昇しました。さらに、創傷治癒の過程でみられる細胞遊走活性を測定したところ、加水分解酵母エキスは毛乳頭細胞の細胞遊走能を著しく促進させることが分かりました。
(5) ヘアサイクル関連遺伝子の発現に対する加水分解酵母エキスの制御
DNAマイクロアレイを用いた大規模な遺伝子解析(データ数6万以上)によって、加水分解酵母エキスは毛乳頭細胞から分泌される様々な細胞増殖因子(FGF-10、VEGF、PDGFなど)の発現を増強させることが判明しました。
(6) 加水分解酵母エキスによるFGF-10の増強
FGF-10は、毛髪の成長における毛母細胞の細胞増殖因子として知られています。加水分解酵母エキスを添加した毛乳頭細胞では、FGF-10の発現が著しく増強されることが明らかになりました。
(7) 加水分解酵母エキスによる細胞内エネルギーの増強
細胞遊走能や細胞増殖因子の発現は、細胞エネルギー(アデノシン三リン酸、ATP)の多大な消費を伴う細胞機能です。細胞内のATP生産工場として知られるミトコンドリアに注目して、構造および機能解析を行ったところ、加水分解酵母エキスは毛乳頭細胞の線維状ミトコンドリアの量を増やすことで、細胞内ATP量を増大させることを見出しました。
(8) マイクロセンサー理論の提唱
毛乳頭細胞の一次繊毛の伸長に伴って、より多くの発毛シグナル分子が産出されて、毛髪のもとである毛母細胞や頭皮の土台である線維芽細胞を活性化することで、健やかな毛髪の成長が促進されることが示唆されました。この新しい、発毛調節機構を「マイクロセンサー理論」と名付けました。
【今後の研究】
これまで頭皮の血行促進や男性ホルモン阻害剤などの育毛効果を持つ数々の原料が開発されてきましたが、依然として多くの方々が毛髪のトラブルで悩んでおられます。当社で開発した「加水分解酵母エキス」は全く新しい作用機序を示します。今回提唱した「マイクロセンサー理論」は、皮膚やその他の組織においても応用が可能であると考えています。今回確立した理論や手技をより多くの分野に発展させて、様々な問題で悩んでおられる方のお役に立てるような商品開発を繰り広げてまいります。
【著者】
松島一幸、末松実佳、御筆千絵、加世田国与士
【論文発表に使用した資料(抜粋)】
<毛乳頭細胞の一次繊毛(左:対照、中:伸長させた細胞)、および一次繊毛の伸長に伴う毛母細胞の活性化(右)>
http://www.atpress.ne.jp/releases/47595/img_47595_1.jpg
<加水分解酵母エキスによる育毛関連遺伝子の発現増強(左、右上)、およびミトコンドリアの構造変化(右下)>
http://www.atpress.ne.jp/releases/47595/img_47595_2.jpg
<毛乳頭細胞の一次繊毛を介した細胞間シグナル伝達、および加水分解酵母エキスによる発毛活性化機構(マイクロセンサー理論)>
http://www.atpress.ne.jp/releases/47595/img_47595_3.jpg
■会社概要
名称 : 株式会社サラヴィオ化粧品
所在地 : 大分県別府市大字鶴見1356-6
代表者 : 代表取締役社長 濱田 拓也
設立 : 2006年7月20日
資本金 : 6,300万円
業務内容: スキンケア、ヘアケア、ヘルスケア
化粧品、健康食品の製造販売
URL : http://www.saravio.jp