JMOOC公認サイト「gacco」、7月度の開講、募集開始について
[14/07/02]
提供元:@Press
提供元:@Press
NTTナレッジ・スクウェア株式会社(以下 ナレッジ・スクウェア)は株式会社NTTドコモ(以下 ドコモ)と共同で推進する、一般社団法人日本オープンオンライン教育推進協議会(以下 JMOOC)公認の、日本初の大規模公開オンライン講座(MOOC※1)提供サイト「gacco(ガッコ)」( http://gacco.org/ )において、7月度は1講座が開講し、6講座の募集を開始いたします。また、芝浦工業大学の講座開設も決定いたしました。
「gacco」では、現在62,000名を越える会員登録があり、4月に開講した本郷 和人 教授(東京大学)の「日本中世の自由と平等」、5月に開講した村井 純 教授(慶應義塾大学)の「インターネット」、6月に開講した栗崎 周平 准教授(早稲田大学)の「国際安全保障論」と3講座連続して、1講座あたり1万名を超える方に受講いただいております。今後も講座の拡充を加速し、新しい学びの場の普及に努めます。
■新規に開講する1講座
「gacco」第4弾講座として「オープンエデュケーションと未来の学び」(北海道大学 重田 勝介 准教授 他)が7月7日に開講します。本講座は、MOOCに代表される「オープンエデュケーション」(インターネット上で広く教育活動を提供する活動)について、4週間で学習するコースです。“MOOCで学ぶMOOC講座”として多数の期待を集めて開講します。
■6講座で募集を開始
7月度は6講座の受講募集を開始し、ビジネスパーソン向けの講座、ビッグデータ活用に関する講座、心理学系の講座、京都の歴史に関する講座、化学系の講座、観光関連の講座と多様なラインナップをご用意いたしました。6講座の中で特徴的な講座をご紹介します。
1つ目は、関西大学(吉田 宗弘 教授、上田 正人 准教授、石川 正司 教授、岩崎 泰彦 教授、河原 秀久 教授)の「化学生命工学が作る未来」です。
この講座では、化学・生命・マテリアルをキーワードに、21世紀の「ものづくり」と「先端技術」の発展に貢献するための研究に邁進する化学生命工学部の4名の研究者がそれぞれの研究分野の講義を担当します。
第1週(上田 講師)は、原子・分子同士の「化学結合」から、原子配列の乱れの役割、材料設計の地図となる「状態図」の読み方まで、金属・無機材料科学の基礎を解説し、原子レベルで巧妙に設計された実用材料の内部に迫ります。
第2週(石川 講師)では、効率のよいエネルギーが必要とされる社会に欠かせない蓄電池の技術について、応用化学の視点から学習します。
第3週(岩崎 講師)は、高分子系バイオマテリアルに焦点を当てながら、その設計・合成・分析・評価の方法、それらの応用例を解説し、新しい次世代型バイオマテリアルを設計するための指針を探ります。
第4週(河原 講師)では、昨今のバイオテクノロジー技術に重要な生物であり、原始地球において最初の生命体として発生した細菌である微生物の働きを応用した様々な工業生産技術や、発酵産業を基にした応用例について学習します。
また、本講座では、「理工系の学問は実験を通して学ぶことが重要」という同学の理念に基づき、「gacco」で初めての実験スタイルの反転学習コース(オンラインで学習した内容をもとに対面で発展的な講義を行う対面授業付きコース)を提供します。
2つ目は、立命館大学(矢野 桂司 教授と木立 雅朗 教授)の「歴史都市京都の文化・景観・伝統工芸」です。
前半の講義(矢野 講師)では、地理情報システム(GIS)を用いて、歴史都市京都の現在・過去・未来の景観や文化をコンピュータ上に再現し、これらの変遷を明らかにするとともに、将来の京都の景観についても学習します。
後半の講義(木立 講師)では、京都の一般的なイメージとは異なる、考古学や文献史学によって明らかにされた中世以降の京都の移り変わりを通じて、「いま現在」の京都の悩みや試み、さらには、京都の伝統工芸を守り伝えるためのさまざまな努力を学習することで、新たな京都の魅力の発見を促します。
各講座のシラバス等の詳細情報は「gacco」ホームページ上にてご確認ください。
「gacco」ホームページ: http://gacco.org/
■2014年7月に募集開始をする講座
●ビジネススクール(入門)
募集開始:7月2日(予定)
開講日 :10月8日(予定)
反転学習:実施
担当講師:名古屋商科大学 長沢 雄次 教授
岩澤 誠一郎 教授
山田 隆 教授
小山 龍介 客員教授
北原 康富 教授
伊藤 祐輔 教授
●デジタルアーカイブのつくり方
〜 ビッグデータ・オープンデータを紡いで社会につなぐ 〜
募集開始:7月10日(予定)
