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住宅のための電磁波新基準「EMEAJ-01-2014」を7月31日に発表 〜消費者に安心と安全を提供する「優良性能住宅認定」も同時開始〜

電磁波を調査、研究する一般社団法人全国電磁波測定士協会(事務局:千葉県市川市、理事長:中川 信緒)は、住宅をはじめとする建築物が満たすべき基準として「EMEAJ-01-2014(建築電磁環境性能基準、エミアージュ・ゼロワン)」を、2014年7月31日に発表しました。


建築電磁環境性能基準「EMEAJ-01-2014」
URL: http://www.denjiha.org/kijun/01


■目的
「EMEAJ-01-2014」の目的は、建築環境品質の向上です。「家族と暮らし、人を育て、憩い、安らぐことのできるかけがえのない空間」と位置づける政府の住生活基本計画に従い、「リスクをできるかぎり小さく」と考える予防原則の立場で、住宅をはじめとする建築物が満たすべき内容を規定しています。


■背景
2003年から10年にわたり154棟、のべ647箇所のポイントで実施した測定により、電気配線から発生する「電場」と呼ばれる電磁波の強さが、海外の平均値(16.13V/m、WHO環境保健クライテリア(EHC) NO.238より)の10倍以上である箇所は、木造の2階において67%、「磁場」と呼ばれる電磁波の強さがIARC(国際がん研究機関)により「2B(発がん性があるかもしれない)」と評価された数値以上である箇所は、調査対象全体の11%であることがわかりました。
したがって、日本の住宅は海外に比べて電磁波が強く、健康に対する影響が懸念される場合があると言えます。


■内容および基準値
懸念される健康影響を可能な限り最小限にし、安心して暮らせる住環境と言えるよう基準の内容と値を設定しました。設定にあたり各種疫学論文および研究報告書、電磁波の強さを抑える技術の限界値などを参照しています。

内容と値は、次のとおりです。
床、壁、天井の6面が囲まれた空間において「床および高さ1m以下の壁面で電場が25V/m(ボルトパーメートル)未満」「床および3面の壁面で主要電線である幹線からの距離が60cm以上かつ磁場が0.3μT(マイクロテスラ)未満」「アース付コンセントを1箇所以上設置」としました。


■優良性能住宅認定
住宅において寝室、子供室、キッチンなど、長時間滞在する重要居室が基準を満たし、棟全体として建築電磁環境性能が優良であると判断される建物を、優良性能住宅として認定するサービスの提供を同時に開始しました。消費者にとって、注文住宅においては施工店を、分譲マンションや賃貸住宅については物件を、それぞれ安心して選ぶための選択基準として機能することを目指しています。優良認定には申請が必要で、認定に必要な費用は1棟あたり35,000円(税別)です。

<詳細・申込>
URL: http://www.denjiha.org/nintei/hsq


■法人概要
名称  : 一般社団法人全国電磁波測定士協会
代表者 : 理事長 中川 信緒
所在地 : 〒272-0021 千葉県市川市八幡3-8-19 TS八幡ビル2F
設立  : 2009年3月
事業内容: 電磁波に関する調査、研究および情報の発信
URL   : http://www.denjiha.org/
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