開講日 :10月10日(予定)
担当講師:首都大学東京 渡邉 英徳 准教授
●モチベーション・マネジメント
募集開始:7月30日(予定)
開講日 :10月22日(予定)
担当講師:東京未来大学 角山 剛 教授
●化学生命工学が作る未来
募集開始:7月30日(予定)
開講日 :10月22日(予定)
反転学習:実施
担当講師:関西大学 吉田 宗弘 教授
上田 正人 准教授
石川 正司 教授
岩崎 泰彦 教授
河原 秀久 教授
●歴史都市京都の文化・景観・伝統工芸
募集開始:7月30日(予定)
開講日 :10月29日(予定)
担当講師:立命館大学 矢野 桂司 教授
木立 雅朗 教授
●交流文学研究 〜 東南アジアへの旅 〜
募集開始:7月30日(予定)
開講日 :10月29日(予定)
反転学習:実施
担当講師:立教大学 舛谷 鋭 教授
■芝浦工業大学「イノベーション入門 〜 技術経営の活かし方 〜」を追加
芝浦工業大学の田中 秀穂 教授、稲村 雄大 准教授、平田 貞代 准教授、加藤 恭子 准教授による「イノベーション入門 〜 技術経営の活かし方 〜」が、「gacco」で開講されることが決定しました。
本講座では、日本で最初のMOT(Management of Technology、技術系のMBAと呼ばれる)プログラムを提供している、芝浦工業大学 大学院工学マネジメント研究科の講座がベースとなっており、研究や開発の成果を得ることだけで満足してしまうのではなく、その成果(技術)をビジネスに結び付けるための能力と活動について学びます。
本講座は、主に新製品開発の担当者の方を対象としていますが、技術経営を体系的に学んで、技術系マネージャーへのキャリアアップを目指すビジネスパーソンや、理系学生の皆様などに受講していただきたい講座です。(2014年秋開講予定)
<講座概要>
講座名 :イノベーション入門 〜 技術経営の活かし方 〜
募集開始:2014年8月中旬募集開始予定
開講日 :2014年11月中旬開講予定
反転学習:実施
担当講師:芝浦工業大学 田中 秀穂 教授
稲村 雄大 准教授
平田 貞代 准教授
加藤 恭子 准教授
「gacco」を提供するドコモ、ナレッジ・スクウェアは、今後もJMOOCと連携し、国内でのMOOCの普及・推進に取り組んでまいります。
※1 MOOC:Massive Open Online Coursesの略。Web上で誰でも無料で参加可能な、大規模かつオープンな講義を提供し、修了者に対して修了証を発行する教育サービス。2012年より米国を中心として、主要大学および有名教授によるオープンオンライン講座として公開され、世界中から1,000万人以上が受講している。
「gacco」では、現在62,000名を越える会員登録があり、4月に開講した本郷 和人 教授(東京大学)の「日本中世の自由と平等」、5月に開講した村井 純 教授(慶應義塾大学)の「インターネット」、6月に開講した栗崎 周平 准教授(早稲田大学)の「国際安全保障論」と3講座連続して、1講座あたり1万名を超える方に受講いただいております。今後も講座の拡充を加速し、新しい学びの場の普及に努めます。
■新規に開講する1講座
「gacco」第4弾講座として「オープンエデュケーションと未来の学び」(北海道大学 重田 勝介 准教授 他)が7月7日に開講します。本講座は、MOOCに代表される「オープンエデュケーション」(インターネット上で広く教育活動を提供する活動)について、4週間で学習するコースです。“MOOCで学ぶMOOC講座”として多数の期待を集めて開講します。
■6講座で募集を開始
7月度は6講座の受講募集を開始し、ビジネスパーソン向けの講座、ビッグデータ活用に関する講座、心理学系の講座、京都の歴史に関する講座、化学系の講座、観光関連の講座と多様なラインナップをご用意いたしました。6講座の中で特徴的な講座をご紹介します。
1つ目は、関西大学(吉田 宗弘 教授、上田 正人 准教授、石川 正司 教授、岩崎 泰彦 教授、河原 秀久 教授)の「化学生命工学が作る未来」です。
この講座では、化学・生命・マテリアルをキーワードに、21世紀の「ものづくり」と「先端技術」の発展に貢献するための研究に邁進する化学生命工学部の4名の研究者がそれぞれの研究分野の講義を担当します。
第1週(上田 講師)は、原子・分子同士の「化学結合」から、原子配列の乱れの役割、材料設計の地図となる「状態図」の読み方まで、金属・無機材料科学の基礎を解説し、原子レベルで巧妙に設計された実用材料の内部に迫ります。
第2週(石川 講師)では、効率のよいエネルギーが必要とされる社会に欠かせない蓄電池の技術について、応用化学の視点から学習します。
第3週(岩崎 講師)は、高分子系バイオマテリアルに焦点を当てながら、その設計・合成・分析・評価の方法、それらの応用例を解説し、新しい次世代型バイオマテリアルを設計するための指針を探ります。
第4週(河原 講師)では、昨今のバイオテクノロジー技術に重要な生物であり、原始地球において最初の生命体として発生した細菌である微生物の働きを応用した様々な工業生産技術や、発酵産業を基にした応用例について学習します。
また、本講座では、「理工系の学問は実験を通して学ぶことが重要」という同学の理念に基づき、「gacco」で初めての実験スタイルの反転学習コース(オンラインで学習した内容をもとに対面で発展的な講義を行う対面授業付きコース)を提供します。
2つ目は、立命館大学(矢野 桂司 教授と木立 雅朗 教授)の「歴史都市京都の文化・景観・伝統工芸」です。
前半の講義(矢野 講師)では、地理情報システム(GIS)を用いて、歴史都市京都の現在・過去・未来の景観や文化をコンピュータ上に再現し、これらの変遷を明らかにするとともに、将来の京都の景観についても学習します。
後半の講義(木立 講師)では、京都の一般的なイメージとは異なる、考古学や文献史学によって明らかにされた中世以降の京都の移り変わりを通じて、「いま現在」の京都の悩みや試み、さらには、京都の伝統工芸を守り伝えるためのさまざまな努力を学習することで、新たな京都の魅力の発見を促します。
各講座のシラバス等の詳細情報は「gacco」ホームページ上にてご確認ください。
「gacco」ホームページ: http://gacco.org/
■2014年7月に募集開始をする講座
●ビジネススクール(入門)
募集開始:7月2日(予定)
開講日 :10月8日(予定)
反転学習:実施
担当講師:名古屋商科大学 長沢 雄次 教授
岩澤 誠一郎 教授
山田 隆 教授
小山 龍介 客員教授
北原 康富 教授
伊藤 祐輔 教授
●デジタルアーカイブのつくり方
〜 ビッグデータ・オープンデータを紡いで社会につなぐ 〜
募集開始:7月10日(予定)
開講日 :10月10日(予定)
担当講師:首都大学東京 渡邉 英徳 准教授
●モチベーション・マネジメント
募集開始:7月30日(予定)
開講日 :10月22日(予定)
担当講師:東京未来大学 角山 剛 教授
●化学生命工学が作る未来
募集開始:7月30日(予定)
開講日 :10月22日(予定)
反転学習:実施
担当講師:関西大学 吉田 宗弘 教授
上田 正人 准教授
石川 正司 教授
岩崎 泰彦 教授
河原 秀久 教授
●歴史都市京都の文化・景観・伝統工芸
募集開始:7月30日(予定)
開講日 :10月29日(予定)
担当講師:立命館大学 矢野 桂司 教授
木立 雅朗 教授
●交流文学研究 〜 東南アジアへの旅 〜
募集開始:7月30日(予定)
開講日 :10月29日(予定)
反転学習:実施
担当講師:立教大学 舛谷 鋭 教授
■芝浦工業大学「イノベーション入門 〜 技術経営の活かし方 〜」を追加
芝浦工業大学の田中 秀穂 教授、稲村 雄大 准教授、平田 貞代 准教授、加藤 恭子 准教授による「イノベーション入門 〜 技術経営の活かし方 〜」が、「gacco」で開講されることが決定しました。
本講座では、日本で最初のMOT(Management of Technology、技術系のMBAと呼ばれる)プログラムを提供している、芝浦工業大学 大学院工学マネジメント研究科の講座がベースとなっており、研究や開発の成果を得ることだけで満足してしまうのではなく、その成果(技術)をビジネスに結び付けるための能力と活動について学びます。
本講座は、主に新製品開発の担当者の方を対象としていますが、技術経営を体系的に学んで、技術系マネージャーへのキャリアアップを目指すビジネスパーソンや、理系学生の皆様などに受講していただきたい講座です。(2014年秋開講予定)
<講座概要>
講座名 :イノベーション入門 〜 技術経営の活かし方 〜
募集開始:2014年8月中旬募集開始予定
開講日 :2014年11月中旬開講予定
反転学習:実施
担当講師:芝浦工業大学 田中 秀穂 教授
稲村 雄大 准教授
平田 貞代 准教授
加藤 恭子 准教授
「gacco」を提供するドコモ、ナレッジ・スクウェアは、今後もJMOOCと連携し、国内でのMOOCの普及・推進に取り組んでまいります。
※1 MOOC:Massive Open Online Coursesの略。Web上で誰でも無料で参加可能な、大規模かつオープンな講義を提供し、修了者に対して修了証を発行する教育サービス。2012年より米国を中心として、主要大学および有名教授によるオープンオンライン講座として公開され、世界中から1,000万人以上が受講している。